【新米オッサン冒険者】ブロストンの過去や夢は?強さは作中最強?

ブロストンは主人公リックの師匠にして、Sランク冒険者のみで構成される大陸最強のパーティ「オリハルコン・フィスト」の一人です。

では、ブロストンはなぜリックを弟子に迎え入れたのか、どういった生い立ちでオリハルコン・フィストを創設したのか、オークなのに何処で知識を得たのでしょうか。

今回は、

  1. ブロストンのプロフィール
  2. ブロストンの名前の由来
  3. ブロストンの過去
  4. ブロストンの夢
  5. ブロストンの強さ
  6. ブロストンの声優

などブロストンについて紹介していきたいと思います。

ブロストンのプロフィール

【名前】 ブロストン・アッシューク
【種族】 オーク
【身長】 230㎝
【体重】 350㎏
【年齢】 51歳
【誕生日】 不明
【体力】 EX(完全計測不能)
【身体操作】 S+
【魔力操作】 S+
【魔力量】 S
【ムチャブリ】 S+(本人はムチャだと思っていない)
【声優】 三宅健太

オーク族でありながらIQ300、身長200㎝を超える巨体の男です。

オーク故の怪力と肉体の強度、そして知性から会得した補助魔法を使いこなす姿から「賢鬼」の異名を持つSランク冒険者であり、オリハルコン・フィストの創設者の一人になります。

第一界綴のヒールでも死後であれば死者を蘇生する事が可能であり、気骨のある者を鍛える事に精力的すぎるせいか、修業プランには「死」を幾度も経験する事は最早日常であるように振る舞う異常ぶりが目立ちますが、本人はムチャだとは思っていないようです。

趣味はモンスター史上初の詩歌と歴史研究になります。

名前の由来

本来オーク族に名前はないのか、人間には個別に名前があると知り真似たもので、自ら小説の登場人物の名前から取ってブロストンと名付けました。

ブロストンの生い立ちや過去

ブロストンの過去は単行本6巻第32話「神の夢」で語られています。

オークは数十頭から成る群れで生活しオスとメスは完全に別れて活動する習性があり、ブロストンは父と二人の兄と暮らす一般的な家族構成で育ちました。

しかし、ブロストンは人間で言う5歳の頃に他のオークの肌が緑色に対し自分だけは灰色、そして思考力のレベルが家族や他の仲間達と違う事に気付くのです。

人間が落とした本を拾い文字の存在を知り好奇心から数えきれない本を集めて独学で言語を会得すると、本から格闘技や魔法の知識、殴り合いで意見を通すオークは怪我が絶えないという理由で回復魔法を優先して習得しました。

オークには猿のように最も強い個体がボスになるというヒルラエキーが存在し、当時の群れのボスはブロストンの父でしたが、本ばかり読んでいるブロストンの行動に理解出来ずに殴りかかってきた父をブロストンが容易に倒した為に僅か10歳にしてオークの群れのボスに君臨します。

それからは本から得た知識を活用し仲間達の暮らしを豊かにするべく、人間の家や食事等を真似て言語以外での意思疎通の方法を伝授したりしていると、いつしかブロストンは仲間から神のように扱われてしまい父や兄ですらブロストンには逆らう事無く崇めるようになったのです。

ただ、オークとは揉め事を殴り合いで解決する種族である為、家族間での些細な問題は小さな殴り合いで解決しその後親しく食事をするのが一般的でしたが、ブロストンだけは家族や仲間から神のように扱われていた為にその様子を神の座から見下ろすだけでひたすらに孤独感に包まれていました。

10年後、豪雨による土砂崩れを防ぐ資材の調達に出かけていたブロストンが村に戻ると、仲間が暮らす場所は土砂に飲み込まれて全滅していましたが、ブロストンは仲間を助ける事が出来なかった悔しさよりも家族や仲間を失っても全く哀しみを感じなかった自分に唖然とします。

その時、改めて自分は本当に孤独だと痛感したのです。

それから当てもなく旅を始めたブロストンはモンスターの襲撃を受ける村を見つけると、モンスター討伐後に200年前に英雄ヤマトと共に戦ったパーティメンバーの男と知り合い、これまでの生い立ちから耐え難い孤独に憂いている事対等な仲間を求めている事を話しました。

そして、その男はブロストンを気に入ると、ブロストンは冒険者となり二人でオリハルコン・フィストを創設し、ブロストンの夢の一つである対等な仲間が続々と集まってきたのです。

しかし、ブロストンが望むのはオークの家族間で行うような対等な殴り合いでしたが、Sランクの強さを持つ仲間達は確かに強いものの、ブロストンが求める殴り合いが出来る仲間はいませんでした。

そんな中、ブロストンの前に現れたのがリックだったのです。

ブロストンの夢

ブロストンの夢は対等な殴り合いをする事です。

ブロストンの夢の一つである対等な仲間を集める事はオリハルコン・フィストを創設した後にミゼット、アリスレート、リーネットと対等の強さを持つ仲間が集まったので叶っています。

しかし、強さのベクトルがオークが家族間で行うような対等な殴り合いが出来るものではなかったので、仲間からもブロストンが練りに練った修業プランに耐えられる者などこの世に存在しないと否定されてしまい、もう一つの夢である対等な殴り合いをする事は取るに足らない夢だと自分に言い聞かせて諦めていました。

ですが、リーネットが連れて来たリックは、アルサピエトを倒せる仲間を育てる他に自分と対等に殴り合いが出来る相手を育てる修業プランをやり遂げてしまったのです。

その為、リックが2年間の修行をやり遂げたのは完璧に練り上げた修行プランの他にブロストンの予想を超える本人の精神力があったからこそであると本人の気骨を買っており、対等な存在に成長したリックには我が弟子ながら尊敬に値すると賛辞を贈りました。

因みにオークが家族間で行う殴り合いはクオーターサムズアップと呼ばれる親指を立てて手を前に出す習性から始まり、防御と回避を捨てて殴り合いに徹する宣言を始めとしますが、リックはブロストンに恩返しの意味も込めてクオーターサムズアップから対等な殴り合いに興じギリギリの差で敗北しています。

また、オリハルコン・フィストの仲間はブロストンの夢を叶える為にリックの固有スキルを秘密裏に鍛えていたそうで、それを知ったブロストンはリックとの試合後に感謝の意を伝えました。

ブロストン曰く試合の結果ではリックが倒れた後も僅かに長く立っていたブロストンが勝利判定を受けましたが、勝負としては自分の夢に付き合ってもらった上にほぼ痛み分けで終わっているので自分の負けだとして試合結果には不服そうにしています。

なお、あくまでも殴り合いの結果ですので、実践ではブロストンは魔法を使用出来るので強さは未知数です。

ブロストンの強さ

基本的に冒険者ランクSは冒険者という括りでは収まらない常識を超えた戦闘能力を持つ怪物と定義されている為、ブロストンの強さは冒険者の常識では推し量る事は出来ません。

ブロストンはオークでありながら知識や経験が豊富である為、相手の身体から冒険者の型別タイプや魔法の有無を見分ける目を持っており、本人の肉体はBやAランクの冒険者が強化した攻撃を直撃しても無傷で済む強靭さを持っています。

また、冒険者の職業は司祭職型であり、怪力と知性を合わせ持つ「賢鬼(けんき)」の二つ名で呼ばれ恐れられているのです。

Sランクの中でも純粋な体力は完全計測不可能である他、オーク特有の肉体の頑丈さや怪力は鍛錬により磨き上げられているので、ただのパンチで第八界綴魔法を粉砕及びその衝撃波だけで第五界綴魔法並の威力を持っており、本人にとってはただのパンチ故に連打も出来ます。

単純な殴り合いでは本気の先の固有スキル発動状態のリックよりやや強いくらいですが、何でもありなら攻撃魔法の他に回復魔法で何度もフル回復出来るので現時点では登場キャラの中で最強でしょう。

ブロストン流の修業方法

ブロストンは基本気骨のある者に対しては気軽に修業をつける性分です。

しかし、修業内容は2800km完走後に150㎏の重りをつけて蟻地獄(モンスター)の砂の斜面をひたすら登って逃げるという無茶苦茶なものが多く、本人は全身の筋肉をバランス良く鍛えるトレーニングメニューとして組み込んでいるので悪気はありません。

そして一番厄介なのが死んでもすぐにヒールをかければ死者を蘇生出来るという理由から命の価値が非常に薄く、本人の了承も無いのに修業中に弟子を死なせては蘇生させトラウマを植え付ける事があります。

その為、2年間の修業を体験したリックが修業の日々を思い出そうとすれば忽ち精神崩壊を来す影響を受けるようになりました。

とは言っても、ブロストンの修業成果は確かなものである為、数ヵ月の修業でも見違える程に強くなる実績があります。

ブロストンの声優「三宅健太」さん

【名前】 三宅健太(みやけけんた)
【所属】 81プロデュース
【誕生日】 1977年8月23日
【代表作】
  • 「探偵少年カゲマン」→怪盗デ・アール役
  • 「NARUTO -ナルト-」→次郎坊、赤ツチ役
  • 「ONE PIECE」→ザンバイ、モーリー役
  • 「BLEACH」→シャルロッテ・クールホーン役
  • 「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」→スカー役
  • 「オーバーロード」→コキュートス役
  • 「僕のヒーローアカデミア」→オールマイト役
【来歴】 沖縄県出身の声優です。
アミューズメントメディア総合学院声優学科卒業後に81プロデュースに入所しています。
既婚者で2011年には第一子が誕生しました。

  • 2019年:第13回声優アワード、助演男優賞受賞

ブロストンの過去や夢と強さについてのまとめ

  1. ブロストンはIQ300身長200㎝を超えて人語を話す巨体のオーク
  2. オリハルコン・フィストの創設者の一人であり、強さと知性を持つ「賢鬼」の異名を持つSランク冒険者
  3. ブロストンは5歳の頃に自分と他のオークとの違いに気づき孤独に包まれていた
  4. ブロストンは人間の本を拾い知識を身に着け、10歳でオークの群れのボスに君臨
  5. ブロストンの群れは豪雨により全滅している
  6. ブロストンは、200年前に英雄ヤマトと共に戦ったパーティメンバーの男と知り合い、二人でオリハルコン・フィストを創設した
  7. ブロストンの夢は「対等な仲間を集める事」と「対等な殴り合いが出来る相手を探す事」であり、前者はオリハルコン・フィストの仲間が叶え、後者は弟子であるリックが叶えた
  8. ブロストンの強さは対等な殴り合いでは固有スキル発動状態のリックとほぼ対等であるものの、魔法等を解禁すれば更に強いので未知数
  9. ブロストンの声優は「三宅健太」さん

ブロストンはオークでありながら知能が高く人間の本を拾い知識を得ると司祭職型となり、オーク故の肉体の強度と強さそして回復魔法を併せ持ちました。

自分と他のオークの違いに気づいてからは孤独感に襲われていましたが、オリハルコン・フィストを創設し、そしてリックという弟子に恵まれたブロストンは自分が孤独ではなかった事に気付かされています。

ブロストンの夢は叶いましたが、後はアルサピエトを倒すという目的が残っているので、彼が本当の本気を出すとすればアルサピエト戦かもしれませんね。

新米オッサン冒険者
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30歳を過ぎてから冒険者を目指したリック・グラディアートルは、新米ながら最高位[Sランク]並みの戦闘力を有していた。 伝説のパーティ「オリハルコン・フィスト」──ドラゴンからヴァンパイアまで、文字通り「モンスター」級の師匠たちに鍛え上げられた戦闘力でなめてかかってくるエリート冒険者を次々にねじ伏せていく。「出遅れ…?何歳から冒険者やったって何歳から新しいこと始めたって…いいだろ!」