かぐやの近侍としてかぐやの無理難題にいつも振り回されている早坂愛は、アニメ第3期で爆発的に登場シーンを伸ばしており今最も人気のあるキャラの一人です。
原作の方では三学期の大きなイベント「修学旅行」でかぐやや御行との関係にも変化が起き、髪型もサイドテールからショートボブに変わります。
第三期が終わり続編が劇場版で発表されたアニメ「かぐや様」ですが、その続編である第4期が制作されるとしたら間違いなく山場になるであろう修学旅行編で早坂に何があったのか、見ていきましょう。
早坂愛がショートボブになった理由
早坂は清楚ギャルモード、男装モード以外の時は大抵サイドテールにシュシュという髪型がトレードマークでした。
ところが第19巻での事件をきっかけに髪を短くしショートボブへと変化します。
結果的にさらに可愛くなったわけですが、早坂の身に何があったのでしょうか。
早坂がショートボブになった経緯
第18巻178話の最終ページに、『次章「修学旅行」編&「終わる秘密」編開幕』という煽り文があり、この次の第179話から女子高生には重すぎる早坂の秘密について語られていきます。
早坂がショートボブになるまでの時系列を簡単にまとめました。
- 修学旅行前日、早坂は突然四宮家の近侍を辞めるとかぐやに告げる
- 修学旅行初日の夜、かぐやの近侍を辞めると四宮家から逃げなければいけない事を御行に告白
- 修学旅行二日目、かぐやにこれまでの懺悔をするため思い出の場所で落ち合おうと約束する早坂
- 思い出の場所に四宮雲鷹が追ってきて早坂が捕まるが、かぐやにも手を出そうとする雲鷹の部下に対して自分の髪を犠牲にかぐやを救出しようとする
- 早坂を手中に収めるのを諦めた雲鷹は撤退、かぐやと早坂はお互いの思いをぶつけあい主従関係は解消される
- 修学旅行後最初の登校日、髪を短く整えた早坂はかぐやを友達として迎えに来る
経緯はざっくりとこんな感じですが、それぞれ何が起きたのでしょうか。
四宮家の近侍を辞職する早坂
少し前から早坂家の本家とも相談していた早坂は、第18巻178話の修学旅行前日に「今回の修学旅行を以て私はこの仕事を辞めます」とかぐやに告げます。
幼い頃からかぐやの事が大好きで可愛くて仕方がない早坂でしたが、本家の四宮黄光の意向でかぐやの近侍としてだけでなく身辺調査も命じられており、かぐやの友人、好きな事、嫌いな事、大事なもの等を毎晩報告させられていました。
24時間失敗を許されない中で休みもなく四宮家に仕える事よりも、かぐやの信用を得ておきながら陰で裏切っているという罪悪感で押し潰されそうだった早坂は、早坂がしていた裏切りを知られる前にかぐやの前から姿を消したいと思っていたのです。
早坂を思い留まらせようとするかぐやと、御行に助けを求める早坂
学校では主従関係であることを隠していた二人ですが、修学旅行初日の集合場所で早坂の辞職を納得できないかぐやは、駄々をこねる子供のように早坂の隣を離れようとしませんでした。
御行は清楚モードの早坂が四宮家のメイドであることは知っていたものの、ギャルモードの早坂を別人と思っており二人の仲がいいことを知らなかった為、他の生徒たちと同様驚きます。
その夜早坂は第18巻181話で風呂上がりの髪を下した状態で御行に近付き、同級生で顔見知りのギャルの早坂と、御行と親しいハーサカが同一人物であることを気付いてもらい、修学旅行中に果たさなければならない3つのミッションをなんとかこなすための助けを求めました。
かぐやとの思い出を綺麗なままで別れを告げたい早坂
修学旅行を以て辞職するつもりであった早坂には、今後に繋がるとても大切なミッションがありました。
- かぐやと御行の関係が四宮家にバレない様にする事
- 海外に逃亡することになっても四宮家から逃げ切る事
- かぐやに嫌われず綺麗に別れる事
かぐやの事が大好きだった早坂は、自分の裏切り行為がかぐやにバレる前にキレイに別れを告げたいと思い、入念なプランを立てて思い出の場所にかぐやを呼び出します。
しかしかぐやにはその思い出の場所がピンとこず、四宮家の情報を膨大に抱えている早坂に目を付けた四宮家三男の雲鷹にタッチの差で捕まってしまいました。
かぐやを救出するために自分の髪を犠牲にした早坂
かぐやにバレたくなかった「かぐやの情報を本家に伝えている」という事実を雲鷹にばらされた早坂は、一番恐れていたかぐやに嫌われるという事が現実になり青ざめます。
しかしかぐや自身もまた早坂の事を大切に思っており、早坂を雲鷹に売らずに庇い、雲鷹に平手打ちをかまして早坂を取り戻しました。
あっけに取られる雲鷹に対してそれを見た雲鷹の部下たちが早坂とかぐやに襲い掛かりますが、かぐやは早坂に襲い掛かった部下を背負い投げ、髪を掴まれ押さえつけられていた早坂は自分の髪をナイフで切り落として自由になり、かぐやに襲い掛かった部下・天野にナイフを突きつけて戦闘不能にします。
かぐやと早坂は心を通わせ合って主従関係を解消
かぐやが早坂を手放した後に連れ去る計画をしていた雲鷹ですが、かぐやが早坂を許したので雲鷹は手出しができず諦めて帰っていきました。
早坂が多大な重圧の中その細腕でかぐや自身を守っていた事、自分の人生そのものを犠牲にして働いてたことに改めて気づいたかぐやは早坂を解放したいと思い、主従関係の解消を言い渡します。
早坂が裏切っていた事を許すどころか早坂の抱える重圧を気付けなかった事を謝るかぐやに、早坂も涙を流して感情を爆発させました。
ショートボブになった早坂はかぐやの近侍から親友へ
かぐやとの主従関係を解消し自由になった早坂は「貯金も十分にあるし、せっかく自由になったからやりたい事をやる」と言い残し、髪を切り落とした状態では修学旅行に戻ることができない事もあって母親の車に乗って去っていきます。
修学旅行最終日を御行と二人で過ごしたかぐやは心にぽっかり穴が開いたような気持でしたが、二度と会えないかもしれない早坂の旅立ちを応援しようと決意しました。
しかし修学旅行後の最初の登校日に早坂が四宮邸の玄関にかぐやを迎えに来て、「一緒に学校にいこーよ、かぐや」と声をかけます。
早坂のしたい事は、かぐやの「親友」として学園生活を満喫する事であり、「かぐや」「愛さん」と呼び合う二人は、これまでの歪な幼馴染の関係を徐々にごく普通の女友達として成長させていくことでしょう。
かぐやが幼心にプレゼントしたシュシュの呪縛から解き放たれる早坂
早坂を四宮家に縛り付けていた物の一つに、かぐやが幼少期に早坂に贈ったシュシュがあります。
物心が付き始めて大人の汚い考えが読めるようになってきた小学生のかぐやは、自分の周りには信用できる人間がいないことを心細く思っていたので、仕事としてでいいから自分の味方でいるように早坂にお願いをし、その契約の証としてシュシュをプレゼントしました。
幼いながらも契約主義者になりつつあったかぐやにとって、早坂が尽くしてくれたり優しくしてくれたりするのは善意ではなく仕事としてであると考えた方が早坂を信じられたからですが、その契約自体が早坂を縛り、本家からの「かぐやの監視」という仕事をかぐやにバレないようにしなければいけないという重圧へと変えていったのです。
早坂はその契約を身を切ることで断ち切り、それでもかぐやとの関係だけは切り離さないよう身に着け続ける事により、シュシュの呪縛から解き放たれてかぐやとの親友という特別な関係を獲得しました。
かぐやにも御行にもいい意味で遠慮の無くなった早坂
かぐやとの主従関係を解消し遠慮の無くなった早坂は、かぐやに対しても御行に対しても小悪魔っぷりを発揮し、からかいを加速させていきます。
早坂とかぐやのバレンタイン
修学旅行が終わってすぐバレンタインの季節がやってきた秀知院では第20巻194話で早坂が御行にチョコを渡していいかかぐやに尋ねました。
「修学旅行で迷惑をかけたから義理を通すべき」とあくまで「義理」を強調するかぐやに対し、早坂は「彼女が良いって言うからホントに渡そーっと」と言って煽ります。
当日「今度こそちゃんと…友達になってくれる?」と少し恥じらいながらチョコを渡す早坂はとても可愛かったです。
眼球舐めフェチ
第24巻237話では早坂が自分探しをしているという話から御行の目が悪いという話になっていきました。
メガネに抵抗がある御行にコンタクトを勧める早坂ですが、御行がコンタクト初心者で目に物を入れるのが怖くグダグダしていると「とっとと入れろ」と毒が出てしまいます。
「かぐやが眼球舐めフェチだったらどうするんだ」というトンデモ理論に発展しますが、御行の眼に強い執着のあるかぐやのおかげか、なぜか後日コンタクトを入れるのに抵抗がなくなったそうです。
早坂愛のプロフィール
早坂愛のプロフィールです。
- 名前:早坂愛(はやさか あい)
- 誕生日:4月2日(公称)
- 学年:高等部2年A組から3年A組に進級
- 血液型:AB型
- 身長:162cm
- 体重:52kg(推定)
- 国籍:日本人(アイルランド人のクォーター)
- 家族構成:父、母
- 住所:四宮家別邸に住み込み
- 職業:四宮かぐやの近侍
- 好きなもの:母親、おしゃれ、かぐやや御行をイジルこと
- 嫌いなもの:雇用主のわがまま、雇用主の愚痴、雇用主ののろけ
- 趣味:象が暴れたり色んなものをプレス機でつぶす動画鑑賞、熱い風呂、パソコンの自作
- 声優:花守ゆみり
- 俳優:堀田真由
早坂愛の声優と実写版を演じた俳優
早坂愛の声優と実写版を演じた俳優を見てみましょう。
声優・花守ゆみり
デビュー当初から主演級キャラを数多く担当してきている、これからが楽しみな実力派声優さんです。
アニメ第三期では「次回予告」でも毎週活躍しており、登場キャラの中でもテンションや声色を使い分けることの多い早坂を七色に演じ分けていました。
学生の頃の怪我の影響で、昨今の声優の必須科目と言われるダンスをできずアイドル系アニメを降板した経験もありますが、素敵な歌声は健在でアニメラジオの企画で制作された歌がアニメ第三期の劇中で使用されています。
俳優・堀田真由
メディア露出を徐々に増やしている堀田さんは、ファッションモデルやバラエティ番組、CMなど様々な分野で活躍している大注目の若手女優です。
劇場版「かぐや様」ではアドリブ全開の佐藤二郎とやり合うなど演技力にも定評があり、2022年のNHK大河ドラマでは主人公の妻を演じるなど目が離せません。
早坂愛の誕生日は4月2日(公称)
「公称」という表現から、かぐやの護衛の為に学年を同じになるギリギリの4月2日にズラしており、実際の誕生日は違うという事が予想されます。
早坂はかぐやのことを妹、かぐやは早坂のことを姉のように見ているという描写もあるため、本当の誕生日は分かりませんが愛は実際にはかぐやより少なくとも一学年は上でしょう。
四宮家にはお抱えの医師もいますし、息のかかった警察や裁判官もいるので戸籍の改ざん位は簡単なことだと思われます。
早坂家の優秀な血筋
早坂家はその昔、四宮家との競争に敗れ四宮家に取り込まれてしまいましたが、それ以降本家の中枢で忠実に任務をこなしてきたため、当主から絶大な信頼を寄せられています。
特に早坂愛の父・早坂正人は四宮雁庵の秘書として長年仕えており、次期当主として傲慢に振る舞っていた黄光に「我々の主人は貴方ではありません」と毅然と立ち向かうなどカッコいい一面を見せました。
アイルランド人のハーフと考えられる母親の早坂奈央は、かぐやの乳母を任されるほど四宮家から信頼されていますが、飄々とした性格でかぐやの困っている顔を見るのが好きなほど、娘と同じだけの愛情をかぐやにも注いでいます。
早坂愛の趣味と休日の過ごし方
早坂の働く四宮家別邸は、一日の睡眠時間がおよそ4時間、主人に呼ばれればすぐに参上し、どんな無理難題もこなさなければならないブラックすぎる近侍業ですが、それでもごくわずかの休日を趣味に費やしています。
動画鑑賞
御行に「猫が戯れる動画が好き」と心にもない発言をしていますが、今どきの若者らしく動画鑑賞自体は趣味であり、像が暴れ回る動画やプレス機で色んなものを潰す動画、スライムを延々つぶす動画などストレス発散系がお好みです。
お風呂
従業員用ではありますが個人宅にはありえないほどの大浴場を兼ね備えた四宮別邸の浴室を独占し、温泉の素を二缶丸々溶かした浴槽を熱々に沸かして、サマーベッドに腰かけてゆっくりする、という優雅なお休みを取ってましたが、かぐやに散々邪魔されました。
自作PC
パソコンを組め立てるのが趣味の一つの早坂は、外へ遊びに出かけるかぐやを陰ながら護衛する為にベレー帽型のタブレットなどを自作するほど手先が器用です。
秀知院高等部生徒会室には個人情報を含む多くの機密情報が集約されており、学園内の猛者にも破れないセキュリティが張り巡らされていますが、早坂はルパンばりの職人技で安々と突破していました。
可愛い早坂愛の登場回と七変化
主人であるかぐやと、その想い人である御行に振り回される早坂ですが、四宮家の為またかぐやの為、様々な形態を駆使して無理難題を解決すべく奮闘しています。
元気ギャル早坂愛
学校内でのかぐやの様子に気を配りながら、クラスメイトから情報収集している形態です。
校則ギリギリのスタイルをすることで正反対のかぐやとは何の関係も無いように装っており、友人の火ノ口美鈴、駿河すばるとカースト上位ギャルグループを形成しています。
主に学園内での形態ですので、かぐやと二人きりで話すときなどは敬語に戻ることもありますが、学友がいる中で変な遠慮が必要ないという体裁を用いてわざと棘のある煽り方をしたり、あえてかぐやをドキッとさせるような言動をし些細な仕返しをすることもありました。
第3巻29話では、かぐやの無茶ぶりに答えるためにルパンばりの職人技で夜の生徒会室に潜入して細工をした後、生徒会室で御行と二人きりになったかぐやのために生徒会室に来るメンバーをギャルモードを用いながらあの手この手で追い返していきます。
藤原にかき乱されながらも職務を全うする姿勢や、普段のメイドモードとは違うテンションに注目です。 ちなみに初登場は1巻の3話、かぐやと御行の映画デート回ですのでそこもチェックしてください。
清楚系ビッチギャルのハーサカ
フィリス女学院に通い、四宮家でメイドのバイトをするという設定のスミシー・A・ハーサカは対外的な場所でかぐやの護衛をするときの仕様で、校内の早坂と同一人物であることがバレないよう出現するようになります。
メイドをしている時はお客様だった御行に対して外国なまりの日本語を敬語で使っていましたが、メイドのバイト外で会ったという設定でタメ口で話すようになり、かぐやが嫉妬するほど頻繁に連絡を取り合う女友達になりました。
第6巻58話で早坂は御行との関係がなかなか進まないかぐやとの売り言葉に買い言葉で、御行を落とすことになった早坂は、あの手この手で御行を振り回し、強引に仲を進展させようとする早坂に御行もかぐやもタジタジになっています。
結果御行にはフラれてしまいますが、最後に素に戻ってかぐやに文句を言う早坂はとても可愛いです。
また第10巻93、94話では、合コンに誘われた御行に他の女が付かないよう監視する為かぐやによって無理やりその場に送り込まれた早坂でしたが、盛りの付いた男女の盛り場に強引に投げ込まれたと機嫌の悪い早坂は、御行にも冷たく当たり場の雰囲気を凍り付かせて一応任務を遂行します。
しかし「俺も最近フラれて寂しいんだよね」とグイグイ来る他校男子から御行にカッコよく救出された早坂は、イライラの解消とかぐやへの当てつけの為にもう一度御行を落としにかかりました。
藤原も巻き込んだ、御行VS早坂VSかぐやの頭脳戦は必見です。
対F男装仕様のハーサカ君
かぐやと仲がいい藤原が四宮邸に遊びに来る際、学校で会う早坂と同一人物だとバレない様に変装した姿で、戦争孤児だったがハーバード大を飛び級で卒業した後、道楽で執事をやっている等、余計な設定が多く盛り込まれています。
第11巻106話の初登場回では、男性という設定だったので藤原にかぐやとの主従を超えた禁断の愛を、また当然だがハーサカを女性という前提で話している御行との禁断の愛を妄想されてしまいました。
また第11巻108話では、御行が前述の合コンカラオケ回の流れから苦手なラップを克服した姿を早坂に見せたいとハーサカ(女)を呼び出しますが、その場に藤原がいることに気付いた早坂はハーサカ君の姿で登場します。
かぐやも乱入する4人のラップバトルロイヤルはアニメ第3期5話でも熱い展開を見せますので要チェックです。
対四宮家の早坂愛
一番登場機会の多い形態であり、四宮家本家からかぐやに仕えるために送り込まれた近侍で、仕事をクールにそつなくこなしながら、かぐやの成長を姉のように見守っている…という設定のようです。
普段はほぼこの状態でかぐやと接していますが「設定」と記述されていることから、この形態も早坂の素ではないという事が分かります。
雇用主からの過剰なストレスのせいか、たまに過激な事をしてかぐやからお小言をもらいますが、グサリと突き刺さる口答えをしたり、主人をおもちゃにするなど適度にやり返すシーンもありました。
第18巻179話では、17才でありながら早坂がいかに多忙な生活をしているか、一日のスケジュールが分かるお話です。
かぐやが寝る前の二人でたわいもない会話をする少しの時間が早坂にとって清涼剤になっています。
全ての仮面を脱ぎ去った、シン・早坂愛
自分の全てを四宮家、かぐやのために捧げてきた早坂でしたが、近侍を辞めてかぐやのクラスメイトになりました。
主従の関係を取っ払い、お互いを「かぐや」「愛さん」と呼ぶ二人はこれからも大親友ですが、その他の人脈にも変化が生じていきます。
第20巻196話で早坂は御行、石上、眞妃ちゃんと下校前にばったり出会い、早坂の提案でバッティングセンターに遊びに行くことになります。
四宮家に絶対服従な早坂家は四宮家の敵対勢力である四条家とも因縁浅からぬ関係ですが、元々眞妃ちゃんは家柄で人を選ばない為、これを機に四人は仲を深めていきました。
かぐやが石上に入れ込んでいることを知っていた早坂が石上とも連絡を取るようになり、石上の成績向上に一役買っていることも後々分かります。
主人公かぐやの侍女こと早坂愛は、本作の序盤から登場している重要人物の一人。 彼女の相談に乗ったり、無謀な作戦を実行したりと主人であるかぐやを公私ともに支えてきましたが、そんな彼女が突如「修学旅行を以て辞める」と告げました。 なぜ[…]
愛に飢えた可愛い早坂
かぐやの身の回りだけでなく四宮家別邸の管理を任されている早坂ですが、忙しいのは本人だけでなく、四宮家の中枢で働いている両親も同じです。
寂しい思いをすることも多かったため、かぐやに引かれる程のマザコンっぷりを見せることもあります。
第11巻111話では、早坂の母・奈央さんが三者面談の為に学園に現れ、早坂の満面の笑みを見る事ができます。
両親が三者面談に来ないかぐやの為に来たという事もあり、ばったり出会った白銀父と意気投合してかぐやをイジリ倒す様は早坂ですら「ママ性格悪いよ」というほど強烈なインパクトを残しました。
また第18巻177話では石上のつばめ先輩とのデートプランを提案してきます。
年頃の女の子らしく憧れのデートプランをもっている早坂は、言ったこともなくいく予定もないのに丹念にまとめ上げ、ブックレットにしてかぐやと石上にプレゼンしますが、二人から、特に石上からボロクソに酷評されてしまいました。
かぐやのせいでいらぬ恥をかく早坂は多く出てきますが、この回は早坂の乙女な部分、特にキッスに対する憧れが見られるのでおススメです。
アニメの早坂の可愛い登場回
声優である花守ゆみりさんの演技はとても好評で、性格やキャラを瞬時に使い分ける技術はアニメ「かぐや様」を引き立てる素晴らしいものとなっています。
第三期では歌も披露するなど、アニメ制作サイドからのムチャぶりが花守さんだけでなく他の声優陣も追い詰めたようです。
サザエさん風の次回予告
第3期からアニメ放送日の朝にサザエさん風の次回予告が公式YouTubeにアップされるようになりました。
ナレーションを務める青山譲さんの「さ~て、次回のかぐや様は?」に続いて、ギャル早坂やハーサカが登場、次回の見どころを説明してくれます。
微妙に似ていなくもない怪しげなBGMと共に語られるこの動画は、毎週アニメを楽しみにしているファンを熱くさせとても好評でした。
春色リップを文化祭で披露する
第3期11話の終盤、「かぐや様」のアニメラジオ・告RADIOの企画から誕生した花守さんの曲「春色リップ」が文化祭デートを楽しんでいるかぐやと御行の背景で流れ、ギャル仲間と舞台で披露しているシーンも映し出されました。
かぐやが幸せの絶頂にいる時、そして御行からの衝撃の告白を受ける前のクライマックスを強調するその演出に、視聴者からは大好評を得ます。
「春色リップ」がリアルイベント等で披露される日が来るのを楽しみに待ちましょう。
早坂愛がショートボブになった経緯と多彩な趣味のまとめ
かぐやの近侍としてすべてを捧げてきた早坂でしたが、四宮本家からのプレッシャーに耐え切れずかぐやの元を去るという決断を下しました。
その後も傲慢に振る舞う黄光によって幾度となく危機を迎えますが、かぐやや御行、生徒会メンバーやクラスメイトなどとの絆を強めた早坂は、人に弱みを見せ何でも自分でやるのではなく人に助けてもらうことの重要性を理解し、一つ一つの問題に対処していくことになります。
御行に対して、元主人の彼氏だがたまにカッコいい姿も見せてくれる自分にとっても大事な人、という萌える関係性もどうなるのでしょうか。
サイドテールのメイド姿も可愛かったですが、ショートボブのギャル姿も魅力的な早坂に、これからも注目です。