大人気漫画、『ねずみの初恋』では主人公ねずみとその恋人であるあお君(白石碧)との恋愛が主要なテーマとして描かれています。
第1巻のはじめから登場するあお君ですが、彼の過去や出自、あるいは「あお君」という人物そのものの正体は明らかになっていません。
今回はそんな「あお君」の正体について以下の内容で迫ってみようと思います。
- あお君のプロフィール
- あお君とお姉ちゃん
- あお君とペトロ
- ペテロという人物
- あお君の首の傷
- あお君は生きている?
また本記事内容は単行本ヤンマガKCに準拠しておりますので、現在連載中の『ヤングマガジン』の内容は掲載しません。
【ねずみの初恋】あおくんの正体
大人気漫画、『ねずみの初恋』では主人公ねずみとその恋人であるあお君(白石碧)との恋愛が主要なテーマとして描かれています。
第1巻のはじめから登場するあお君ですが、彼の過去や出自、あるいは「あお君」という人物そのものの正体は明らかになっていません。
今回はそんな「あお君」の正体について迫ってみようと思います。
結論を先に述べると、現在のところではあお君の正体は判別できませんが、興味深い事実が多く作品にはちりばめられていました。
あおくんのプロフィール
あおくんの現在における(2026年1月「第8巻まで」)情報からあお君のプロフィールを紹介します。
- 名前:白石碧(しらいし あお)
- 年齢:22歳
- 家族構成:姉が居るが亡くなっている(両親は不明)
事実として分かっていることはこれだけです。
アンダーグラウンドの話ですので、「白石碧」という名前が戸籍上の正しい本名ではない可能性もあります。
それだけではなく、「なんらかの過去」を隠していることだけは間違いありません。
ひとつひとつ深堀りしていきましょう。
あお君とお姉ちゃん
あおくんに姉がいることは、あお君自身が語っています。
第1巻の最初の方で、デートのためにレストランを予約したあとに、ねずみに向かってこう言いました。
ねずみ「最近、嫌な夢、見なくなったの」
あお君「わかる。おれも死んだ姉ちゃんのこと、あんま思い出さなくなったなー。姉ちゃんに怒られちゃいそうだけど」引用元:ねずみの初恋
そして、今後の展開に一枚噛みそうなシーンが第1巻の最後に描かれていて、過去の出来事としてねずみが誰かを殺します。
そこに、「ただいまー、あれ、姉ちゃん」という男子高校生と見られる少年が描かれていたので、この人物は「あお君」と見て間違いないでしょう。
そのとき、彼の手にはラノベと思われる本が持たれていて、そこに「イラスト:竹田ナオヤ」という名前が記されています。
第2巻のねずみとのデートの際に、ねずみとあお君は「竹田ナオヤイラスト展」に行き、
ねずみ「あお君、この人の本好きでしょ」
あお君「う、うん。めっちゃ好きだよ」引用元:ねずみの初恋
と、答えていました。
確証はできませんが、わざわざ第1巻の最後に描いていたということは、「姉を殺したのはねずみ」だというのは今後の伏線になっているはずです。
あお君とペトロ
ペトロという人物が第5巻の第40話「黒」から出てきます。
あお君の正体も謎のままですが、このペトロという人物も謎に満ちているので、今後の展開の重要人物とみて間違いないでしょう。
ペトロがあおくんの正体、あるいは何らかのメタファと考えられることも可能ですが、二人が同時に描かれている情景や名前を考慮すると、二人は他人であると考えるのが筋じゃないでしょうか。
そもそもあお君はやけどを負っていません。
その前提を踏まえた上で、とても興味深いのがあお君はペトロのことを知っているという描写です。
それは、第5巻の第44話であお君とねずみの部屋に侵入していたペトロを目撃した際にあお君がこう言っていました。
「なんで、君がいるの?」
と。誰も知らない人だったら、「誰だお前は」とか、「どっから入ってきた」というような言い方をするはずですが、あおくんは「なんで、君がいるの?」と聞きました。
つまり、あお君はペトロのことを知っているのです。
ペトロという人物
ペトロという人物に関する情報としては、以下のものが挙げられます。
- ねずみのことが好き
- 全身にやけどを覆っている
- 桔梗会桝花組5代目組長「桝花琢磨」と関係がある
- 日本人ではない
- 「組織」というものに昔から関わっている
ペドロはアンダーグラウンドの世界の住人だということはわかりますが、中国では「レモン」と呼ばれ、自分の友人であった「スサム」や「タビタ」が人身売買で売られてしまっても何も思いません。
琢磨がねずみによって殺されそうになったとき、ペテロは傍で監視をしていましたが、それを阻止できなかった責任として「火炙り」の罰を受けたのでペトロは全身にやけどを負っているのです。
一番不思議なのは、ペトロとあお君の接点が何だったのか、あお君は高校生くらいまでは、ごくごく普通の日本人であったように思われますが、姉がねずみ(と思われる人)に殺されてしまうという衝撃的な展開が待っていました。
殺されてしまうのには必ず理由があるはずで、そして、あお君はペトロのことを知っていて、それともう一つ、不思議なのが、あお君の首の傷のことです。
あお君の首の傷
あお君が「メシア」にチェンソーでやられてしまい、その後ねずみによって解放されるのですが、その際、(第4巻(第27話「傷」)で、ねずみがあお君の濡れた髪を乾かしている際に、首にある傷を見て、「ここもけがしてたんだ……」と、いいます。
そのあと、あお君は「パン」と両手を叩きました。
もしかしたらあお君にはねずみには知られたくない過去があって、それを隠すための仕草に見えなくもありません。
この首の傷というのはおそらく後半の伏線になっているでしょう。
その伏線が回収されるときに、あお君の正体も明らかになってくるのではないでしょうか。
あお君は生きている?
あお君は瀕死の状態となりましたが「死んだ」とはどこにも描かれていません。
第7巻の第58話で水鳥が
また会えるからいいじゃないの
死んだわけじゃないんだし……な?
引用元:ねずみの初恋
とも言っています。
そしてまた、そのあとに、呼吸器をつけて寝ているあお君の上にペテロが乗っているシーンでは中縹先生がこう言いました。
下りなさい、ペトロ君。
(中略)
あお君にはまだ、やることやりきってもらわないと。
そうだよね。
やることやって、死んでもらわないと。
引用元:ねずみの初恋
つまり仮にあお君が死ぬ場合としても、それは「今じゃない」のです。
あお君は生きていて、それも、ねずみにとっても、「組織」にとっても重要な役割として生かされているような気がします。
今後の展開が気になりますね。
まとめ:あお君の正体は明らかになっていないがまだ生きている
【ねずみの初恋】普通に読んでも面白い作品ですが、しっかりと読み進める(あるいは読み返す)ととても複雑で深い作品なのだということが分かります。
今回は「あお君」に絞った話をしましたが、そのほかに「ねずみ」のこと「水鳥」のこと、「桝花琢磨」のこと、あるいは、精神科医(?)の「中縹(なかはなだ)先生」それから「組織」のこと、いろいろと気になることが満載です。)
(ペテロの傍にいたホームレス風の老婆も実は組織のオンライン会議に出ています)
そして「中縹先生」がとても黒幕っぽい印象を持っているところも気になりますね。
中縹先生は、ねずみの主治医でありながら、ペテロとも接触していて、そして、桝花琢磨にも暗示を掛けていたのです。(桔梗会ともかかわりがあるのに、どうして?)
そして、あるシーンではねずみとあお君の部屋の隣に住んでいるというシーンもありました。
今後どんな展開になるのか、楽しみで仕方がありません。

