【NARUTO】はたけカカシの写輪眼2度無くなった理由と経緯

NARUTOにおいて作品の序盤に登場した、上忍のコピー忍者のカカシことはたけカカシ。

後に6代目火影となり、他里でもその名を轟かせる程の強さを持つ忍で、その強さの大きな要因の1つは写輪眼ですが、はたけカカシはその写輪眼を物語の終末で失う事になってしまいました。

そこで今回は、カカシが何故写輪眼を失うことになったのかをまとめていきたいと思います。

はたけカカシの写輪眼は何故無くなった理由

カカシの写輪眼喪失について解説する為にまず、写輪眼についてやカカシが写輪眼を手に入れることになった経緯を見ていきましょう。

写輪眼とは

そもそも写輪眼はうちは一族に伝わる血継限界なので、一族以外の人間は基本的に写輪眼は扱えません。

さらに写輪眼はうちは一族の者が一定の条件を満たした時のみに開眼し、驚異的な能力を発揮するものなので、うちは一族以外が開眼することはあり得ません。

そして重要なのは、はたけカカシはうちは一族ではないということです。

カカシが写輪眼を持つことになった理由は少年時代にチームメイトであったうちはオビトとの出来事まで遡ります。

カカシの少年時代と写輪眼入手の経緯

カカシは幼い頃から優秀で同期の中でも常にトップの成績を残すほどでしたが、幼少時代に仲間の命の為に任務を中断するという判断を下し、里の者達から大バッシングを受け続けた事で自害してしまった父親の事が深い傷となり、任務を完遂するという事に異常な執着を持っていました。

その為、アカデミー卒業後のチームメイトであるうちは一族のうちはオビトとも馬が合わず、犬猿の仲にある2人をいつもチームの上官であるミナトと同じくチームメイトであったリンが仲裁に入っていたのです。

そんな犬猿の仲の2人を抱えるミナト班ですが、ある日第3次忍界大戦における重要な任務へ向い、そして任務の効率化を図る為、当時唯一の上忍であったカカシを班長としたオビト、リンの班とミナト単独の2つに別れることになるのですが、ミナトと別れたカカシ達は任務へと向かう途中敵にリンを連れ去られてしまい、任務遂行を優先しようとするカカシと仲間の救出を優先しようとするオビトでここでも激しく衝突してしまいます。

2人は別々の行動を取ってしまいますが、「俺は白い牙(カカシの父親)を本当の英雄だと思ってる」というオビトの言葉に考えを改めたカカシはオビトの元へ戻り、最終的には協力してリンの救出の為敵のアジトに乗り込みました。

この時点ではまだ開眼していなかったオビトの写輪眼ですが、敵の猛攻に合い自分を庇う為に左目をつぶされてしまったカカシを守りたい一心で敵に立ち向かい、見事写輪眼を開眼させ、この戦争でチームワーク抜群となり、敵を圧倒しリンの救出に成功しましたが、相手の攻撃によりアジトを破壊されてしまい、オビトの右半身は崩落の巻き添えをくらい瓦礫の下敷きになってしまいます。

身動きも取れず、体の感覚も無くなったオビトは自身の最期を悟り、左目が潰れてしまっているカカシに上忍祝いだと言って残った左目を託しました

カカシの左目の傷もこの戦争で付いたものだったのです。

オビトは後にこの時絶命していなかった事が判明しますが、この瞬間は密かに想いを寄せていたリンをこの写輪眼で守って欲しい、自分の代わりにこの目で未来を見て欲しいという思いを込めてカカシに左目を託しています。

つまりカカシの写輪眼とは、かつてのチームメイトであり、うちは一族であるうちはオビトが開眼した写輪眼を譲り受けた物だったのです。

カカシが写輪眼を失った原因

カカシが写輪眼を失った原因は第4次忍界大戦でマダラに取られたからです。

マダラは、

  • うちは一族であり、写輪眼、万華鏡写輪眼の更に上である輪廻眼を開眼している
  • かつての対柱間戦によるダメージで一度絶命している
  • 第4次忍界大戦中にオビトの穢土転生によって再び蘇る

穢土転生によって蘇ったものの、かつて保有していた輪廻眼はそれぞれ長門とオビトに移植されていた為両目が無い状態での復活。

第4次忍界大戦中の復活であり、目の前には九尾モードのナルトやサスケがいた為、両目が無い状態での戦闘はかなり不利輪廻眼をすぐに取り戻すのは不可能と考えたマダラは、近くにいたオビトとの戦闘によって弱っているカカシの写輪眼を奪い取ることで戦闘効率を上げました。

ここが最初にカカシが写輪眼を失った理由です。

カカシの2度目の写輪眼喪失

マダラによって奪われてしまったカカシの眼はナルトの六道仙人の力によって回復しますが、ナルトの治癒能力は傷を負っている本人の細胞を治療に使うというものなので、本来自分の身体の1部ではないカカシの写輪眼は戻らず、両目とも通常の眼に戻ってしまいます。

ナルトやサスケ、周りの仲間達が必死に戦っている時に写輪眼を失い、役に立てない事に激しく絶望するカカシに第4次忍界大戦を通して本来の姿を取り戻したオビトがカカシのそんな姿は見たくないと助け舟を出し、既に絶命していたオビトですが、最後のチャクラを使い自身の両目をカカシにわずかな時間憑依させ、両目とも写輪眼のカカシが誕生しました。

両目揃ってこそ本来の力が発揮される写輪眼なので、カカシの戦闘力は格段にアップし、ナルト、サスケ、サクラと共に戦争を終わらせる事に成功します。

その後オビトの力にも限界が来てしまい、憑依させていた両目の写輪眼は消え、通常の眼に戻ることになったのです。

まとめ

2度写輪眼を失っているカカシですが、2度目の写輪眼の喪失はそもそも既にカカシの物ではなかったと言えるので、カカシが写輪眼を失った理由は第4次忍界大戦中にマダラに奪われたから、という事になります。

写輪眼を失っても考察力、血筋、忍術、体術等どれを取っても非常に長けているカカシですので今後の活躍にも期待したいですね。

【完結済み】NARUTO―ナルト―
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ここは木ノ葉隠れの里。忍術学校の問題児、ナルトは今日もイタズラ三昧!!そんなナルトのでっかい夢は歴代の勇者、火影の名を受けついで、先代を越える忍者になることだ。だがナルトには出生の秘密が…!?