魔界三大妖怪の一人、黄泉には息子が存在します。
息子、という意味では幽助が雷禅の息子ですが、こちらは隔世遺伝なので少し勝手が違いました。
今回は黄泉の息子・修羅に注目していろいろ知っていきたいと思います。
- 修羅の強さ
- 修羅のプロフィール
- 修羅の父親と母親
以上の事を中心に知っていきましょう。
修羅は強いのか
修羅は黄泉の息子で生まれる前から妖力値が80,000Pを超えていました。
では、妖力値80,000Pというのは強いのでしょうか。
修羅と魔界三大勢力の妖力値と比較
まず、基本となる魔界三大妖怪の妖力値を知っておきたいと思います。
- 黄泉:1,550,000P
- 軀 :1,575,000P
- 雷禅:1,322,000P(ただし、死ぬ一年前の弱っている状態)
この妖力値で魔界三大勢力になります。
修羅と比べると明らかに力の差がありすぎだと分かりました。
修羅と各国のナンバーツーの妖力値と比較
では右腕となる各国のナンバーツーの妖力値も知っていきましょう。
- 黄泉の右腕・鯱 :37,800P
- 軀の右腕・奇淋 :89,500P
- 雷禅の右腕・北神:36,000P
以上、見てからも分かるように国主とナンバーツーの力は大きく離れていますが、ナンバーツーの階級はS級とされています。
妖力値35,000Pを超えるとS級妖怪なのだと過程しても、修羅は生まれる前からこの時点のナンバーツーより強いのだと考察できました。
魔界統一トーナメント時の修羅の妖力値を考察してみる
黄泉は培養器の中にいる修羅を見て、魔界統一トーナメントまでに修羅の妖力値を500,000P以上に育てると考えていました。
500,000Pというと陣や酎たちが黄泉の下に集合した時点で100,000Pなのでかなりのエリートとなります。
一歳にも満たない状態で自身の三割程度の強さにさせようとしているのですがら、今はともかくとして将来は本当に楽しみな逸材といえるのではないでしょうか。
- 幽助から見た修羅の強さについての考察
魔界統一トーナメントで幽助が黄泉と対決した時の予測が以下の通り。
「オレの強さは黄泉の息子・修羅と同じ程度。黄泉とは大人と子供ほどの差があるってことだ」
この事から修羅は幽助と同じくらいの強さだという事が分かりました。
修羅は黄泉と当たっていなければ、この時点で予選を突破できるくらいの実力はあったはずですが、魔界という広い世界の中ではまだ未熟者だという事が分かります。
修羅の魔界統一トーナメントでの戦績
修羅は魔界統一トーナメントの予選で黄泉と当たってしまったため、本戦には参加できませんでした。
単行本18巻に掲載されている黄泉VS修羅の親子対決は観客たちのボルテージを高めましたが、戦いが進むにつれ興奮は一気に凍り付いたのです。
修羅と黄泉の親子対決
修羅が攻撃を仕掛け妖気を消耗していく一方で黄泉は涼しい顔で対峙しています。
修羅のどのような攻撃も黄泉は魔古異流・連破反衝壁(まこいりゅう・れんぱはんしょうへき)をもって、いかなる妖気の攻撃も吸収して自身の妖力に変換し攻撃を無効化してしまいました。
攻撃も完全に読まれて手が出せないと思う修羅に対して、黄泉は容赦なく攻撃を仕掛けます。
腹を殴り倒れたところを蹴り飛ばし、その様子を見ている観客は「自分の息子も殺すつもりでいる」と恐怖を感じました。
修羅の技・魔円咬(まえんこう)
自身の妖気を両掌に集中させて放ってくる放出系の攻撃になります。
多くの妖気弾が四方から襲ってくるため、黄泉は連破反衝壁で攻撃を回避しました。
修羅の敗因
観客として黄泉VS修羅の戦いを見ていた幽助と北神がその敗因を考察しています。
黄泉が使う呪壁は攻撃した後に呪文を書いたのでは間に合いません。
敵が攻撃する寸前にすでにその攻撃を読んでいるからこそ対応できるという事になりますね。
「修羅の妖力がいかに高くても、経験不足故あれ以上の反撃は無理でしょう」というのが北神の結論でした。
父からの言葉
黄泉は勝負が付いたと思った時、修羅に負けの宣言を促しますが、修羅は頑なで「殺せばいい」と告げるも、それが黄泉の逆鱗に触れました。
黄泉が「どれほど力を抑えて戦ったのか分からないのか?お前如き未熟者が真剣勝負など口にしていい言葉ではない」と強い言葉で諭せば修羅は黙して涙を流します。
そして再度の促しに修羅はギブアップを宣言しました。
修羅の正体とプロフィール、声優
修羅のプロフィールを見てみましょう。
修羅のプロフィール
- 名前:修羅(しゅら)
- 性別:男
- 誕生日:不明
- 年齢:(培養器の外に出てから)一歳?
- 身長:不明(ただし黄泉の太腿辺り)
- 容姿:黒髪短髪、尖った耳と額に角がひとつある
- 声の出演:大谷 育江
- 初登場したのは:単行本18巻
修羅は黄泉の息子
修羅は黄泉の息子として本作に登場します。
初登場時は培養器の中で成長している様子で描かれました。
後、二~三日で目覚める状態で妖力値が80,000Pを超えており、この時点で修業する陣や酎たちよりも上だと分かります。
誕生までの成長が早い
修羅の初登場は培養器の中で恐らく赤ん坊として誕生を待っている状態でした。
その後に行われた魔界統一トーナメントでは立って自力で歩き、言葉を交わせる程に成長していたのです。
人間で見るところの小学生低学年くらいでしょうか。
その事からも物凄い速さで成長している事が分かります。
- 例として
誕生時とその後で成長の度合いが分かるのは飛影ですが、赤ん坊状態で氷河の国から落とされて僅かな間に成長していますが修羅よりは幼く感じました。
その時の飛影は幼児のようでしたが、修羅はそれ以上に成長しているので元の妖力値が高いと成長が早いのかもしれませんね。
修羅の性格
一言で表すのなら生意気、に尽きるといえるでしょう。
反抗期の子供さながらに勝気で、相手を見下したような言動や態度を取る事が多く初対面でそんな態度を取られたらほぼ全員が生意気だと思うのではないでしょうか。
父親相手にも「手加減したら一生口きかないからな」と宣言するなど、怖いもの知らずなところもあるように思われます。
修羅の声を担当している声優
修羅の声を担当している声優は大谷 育江さんです。
元気な少年役に定評がある一方で、元気な少女、大人しい可憐な少女役もこなします。
多くのアニメを担当するほか、外画吹き替え、ゲーム作品も数多く務めています。
修羅の声を担当している大谷 育江さんが担当している他アニメキャラ
- 姫ちゃんのリボン(1992年~1993年 野々原姫子・エリカ)
- 名探偵コナン(1996年~ 円谷光彦)
- ONE PIECE(2000年~ トニートニーチョッパー・少年時代のサンジ)
キャラ名を見れば声が脳裏に再生するくらい有名な声を担当されていますね。
修羅の父と母
修羅の父は前述にもあるように黄泉です。
しかし、母の記載は一切ありません。
培養器で育っているので母は元々存在していない可能性も十分にあり、その場合親は黄泉だけになり、子供と言うよりもクローンに近い存在なのかもしれません。
父・黄泉
黄泉は魔界三大妖怪の一人です。
魔界統一トーナメントの予選は容赦なく非情なように見えますが、戦いの前、幽助に紹介した時には「幽助より修羅の方が凄い」と笑うなど、親らしい一面も見せてくれました。
その後も、「親バカと思われるかもしれないが」と自分が親バカである事を認めている描写も描かれます。
アニメで描かれた魔界統一トーナメント後の事
単行本では描かれませんでしたがアニメではオリジナルストーリーとして魔界統一トーナメント後の黄泉と修羅の事が描かれました。
魔界統一トーナメントで幽助に勝利したものの、疲労しきった黄泉は次の試合で敗退してしまい、鍛え直そうと修羅を連れて修業の旅に出掛けます。
蔵馬にだけその事実を告げ、修羅を伴い旅に出る黄泉の様子は、「修羅を自分以上に強くしよう」という思いが見て取れました。
修羅も父と修業の旅に出られる事を喜んでいるようで何とも微笑ましい描写にも見え、輝かしい未来を想像させてくれるものとなったのです。
父・黄泉に対する思いを考察する
修羅は結局のところ、父である黄泉をどのように思っているのでしょうか。
生意気な事を言いながらも黄泉の事は「パパ」と呼び甘えているような描写が見られました。
また、単行本19巻の黄泉VS幽助戦で黄泉がわざと幽助のパンチを喰らった時に「何やってんだよ、パパ!あんなパンチ、よけられないはずないだろ」と叫んでいるところから黄泉の強さを信頼しているのでしょう。
単行本ではそうでもありませんでしたが、アニメでは黄泉と修羅の親子像が強く描かれています。
親子らしい場面を出してくれているので、修羅が口では可愛くない事を言いつつもしっかり黄泉を慕っている事が分かり、アニメの修羅はツンデレだ、という声もちらほら聞こえてきました。
結論として、修羅は黄泉を尊敬していて将来の目標にしているが、親として甘えている、という事になるのではないでしょうか。
修羅の強さのまとめ
修羅は黄泉以上に登場シーンが少ないキャラですが人気度は遜色ないくらいにあるキャラです。
将来有望で生意気な口を叩きつつツンデレでありながら素直に泣く事ができる、そんな性格がファンの心を鷲掴んだものと思われました。
修羅の成長速度は本当に早くて、黄泉の息子という事もあり多くのファンが注目している事も考察できます。