ブライアンホークは『はじめの一歩』作中でジュニアミドル級の世界王者として君臨していたボクサーです。
しかし、鷹村との試合に負けてから世界王者ではなくなってしまい、その後ブライアンホークは何をしてるのかというのを、考察していきます。
ブライアンホークは鷹村に負けた後に引退した
鷹村に人生初の敗北をしたブライアンホークですが、なんと鷹村に敗北後にに引退しているのです。
その理由は劇的な敗北によってボクシングへの恐怖感を抱くようになってしまったというのが大きなポイントなのですが、そうなってしまったのはブライアンホークの今までの生き方も要因の一つだと考えられます。
鷹村に負けるまでのブライアンホーク
鷹村に負けるまでのブライアンホークは、プロデビューして無敗のまますぐに世界王者になってしまうほどの実力で、その実力は努力によるものではなく才能のによるものが大きく、ほとんど努力せずに世界王者になってしまうほどの素晴らしい才能の持ち主でした。
ブライアンホークは才能に溺れていた
ブライアンホークはその才能のおかげで9日間の練習で世界王者になり、ほとんど練習せずに防衛戦を勝ち続けて大金持ちになっていたため、ボクシングの基礎はなくケンカの才能だけで多くの挑戦者を打ち倒してきました。
ブライアンホークは暴力と女にしか興味はなく練習をせずにほとんどの時間を自由気ままに女性と過ごしていました。
スラム街出身で恐怖心がなかったブライアンホーク
ブライアンホークにここまで強かったのはのケンカの才能があったのも大きいのですが、スラム街で生まれ育ったという生い立ちも大きな要因です。
スラム街では食うか食われるかの世界なので明日を生きるために暴力が日常茶飯事で、時には銃を向けられることもあったと、作中で語られています。
そんな世界で生きてきたブライアンホークにとってグローブをつけてパンチするだけのボクシングのリングの中はスラム街に比べれば安全な場所であると言い、ボクシングはおろか、いかなるものに対して恐怖心というものが一切ありませんでした。
試合中に鷹村に恐怖を植え付けられる
今まで、スラム街で向けられた銃やナイフなどにも恐怖を感じなかったブライアンホークですが、鷹村との試合中に鷹村のパンチへ恐怖を感じ始めます。
鷹村のパンチは鋭く、ピンポイントに急所を突くようなパンチで、今まで死への恐怖心を全く抱いたことのなかったブライアンホークが、はじめて自分が殺させるような恐怖感を抱きました。
そのパンチで殺される恐怖心を克服できないまま、その試合でブライアンホークは鷹村のパンチで立ったまま気を失い、そのまま敗北してしまいます。
引退したブライアンホークのその後
ブライアンホークは鷹村に敗北したことをきっかけにボクシングに対して恐怖心を抱くようになってしまいます。
そのせいでブライアンホークはボクシングができなくなり引退することになってしまいました。
ブライアンホークの引退後の貧しい暮らし
ブライアンホークは引退後、今までの派手な暮らしを捨てて小さなボロボロの家で毎日酒を飲みながら暮らすこととなります。
今までのような、常に女がそばにいる感じはなく、ただ1人で狭い家で暮らしていました。
ブライアンホークの鷹村恐怖症
鷹村の次の対戦相手であるデビッド・イーグルが過去の対戦相手であるブライアンホークに鷹村のことを聞きに行った際に、ブライアンホークは無言でずっと酒を飲み続けていて、以前とは全く別人になっていました。
そこで、デビット・イーグルが、ブライアンホークに対して鷹村のことを尋ねた瞬間に、ブライアンホークは気が動転して体の震えが止まらなくなり、そして何かに怯えるような状態になってしまったのです。
このように、ブライアンホークは鷹村の名前を聞いただけで恐怖してしまうぐらいの鷹村恐怖症になってしまいました。
ブライアンホークが鷹村に負けたその後のまとめ
今まで何の努力もせず、挫折すら知らぬまま世界王者になってしまったブライアンホークは、鷹村守というボクサーに初めての敗北してしまい、その結果、初めての敗北のショックが大きすぎて、心が壊れてしまうという悲惨な引退生活を送ることになってしまったのです。
しかし、今まで苦労しないできた人間が初めて味わう苦労がそこまで大きなものであれば、簡単に立ち直るのは難しいのかもしれません。
はじめの一歩の作中では何人も引退をしているボクサーはいますが、ブライアンホークほど引退後に精神的なダメージを受けた人はおらず、このエピソードで鷹村の破壊力がどれほど恐ろしいか読者もハッキリと認識したと思います。
初めての世界戦で、世界王者にここまで圧倒的な勝ち方をしてくれた鷹村が、これから先どのような活躍を見せてくれるのかとても楽しみです。