幽遊白書が連載を終えて、気になる事は各キャラのその後についてでしょう。
ここでは人気キャラたちのその後について考察していきたいと思います。
- 蔵馬のその後
- 螢子のその後
- 武威のその後
- 朱雀のその後
- 幽助のその後
- 桑原のその後
- 飛影のその後
- 最終回のその後
最終回で分かっている事からその後の考察をしていきましょう。
幽遊白書が終わった後の登場人物たちのその後
ここからは一人ずつアニメや原作が終わった後どうなったのか、について見ていきましょう。
蔵馬の連載終了後を考察する
まず、蔵馬は連載が終わった後、どう生きていくのか、という疑問が上がります。
南野秀一として生涯を過ごして果てるのか、どこかで妖狐に戻り魔界に帰るのか。
このふたつの生き方で考察したいと思います。
南野秀一として生涯を過ごす
穏やかに人間として生きてきた蔵馬を思うと、こちらの生き方をするのではないかと思われます。
全ては母、志保利のためです。
志保利を安心させるためだけに結婚して子供(志保利からしたら孫)を作って志保利が死んだら姿を消す、くらいの事はしそうな気がしますし、蔵馬は優しそうに見えますが、本質は冷酷非道な妖狐なので目的のために手段は選ばないでしょう。
志保利の死後に妖狐に戻るかもしれませんが、そのまま死を選ぶ可能性もあります。
蔵馬は大学に進まず養父の会社に就職している事から、簡単に姿を消す事は難しいのかもしれません。
蔵馬自身が南野秀一の死に縛られて消滅しないのなら、南野秀一の活動限界まで人間界で生き、南野秀一の死を迎えてから魔界に帰るのもありかな、とは思います。
妖狐に戻って魔界に帰る
単行本3巻で蔵馬は「妖力が回復したらすぐに姿を消すつもりでいた」と言っています。
志保利を母として慕っているから傍にいるだけで、志保利が再婚して義息子もでき幸せになった今、人間界への未練をなくして失踪するか偽装死して(この場合はコエンマに助力願い、死体の偽装をする)魔界に帰る可能性もありますね。
この場合の蔵馬は二度と人間界に関わらないと思われます。
妖怪としてS級の力を持っている蔵馬が人間界に関わると何かと問題が起こる事は必至、ケジメを付ける意味も含めて魔界を拠点に移すものと考えられました。
螢子の連載終了後を考察する
螢子は真面目な性格をしているので、幽助と結婚するにしてもしないにしても、最終回で語った進路希望のまま教師になるのだと考察できます。
幽助と結婚した未来と、しない未来。
このふたつについて考察したいと思います。
幽助と結婚する未来
螢子と幽助が互いを大切に思い、好き合っている事は周知の事実で魔界に行く前、幽助じゃプロポーズし螢子は受けており、約束通り結婚したとしても螢子は教師になっているでしょう。
それでも螢子と幽助なら螢子の方が権力が強そうですし、幽助が何かをするたびに怒鳴っていそうなイメージが浮かびます。
要するに原作での掛け合いのまま結婚して、暮らしていくという未来になるのではないでしょうか。
幽助と結婚しない未来
魔族となってしまった幽助は人間ではありません。
螢子は先にシワシワのお婆ちゃんになりますし、戦う事が好きな幽助の枷にならないために別れるという選択肢も考えられます。
その場合、螢子はどういう行動をするのでしょうか。
他の誠実な男性を見付けて結婚するかもしれませんし、生涯、幽助だけを思い独りで生きていくのかもしれません。
その場合、幽助との子供だけを設けて母となる未来もありえます。
どちらにしても教師として立派に生きていける強い女性になっていると思われました。
武威の連載終了後を考察する
武威は暗黒武術会以降は登場していないキャラなのでいろいろな事が考えられるキャラです。
妖怪で強くなる事に貧欲で、「武士」というイメージを持った武威は最終回後も生き続け只管強くなるために修業しているように考察できますね。
他人のためにではなく、自分の限界を知るために。
魔界のどこかで修業をしていて、魔界に帰った蔵馬と会ってもいいしパトロール中の飛影と会って手合わせをしてもいいです。
それでも武威はどこかの勢力に組するのではなく、一匹狼で修業し続けて欲しいと願います。
朱雀の連載終了後を考察する
朱雀は四聖獣のリーダーだった妖怪です。
単行本5巻以降、登場していないキャラですが、その後はどうなっているのでしょうか。
尚、他の四聖獣たちは作中で死亡がはっきりと描かれています。
一部で流れた朱雀の死亡説
朱雀には死亡説が一部流れました。
幽助に敗北して触覚に亀裂が入り倒れたため、そのまま死亡したのではないかと思われたからです。
そして朱雀のその後についての言及は一切されていません。
そのため朱雀が生きているのか死んだのか、それすらも不明となりファンの間では様々な考察がなされました。
朱雀が生きていたとしたら
朱雀が生存しているとしたら、霊界によって罰を受けているものと思われます。
それがどのような刑罰なのか、幽閉なのかは分かりませんが、改心して霊界の役に立っていたら、と願わずにはいられません。
幽助の連載終了後を考察する
幽助は連載が終わった後の生き方は、人間として生き生涯を終える、か魔界に行って魔族として戦いの日々に身を委ねる、のどちらかになると思われます。
ただ、単行本17巻で螢子を置いて魔界に行き、思いっ切り暴れたので魔界に拘る必要はないように考えられますね。
三年後の第二回魔界統一トーナメントには参加したいと思いますが、その時だけ魔界に行くのなら人間界で生きていく事も可能なのかもしれません。
人間として生きる
この場合、幽助は螢子にしたプロポーズを叶えると思われます。
人間として、一人の男として螢子と結婚して幸せになっていく未来となるのではないでしょうか。
魔界に未練がないとは言いませんし、魔界統一トーナメントに参加もしたいと言いそのたびに魔界に行くかもしれません。
それでも生活の拠点は人間界で帰る場所は螢子のところ、というスタンスを護り(魔族として長命だろうから)螢子の死を見送ってから魔界に戻るのではないかと考察できます。
人間として生きる場合は桑原や蔵馬、飛影とバカをやりながら、そのたびに螢子に叱られる事を楽しんでいる場面が思い浮かびますね。
魔族として魔界に帰る
こちらの生き方を選んだ場合、人間界に帰る事はないように思われます。
根が真面目な幽助ですから(蔵馬と同じで)ケジメを付ける意味も含めて人間界と完全に決別すると考えられました。
この場合、螢子とは別れる事になります。
雷禅の跡を継ぐ形で北神たちと共に、かつての雷禅の部下を護っていく事になるのかもしれませんね。
桑原の連載終了後を考察する
桑原は純粋な人間ですから人として生きる以外の選択肢はありません。
桑原の未来で気になるのは雪菜と結婚するのかしないのか、に尽きるのではないでしょうか。
雪菜と結婚する未来
桑原は一途に雪菜を想ってきました。
霊界が魔界と人間界の隔たりをなくした今、雪菜と結婚する未来も有り得ると思います。
しかし、雪菜は氷女で単行本18巻で明らかになったように、氷女が異種族と交わった場合、例外なく死に至るとされており雪菜を失いたくない桑原は例え結婚したとしても子をなす事はできないという事が判明しました。
そして人間である桑原はどうしたって先に死にます。
雪菜と結婚しない未来
こちらも十分に有り得ます。
一緒に過ごす事になったとしても結婚という形を取らず、友人、親友、という男女の関わりのない家族となる方を選ぶ可能性もあるように思われました。
雪菜を死なせたくないから、という理由もあると思いますが、桑原も幽助同様、恋愛に夢を見がちなイメージがありますから雪菜を不可食の女神のように思い、結局触れる事ができないようにも思います。
人間と妖怪の付き合いも明らかになっていない今、桑原の選択が雪菜を傷付けないために今のままの関係を続ける未来も考察できるでしょう。
飛影の連載終了後を考察してみる
飛影は妖怪で人間界に執着するような事はないと思われます。
あるとしたら妹・雪菜の幸せですが、飛影も桑原にはある程度の信頼を向けていると思うので託しているのだと考えられました。
では連載終了後はどうしているのでしょうか。
魔界に腰を据えて修業に明け暮れる
軀の下で修業をして強くなる事だけを考えている、というのがファンの考察だと思われます。
この際、軀との恋愛も含まれてくると思いますが飛影は「魔界に帰れるのなら帰りたい」みたいな言葉を口にしていますので、本拠地を魔界に設定するのは当然のように思われますね。
それに伴い、人間界への繋ぎやお使いを任されてふて腐れながら行く様子も想像できます。
人間界に行けば雪菜の様子を見る事ができますからツンデレを見せて可愛くない態度を見せながら言う事を聞いているのではないでしょうか。
親しい人たちが死ぬまで人間界にいる
飛影は非情に見えて誰よりも優しさを持っているキャラのように思われます。
雪菜の存在をハッキリと認識するまで一匹狼で自分の事しか考えていませんでしたが、雪菜のために邪眼を移植したり幽助を一人で死なせたくないと勝てない戦いに身を投じたりと、一度仲間と認めた者を大切にしているようでした。
雪菜も幽助も人間ではありませんが、桑原は完全な人間であり共に戦ってきた戦友です。
彼のピンチにすぐ動けるように、天寿を全うするまで人間界にいるくらいの優しさはあるように思えてなりません。
最終回後の様子を考察してみる
最終回はいろいろな謎や伏線を残して終わってしまったために、ファンたちはいろいろな未来を想像して、続編を期待した事でしょう。
作品内で登場したキャラたちはハッキリとその後が描かれているキャラもいれば失踪して行方知らずのキャラもいて気になる事が多いですが、仙水編で登場したキャラたちはほぼ人間なので、単行本17巻で描かれているように皆が日常に戻ったのだと考察できました。
暗黒武術会編のキャラたちは妖怪なので、魔界統一トーナメント編の後は魔界に帰るキャラもいたのではないでしょうか。
では、幽助に近い人間たちは?
皆が幸せになってくれている事を祈るばかりです。
幽遊白書の登場人物のその後を考察のまとめ
人気キャラたちの作品終了後は誰もが気になっているところですが、他の作品でもそうですが確実にその後が分かっていない事が作品を、魅力的にする秘訣だと思われます。
作品を読むファンが「こうだといいな」「こんな風に生きてくれていたら嬉しい」と考える事で、その人だけの終わり方ができあがるのだと思いました。
幽遊白書は広い世代に愛された作品です。
作品終了後であってもここまで愛されているのですから、その後はファンの心ひとつで、様々な加工性があってもいいと思います。
でもできれば何らかの形で幽助達のその後が描かれるといいですね。