【NARUTO】はたけカカシの暗部時代の知られざるその過去とは

はたけカカシと言えば写輪眼のカカシとその名を他里まで轟かせ6代目火影にもなった木の葉随一の忍ですが、カカシの忍人生は決して順風満帆なものではなく、父親を初めとする数多くの親しい人達の死を幼い頃から経験しており、その過去の壮絶さは想像を絶する物でした。

数々の死線を仲間の犠牲の上にくぐり抜けてきたカカシはいつしか心病んでしまう事になりますが、今回はそんなカカシの過去を暗部時代に焦点を当てて振り返っていきたいと思います。

はたけカカシの暗部時代

カカシの暗部時代は13歳頃から23歳頃までの約10年間続きますが、年齢については明記されていることが少ない為ここから先はカカシ暗部入隊から脱退の時期の年齢の算出根拠や入隊に至った経緯、暗部でのカカシ等を詳しくまとめていきます。

カカシが暗部入りした年齢ときっかけ

オビトとリンを同時期に失ってしまい絶望のどん底にいたカカシはガイを初めとする同期との関りも絶ち、任務はこなすものの仲間と協力する事はなく独断専行で周りの忍からも距離を置かれ浮いた存在となっていきました。

そんなカカシを見兼ねた当時4代目火影となっていた元担当上忍のミナトはカカシの心の闇をどうにか晴らそうと火影直轄の暗殺戦術特殊部隊、暗部へ配属し、ナルトを身ごもっていた人柱力のクシナの護衛を密かに命じる事で命の大切さ、繋がりの大切さをもう一度思い出させようとします。

カカシは12歳の頃に上忍となっており、この時はまだミナト班として任務をこなしていますが、ミナト班はオビトの犠牲を伴いつつ、その年に勃発した第三次忍界大戦において神無毘橋の戦いで大きな功績を残した為、1年後の終戦を機にミナトは火影となる事に。

その更に1年後のカカシ14歳の年には九尾事件でミナトは亡くなっている為、カカシの暗部入りは13歳と考えられます。

カカシの暗部時代の名前

暗部に入ることによりその頭角をメキメキと発揮したカカシはミナトの思惑とは外れ、暗部の任務に多い暗殺任務を躊躇なくこなし冷血のカカシと呼ばれ、暗部の部隊長を任されるまでになりますが、ここで暗部に最年少で入隊することになるイタチやヤマトの上司となります。

本来、危険な任務が多い暗部は身分を隠して任務にあたる事が当たり前で、顔を隠すために狐の面を付けたり仮名を名乗ったりしており、ヤマトも暗部時代はデンゾウと名乗っていましたが、カカシの暗部時代の名前については原作では触れられることはありませんでした。

カカシの暗部時代を詳しく描いたアニメオリジナルストーリーでもカカシの仮名については明らかになりませんでしたが、少なくとも部下であったイタチやヤマトからはこの頃からカカシ先輩と呼ばれていた様です。

カカシの暗部時代の雷切

カカシがその名を他里まで轟かせ、暗部部隊長になる程の強さを誇る要因の1つである雷切とは、

  • 雷に性質変化させたチャクラを片手に溜めて、その電撃を相手に0距離でぶつける事によって大ダメージを与える
  • カカシが暗部入り前の第三次忍界大戦時に相手を一発で仕留められる程の威力のある技が欲しいと開発した技であり、正式名称は千鳥という

かつて雷をも切り裂いた程の威力を持つという伝説が広まり人々から雷切と呼ばれるようになった為、カカシ自身も原作の途中からは雷切と呼んでおり、カカシは雷切開発当初、担当上忍であったミナトにその技を見せます。

そして雷の速度を纏い自分自身のスピードも格段に上がる雷切は相手の攻撃を見切れずにカウンターをくらってしまう可能性が高いことを指摘され、使用を禁止されたという経緯がありました。

しかし第三次忍界大戦終盤でオビトから写輪眼をもらい受けた為、その動体視力や反応速度が格段に上がり、雷切のスピードに対応し得る様になり雷切は写輪眼を持つカカシにとって完璧な技へ。

関連記事

NARUTOにおいて作品の序盤に登場した、上忍のコピー忍者のカカシことはたけカカシ。 後に6代目火影となり、他里でもその名を轟かせる程の強さを持つ忍で、その強さの大きな要因の1つは写輪眼ですが、はたけカカシはその写輪眼を物語の終末で失[…]

NARUTOの表紙

長い年月をかけて雷切を完璧な技へと完成させたカカシですが、そんなある日ミナト不在の任務にリンと向かい、そこで敵にリンを連れ去られてしまいました。

なんとかリンの救出に成功するカカシですが、リンはその体内に尾獣を封印されてしまっており、木の葉に帰還した瞬間にその封印を解かれ里を壊滅に追い込んでしまうと知っていた為、カカシが後を追ってきた敵に向けた雷切に自ら飛び込み、「最後は大好きな人の手で死にたかった」と自害。

この事がトラウマとなってしまったカカシは暗部に入った後も雷切を使おうとする度にリンの最期を思い出してしまい、雷切が再び使える様になるまでにかなりの時間を要します。

カカシの暗部時代はいつまで続いたのか

暗部に入ってからというもの数多くの暗殺任務に加え、師であるミナトを九尾事件で失い、心の傷は癒えるどころかどんどんと悪化していき、更にはイタチが九尾事件の犯人だと疑われている為に里に対するクーデターを起こそうとしているうちは一族を全滅させてしまう等、壮絶な事件を身近で経験していくうちに心を完全に閉ざしてしまうようになります。

そんなカカシを心配していたガイは戦死してしまったミナトの代わりに再び火影の座に付いていたヒルゼンにカカシを闇の深い暗部から外してくれと頼みこみ、暗部にいれば心の闇を悪化させてしまう事に共感したヒルゼンはカカシを暗部から外し、下忍の担当上忍になる様に命じますが、自らの力不足で多くの仲間を失ってしまったと思っているカカシはそんな忍を二度と出さない様にと必要以上に厳しい下忍試験を生徒たちに課し、1人も合格者を出さないという心の闇をここでものぞかせました。

イタチによる一族惨殺事件はカカシは21歳の頃に起こっている事が明記されているので21歳時点ではまだ暗部におり、その後ナルト達の担当上忍となった26歳まで時代設定が一気に飛んでしまいます。

ナルト達を合格とするまでかなり長い間合格者を出さなかったという描写はあるもののそれが何年間かは明記されていない為、カカシが暗部を抜けたのは21歳から26歳の間、また長い間合格者を出していないとの描写から26歳から2,3年を差し引いて21歳から23歳の間で脱退している事は間違いありません。

はたけカカシのプロフィール

  • 誕生日:9月15日
  • 年齢:26歳(第一部)→29歳(第二部)
  • 血液型:O型
  • 身長:181㎝
  • 体重:67.5㎏
  • アカデミー卒業年齢:5歳
  • 中忍昇格年齢:6歳
  • ナルト、サクラ、サスケの第七班の担当上忍であった
  • 6代目火影

幼い頃に唯一の肉親であった父親が仲間の命を優先し、任務を中断するという決断を下した事で後に里全体に大きな損害をもたらしてしまい、助けたはずの仲間からも非難を浴びる様になり自害してしまってから任務遂行に異常な執着心を見せる様になったカカシはミナト班に配属され、オビトとリンと任務を共にする内に少しづつ心の傷を癒していきます。

しかしそんな信頼を置いていたチームメイトの2人とも任務中に守り切れず死別してしまい、再びふさぎ込んでしまうカカシですがそんな矢先に暗部入りの話が飛び込んでくる事になりました。

まとめ

カカシは心に深い傷を追いながら暗部に入隊、そこから約10年もの間暗部としてその任務を全うしますがそこでも心の闇は深くなるばかりでした。

ナルト達と出会い、共に任務をこなしていくうちに仲間との繋がりの大切さや仲間の死を悲しむだけじゃいけない事を再確認する事ができ、段々と本来の仲間想いの優しいカカシの姿を取り戻していきましたが、そんな誰よりも壮絶な過去を持っているカカシの今後にも引き続き注目していきたいですね。

【完結済み】NARUTO―ナルト―
created by Rinker
ここは木ノ葉隠れの里。忍術学校の問題児、ナルトは今日もイタズラ三昧!!そんなナルトのでっかい夢は歴代の勇者、火影の名を受けついで、先代を越える忍者になることだ。だがナルトには出生の秘密が…!?