木の葉の中で随一の火遁の使い手と言えば猿飛一族であり、そんな一族の中でも現在は火影補佐であるシカマルの師であった猿飛アスマは一際その存在感を放っていましたが、暁によって殺されてしまいます。
そこで今回は、アスマは何話で殺されてしまったのか? 殺されるに至った経緯から残された家族のその後までをまとめました。
アスマは何話で殺されたのか?
アスマが致命傷を与えられたのは第299話[届かぬ絶叫]、実際に息を引き取ったのは「第300話最後の言葉」です。
アスマを隊長としたシカマル、コテツ、イズモ班は第299話で暁の飛段によって致命傷を与えられたアスマを救出しようと試みますが、暁の圧倒的な強さの前に全滅のピンチに立たされた時、シカマル達の前にイノ、チョウジの第10班を含めた木の葉の援護部隊が到着し、絶体絶命の局面をまのがれる事に成功。
しかしアスマに施せる手は残っておらず第300話で息を引き取ってしまうというのがアスマが殺されるまでの経緯になります。
ここからはアスマがどんな人物だったのかや殺されるまでの経緯をより詳しく見ていきましょう。
猿飛アスマの年齢・誕生日・身長
- 名前:猿飛アスマ
- 誕生日:10月18日
- 年齢:28歳(第一部)→31歳(第二部・享年)
- 星座:てんびん座
- 身長:190.8cm
- 体重:81.6kg
- 血液型:O型
- 趣味:将棋
- 3代目火影である猿飛ヒルゼンの息子
- かつて火の国の大名を守る為に集められた精鋭であり、大名直属の守護忍十二士の元メンバーの一人
- 守護忍十二士の中でも千陸と並びトップクラスの実力を持っていた為、闇の世界ではその首に大量の賞金がかけられている
シカマル、イノ、チョウジの第10班の担当上忍でもあり、その実力もさることながらとても面倒見のいい性格なので、ナルトをはじめとする里の忍からとても慕われています。
アスマとシカマル
シカマルは少年時代からとても優秀な頭脳を持っており、その才能の為火影からサスケ奪還任務の部隊長を任されますが結果は任務失敗に終わり、サスケを連れ去られてしまった上に共に任務に出た同期たちの命さえも危険に晒してしまった過去がトラウマになっていました。
アスマは人一倍責任感が強いが故に才能があるのにも関わらず自信を失ってしまったシカマルと担当上忍としてとことん向き合い、時にはシカマルの趣味である将棋を通して教えを説き、その結果同期の中で誰よりも早く上忍となったシカマルに絶大な信頼を寄せており、シカマルこそ未来の火影に相応しいと思っていた程2人の関係は特別なもだったと考えられます。
アスマはそんなアスマを師としてとても尊敬していたシカマルに将棋でいう木の葉の玉とは誰か分かるかと問いますが、その答えが分からないシカマルは悩みながらもアスマとの最後の任務になってしまう任務へ向うのでした。。
猿飛アスマが死亡するまでの経緯
アスマの死のきっかけは暁が火の国へ侵攻してきたことが引き金です。
暁の侵攻
暁のメンバーである角都と飛段は人柱力のナルトを捕獲するために火の国まで侵攻してきますが、ナルトの正確な居場所が不明な為、いる可能性の高い火の寺に最初の狙いを定めます。
火の寺は木の葉の里に援護の届けを急いで送るとともに暁侵攻を食い止めようと、火の寺の最高戦力である元守護忍十二士の千陸を筆頭に必死の抵抗を見せますが、木の葉の援護隊は間に合わずあえなく敗退。
暁の財政担当を担っている角都は千陸の首に賞金が掛かっていることを知り千里の死体を持ち去ってしまいました。
黒地に赤い雲の模様が入った衣装を纏う10人で構成された闇の組織「暁」は、1人1人が並外れた戦闘力を持っており、常にストーリーの重要な鍵を握る組織ですが、果たして彼らの中での最強は誰なのか? 今回は話が進むにつれて明らかになる彼らの能力[…]
火影からの指令で火の寺の援護および暁の追跡任務へ向うアスマを隊長としたシカマル、イズモ、コテツ班は壊滅した火の寺を目の当たりにし千陸が暁によって連れ去らた事を知り、千陸と親友であったアスマは賞金目当てに連れ去られたことを察し火影に報告するとともに近くにある数か所の換金所のうち最も近い1つへ向かう事に。
火影は他の換金所へも数チーム送り込みますが、角都と飛段がいる換金所を引き当てたアスマ班はそのまま戦闘態勢に入ります。
アスマvs暁
能力も戦闘力も未知の暁の2人を前にシカマルは分析、イズモとコテツはシカマルの護衛、アスマは前戦へ出るというフォーメーションで戦い、飛段の首を跳ねる事に成功しますが飛段は絶命することなく角都によって首を胴体に縫合され、さらに激しい戦闘へと向かいそこで見えてきた2人の能力は
飛段
- 不死身
- 相手の血を一滴でも採取し自身の体内に取り込み、自身の描く魔法陣の中に飛段がいる状態の時に自分の受けたダメージをそのまま相手に反映できる。
角都
- 身体の一部が伸縮可能
- 体内の糸の様な物を使い飛段の身体の修復が可能
(角都はあまり戦闘に参加しなかった為それ以外の能力はここでは不明)
というもの。
2人の能力を分析しきったシカマルですが、時はすでに遅く飛段によって傷を負わされてしまったアスマは呪われてしまい、飛段は不死身なので自らの身体にダメージを与える事でアスマを追い詰めていきますが、シカマルは影まねの術で飛段を縛り魔法陣の外へ出すことで必死の抵抗を見せます。
しかしそれまではほぼ見ていただけの角都も勝負の長引きにいら立ちが隠せずついに参戦し、シカマルやイズモ、コテツに主に攻撃をしかけアスマを援護できない状況におちいってしまい、その隙に飛段は再び魔法陣の中へ戻り自身の心臓を突き刺し、第299話でアスマにとどめをさしました。
最後まで必死にアスマを守ろうとしたシカマルはその場で崩れ落ちますが、そこへ他の換金所へ向かっていた第10班を含む援軍が到着し不利を悟った暁は撤退をします。
アスマの最期の言葉
暁が去った後、医療忍術を学んでいたイノによってアスマの治療が行われますが、心臓を刺されてしまっている為助かる見込みが無い事をその場にいた全員が悟り、アスマは第10班のシカマル、イノ、チョウジそれぞれに向けて最後の力を振り絞り言葉を残しました。
シカマルへの最期の言葉だけは2人の間だけで行われ、木の葉の玉とは子供達であり、この時点では誰も知らない紅の妊娠を打ち明けその子供を代わりに守って欲しいと頼みそのまま第300話で息を引き取ります。
アスマの死後
この後カカシを隊長とした第7班と第10班は再び角都、飛段に戦いを挑み、シカマルの念入りな計画によって見事勝利しアスマの無念をはらしますが、残された家族はその後どうなっているのでしょうか。
アスマと紅は結婚していた?
結論から言うと結婚には至っていません。
夕日紅とは、
- ヒナタらが所属する第8班の担当上忍
- 幻術を得意とするくノ一
- NARUTOの第一部からアスマと恋人とゆう設定になっている
そして第二部のNARUTO疾風伝からは2人の薬指に指輪があることから第一部と二部の間に婚約していた事が考えられ、第二部に入ってもラブラブな2人ですが、アスマは最後の任務に向かう前にもイノの花屋で花を買って紅の元へ向かい、そこで紅のお腹には2人子供がいる事が判明しました。
この時点では結婚ではなく婚約していた2人なので、紅の妊娠もあってか近いうちに入籍する予定がアスマの死によって叶わぬものとなってしまいますが、後に誕生する子供が猿飛の姓を名乗っており、結婚までは至らなかった物の2人の絆は子供へとしっかり受け継がれています。
そしてアスマの死の報告を受け深い悲しみからふさぎ込んでいた紅ですが、アスマの意志は生まれてくる子供に受け継がれている事を信じ、シカマルの支えもあり再び前を向くことを決断したのです。
アスマと紅の子供
2人の子供である女の子は猿飛ミライと名付けられ、シカマルが自ら師となる事を志願し父親代わりとなっており、BORUTOではアスマの血をしっかりと受け継いだ火遁使いの芯の強いくノ一として登場しています。
まとめ
アスマは第299話で飛段から致命傷を与えられてしまい、その後の第300話で第10班に囲まれながら息を引き取りますが、残された者達は悲しみに苛まれつつもしっかり前を向いて歩き、BORUTOでも活躍しています。
カカシにも引けを取らない程のアスマを倒した暁の強さは想像を絶するものですが、残された意思はシカマルやミライの中で生き続けることでしょう。