黒地に赤い雲の模様が入った衣装を纏う10人で構成された闇の組織「暁」は、1人1人が並外れた戦闘力を持っており、常にストーリーの重要な鍵を握る組織ですが、果たして彼らの中での最強は誰なのか?
今回は話が進むにつれて明らかになる彼らの能力や過去に付随する性格を元に、組織内での戦闘においての最強は誰なのかをまとめてみました。
暁のメンバーの強さランキング
メンバー同士で戦うことは無かった暁ですが、
- 戦闘能力
- 忍術
- 特殊体質
を元にするとそれぞれの強さが分かります。
ここからは強さをメインとした暁のメンバーをランキング形式でご紹介。
第10位 ゼツ
ゼツは右半身が黒色の黒ゼツ、左半身が白色の白ゼツという2つの生命体で構成されており、それぞれで意識を持っています。
能力や性格もそれぞれで異なっていて分離も可能というかなり柔軟なキャラクターですが、その能力は戦闘向きというよりは偵察等に向いている為、暁メンバーの中では最下位という結果に。
- ゼツの能力は戦闘向きではない
ゼツの能力は、
- 大きく成り代わり
- 他者への寄生
- 自然との同化
で、ゼツは他者のチャクラを吸うことでその人物のチャクラまでをも再現した成り代わりになることができ、その為クラマモード化したナルトの悪意を感じ取る能力でしか偽者を判別する手段がなく、苦戦を強いられました。
次に他者への寄生ですが、これは憑りついた相手の能力を操るというもので、例えばゼツがオビトに寄生した際、死人を蘇らせる輪廻転生という術を発動させマダラを蘇らせてしまう等かなりの強さを見せており、オビトの意志の強さによって上手くコントロールしきれてない部分もあったので完全とは言えない部分も強さに影響を与えています。
そして最後に自然との同化ですが、これは文字通り木や草と同化できるという能力です。
- 性格は白ゼツは無邪気で子供っぽく
- 黒ゼツは冷静沈着で計算高い性格
この計算高さが後々ナルトやマダラを苦しめる事になりました。
以上の様にゼツの能力、性格共にとても厄介なものばかりですが、寄生、成り代わり等、他者ありきの能力が多く1対1の戦闘には不向きで実際に作品中でも1対1での戦闘はほとんど行っておらず、ほとんどが偵察、監視としての役割でした。
また、ゼツは物語後半で大量に複製され戦争でナルト達に大きなダメージを与えましたが、これもゼツ自身の能力とは言えませんし何より時間が掛かりすぎているのも欠点。
作品中でデイダラがゼツに放った「相変わらず弱いな」という言葉も決め手となり、暁メンバーの最弱はゼツという結果になりました。
第9位 飛段(ひだん)
飛段は不死身に加え相手の血液を体内に取り込むことで相手を呪い、自身が受けたダメージをそのまま相手に与えることが出来るという殺傷能力もかなり高い能力を持っています。
つまり飛段は不死身なので相手を呪った後、自分自身で自分に致命傷を与えれば、相手に必勝出来るというチートの様な能力ですが、飛段の短絡的な性格と短距離戦でしか力を発揮できないという点で第9位という結果に。
飛段の能力は不死身かつ相手の血液を1滴でも採取出来れば必勝可能なので、普段から大きな三枚刃の釜を武器として使っています。とにかく少しでも当たればいいというスタイルですね。
中、長距離用の武器や技は一切持っていないので距離をとって戦われるとかなり不利で、また、不死身とはいえ切断された腕や首を戻す事は自分では出来ないため、ツーマンセルを組んでいる角都が切断された箇所の修復、長距離戦を主に担っていました。
実際、シカマル達との戦闘では角都と引き離され敗退するという結果になっています。
飛段の豪快さは武器や能力だけではなく、
- 不死身が故に後先考えない戦闘スタイル
- 戦略とは無縁の力で押し切り、相手の分析も一切行わない
能力も思考力にも長けているメンバーが殆どの暁の中で、短距離戦でしか力を発揮出来ずそれを打開する策も練ろうとしないであろう飛段は第9位が妥当でしょう。
第8位 小南(コナン)
小南は、紙を変幻自在に操ることによって
- 翼を作り飛行
- あらゆる武器の作成
が出来るといった能力を保持しています。
vsオビト戦でも主にこのような戦術で戦いますが、オビトが自身より強いと自覚している小南は念入りな準備の上、大量の起爆札を自身の紙に交ぜて10分間起爆させ続けるというトラップを仕掛けました。
オビトの瞳術によって惜しくも敗れてしまいますが、相手の能力を分析した上で有効な策を講じることにより、自分より格上の相手を窮地に立たせます。
小南もゼツ同様あまり戦闘向きではありませんが策士という点で第8位です。
第7位 デイダラ
デイダラは起爆粘土を様々な形態に変化させて戦う殺傷能力抜群の能力の持ち主です。起爆粘土でドラゴンや小型の虫を作ることにより、飛行戦闘はもちろん瞬発力のある攻撃も可能なので、その起爆粘土の汎用性から7位にランクイン。
デイダラの戦闘シーンは数多く存在し、我愛羅、カカシ、ナルト達と戦い、何度もその死線をくぐり抜けている事からもその強さが伺えます。
特にサスケとの戦闘シーンではカルラという目視出来ない程の小さな起爆粘土を大気中にまき散らし、それを吸い込んだ者を内側から破壊するという大技を繰り出すことにより、あのサスケをギリギリの所まで追い込みました。
プライドが高く、負けず嫌いな性格もまた彼の強さを生み出しています。
基本的には長距離戦にたけているものの、近づけばカルラ等の起爆物をくらうかもしれない。なんとも戦いたくない相手ですね。
第6位 干柿鬼鮫(キサメ)
鬼鮫は元忍刀七人衆の一員であり大刀鮫肌の持ち主で、強力な水遁の使い手でもあり、ナルト達が何度も苦戦を強いられた事からも6位にランクインです。
大刀鮫肌が持つ効力は絶大で、
- 鮫肌の攻撃を受けた相手はチャクラを削り取られる
- 削り取ったチャクラを持ち主に還元する
鬼鮫はこの鮫肌を利用した激しい肉弾戦も得意とする一方で、水遁を使った戦闘、特に水中では信じられない力を発揮し、圧倒的な強さを見せつけました。
鮫肌でチャクラを削り取られた上に様々な水遁術で攻められたらいくら暁のメンバーとは言えひとたまりもないでしょう。
第5位 サソリ
サソリは本物の人を使ってその人物が生前に宿していた能力までをも再現する傀儡を作り、戦闘で使用する天才傀儡師で、残虐非道極まりない性格とその人傀儡が3代目風影を使って作られていたという事実を考慮して第5位です。
サソリが人傀儡にした3代目風影とは、
- 血継限界である磁遁の使い手であり、砂鉄を自由自在に操る
- 歴代風影の中で最強
そんな3代目がサソリによって暗殺されていた事からもサソリの強さが伺えます。更にサソリは3代目の能力を完全に活かしたまま人傀儡にし、自身の得意分野である毒を融合させ、かすっただけで死に至る凶器を作り上げました。
1度に100体もの傀儡を操れる優れた傀儡術に3代目の能力と簡単には解毒できない強力な毒。極めつけは自身も傀儡となり不老を手に入れていたサソリにはあのプライドの高いデイダラも「旦那はオイラよりも強い」と認める程。
第4位 角都(カクズ)
角都は他人の心臓を奪い自身の物にすることができ、更にその心臓の持ち主のチャクラ性質をも受け継ぐことが出来る特異能力の持ち主です。
心臓のストックは最大で5つ出きる為、5回殺さなければ死なないという厄介さに加え、5つの性質の遁術が使用可能。性格も冷静沈着で用心深いタイプなので、暁の中でも堂々の第4位です。
角都はカカシ達との戦闘シーンが印象的ですが、あのカカシですら5つの遁術の前では成すすべがありませんでした。
1つ1つの遁術ならまだしも火遁と風遁、雷遁と水遁の様に2つの性質を組み合わせる事により、更に強力な攻撃を繰り出し、隙を作らない。そして心臓を入れ替える事によって角都は91年間も生きながらえ、最強と謳われる初代火影とも戦闘経験があります。
その特異な能力ももちろんですが、初代火影の時代から前戦に立ち続けているその経験値も他の暁のメンバーとは比べ物にならない脅威です。
第3位 長門(ペイン)
長門は小南と弥彦の幼馴染であり、輪廻眼の持ち主である。ペイン六道の本体であり、6系統もの技を駆使しながらかつての師匠であったあの自来也を殺している事からも第3位。
ペイン六道は、
- 万象天引、地爆天星、輪廻転生等強力な技を扱う
- 6人の視覚が共有されている事からも死角が生まれづらい
といった輪廻眼ならではの特殊能力を持っています。自来也だけではなく、カカシまでもたった1体のペインで1度殺しており、仙人モードになったナルトですら九尾化しなければ負けていました。
自ら開眼した輪廻眼ではなく、片目だけなのでその効力を最大限に活かしきれていないとはいえ、その戦闘力は暁でもトップクラスです。
第2位 うちはイタチ
イタチはサスケの実の兄であり、うちはの血継限界、写輪眼の使い手。
3大瞳術の1つを持ち、最年少で暗部部隊長に任命されるなどエリート家系のうちは一族の中でも抜きん出て生まれながらの才に恵まれていて、体術、忍術、幻術全てにおいてトップクラスであり、状況を分析し先を読む力も優れている為、第2位とします。
うちはの瞳術は、
- 写輪眼の更に上、万華鏡写輪眼が存在しており、イタチは開眼済み
- 月読、須佐能乎、イザナミ等万華鏡写輪眼を開眼した者にしか扱えない強力な技が存在する
- 相手と自分の目が合うことで強力な幻術に落とす事が出来る
この様に開眼する事でかなりのアドバンテージを得ることが出来るうちはの瞳術ですが、イタチはもちろん全て修得済みで、更にイタチは相手が自分の体の一部を見ているだけで幻術に落とす事が出来ます。本来の幻術の発動条件を捻じ曲げる事が出来るなんて流石です。
第4次忍界大戦の最中でカブトの陰謀を1人見破っていたイタチは、自身にかけられた穢土転生の縛りを無効化し、カブトを倒す等ずば抜けた推察力も見せました。
以上の様に全てにおいて抜きん出てるイタチですが、
- 病気を患っており、薬での無理な延命を行っている
- 瞳術の使いすぎで視力もかなり落ちている
という事を考慮し、本来第1位でもおかしくないイタチですが今回は第2位とします。
第1位 うちはオビト
暁メンバー堂々の第1位はオビト。オビトはマダラによって命を救われ、彼と共に暁の影のリーダーとして月の眼計画を進めていました。
右目には万華鏡写輪眼、左目には輪廻眼を持っている為、長門とイタチが扱うほぼ全ての技を扱うことが出来ます。
オビト特有の能力としては、
- 空間を自由に行き来出来る時空間忍術
- 初代火影の忍術である木遁
があり、彼の強さは暁だけでなく作品全体においても1,2を争う程です。
オビトは過去に九尾を使って木の葉をおそい、その際にクシナと4代目火影を抹殺してて、更に第4次忍界大戦においても尾獣を操りクラマモードのナルトやサスケを同時に相手し、渡り合う程の強さを見せていました。
1体1体でもかなり厄介な尾獣を複数操る能力に加え、三大瞳術の内の2つを所有、更に最強の忍術と呼び声高い木遁まで使えるとなると右に出るものはいないという事で見事第1位です。
まとめ
暁のメンバーの能力や性格を考察した結果、彼らの強さは暁のメンバーはそれぞれがとても強く、本編において常に重要な鍵を握っています。
今後BORUTOにも暁の様な個性豊かな組織が登場することを楽しみにしたいですね。