【貴族から庶民になったので】マリーの性格や仕事は?フリッツと婚約するの?

マリーは主人公アンナが庶民になった後に出会った同年代の友達ですが、徐々に出番が増えて準レギュラーの立ち位置にいます。

表情豊かなマリーが好きな読者もいると思いますので、今回は、

  1. マリーのプロフィール
  2. マリーの性格
  3. マリーの仕事
  4. マリーとフリッツの関係

など、マリーについて紹介していきたいと思います。

マリーのプロフィール

マリーはアンナが暮らす事になった庶民街に住んでいる庶民の女の子で、朗らかな表情に耳後ろ辺りから束ねたお下げの三つ編みが特徴です。

初登場は単行本3巻第11話で、アンナが一人で井戸に水汲みをしに向かった際に水を入れすぎて重たい桶に悪戦苦闘しているマリーの手伝いをしたのをきっかけに親しくなりました。

年齢不詳ですがアンナと同じくらいの女の子と書かれている他、アンナの下の弟であるフリッツとは4歳違いと判明しています。

マリーの性格

初登場時のマリーは貴族として育ったアンナを「もっと怖い人かなって思ってたわ」と横柄な貴族像を浮かべていましたが、アンナの人柄を知るとあっという間に打ち解けています。

しかし、貴族や上流貴族には怯んだり声を出す事も憚れる程に緊張するといった態度を見せている辺り、一般的な庶民の感覚よりも階級の高い相手には萎縮する傾向です。

一方で年相応にファッションには興味津々で、中流階級や下級貴族が通うような古着屋にアンナを誘いドレスやコルセットへの憧れを見せていますが、庶民故に購入できたとしても着ていく場所がない現実を嘆いています。

マリーの仕事

庶民街の女性の職業は内職か冒険者になるくらいしか仕事がないそうですが、マリーの仕事はこれまで不明でした。

しかし、アンナとサラとエドの三人が共同経営者となり「うどんとクレープの店」を開店した際、マルの手伝いがギルド養成学校入学までとなった為、アンナは急遽マリーに声を掛けたのです。

その為、マリーは「うどんとクレープの店」で働く事になりました

マリーは女性なのに普通に働ける事、アルヴェルト商会が開店祝いに用意してくれた制服が可愛い事に喜んでおり、開店後は店で働いているので準レギュラー並に登場回数が増えます。

マリーとフリッツの関係

ある日、マルがギルド養成学校に通うようになり男手が減った事を口実に家に戻って来たジムがベラにべったりだった為、アンナはフリッツと「うどんとクレープの店」に出勤中に好きな人の話題になりました。

その際、アンナが「好きな人がいるの?」と質問すればフリッツは顔を真っ赤にさせてはぐらかしますが、何とサラやそこまで会っていないエドさえもフリッツの意中の相手を知っており、気づいていないのはアンナだけだと知ります。

そこでアンナはこうなったらマリーに聞くしかないと考えますが、マリーに聞こうとした所、フリッツは大慌てで「もしマリーにそんなこと言ったら絶好だからね!」と釘を刺すのでした。

なぜマリーに聞くのがダメなのか分からないアンナでしたが、エドに「なんでわかんないのかこっちが訊きたいよ」と呆れられる程にアンナは鈍感だったのです。

マリーとフリッツの関係の判明

マリーとフリッツの関係性が明らかになったのはアネットが「うどんとクレープの店」を訪れた後での事です。

アネットは元の家族達が貴族に何をされるか分からないという理由で自らヒール役を買って可愛い弟とアンナに現在の身分の差を突き付け忠告に赴きましたが、その後、アンナは大好きな姉に突き放されたフリッツを慰めるようと一緒に帰るつもりでした。

しかし、落ち込んでいるフリッツと手を繋いで歩いているマリーを見てアンナは自分よりずっと相応しい人がいた事に漸く気付くのです。

フリッツの素振りから片思いだろうと考えていたアンナでしたが、二人が歩く後ろ姿を見て両思いである事を確信します。

また、クリューに訊いてみると「知らなかったのはアンナだけだよ」と返されており、手を握り合っている二人を見てアンナはなんだかあてられちゃったと語るのでした。

設定上マリーとフリッツは4歳離れている為、マリーがアンナと同年齢ならばマリーが15歳の時にフリッツは11歳になります。

マリーとフリッツの交際

アンナが17歳の頃、フリッツはギルド養成学校に通えば三年は寮暮らしになりマリーと離れなければならないという理由で養成学校へは行っていません。

その代わりマリーが何れ店を持ちたいと考えている事からフリッツは料理人を目指すと宣言しており、「うどんとクレープの店」でサラとアンナに料理を教わっています。

また、この数年で店の売り上げは順調に伸びている事、広い街の遠くから訪問してくれる客が増えたという理由で店を大きくする事を視野に捉えていた為、サラとアンナはフリッツとマリーが二号店を出してくれたら解決すると考え、フリッツへ料理の指導を開始しました。(なお、アンナとしてはマリーの親が他の縁談を持ってくる可能性を考慮して早くフリッツに一人前になって恋を実らせて欲しいという思惑もあります)

因みに休みの日にはデートもしているようなのでこの時点で正式に交際しているようですね。

ルウルウ風邪流行時には一緒にスラムへ炊き出しに

フリッツは三ヵ月だけスラムで暮らした事がある為、ルウルウ風邪が流行し始めると誰よりもスラムの現状を憂い炊き出しするべく動き始めます。

フリッツがスラムで暮らす事になったのはジムが出て行ったせいで家計が火の車だった為ですが、スラムでは誰も助けてくれないという経験則からマリーを説得し冒険者ギルドで炊き出しの許可を取り、「うどんとクレープの店」の従業員と心配した家族と共に炊き出しを行いました。

また、炊き出しに張り切るフリッツを支えるようにマリーも甲斐甲斐しく世話をしています。

マリーとフリッツの婚約

アンナが18歳になった頃にはマリーとフリッツは婚約をしている事が判明しています。

しかし、4歳の年齢差だけはどうしようもない為、マリーはアンナと二人きりの時には「早くフリッツが一人前にならないかしら」と愚痴を零す事もあり、アンナは庶民の結婚相手は結婚適齢期の関係で男が年上のケースが圧倒的に多い中、マリーがなぜフリッツを選んだのかを訪ねました。

マリー曰くフリッツがかっこよかったというのが開口一番の答えでしたが、マリーにとってフリッツはさりげなく重たい物を持ってくれるし仕事をしている時の姿が素敵だとも答えています。

アンナにはよく分かりませんでしたが、フリッツの事を語るマリーの目はマジだったらしく、恋は目が曇るものだと納得し、フリッツの勝因は昔から母親の手伝いを買って出ていたせいか女性に重たい物を持たせないようにさりげなく助ける優しさだと理解しました。

また、いずれ出店する二号店の店長になるべく料理の指導を受けているフリッツが褒められるとマリーは嬉しそうに笑っています。

マリーについてのまとめ

  1. マリーは単行本3巻第11話で初登場したアンナと同年代の庶民の女の子
  2. マリーは階級の高い相手に萎縮する傾向があるが、ファッションに興味津々な年相応の明るい性格
  3. マリーはアンナとサラとエドが共同経営する「うどんとクレープの店」で働く
  4. マリーは4歳年下のフリッツと恋仲になる
  5. アンナが18歳の頃には、マリーとフリッツは婚約している

模範的庶民の女の子として描かれたマリーですが、一喜一憂する姿が可愛く人気のあるキャラクターだったと思います。

一方でアンナとサラの店で一緒に働くようになって準レギュラーになったり、ベラではなく4歳年下のフリッツと恋仲になったりと、意外な展開で登場回数が増えたので嬉しくも驚きました。

また、将来的には店を持ちたいと野心を抱いている辺り、結構強かな女性である事も判明したので、フリッツと共に幸せになって欲しいですね。

貴族から庶民になったので、婚約を解消されました!
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妖精の悪戯によって取り替えられてしまった 貴族の赤ん坊と庶民の赤ん坊。 貴族として育てられ、13歳に成長したアンナは 家族の中で自分だけ容姿が似ておらず、 魔法がうまく使えないことに日々悩んでいた。 そんなある日、目の前に妖精が現れ、すべてを告げられる。 迷い、悩みながらも一歩ずつ前に進もうとするアンナに 無情にもその時が迫る――。