シリアルキラー!終末のワルキューレ神と戦うジャック・ザ・リッパー

神と人類がタイマンで対峙する終末のワルキューレですが、神の相手は歴史上の強者ばかりではありません。

まさかの参戦にも思える恐らく世界一有名なシリアルキラーであるジャック・ザ・リッパーについて紹介致します。

「シリアルキラー」ジャック・ザ・リッパー

本題に入る前に、ジャック・ザ・リッパーとは何者なのかを作品に触れていく前にご紹介。

ジャック・ザ・リッパーとは

ジャック・ザ・リッパーは所謂シリアルキラー(連続殺人犯)として語られている人間で、日本語では切り裂きジャックというやつですね。そこだけ聞くとなぜそんな人が神と戦うの?と思われるかもしれませんが、これはしっかり理由があります。

恐らく世界で最も有名なシリアルキラーであろうジャック・ザ・リッパーは1888年イギリスのロンドンにて約2か月間で5名の女性を殺害したとされており、さらに3件目の犯行の前には、新聞へ自身の声明を投書したこともあり、劇場型犯罪の元祖と言われていたりもします。

なお、このジャック・ザ・リッパーは捕まっておりません。すなわち何者だったのかは不明なままなのです。でもジャックって言ってるじゃないかと疑問を抱く方も多いかとは思いますが、このジャックが示すのは正体がわからない男性のことなのであり、ジャックというのは海外では姓名不明の男性に対する俗称だそうです。

悪の中の悪ジャック・ザ・リッパー

それではここから現在発売されている終末のワルキューレ5巻でわかることの解説になります。

人類の武器は底知れぬ悪意

さて、先ほどの説明で記載したように基本的には悪人と語り継がれてきたジャック・ザ・リッパーですが、これが終末のワルキューレにおいては対戦カードの決定にも関与する非常に大きな要素となっております。

ラグナロクを仕掛けた張本人ブリュンヒルデは対戦相手がヘラクレスであればジャックをぶつけると最初から決めていたと言っているように、正義に悪で対峙するというのが第4試合のコンセプトです。

ちなみにこの悪意の話をしているブリュンヒルデの笑み(下記画像)には、末妹ゲルがドン引きするほどの悪意が込められています。どこからどうみても悪意に満ちてますよね。

その悪意の象徴とも思える点が第4試合冒頭でいくつか確認することができます。

まずは戦いの舞台をロンドンの街の再現にしたこと。試合展開はまだ5巻時点ではわからないのですが、ジャックのホームともいえるロンドンの街を人類側が提案し神側がそれを承諾したということになっています。

続いては正義感の強い相手が忌み嫌うであろう相手をぶつけた点です。これは感情を逆なでする為に取った行為に他ならないでしょう。そして何より一番の悪意は「嘘」です。

終末のワルキューレ原作5巻での試合展開

5巻の末ではこの第4試合の導入と思われる部分まで話が進み、両者の入場から、双方のキャラの雰囲気がつかめるような内容になっています。ジャックは神器として観客までも凍り付かせるような禍々しい大バサミを取り出し、敵前逃亡したかと思えばティータイムを過ごしていたり、ナイフが飛び出す罠を仕掛けたりと、この時点で紳士でありながらどこか卑怯そうだなというのがはっきりわかりますね。

卑怯もまた悪意なのでしょう。

その後は急展開をみせ、神器である大バサミが砕かれます。追い詰められたジャック・ザ・リッパーは苦し紛れにナイフを投げますが人器であるただのナイフは神には通用するわけもないのです。

そのはずなのですが、なぜかそのナイフ刺さります。

私の神器錬成はそのハサミ・・・そういいましたが、あれ嘘です

ここで疑う余地もないほどに清々しい悪意がでました。多少表現が矛盾している気がしますが、そこは気にしないでください。それほどまでに印象的なシーンなのです。この後ジャックが自らの神器についての種明かしをして、5巻は終わりとなります。

ジャック・ザ・リッパーの気になるそれ以降の展開

ここからは完全に私個人の予想。

試合内容としてはジャックの罠や姑息な攻撃の数々をヘラクレスが潜り抜けるも振り回されるような感じが面白いかなと思います。せっかくロンドンの街を再現しているわけですし、建物の高さも利用した立体的なチェイスを繰り広げるなんていうのもみてみたいところでしょう。

結果はどちらにしても試合後には、前回の試合が実に真っ直ぐ剣を極めた佐々木小次郎が相手であり、今回は真逆のような悪意の塊であるジャックを相手にしたことで、その幅の差に神々が困惑するという影響も残せるのではないかなと思いますね。

シモヘイヘのキャラでも公開されていることから今後さらに展開が期待できそうです。

まとめ

終末のワルキューレにおけるジャック・ザ・リッパーについて個人の予想含め書かせて頂きました。

一応この作品では悪意を強調しているので、そこを強めに書いたつもりですが、実際は社会への批判を持ち合わせていた側面も。これもどこまでが事実なのかは今となってはわかりませんし、語る側の主観で善悪がひっくり返るようなこともありますが、この試合では悪を突き詰めてダークヒーローのような戦いっぷりを見せてほしいものです。

第6巻発売日が迫っていますが、個人的には楽しみすぎて震えておりますので震え推奨なジャック・ザ・リッパーでお別れとさせて頂きます。

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