単行本1巻に登場したアンジェリカは、単行本3巻から始まる拳王トーナメント編で再登場し、その後の騎士学校編でも登場する準レギュラーキャラクターです。
そんなアンジェリカの騎士の階級や能力、そして強さはどの程度なのでしょうか。
今回は、
- アンジェリカのプロフィール
- アンジェリカの階級
- アンジェリカの能力
- アンジェリカの婚約者
- アンジェリカの強さ
などアンジェリカについて紹介したいと思います。
アンジェリカのプロフィール
【名前】 | アンジェリカ・ディルムット |
【種族】 | 人間 |
【身長】 | 158㎝ |
【体重】 | 49㎏→51㎏ |
【年齢】 | 17歳 |
【誕生日】 | 3月3日 |
【体力】 | B→A |
【身体操作】 | A+ |
【魔力操作】 | C→B |
【魔力量】 | A |
【カップサイズ】 | A |
【声優】 | 未定 |
フィルハイム王国のディムレット公爵家の長女であり、上に24歳の兄、下に11歳の弟を持ちます。
実の弟を溺愛しているらしく、本編ではフリードの言葉を鵜呑みにしてリックに決闘を申し込むなどやや聞く耳を持たない姿勢が悪目立ちしましたが、決闘後はリックに頭を下げているため地は素直な性格のようです。
口調は常にお嬢様言葉で高飛車ですが、次第にリックのバケモノぶりを間近にしていく過程であらゆる場面でツッコミ役となり、その際にもお嬢様言葉は忘れません。
アンジェリカの階級は二等騎士
アンジェリカは公爵家の娘ですが、フィルハイム王国の騎士団に所属し二等騎士の階級に位置しています。
一等騎士へ昇格
拳王トーナメント編後、アンジェリカはリックの勧めでオリハルコン・フィストのブロストンの修行を受ける事になり、その後は一等騎士に昇級した事が単行本7巻第39話「新米オッサン騎士学生」で判明しています。
アンジェリカ曰くブロストンの鬼畜な修行の後だから楽勝だったそうです。
アンジェリカの師匠リック
アンジェリカが「瞬脚」などをどのようにして習得したのかは分かりませんが、拳王トーナメント参加中にどうしても今年の本選に出場しなければならないと事情を話した所、リックがアンジェリカの師匠として修行を見る事になりました。
なお、リックが「俺が鍛えてやろうか?」と述べた所、アンジェリカは「そんなまっすぐな目で殺人予告を…」と安定のツッコミをしており、修行回の単行本4巻第19話のサブタイトルは拷問と書いて修行と読ませています。
リックの修行内容は30㎏の重りを手足に合計120㎏つけて強化魔法を常時発動、そしてその状態のアンジェリカをロープで繋げてリックが時速100km以上で引っ張り速い動きを体に覚えさせるという地獄の基礎トレーニングであり、初日に6時間牽引されてほぼ死に掛けました。
過酷な修行に逃げ出すアンジェリカでしたが、リックがかつてブロストンに言われた「諦めた後の未練」と「今の苦痛」どちらが楽か天秤にかけてみろという言葉を投げかけられると、アンジェリカは「今の苦痛」に傾いていると意気込み再び修行に身を置きます。
アンジェリカの師匠リーネットとブロストン
アンジェリカの師匠は一応リックですが、オリハルコン・フィストのメンバーであるリーネットとブロストンからも修行を受けている為、実質オリハルコン・フィストはリックの師匠なので大師匠となります。
拳王トーナメントは武器の使用が不可である為、トーナメント編のアンジェリカは現在の騎士団式剣術を無手の戦法にアレンジして戦っていましたが、リックとの修行後に「素手を剣にする技」を教える為にリーネットが師匠になりました。
なお、リーネットとの修行中に何があったのかは分かりませんが、約20日後には修行ハイになっているせいか野生児のような恰好とカタコトしか喋れず獰猛になっています。
また、拳王トーナメント後はオリハルコン・フィストの城見学と共にブロストンの修行を受けており、2800km完走後早々に150㎏の重りをつけた状態で蟻地獄のようなモンスターが迫りくる砂の斜面を走らされて初めての死を体験しました。
その後もブロストンの修行で何度か死を体験したような描写がある為、過酷な修行は滞在中ずっと続いていたようですが、そのおかげでアンジェリカは余裕で一等騎士に昇級する実力を身に着けています。
騎士学校編でアンジェリカがオリハルコン・フィストのメンバーを学生に紹介した際に「リック、リーネット、ブロストンは私の師でもあるんですのよ」と述べている為、正式に三人はアンジェリカの師匠にあたるようです。
アンジェリカの能力と異名
基本的な強化魔法で肉体や武器を強化する「剣士職型」であり、主にスピード重視の技「瞬脚(しゅんきゃく)」を得意としています。
その為、アンジェリカは「閃光のアンジェリカ」の異名を持ち、特段速力に定評のある女騎士として確かな実力を持つようです。
また、身体への負担が大きい日に3度しか使えない高速移動術「瞬脚・厘(りん)」は通常の瞬脚の3倍の速度ですが、リック戦では瞬脚・厘を初見で回避された為、これまで挑戦していなかった瞬脚・厘の連続使用を始めて実現させました。
アンジェリカの必殺技「糸切り」
糸切りはリーネット直伝の身体操作の奥義の一つです。
魔力も使わずに正真正銘素手で岩をも容易く切断する手刀ですが、修行前のアンジェリカですら初期は紙すら切れませんでした。
コツは空気を感じて末端を軽く振り抜くそうですが、アンジェリカは一年前から自主的に練習していた魔力反転反射という技術を組み込んで僅か一ヵ月の修行期間の内に我流で完成させたのです。
アンジェリカの婚約者
アンジェリカの婚約者は竜人族で富豪のスネイプです。
本編開始の1年前にディムレット公爵夫婦が事故で他界した為、ディムレット領は三兄妹で運営していく事になりましたが、あらゆる逆風と経験不足故に深刻な財政難になった所、守銭奴として名高い祖父がアンジェリカに騎士団の地位を全て捨ててスネイプに嫁ぐように強要したという貴族特有のお家事情で婚約が決まりました。
必死で財源は何とかしたものの婚約を取り消すには手遅れとなり、婚約を取り消す為に拳王トーナメントにする事になったのです。
アンジェリカの強さ
王国騎士団の二等騎士ですが実力的には二等の中でもおかしいくらいにめちゃくちゃ強いらしく、得意の接近戦に持ち込めばAランク冒険者トップクラスの兄に勝てる可能性があると公式で書かれています。
つまり、初登場時点では総合力では一等騎士及びAランク冒険者程度の実力があるようです。
リック曰く瞬脚を使いこなす身体操作と魔力操作、その連発を維持する体力と魔力量の四大基礎は申し分ないらしく、瞬脚を活用したヒット&アウェイに高度な界綴魔法を組み込む戦法は中々に強いと言われています。
アンジェリカの修行後の強さ
拳王トーナメント編の修行後にはリックを上回る成長速度で魔力量以外全てが一回り強化され、冒険者基準であればAランクの中でも上位に入る強さに成長しています。
また、トーナメント編後にオリハルコン・フィストの城の見学に訪れた際にはブロストンの修行を受ける事になり一度死亡してしまうも、修行が糧となり一等騎士に昇級したので、Aランク上位よりも更に強くなっている事でしょう。
なお、アンジェリカは一ヵ月の修行でAランク上位程度の強さになっていますが、1年後にはギースを倒せる実力に成長すると言われています。
成長速度はリックを凌ぐ速さである他、リーネットからも才能があると言われている為、数年後にはSランクの入口に立てる程度の見込みはありそうですね。
アンジェリカの階級や能力と強さについてのまとめ
- アンジェリカはフィルハイム王国のディムレット公爵家の長女
- アンジェリカの婚約者は竜人族で富豪のスネイプだったが、拳王トーナメント編で取り消しとなる
- アンジェリカの階級は初登場時は二等騎士、修行後の騎士学校編では一等騎士に昇級
- アンジェリカは拳王トーナメント編でリックに弟子入りし、リーネットとブロストンからも修行を受けている為、リック・リーネット・ブロストンの三人が師匠となる
- アンジェリカは「剣士職型」であり、「瞬脚」を活用した高速移動でのヒット&アウェイが得意
- アンジェリカはリーネットから「糸切り」を習得している
- アンジェリカの強さは初登場時で一等騎士及びAランク冒険者程度の実力であり、修行後はAランクの中でも上位に入る強さに成長
高飛車なお嬢様のアンジェリカですが、実力は初期からAランク冒険者レベルと高い水準にあり、更に成長速度はリックを上回る優秀な将来性を持っていました。
リックの見立てでは修行を続けた一年後のアンジェリカはAランク冒険者最上位レベルに位置するギースをも凌ぐらしいので、短期間でそのレベルに達する事が出来るとすれば、数年後にはAランクの壁を越えられる資質があるかもしれませんね。