今回はアニメ呪術廻戦にも登場し、今後のストーリーにおいて重要な物語となる「八十八橋編」で、普段自らの話をしない伏黒恵の過去が描かれたり、今後重要となるキャラクター達の登場など展開の多いストーリーとなっています。
呪術廻戦の八十八橋編は原作何巻?
今後のストーリーの重要な展開となる「八十八橋編」は、原作漫画7巻の55話「起首雷同」から8巻の63話「共犯」にかけて描かれています。
原作では、京都姉妹校交流会を終えた虎杖たちが呪霊による事件を調査するところから始まります。
八十八橋編のあらすじ
ある呪霊による殺害事件を調査することになった虎杖たちは補助監督の新田明と行動を共にします。
この事件の被害者たちは、すべて同じ方法で殺害されており、且つさいたま市立浦見東中学校の出身という共通点がありました。
また、伏黒恵もこのさいたま市立浦見東中学校出身だということが明かされたのです。
母校での調査結果から犠牲者たちが八十八橋に行ったことが分かり、調査の足を八十八橋に向けることに。
そんな時、伏黒の姉である津美紀も過去に八十八橋へ足を運んでいたことが分かりました。
津美紀を呪いから守るため一人で八十八橋へ向かった伏黒でしたが、虎杖、釘崎に動向を見透かされ共に呪霊と戦うことになります。
八十八橋編に登場する重要なキャラクター
この物語では、今後重要になるキャラクターが登場してきます。
- 伏黒津美紀(伏黒恵の姉)
- 脹相
伏黒津美紀
伏黒恵の姉である津美紀は恵が中学3年生に上がって間もなく、原因不明の呪いにかかり寝たきりの状態に。
八十八橋の呪いが原因と考えた恵でしたが、見当違いだったことが分かり振り出しに戻ってしまいます。
今後、津美紀は目を覚ますのか、どんな呪いをかけられているのかなど物語の展開が気になりますね。
脹相
呪霊の子を孕む特異体質の女性は九度の懐妊、堕胎を繰り返し特級に分類されるほどの呪物を産みだします。
後にその呪物は「呪胎九相図」と名付けられ、脹相はその1番目の呪胎九相図が受肉して誕生。
八十八橋編時点では能力などは明かされていませんが、呪胎九相図の1番目ということもあり呪物としての力はかなり強く今後重要なキャラクターとなるでしょう。
八十八橋のモデルは宮城県の最強心霊スポット
呪術廻戦では、実在する場所や物が様々なところで描かれています。
例えば、1巻で五条がお土産として買っていた「喜久福」は、実際に仙台のお茶屋さんが提供しているお菓子なんです。
では、八十八橋のモデルとなった場所は実在するのでしょうか。
八十八橋のモデルとなった橋とは、宮城県にある八木山橋という有名な心霊スポットです。
呪術廻戦の公式ファンブックにて、作者である芥見下々先生が「モデルになった橋は、所謂自殺の名所なんです」と話しています。
宮城県では知らない人がいないほど有名な橋として知られており、今でも自殺や事故が後を絶たない場所です。
深夜にバンジージャンプで度胸試し
呪霊により殺害された被害者たちが中学生だった頃、不良少年たちの間では深夜に八十八橋からバンジージャンプをして度胸試しをすることが流行っていた。
また、前述のようにモデルとなった八木山橋も心霊スポットとして有名であり、作中でも呪霊の被害者たちや伏黒の姉も同様に橋の下で肝試しを行ったと書かれています。
八十八橋編の伏線の考察
八十八橋編で、伏黒恵が未完成ながらも領域展開を行い特級呪霊を祓った後、それを見ていた宿儺は「いい、それでいい」と発言しています。
原作2巻より伏黒恵に興味を寄せ、何かを企んでいる様子の宿儺。
伏黒の「十種影法術」は影を媒体として十種の式神を呼び出す術式で、八十八橋編時点では拡張術式を除き6種類が登場しています。
十種影法術のモデルとなっている十種神宝では、十種の神宝を用いて布留の言を唱えることで十種神宝の霊力を最大限使うことができ、その力は死者をも生き返らせることができるほどとのことです。
また、十種神宝の中には死返玉(まかるかへしのたま)と言われる勾玉があり、死者を生き返らせる玉として語られています。
伏黒が調伏している式神に死返玉はまだ登場していませんので、今後登場するときの能力にも期待ができますね。
十種神宝の効力に沿って考察をすると宿儺は、伏黒の十種影法術を使い自らの体を取り戻すために生かしていると捉えることができます。
宿儺は伏黒を使って何を企んでいるのか、今後の展開が楽しみですね。
八十八橋編は何巻で登場?のまとめ
八十八橋では、今後のストーリーで重要となる伏線やキャラクターが登場したりと展開の多い物語となりました。
伏黒が主役級の活躍をしていましたが、虎杖、釘崎も黒閃を決めるなど成長した姿が見れることも魅力の一つですね。
伏黒の領域展開の完成形や虎杖の術式は何なのか、釘崎も領域展開を使えるようになるのかなど今後のストーリーにも期待ができます。