【かぐや様は告らせたい】大仏こばちの素顔は?嫌いな人が多いのはなぜ?

伊井野ミコの親友にして秀知院高等部難題女子の一人、大仏こばち。

メガネキャラはメガネを外すと美人と相場が決まっていますが、実際に校外にもファンが多くいる有名人で、ヤンジャン始まって以来の美少女ともっぱらの噂の大仏こばちとはどんな人物か、素顔に迫りました。

 

難題女子とは?

子安つばめ、龍珠桃、不知火ころも、大仏こばちで構成される、秀知院高等部四大美女の総称です。

竹取物語をモチーフにした「かぐや様」ではかぐや姫に求婚した五人の貴公子が生徒会に、かぐや姫が五人の貴公子に出した無理難題の題材が五人に関係する人物として作中に登場します。

 

大仏こばちの素顔

大仏は登場以来ずっと眼鏡の奥の目が描写されることがなく素顔を隠し続けていましたが、最近になって大仏の心情が分かる回も度々登場しており、大仏の本当の素顔が徐々に明らかになってきました。

大仏がメガネを掛け素顔を隠すようになった理由

漫画やアニメなどでメガネを掛けているキャラは、表情や考えを読者に読み取られないようにあえて目が描写されていないこともありますが、大仏こばちはそれを体現しており、何を考えているのか分からない人物としても魅力があります。

これは第20巻192話で初めて出てきた情報で、幼い頃は二世子役としてタレント活動していた大仏は最初の頃は快活で可愛い子でしたが、

  • 芸能人である親のスキャンダル
  • 美人であるが故の嫉妬やひがみ

などをうまく処理できず初等部の高学年の頃には孤立していきました。

容姿が抜きんでて恵まれていたため特に同性からの嫉妬が強く、それを捌けるほどのコミュ力がなかった大仏はミコちゃん以外の同性と付き合うのをやめ異性ばかりと付き合うようになり、さらに非難の的となっていきます。

中等部時代は言い寄る男性も多かったようですが、告白を断った男性に陰で悪口を言われたり悪質なストーカーに悩まされるようになり、容姿を目立たせないようにわざと地味でダサい恰好をするようになりました。

大仏はかなり面倒くさい性格

思春期の多感な時期に複雑な家庭環境やいじめの影響もあって性格が歪んでしまったと回顧する大仏ですが、かぐやが「性格が似ている」と評しているので、性格は悪いのでしょう。

ミコちゃんといつも仲良くしているように見えますが、付き合いが長いこともあり裏ではミコちゃんをガキ扱いし見下している面もあります。

「ミコちゃん面倒くさい女じゃないですか」

「細かいことにうるさいし、思い込みが激しくて、事ある毎に正しい正しくないって」

「ミコちゃんは他に友達が居なかったから、消去法で同じあぶれ者の私とつるんでただけだと思います」

「所詮私とミコちゃんは上っ面の友達ですよ」

引用:かぐや様は告らせたい 第23巻231話

厄介オタクを自認する大仏はこと石上に関してはかなりうるさく、自分ができなかった石上を幸せにするという目的をつばめ先輩に委ねていましたが、石上とつばめ先輩が付き合うに至らなかったことから、より暴走するようになってしまいました。

かぐやですら疲れるほどの闇を抱えており、まさに難題女子です。

大仏は他校に追っかけがいるほど美人でモテモテ

3年の陽キャ筆頭である風野団長とお試しで付き合うほど男に慣れている肉食系女子である一方、団長は遊びで付き合ったつもりはないと断言していることから、大仏がいかにモテているかが分かります。

高校生の3人に1人は神っていると作中何度も出てくるので、もしかしたら大仏も神ってるのかもしれません。

「えっ…だって文化祭を女友達で回るとかダサいし…」

「これ終わったらクリスマスとかも控えてるじゃない、論理的に考えてオトコ要るでしょ?」

引用:かぐや様は告らせたい 第13巻122話

 

神ってるとは?

男女の夜の営みのことを生徒会メンバーが隠語として使い始めた言葉で、子を成す行為が神々の業だというところから神ってると言うようになりました。

柏木と翼のカップルが付き合う前から二人と仲のいい生徒会は、夏休みに二人が一線を越えてしまったのではと考えるようになり、そこが発祥です。

 

「センキュ」

「今さら親に返すワケにもいかないし、キャーキャー言われるの自体は悪い気しないし」

引用:かぐや様は告らせたい 第16巻158話

第16巻158話では大仏こばちが同棲も認めるほどレベル違いの美人であることが言及されており、美人だと言われ慣れていることも伺えます。

校門に追っかけの人がいたり、自慢に聞こえる悩みも嫌味に聞こえず、ミコちゃんも「綺麗なのは客観的事実」だと認めているほどです。

大仏こばちのプロフィールと交友関係

大仏こばちのプロフィールを見ていきましょう。

  • 年齢:16歳
  • 誕生日:6月6日
  • 学校と学年:秀知院学園高等部・1年B組
  • 課外活動:風紀委員
  • 血液型:B型
  • 家族:母親・MEARI 父親・大仏たいき
  • 属性:メガネっ娘
  • 声優:日高里菜
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かぐや様は告らせたいの表紙

大仏の読み方は?

「大仏」と書いて「おさらぎ」と読み、神奈川県鎌倉市をルーツとする実在する苗字です。

「かぐや様は告らせたい」は「竹取物語」が史実だったら?という設定があり、登場人物にもそれぞれモチーフがあり、伊井野ミコのモチーフ「石作皇子」に対する無理難題「仏の御石の鉢」から「大仏こばち」と名付けられました。

大仏の友人関係は?

大仏は初等部、中等部時代はいじめの対象でしたので友達と呼べる人はミコちゃんしかいませんでしたが、ミコちゃんが生徒会に携わることに付随して知り合いを増やしていきます。

誰と仲良くなっていったのでしょうか。

伊井野ミコとの関係

ミコちゃんとは初等部からの親友でミコちゃんの性格や扱い方を理解し陰ながら支えている存在ですが、ミコちゃんは大仏を信頼しており良き相談相手である反面、大仏からミコちゃんに相談したことはなく本心を見せたこともほとんどありません。

自分のことは棚に上げてミコちゃんが子供っぽい面倒くさい性格だとやや見下しているところもあり、たまたま隣の席にいたから仲良くなっただけで、卒業したらすぐに会わなくなる関係だろうとお互い感じています。

それでもお互いの存在に依存しあっていることを大仏は理解していて、成長のためにも一緒にいすぎるのはよくないとも考えだしていたので、ミコちゃんが生徒会長選挙に出た時は推薦人として応援演説をしましたが、自分は生徒会に入らずミコちゃんと適切な距離を置こうと決意しました。

それでも生徒会役員に任命されたミコちゃんを見て自分の事のように流した涙は偽物ではないはずです。

大仏はミコちゃんとの関係を「上っ面の友達」と言いましたが、家に両親がほとんどいない事やいじめに耐え続けるミコちゃんを不憫に思っており、どうにかしてあげたいと思っていました。

本人もいじめを経験していたので矢面に立って庇うことはできませんでしたが、一緒に居続けることによりミコちゃんは心の支えを感じていたはずです。

子安つばめとの関係

ふさぎこんでいた中等部時代に手を差し伸べてくれて、美人で優秀でありながら嫌味っぽく聞こえる悩みに耳を傾けてくれた先輩の子安つばめを尊敬し懐いており、石上との恋愛も応援するようになります。

世の中打算だけで回っていると考えていた大仏は、見返り無しに全ての人を救おうとするつばめ先輩を「いい人」だと感じており、「いい人は幸せにならなければいけない」と考えている大仏は、自分のお気に入りで「いい人」である石上とくっつけようと考えましたが、結果的に二人が付き合うことはなく、その後つばめ先輩をどう思っているかは分かりません。

小野寺麗、不知火ころもとの関係

石上やミコちゃんを中心として同級生とも仲を深めていき、小野寺さんとミコちゃんが文化祭実行委員を経て仲良くなったので、一緒にミコちゃんの家に遊びに行く間柄になり、進級して二年生になった際は呼び捨てにするほど距離も近くなります。

不知火ころもとはミコちゃんがゲームを通して仲良くなったのでクラスメイトとして話すようになっていきますが、ころも自身あまり学校に来ないのでしゃべる相手が限定的なのかもしれません。

四宮かぐやとの関係

かぐやとは「石つば派」として仲良くなり二人で石上を応援したり、つばめ先輩に石上の心証を良くしようとしたりと奮闘しました。

つばめ先輩が卒業した後はミコちゃんとの仲についてかぐやに相談するようになりますが、つばめ先輩ほど面倒見の良くないかぐやにとっては少し負担だったようでかなり参ってしまいます。

性格が似ており、お互い腹に黒いものを抱えていることに気付いていたりと波長が合うようで、ミコちゃんが想像以上に成長していることに気付いた時も二人とも喜んでいました。

マスメディア部との関係

マスメディア部の活動については公式スピンオフ作品「かぐや様を語りたい」で楽しむことができます。

マス部の紀かれん、巨瀬エリカはかぐやを崇拝するコンビですが、かれんの私物「ロマンティックネタ帳」を拾ってからかれんと一度話したいと思っていた大仏は、かぐやにカプ論争について教え込んだ勢いそのままマス部の部室に突撃します。

お互いかなり深い沼にハマっていますが、エリカやかぐやにそんな話をするようになって欲しくないと思っているかれんはタジタジです。

 

ロマンティックネタ帳とは?

かれんが「御行×かぐや」の妄想を書き綴っている、二人の愛の物語について様々なシチュエーションで繰り広げられるいわばナマモノ系の小説や漫画にするためのネタ帳です。

同級生のナマモノ妄想を趣味にしている事が恥ずかしいことだという自覚はあるようですが、人の恋バナを聞いてそれを全て「御行×かぐや」に置き換えようとする癖はなかなか治りません。

大仏に彼氏はいるの?

文化祭の準備で風野団長と急接近した大仏はお試し感覚で付き合い始め、文化祭後夜祭のキャンプファイヤーで一緒に踊ったり、二人でクリスマスを過ごしたりとリア充っぷりを発揮します。

しかしクリスマスが終わって冬休み中には団長をフッているようで、大仏にかなり本気だった団長は重度の傷心を負い、アイドルを応援するようになってしまいました。

 

小ネタ

大仏に注ぐはずだった愛を受け止めてくれたのは日●坂46だったようで、団長は「ひなのなの~」でおなじみの方が推しのようです。

このネタが後に「げんさくひなたざか」に繋がったのではないかと噂されています。

 

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かぐや様は告らせたいの表紙

ちなみに大仏は団長のことをかなり酷評しており、そもそもあまり好きじゃなかったんじゃないかと予想されます。

「顔も性格も良かったけどノリが合わなかった」

引用:かぐや様は告らせたい 第16巻158話

「筋トレしてる姿がむさ苦しくて生理的に無理だった」

引用:かぐや様は告らせたい 第17巻166話

大仏と石上の関係は?

風野団長が筋トレする姿はむさ苦しいと酷評するのに石上が筋トレするというと容認する大仏は、かなり石上のことがお気に入りのようですが、実際石上のことをどのように見ていたのでしょうか。

石上がつばめ先輩と上手くいくのを願う

大仏は中等部時代、細かなことに気付き自分に得の無いことでもする優しさを持っている石上に淡い恋心を抱いていましたが、石上がミコちゃんの机にステラの花とメッセージカードを入れているのを見てしまい、ミコちゃんのことを好きなんだと勘違いして自分の恋を終わらせます。

 

ステラの花とは?

石上が中等部時代、正しいことを推し進めようとするあまり反感を買い続けるミコちゃんが折れてしまわないように、匿名で出したメッセージカードと花です。

ステラの花言葉は「小さな強さ」、メッセージカードには「君の努力はいつか報われる」とあり、その言葉を支えとしてミコちゃんは頑張ってきました。

ミコちゃんはステラを押し花の栞にしてまで大切に持っており、送り主が誰かを未だに知らないミコちゃんは事ある毎に大仏に栞を見せつけ大仏の心をざわつかせます。

 

それでもお気に入りであることは変わりなく、自分と似た者同士である石上とつばめ先輩が上手くいくことを、親友のミコちゃんの恋心より優先し、ミコちゃんが石上を諦めるように「石上とつばめ先輩が上手くいくといいよね」と事ある毎に言ってけん制したり、石上に嫌われる危険を冒して過去の石上暴力事件の真相をつばめ先輩に報告したりしました。

 

石上暴力事件とは?

石上が中等部三年時に起こした暴力事件で、クラス1の陽キャである荻野と大友のカップルに端を発する事件です。

その時若干除け者にされ始めていた石上にも気さくに話しかける女子・大友の彼氏である荻野が浮気しているんじゃないかと気付いた石上が荻野を諫めたところ、大友の人目に触れてはいけない動画を持ち出し石上を口止めしようとします。

荻野のやり口にキレた石上が荻野を殴ってしまい荻野の芝居のせいで石上が大友のストーカーであると汚名を着せられて停学処分を受け、つばめ先輩が石上の名誉挽回するまで1年以上石上は苦しむことになるのです。

 

大仏が団長と付き合ったのも、つばめ先輩がフリーであることを石上に意識させるための行動だったと考えられ、石上が文化祭で告白(まがいの事)をした為に目的が早々と達成されてしまい団長はお役御免になったのかもしれません。

石上がミコちゃんと上手くいくのを阻止しようとする

石上がつばめ先輩にフラれ失恋した後ミコちゃんが急接近しますが、中等部時代に石上が事件を起こし大変だった時、石上と一番仲の良かったミコちゃんが手を差し伸べることをせず、逆に悪感情を抱いたことを根に持っており、大仏はいい感情を抱きませんでした。

大仏にとってミコちゃんの恋愛より石上の幸せが優先であり、自己中で我儘で幼稚なミコちゃんと石上がくっつけば石上が不幸になると考え、どうにかしてミコちゃんと石上がいい方向に進まないようにする方法をかぐやに相談しました。

本人曰く今は恋愛感情ではなく単に「推し」であるということですが、石上のことを大変気に入っており、厄介オタであることは認識しているようです。

大仏こばちは風紀委員

中等部からミコちゃんと風紀委員として活動していて、多少厳しくしすぎるミコちゃんを宥めることが主な活動内容です。

またミコちゃんの選挙活動を手伝ったりもしますが、ミコちゃんと一緒に生徒会に招かれた時は過保護にしすぎるのも良くないと思い断りました。

風紀委員としての活動が長いため、少々のことでは動じない強メンタルの持ち主です。

大仏こばちの家族

大仏の両親は芸能人で本人も幼少期は二世子役として活動していましたが、母親の不倫スキャンダルや周囲の嫉妬、やっかみにより性格が捻くれてしまいます。

現在は母親と一緒に生活していますが、父親の大仏姓を名乗っているようです。

それにしてもメガネをしてない明るいこばちゃんは新鮮で、子供の頃から可愛すぎますね。

大仏は美人だがオタクである

第16巻158話で小野寺が勘違いするように、一般の人からしたら「オタク女子=腐女子」という認識かもしれませんが、実際はオタク文化といっても様々なジャンルがあり裾野は幅広く、大仏はオタクジャンルの説明をスラスラできるレベルに達するほどのオタクで、オタクと言われることにも何の抵抗もありません。

イラストも得意で、可愛い絵柄からハードなものまで描くことができます。

アニメかぐや様スペシャルイベント「秀知院音楽譚」では、かれんの「ロマンティックネタ帳」に反応して自分でもネタを披露するほど業が深いです。

大仏こばちの声優は日高里菜

日高里菜さんは大仏と同じく子役として幼少期から芸能界で活動していて、中学生の頃から本格的に声優としての活動を開始し、現在でも一線で活躍し続けています。

快活だったり可愛らしいキャラを演じることが多いですが、大仏という落ち着いた役も完璧に演じており、後輩声優の多い現場で頼れる存在のようです。

誕生日が6月15日と、こちらも大仏と近いですね。

 

小ネタ

アニメ「かぐや様」のアニラジ「告RADIO」で歌も歌っており、大仏とは一切関係ない楽曲はとても素敵な仕上がりでした。

 

大仏こばちを嫌いな人が急増?炎上の原因は?

第20巻192話「大仏こばちは見つめてる」で大仏の過去が明らかになり、大仏が石上に対してどういう感情を持っているか、本心を語るシーンは作画にも気合が入っており、この時点で大仏の美しい横顔にほれぼれした人は多いでしょう。

しかし第23巻226話辺りからのある事件をきっかけにアンチ大仏が急増し「かぐや様」自体も炎上しますが、何があったのでしょうか。

ミコちゃんに対する嫉妬から八つ当たりをする

石上がつばめ先輩にフラれ傷心の中、石上のことが気になりだしていたミコちゃんはどうすればいいのか分からなくなっていました。

弱ったところに付け入るのはどうかと思っていましたが、共通の趣味から急接近する美少女・不知火ころもの存在がミコちゃんの心を激しく揺さぶります。

 

不知火ころもとは?

秀知院高等部難題女子の一人で、アイドル活動の傍らたまに高校に顔を出す「秀知院の妖精」と呼ばれる美少女です。

ゲームが好きでテーブルゲーム部に所属していたギガ子先輩の仲介もあって石上と夜遅くまでゲームをする仲になります。

今のところ、ころもに石上に対する恋愛感情は見えませんが、共通の趣味を持つ異性であること、どうやら以前から石上のことを認識していたことから、ミコちゃん的にはかなりの危機感を覚えるきっかけになりました。

ミコちゃんと石上の急接近を快く思っていない

石上がつばめ先輩にフラれ過去の恋と決別しようとしている時、藤原から「恋愛では良い子ぶらなくていい」と助言されたミコちゃんがあの手この手で石上を落としにかかりました。

少し前までツンケンしていた同級生から「慰める」という大前提の元、ナデナデされたり膝枕されたりして石上はドギマギしてしまいます。

元々ミコちゃんが一方的に敵視してきただけであり、ミコちゃんが素直になれば距離が近くなるのは目に見えていましたが、かつて石上に恋愛感情を抱いたこともあり、つばめ先輩に思いを託していた大仏は、この二人の急接近を快く思いませんでした。

 

小ネタ

第11巻103話で「石上とミコちゃんの仲良し大作戦」が御行と大仏プレゼンツで開催されました。

  • 褒め合ってみよう
  • みみかき
  • あ~んする
  • お姫様抱っこ
  • ポッキーゲーム

その時は上手くいきませんでしたが、回を重ねるごとに二人の仲は接近しており膝枕やあ~んなどは既に経験済みですので、本当の「仲良し」になるまでもう一息ではないでしょうか。

ミコちゃんに逆切れする大仏

大仏はどす黒い感情が芽生えたようで「つばめ先輩が駄目だったからミコちゃんに行く石上」「失恋に付け込んで石上に接近するミコちゃん」を見たくないと言い、話を聞いてくれるかぐやに当たり散らします。

中等部時代、ミコちゃんが疎まれていた時に石上が人知れずミコちゃんを支えていたことを知っていた大仏は、石上が事件を起こして学校中からのけ者にされた時、ミコちゃんが表立って石上を支えることはしなかったので今更おかしいというのです。

最終的には「ミコちゃんと私は上っ面の関係」と発言してしまい、タイミング悪くミコちゃんに聞かれてしまい、ミコちゃんにも思うところがあったようで、二人は絶交してしまいました。

大仏の感情は世間に受け入れられなかった

大仏の一連の行動は「大仏も石上に何もしていないのに自分勝手すぎる」「ミコちゃんは教師に抗議したりしているのに何もしていないというのは可哀そう」「石上を支えてあげて欲しかったらステラの件が石上だと教えてあげればいい」など、至極もっともな意見が多く出てきて世間から大バッシングを受けました。

石上を思い過ぎるあまり親友の足を引っ張る行為は受け入れられませんでしたし、さらにかぐやがミコちゃんに「親友と仲直りもできない人を生徒会長に推せない」と大仏の肩を持ったことも火に油を注いだようです。

後の展開から見るとミコちゃんの人間としての成長が明確になったシーンでもあったので必要なストーリーだったかなと感じますが、大仏とかぐやにはもう少しミコちゃんのことを考えた発言をして欲しかったですね。

大仏とミコちゃんの関係は早期に回復された

この炎上騒動は、第24巻233話のラストのコマで「四宮かぐやの無理難題 仏の御石の鉢篇」と載せた割には、次の第24巻234話で屋上で少し語り合うだけで結構簡単に解決してしまった事から、ストーリーにも少なからず影響を与えたのではと一部で言われています。

全体を通して考えると第23巻226話から第24巻234話までの長い間、主人公のかぐやと白銀がほぼ登場しない状況も続いていましたし、致し方が無いことかもしれません。

この頃丁度ヤンジャンの企画で作者の赤坂アカ先生が日向坂46とのコラボ漫画「げんさくひなたざか」を描いていたり、横槍メンゴ先生とタッグを組む「推しの子」が盛り上がって来ていたのもあって「かぐや様」に飽きてしまったのではないかと噂されることもありました。

元々スパっと話の腰を折るオチに定評のある赤坂先生ですのでそこまで心配する必要はないと思いますが、原作者をも巻き込んだ大騒動は大仏の好感度を下げる結果となってしまったのです。

大仏こばちの素顔と嫌いな人が多い理由のまとめ

大仏は、

  • 元々快活な子だったが、やっかみや嫉妬から自分の美しすぎる容姿を疎むようになり、比較的地味な格好をするようになる
  • 自分と違い無私の愛を振りまける人を憧れ好きになる
  • 自分が正しいと思ったことは親友相手でも曲げず、自分の稚拙さを棚に上げて陰口を言う
  • サブカル気味なものに興味を持ち、オタクと言われることに抵抗が無い

という素顔を持っており容姿も良くモテている為「美人だ、綺麗だ」と言ってくる人を軽く受け流すメンタルも身に着け、我が道を進んでいます。

石上とミコちゃんとの三角関係は、同じ女性からも共感を集めることができず大騒動を巻き起こしましたが、かぐや様が一大コンテンツであることを物語っているのかもしれません。

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「週刊ヤングジャンプ」連載。累計発行部数は1400万部突破。3期のアニメ化決定。実写映画化され、2021年に続編を公開。四宮かぐやと白銀御行のW主人公で、ヒロインは藤原千花。