【はじめの一歩】鷹村守の戦績と目標の6階級制覇まで後どれぐらいなのか?

はじめの一歩に登場する鷹村守は作中最強と言われるボクサーですが、今、130巻現在の鷹村の戦績は一体どんな感じなのでしょうか?

鷹村の輝かしい戦績を、大きな試合の簡単なハイライトとともにまとめていきたいと思います。

鷹村守のプロフィールと現在までの戦績

鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。

  • 生年月日 : 1969年7月7日
  • 身長: 185cm
  • 体重: 72.5kg
  • 戦績24戦24勝24KO

試合のスタイルは鷹村本人の野生の勘と、強打を活かすためにガードを下げて戦うインファイトスタイルで、敵の攻撃を避けながら近づき相手に強打を与える戦い方がメインです。

さらに、対戦相手によって戦い方を変えるという柔軟さも持ち合わせています。

鷹村守の現在の戦績

鷹村守は6階級制覇を目標に現在世界を相手に戦っている作中最強の呼び名も高いボクサーです。

そんな鷹村は現在24戦24勝24KOという戦績を持っています。

130巻現在で手に入れたタイトルは、

  • ミドル級日本王者
  • WBCジュニアミドル級世界王者
  • WBCミドル級世界王者
  • WBAミドル級世界王者

と現在2階級制覇達成中で、ミドル級に関してはWBC・WBAの統一王者と、とてつもない状態です。

目標の6階級制覇まであと4階級制覇する必要があり、目標まではまだ遠いですが、130巻でスーパーミドル級世界王者との試合が決定しました。

この試合で勝利することができれば3階級制覇になり、目標の半分に到達したこととなります。

とはいえ、初めて世界戦が決まったのが40巻で、3階級目の世界戦が決まったのが130巻であることを考えるとまだまだ時間はかかりそうですね。

鷹村守が日本王者になるまでの試合

鷹村はプロデビューしてから9戦で日本王者になっていますが、そのうち7戦は一歩が鴨川ジムに入る前で作中には描かれておらず、一歩が鴨川ジムに入ってから二試合で日本王者になっています。

漫画では描かれていない鷹村守の試合

一歩が鴨川ジムに入る前に鷹村は7試合行っているのですが、作中ではその試合は描かれおらず、もちろんその間の試合は全て無敗です。

そして、その7試合の間に全日本新人王になり、その新人王になった試合はKOタイム15秒という自身の中でも最短記録で勝利したと作中で話していました。

鷹村守の日本タイトル戦

作中で描かれている鷹村の2試合目はミドル級日本王者の矢島吉明との試合になります。

もちろんこの試合に勝利すれば鷹村がミドル級日本王者になるという大事な試合で、対戦相手の矢島は日本王者を六度も防衛をしている実力者でした。

矢島は今までの対戦相手よりも強く、鷹村はこの試合でプロになって初めてのダウンを取られてしまいますが、その後の猛攻で巻き返し、結果わずか1ラウンド90秒でKOをとって日本王者になってしまい日本王者に対して1ラウンドKOというのが、鷹村の強さを改めて日本中に知らしめることになります。

鷹村は日本では無敵

鷹村は日本王者になるまで、全ての試合を1ラウンドKOで勝利しています。

主人公の幕之内一歩もパンチ力が凄まじく、日本では敵なしと言われた日本王者になった後でも、1ラウンドKOはかなり稀でした。

それだけ鷹村が日本では敵がいなかったということが分かるでしょう。

鷹村守の世界戦

鷹村は日本王者になった後4度の防衛戦を行い、その4度目の防衛戦では左手一本で相手を1ラウンドKOしてしまいます。

そしてその強さが認められ世界王者との試合が行われました。

鷹村守VSブライアン・ホーク

鷹村の最初の世界戦の相手は、ジュニアミドル級世界王者のブライアン・ホークでした。

鷹村は今までのミドル級から1階級落としたジュニアミドル級で世界王者と戦うこととなり、今までよりも試合前の減量で苦しむこととなり、そして試合内容でも、今までとは段違いに苦労することとなります。

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はじめの一歩の表紙

対戦相手のブライアン・ホークはとてつもない才能の持ち主で、ほとんど練習なしでケンカの才能だけで世界王者になってしまうほどの素晴らしい運動神経とセンスを持ったボクサーでした。

今までの試合で、ほとんど苦戦をしていない鷹村はこの試合で初めて、ブライアン・ホークの圧倒的な力と減量による体力不足でKOギリギリまで追い詰められます。

しかし、ギリギリまで追い詰められたことによって、鷹村は今までの対戦相手には見せたことがなかったような底力を出せるようになり、そのままブライアン・ホークを圧倒して結果的に鷹村の8ラウンドでKO勝ちで初めての世界王者になりました。

鷹村守VSデビットイーグル

ミドル級世界王者のデビット・イーグルがブライアン・ホークに勝ったという対戦相手である鷹村に興味を持ったことからこの2人の試合が組まれることになります。

ブライアンホークもデビットイーグルもお互いに負けなしの世界王者であったため、お互いの実力を認め合っていたのにも関わらず、そのブライアンホークが鷹村に負けたというのを聞きデビットイーグルと鷹村の対戦が実現することになりました。

デビットイーグルはブライアン・ホークとは違い基礎がしっかりしていてアマチュアボクシング出身ということもあり経験値もあり戦略や駆け引きがとてつもなく上手なボクサー

こういったデビット・イーグルの策略的なボクシングは鷹村が苦手とするボクシングであると鴨川会長は懸念していましたが、試合内容は前半戦はデビット・イーグルの作戦通りに進んでしまい鷹村は何度も決定的な攻撃を受けてしまいます。

しかし、鷹村もデビット・イーグルにも負けない基礎を持っているため鴨川会長に習った基礎を一つ一つ忠実に行い、最終的にその作戦と理論を巻き返しデビット・イーグルに勝利し、二階級制覇を実現したのです。

鷹村守VSリチャード・バイソン

その後、WBAミドル級王者のリチャード・バイソンとの試合になります。

もともと、リチャード・バイソンはWBC王者であるデビット・イーグルとの対戦を望んでいたのですが、その前に鷹村がデビット・イーグルを倒して王者になってしまっためこの試合が実現しました。

リチャード・バイソンは「デトロイトスタイルという鞭のようにしなり、リーチが長いジャブを得意」としていて鷹村を苦しめたものの、鷹村も見様見真似でデトロイトスタイルを習得して相手を困惑させて、終始有利に試合を進め、途中で鷹村が右足を負傷して形勢逆転してしまうと思われますが、結果的に負傷していない足だけで攻撃する手段を見つけて鷹村のペースに再度持ち込みリチャード・バイソンを撃破し、鷹村がミドル級WBC・WBA統一世界王者となります。

熊にも勝利した鷹村守

鷹村は最強のボクサーで数多の世界王者を撃破してきましたが、その撃破した相手はボクサーだけにとどまらず動物も倒しています。

野生の熊に山で遭遇してしまった時に、鷹村は熊と戦うこととなり胸を爪で引っ掻かれてしまい大きな傷を負うこととなりますが、その後、熊の眉間にカウンターを入れてクマを気絶させてしまいました。

鷹村を襲ったクマは鷹村よりも一回り大きく俊敏な動きをしたのにも関わらず、鷹村は拳だけでクマを倒すほど恐ろしい拳の持ち主なのです。

鷹村守の名言

世界王者のベルトを三つも持っている鷹村ですが、普段はふざけていて練習以外では人に悪戯をしたりしていることが多いので心に残るような発言はしません。

しかし、ボクシングに対しては常に真摯に向き合っていて、圧倒的な強さゆえに他の人に理解されない面も多く、それゆえに名言を残すことが多くあります。

世界王者で他の登場人物の前を走り続ける鷹村の名言をいくつか見ていきましょう。

宮田と久々に練習した時に鷹村が放った一言

これは鷹村と昔一緒に練習していた宮田と久々に練習した時に鷹村が言った発言です。

格下の練習量と比べて満足してるんじゃねえぞ。貴様はどこに行きてえんだ?何を目指してんだ?やぶれかぶれで生き残れるほど世界は甘くねえ。だから走れ。たった一人でも走り続けろ!

今までは鷹村という格上の先輩がいてそれと一緒に同じことを練習をすればよかったのに、誰も格上の人がいなくてしまい練習量が増えていなかった宮田に言い放った言葉です。

常に最強で格上である鷹村にしかわからない名言ですよね。

世界ランク2位のアルフレッド・ゴンザレスに一歩が敗北した後に放った一言

お前は限界までよく頑張った。ご苦労さん。だがな、自分がどこまで通用するだろう、そんなノリで入ってくるな。超えれば死ぬ。
そこから先は人外の者だけが住む場所だ。人のまま入ってくるな。

世界王者として君臨している鷹村も常に相当な覚悟で試合に挑んでいて、中途半端な覚悟では世界王者にはなれないということを一歩に諭した名言です。

作中で最強と言われる鷹村にしかわからないような発言ですね。

今まで倒してきた相手を想って一言

そいつらの思いが全部、拳にこびりついてるんだ

ボクサーの拳には今まで倒してきた相手や、期待してくれた人の想いが宿っていて、それが多ければ多いほど拳が強くなるということを一歩に語っていました。

さすが鷹村、説得力がありますね。

まとめ

世界王者を次々と撃破してゆく鷹村の豪快さは、作中でも最強と言われるような強さを持っています。

しかし、日本国内ではほとんどの相手を1ラウンドKOしていた鷹村も、世界王者相手ではかなり苦戦をしていて、今後の相手は階級が上がるにつれてより大変な試合になっていくと考えられるでしょう。

今後、鷹村をどれだけ苦しめるような対戦相手が現れるのか、そしてその相手をどのように倒していくのか、はたまたついに負けてしまうのか、今後の鷹村の動向が楽しみです。

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1989年から「週刊少年マガジン」で連載の森川ジョージによるボクシング漫画。2013年実写ドラマ化。第15回講談社漫画賞少年部門受賞。