「恩師である殺せんせー」と「暗殺のターゲットである殺せんせー」生徒たちの選択とその後について、2期の後半からひも解いていきましょう。
暗殺教室2期最終回へ向けた生徒の変化とその後を14話から振り返る
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について、暗殺を介して生徒の成長させてきた殺せんせー。
第14話「正体の時間」あらすじ
今までクラスで明るく振る舞ってきた茅野。
実は彼女は、殺せんせーやイトナと同じ触手を隠し持っていた!
茅野は姉の仇をとるため、と言い殺せんせーを攻撃する。
「正体の時間」の見所
今回は伏線回収で驚きの事実が明らかになります。なんとあの茅野までもが触手を隠し持っていたなんて。。
彼女はプリン爆殺計画のときに「本当の刃は、親しい友達にも見せないものよ」と、言っていましたがこういう意味だったんですね。
また、今回は茅野の過去についても新情報が。
茅野カエデという名前は偽名であり、本名は雪村あかり。元子役でした。しかも彼女の姉は雪村あぐり。雪村あぐりはE組の殺せんせーが来る前の担任で、既に亡くなっています。
雪村あぐりの遺体のそばに触手を持った怪物がいたのを目撃した茅野は、その犯人であろう殺せんせーに対抗すべく自分にも同じ薬を使ったのです。
第15話「告白の時間」あらすじ
攻撃をしてくる茅野を止めるため、殺せんせーはあえて自分の心臓を狙わせる。
その隙に渚が取った驚くべき行動とは。
「告白の時間」の見所
茅野の殺気を鎮めるため、渚はとんでもない行動を起こします。
そのとんでもない行動とは……キスです。これはさすがに予想してませんでした。
でも考えてみれば、E組生徒たち全員イリーナ先生の強制無差別ディープキスで鍛えられているので、こういう技も、結構使える時は使えるんですね。
2期1話で見られた、殺せんせーによる生徒同士をくっつけちゃえという下世話な展開も、カエデを現実世界に取り戻すための伏線となっていたようです。
そしてBパートにてやっと殺せんせーの過去の一部が明らかになります。
第16話「過去の時間」あらすじ
殺せんせーは研究が進むにつれ、どんどん身体が変化し、触手を操れるようになった。しかし、そのあまりに強大すぎる力を恐れた研究員たちは殺せんせーを殺処分しようとする。
殺せんせーは触手の力を使い、研究室を抜け出そうとするが。
「過去の時間」の見所
今回、雪村あぐりの死の真相が明らかになります。
殺せんせーは研究室を抜け出しますが、研究員の仕掛けたトラップに気づきませんでした。雪村あぐりは殺せんせーを庇い、そのトラップで命を落としたのです。
やはり、雪村あぐりを殺したのは殺せんせーではなく、しかも、彼女は死に際にE組のことを託していたのでした。だから殺せんせーはE組の担任になったんですね。
また、ここでもう一つ悲しい事実が明らかになります。
殺せんせーは地球もろとも自ら破壊する運命にある。つまり、殺せんせーはどうやったって死ぬということです。それが地球と一緒に死ぬか、暗殺によって殺せんせーだけ死ぬかの違いでしかなく、渚は、「殺せんせーの命を助ける方法を探したい」とクラスメイトに提案。
第17話「分裂の時間」あらすじ
殺せんせーを殺さない方法を考えようという渚の提案に対し、半分の生徒は賛成し、そしてもう半分の生徒は反対した。
殺すか殺さないか、その決着をつけるため、双方のチームは暗殺で勝負をすることに。
「分裂の時間」の見所
殺せんせーを殺すか殺さないかで、意見が真っ二つに割れてしまったE組。
筆者は最初、クラスのみんなは殺せんせーを助ける道を選ぶと思っていましたが、業を筆頭に約半数の生徒たちが意外にも殺す道を選びました。
反対派の子たちは、殺せんせーを殺すことこそが、今までの集大成を見せる恩返しであると考えているようです。誰しも殺せんせーに生きていて欲しいという気持ちは持っていると思いますが、その気持ちを抑えどうすれば殺せんせーが安心し、喜んでくれるかを1番に考えたわけですね。
一体どっちが正しいのか、判断がつきません。
第18話「結果の時間」あらすじ
両チームがほぼ壊滅し、ついに渚と業の真っ向勝負となった。
しかし、格闘術では業のほうが有利。そんな状況の中、渚はどうやって業に対抗するのか────!?
「結果の時間」の見所
第18話では、戦いの最中に渚と業の過去回想が描かれています。
2人は本校舎にいた頃も友人ではありましたが、業が喧嘩で停学になる頃には疎遠になっていました。
というのも、渚は業の学力や身体能力に自分との埋められない溝を感じていたのです。業も業で、渚が持つ得体の知れない「何か」(今ではこれは暗殺の才能だということがわかりましたが) の存在を感じて警戒していました。
そんな2人が、今、暗殺教室という同じ舞台に上がり互角の戦いを繰り広げている。凄いことですよね。
渚VS業の白熱した対決は、果たしてどちらが勝利するのでしょうか?その戦いの過程に注目。こうして、渚の勝利で戦いを終えた2人。互いに君付けをやめ、より一層絆が深まりました。
第19話「宇宙の時間」あらすじ
殺せんせーを救う方法を探すため、渚と業は宇宙ステーションに潜入する!
そこには、殺せんせーを救えるかもしれない研究データが。
2人はデータを無事に手に入れることはできるのか?!
「宇宙の時間」の見所
E組自由研究テーマ:
「宇宙ステーションをハイジャックして、実験データを盗んでみよう!」
そんなわけで今回はなんと宇宙が舞台!普通、中学生が宇宙なんて絶対に行けませんが、殺せんせーの命を救えるかもしれない実験データを入手するため潜入を決行。このトンデモ自由研究を提案したのは他でもない殺せんせー。しかし、先生の本当の目的は、自分の命を救うためのデータではなく生徒の成長ではないかと思うんですね。
「先生のデータを手に入れることにこだわり過ぎないよう、それよりも、せっかくの宇宙の旅を楽しんでください」
宇宙ステーションへの潜入も、打ち上げや上陸の際も、殺せんせーは渚と業をサポートし続けました。それもこれも、すべては2人のかけがえのない経験づくりのため。やっぱりこの先生を救う道を選んで良かったね、渚。
第20話「バレンタインの時間」あらすじ
季節は冬。そろそろ受験本番やバレンタインなどのイベントが近づいてくる頃。
茅野は最近渚のことが気になっており、チョコを渡そうと考える。しかし、なんと言って渡せばいいのかわからないようで。
「バレンタインの時間」の見所
今回はバレンタインの時間。E組女子たちはそれぞれ感謝を伝えたい生徒に(義理であれ本命であれ)チョコを渡します。中でも注目のカップルは渚と茅野。茅野のチョコは見るからに本命です。勇気を振り絞って茅野は渚にチョコを渡しますが、そのとき掛けた言葉は、
「ありがとう、1年間いつも隣にいてくれて」
茅野は、先生という進路に向かって進み始めた渚に告白はせず、夢を叶えるまで前だけ見ていてほしいと思ったんですね。
そして次が今回の1番の目玉カップル!そう、烏間先生とイリーナ先生。烏間先生は、イリーナ先生とディナーを一緒に食べた帰り道、イリーナ先生に暗殺者を辞めるように言いました。そのかわりに、
「お前はうちで働け」
こうして烏丸イリーナとなるのでした。
第21話「信頼の時間」あらすじ
E組は無事全員志望校に合格し、残すは卒業式というイベントのみ。
殺せんせーとE組生徒たちは卒業アルバル制作に取り掛かる。
しかしその最中に、政府が暗殺のための「最終手段」を発動。
「信頼の時間」の見所
もうすぐ卒業ということで、必須になるのが卒業アルバムづくり。
殺せんせーが生徒の隠し撮り写真を大量放出してみんなを困らせたり、コスプレしながら写真を撮ったり、さらには校舎内だけじゃ物足りないからと世界中で写真を撮ろう!なんてことになったり、どんな卒業アルバムが完成するのかワクワクな展開。
そうして卒業アルバムづくりで盛り上がっている最中、いきなり政府が最終暗殺を仕掛けてきて、E組生徒たちは憤り、殺せんせーのために何ができるのかを考えます。
第22話「ハッピーバースディの時間」あらすじ
殺せんせーのもとへ行くため、E組は精鋭部隊を突破しバリアを抜ける。
無事殺せんせーと再会したE組だったが、そこへトラップを仕掛け雪村あぐりを殺した元研究員が現れる。
そしてそこには、身体を怪物に作り替えられた2代目死神の姿が。
「ハッピーバースディの時間」の見所
やっとバリア内で殺せんせーと再会したE組でしたが、そこへなんとあの2代目死神が現れますが、その姿はまるで怪物のようで、以前の面影が微塵も残っていません。さらに研究員だった男も自らに注射器を打ちます。
逃げ場のないバリア内で繰り広げられる2体の化物VS殺せんせーの戦い。ここから、殺せんせーの全力の力が解放されることに。
第23話「ラスボスの時間」あらすじ
殺せんせーはマッハ40の死神相手に苦戦する。
しかも生徒を守りながらの戦闘であるため、非常に厳しい状況。
そんなとき、殺せんせーを助けるべく茅野が立ち上がって?!
「ラスボスの時間」の見所
殺せんせーは、マッハ40の怪物相手に生徒を庇いながら戦う必要があるので、よって戦況は不利。生徒らは、自分たちを足手纏いに感じ、このバリア内に入ってきたことを後悔。
前の話で書いたように、殺せんせーは元死神と呼ばれる暗殺者で、今戦っている怪物が殺せんせーの弟子で2代目死神です。
いわば、殺せんせーの最初の生徒はこの2代目死神というわけですが、当時の殺せんせーは、今のように生徒をうまく育てることができませんでした。生徒の心に寄り添って教えるという、教師として最も重要なことがわかっていなかったのです。
それゆえに弟子に裏切られ決別してしまいましたが、殺せんせーが2代目死神にとどめを刺す寸前、2人の思いは通じ合い、2代目死神は涙を流しながら死んでいくのでした。。
第24話「卒業の時間」あらすじ
とうとう敵を倒した殺せんせー。しかし爆破するまでもう時間がない。
E組は、渚は、殺せんせーを自分たちの手で殺す選択をする。
「卒業の時間」の見所
殺せんせーを自ら殺すという辛い選択、それでもやらなければいけないというプレッシャー。このシーンは何回見ても涙が出てしまいます。
渚が心臓を貫く際、クラスメイト全員で殺せんせーの身体を押さえつけるという描写がありましたが、たとえ死んでしまっても、殺せんせーとE組はずっと一緒だという意思表示に見えて仕方がありません。もう、ほんとに涙腺崩壊です。
失意の中教室に戻るE組。そこで生徒たちはあるものに気がつきます。
なんと各生徒の机の上には、卒業証書と卒業アルバム、それから生徒1人1人に向けた今後のアドバイスブックが置いてありました。
最終回第25話「未来の時間」あらすじ
暗殺教室を卒業したE組。
それから7年の月日が経った。
みなそれぞれの就職先で楽しく働いており、ときにはE組で旧校舎に集まり思い出を語りあう日々を送る。
「未来の時間」の見所
1期1話で語られた殺せんせーを暗殺したあかつきには300億円の報酬がもらえるということ。
E組生徒は今後の学費や寄付金などを除き、ほとんどのお金を国に返還しました。しかし1つだけ大きなお買い物もしました。彼らはなんと、旧校舎のあった山をまるごと買い取ったのです。みんなの大切な思い出の詰まった旧校舎。こうやってE組生徒で買い取って管理するのはとても良い方法ですね。
そして7年後。卒業した生徒たちは自分たちが購入した旧校舎の掃除や管理などのために集まります。
ここで初めて7年後、卒業した生徒たちのその後が語られ、7年後の成長した姿を見られるのですが、特にカエデのお腹に手を当てる意味深な場面や、教師となった渚と荒れた生徒たちとのやり取り、特にその生徒の一人の声がなんと。。
まとめ
暗殺教室が大好きな読者や視聴者は殺せんせーが生きる未来も望みましたが、暗殺教室は1期1話で挙げられた、
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このテーマを初志貫徹、一転のブレも無く貫いた結果殺せんせーの死という結論に至りました。人気作になればなるほどストーリーを増やして結論を先延ばしになるものが多い中、この最後に行き着いたのは作者の強い思いがあったのでしょう。
そして暗殺教室には「暗殺教室 365日の時間」という映画も公開され、これは基本的に1期と2期のダイジェストといった形になるのですが、新規オリジナルシーンも追加されているので、
- 1期と2期全部見る時間は無いけど暗殺教室の全てが知りたい
- 新作カットが見たい
という方にはかなり魅力的な内容となっていて、この映画版暗殺教室や1期2期全てが見たいならU-NEXTのような配信サービスを利用しましょう。
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