【BLEACH】ブリーチに登場した卍解の最弱ランキング

2001年から2016年の15年間続いた人気漫画BLEACH。

BLEACHの魅力は個性豊かな死神、特に同じものは二つ無いと言われている斬魄刀の豊富さにあるでしょう。

今回は、そんなBLEACHに登場するキャラ達の卍解を個人の見解でランキングにしてみました。

ブリーチの卍解の最弱ランキング

作中では数多くの卍解が登場しています。

卍解とは一部の実力者、修練を極めた者が手にする事の出来る斬魄刀の二段階目の解放状態の事を言い、使用者の最終奥義と言っても過言ではない程の強い能力を有しているものが作中では多く存在していました。

ちなみに、最強と呼ばれる山本元柳斎重國の卍解「残火の太刀」に100点満点で点数を付けてみると、

  • 強さ:100
  • 使いやすさ:90
  • 周りへの影響:100

となります。

総合力が高く、強い卍解が多く登場しているBLEACHですが、最弱と呼ばれてしまっている卍解も作中では登場していました。

強さ以上のデメリットや明確な弱点を抱えたそれらの卍解を紹介していきたいと思います。

第五位・白霞罸(はっかのとがめ)

第五位は白霞罸です。

朽木ルキア 始解:袖白雪 卍解:白霞罸
強さ 50点 55点 100点
機動力 40点 40点 5点
扱いやすさ 40点 45点 5点

護廷十三隊十三番隊副隊長である朽木ルキアの卍解であり、初登場は単行本63巻のエス・ノト戦でした。

  • 見た目

卍解の発動と同時に白い装束に身を包み、純白に変化した髪に氷をイメージしたような髪飾りを付けた見た目をした卍解となっており、アニメオリジナルストーリーで登場した袖白雪と似た姿をしています。

  • 能力

始解である袖白雪の完全強化版となっており、射程圏内の敵を一瞬にして凍結させ破壊するという能力となっています。

作中では卍解の発動と同時にエス・ノトを凍結させていました。

卍解を解除すると髪が元の色に戻るのですが、氷が砕けたように部分的に黒く戻っていくので氷を全身に纏っている卍解になります。

  • 攻撃力:100

発動と同時に範囲内の敵を一瞬で凍らせて破壊するという異常なまでの攻撃力を持っていますが、背後にいた朽木白哉は凍結していなかったので、範囲内の任意の対象に攻撃を仕掛けられるという柔軟性を持ち合わせた卍解となっています。

  • 扱いやすさ・機動力:5

自分の肉体が氷のように脆くなる卍解である為、使用の際には細心の注意を払わなければなりません。

少しの衝撃で自分の肉体にヒビが入っていってしまう為、発動中の高速移動はもちろんのことですが、通常移動にも細心の注意を払わなければなりませんので、扱いやすさと機動力は5点です。

  • 総評

一瞬にして敵を倒す事ができる強力な卍解である白霞罸ですが、朽木ルキアの義兄である朽木白哉がその危うさを指摘していました。

発動中は肉体が氷の如く脆くなっているので、エス・ノトを倒した後に右手にヒビが入ってしまいました。

自分の行動にも細心の注意を払って行動しなければ肉体が粉々に砕け散ってしまう為、朽木白哉が言ったようにかなり扱いが難しい卍解となっています。

肉体が脆くなっている為、長期戦に向いた卍解ではありません。

力は強大ですが、一歩間違えれば自分の命を落とす事になる卍解なので五位に入れさせていただきました。

第四位・雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)

第四位は雀蜂雷公鞭です。

砕蜂 始解:雀蜂 卍解:雀蜂雷公鞭
強さ 80点 80点 90点
機動力 100点 100点 10点
扱いやすさ 100点(四楓院夜一に限る) 80点 30点

護廷十三隊二番隊隊長兼隠密機動総司令官の砕蜂の卍解となっており、単行本42巻で初登場しました。

第2十刃であるバラガン・ルイゼンバーンとの戦いの最中に砕蜂は卍解を使用しています。

  • 見た目

雀蜂雷公鞭は非常に小振りな始解とは違い、砕蜂の右腕に照準器付きの砲台が装着され、その砲台に自身の倍以上の大きさを誇るミサイルが装填されている見た目をした卍解となっています。

その見た目に、二番隊副隊長である大前田希千代は「あれでどうやって戦うんだ?」と疑問を抱いていました。

  • 能力

「暗殺と呼ぶには派手過ぎる」

雀蜂雷公鞭の能力は、その見た目通りに右腕に装填されたミサイルを相手に向けて射出し、爆殺するという能力となっています。

その威力は絶大で、ミサイルを撃った砕蜂自身も爆風で吹き飛ばされていました。

  • 攻撃力:90点

ミサイルを放ち相手を爆殺するという能力に申し分ない程の攻撃力を雀蜂雷公鞭は持っています。

作中では、敵を倒すに至らないシーンが描かれていました。

その為、攻撃力に疑問を感じる読者もいたかもしれませんが、相手が高い防御力を持っていたり、不死身に近い能力を有していたので相性の問題だと思われますので90点をつけさせていただいています。

  • 機動力:10点

砕蜂自身も重くて自由に動く事ができないと述べているように機動力はかなり低いものとなっているので、確実に敵を倒せる場合や自分をサポートしてくれる味方が近くにいない場合は使用できない卍解です。

  • 扱いやすさ:30点

機動力が低く、重厚な見た目のせいで隠れる事ができない雀蜂雷公鞭は扱いが難しい卍解となっており、砕蜂の戦闘スタイルと真逆の性質を持っている為、扱いが難しいのではないかと思われます。

一発撃つ度に爆風で砕蜂も吹き飛ばされてしまうなど、その扱いにくさは作中でも度々見受けられました。

  • 総評

雀蜂雷公鞭の威力は絶大であり、その攻撃力は文句のつけようがありませんが、

  • 雀蜂雷公鞭は砕蜂の隠密機動としての矜恃に反している
  • 巨大な見た目故に隠れる事ができない
  • 重すぎる為に移動もままならない

砕蜂自身も上記のように述べており、扱いにくい卍解である事が分かります。

バラガン戦でミサイルを2発撃った砕蜂ですが、2回目を撃つ前に卍解を解いており、再度卍解してミサイルを撃っていました。

推測ですが、ミサイルの再装填には卍解を解除して再度発動しなければならないと思われるので、これも扱いにくい弱点だと思われます。

砕蜂は白打と呼ばれる武器を用いずに己の肉体で戦う近接戦闘術を得意としており、始解との相性がとても良いので卍解が弱く見えてしまうのかもしれません。

第三位・鐵拳断風(てっけんたちかぜ)

第三位は鐵拳断風です。

六車拳西 始解:断風 卍解:鐵拳断風
強さ 85点 60点 70点
機動力 75点 75点 75点
扱いやすさ 50点 60点 50点

鐵拳断風は、仮面の軍勢・護廷十三隊九番隊隊長を務めた六車拳西の卍解となっており、単行本43巻で初登場しますが、能力はその後しばらく明かされる事はありませんでした。

余談ですが、ワンダーワイスに卍解を使用した後に登場がなく、ワンダーワイスは無傷で総隊長の前に姿を現しています。

  • 見た目

卍解の発動と同時に斬魄刀がメリケンサック形態に変化し、風神の羽衣の様なものを六車が身に着ける見た目です。

  • 能力

鐵拳断風の能力は長らく不明でしたが、千年血戦篇のマスク・ド・マスキュロン戦でその能力が明かされました。

始解である断風は斬った太刀筋を炸裂させる能力とされ、卍解である鐵拳断風はその炸裂の威力を拳に込めていると六車拳西は語っており、六車が言う炸裂とは爆発の事を言っていると思われます。

  • 攻撃力:70点

鐵拳断風の攻撃力は高いものとなっています。

攻撃を当てたマスク・ド・マスキュロンが殴られた腹を押さえながら悶絶しているシーンが作中で描かれていましたが、致命的なダメージを与えはいないので70点です。

  • 機動力:75点

鐵拳断風はメリケンサックに変化した刃で戦闘を行う卍解なので卍解の機動力は隊長の機動力と直結しています。

六車拳西の機動力は明確に記載されていないので「BLEACH OFFICIAL BOOTLEG カラブリ+」で機動力が数値化されている隊長達の平均値が点数です。

  • 発動者依存:100点

弱い点の項目にも書いたのですが、鐵拳断風は攻撃を相手に命中させなければ威力を発揮しない卍解であり、六車拳西の近接戦闘力の高さが必要となっている卍解です。

マスク・ド・マスキュロンとの戦いではパワーアップした彼に鐵拳断風を受け止められて、反撃を受けているシーンが描かれていました。

  • 総評

千年血戦篇で能力が明らかになった鐵拳断風ですが、炸裂の威力を拳に込める卍解という事は相手にパンチを命中させなければ無力の卍解という事になります。

高威力の炸裂を拳に込めていたとしても相手に当たらなければ意味がありません。

つまり、使用者である六車拳西の近接戦闘の実力が高くなければならないという弱点が存在している事になりますので、使用者の実力に左右される扱いにくい卍解といえるでしょう。

ワンダーワイスが無傷だったのは、六車が攻撃を当てられなかったからだと思われます。

第二位・黒縄天譴明王(こくじょうてんげんみょうおう)

第二位は黒縄天譴明王です。

狛村左陣 始解:天譴 卍解:黒縄天譴明王
強さ 100点 100点 100点
機動力 40点 40点 30点
扱いやすさ 100点(山本元柳斎に限る) 65点 50点

護廷十三隊七番隊隊長である狛村左陣の卍解となっており、単行本17巻で初登場し、十一番隊隊長の更木剣八との戦闘で使用しました。

  • 見た目

卍解発動と同時に狛村の背後に巨大な鎧武者が出現する卍解となっています。

  • 能力

能力は至ってシンプルなものとなっており、狛村の動きとリンクした背後の巨大な鎧武者の力で相手を叩き潰すというものです。

  • 攻撃力:100点

黒縄天譴明王の攻撃力はかなり高いものとなっており、単純な力勝負なら他者を寄せ付けない程の威力を持っています。

作中では、バラガン・ルイゼンバーンの従属官であるポウが帰刃によって巨大化したのですが、そんな彼を一撃で倒していました。

自他共に認める攻撃力を誇る黒縄天譴明王なので、100点をつけています。

  • 機動力:30点

黒縄天譴明王はその巨大さ故に小回りが利きませんが、速さで翻弄する東仙要に対して裏拳の様な攻撃を当てているので機動力はそこそこあるものの、ダメージの共有が発生してしまう卍解なので、一撃で敵を倒す事が絶対条件です。

  • 扱いやすさ:50点

自身の行動と背後の鎧武者の動きがリンクしており、一撃必殺の威力を持つ攻撃を相手に食らわせるという脳筋な能力なので扱いやすい卍解といえるでしょう。

ですが、ダメージの共有という大きなデメリットを抱えた卍解である事と小回りが利かないという面から見て、50点をつけさせていただきました。

  • 総評

単純な力勝負なら最強の部類に入る黒縄天譴明王ですが、明確な弱点を抱えた卍解ですが、黒縄天譴明王の最大の弱点は、狛村自身と背後の鎧武者のダメージが共有される事です。

その為、鎧武者が破壊される事による狛村の戦線離脱は作中でも多く見られましたが、傷ついた狛村が回復すれば鎧武者も回復する為、修復機能を持った卍解となっています。

また巨大故に小回りが利かない黒縄天譴明王は、高速に動く相手に対して、攻撃を当てれずに一方的に攻撃を受け続けてしまいます。

作中では、敵となった東仙要に翻弄されて圧倒されていました。

このような弱点を抱えた黒縄天譴明王は単純な力勝負をさせてもらえない場合に限り、弱い部類に入る卍解ですね。

第一位・龍紋鬼灯丸(りゅうもんほおずきまる)

第一位は龍紋鬼灯丸です。

斑目一角 始解:鬼灯丸 卍解:龍紋鬼灯丸
強さ 60点 65点 80点
機動力 50点 60点 40点
扱いやすさ 60点 75点 30点

護廷十三隊十一番隊第三席である斑目一角の卍解となっており、単行本23巻で初登場しました。

  • 見た目

3つの特殊な形状をした刃を鎖で一連に繋いだ見た目をした卍解となっており、背中の刃には龍の紋が彫られています。

  • 能力

斑目一角がのんびり屋と口にしていたように、龍紋鬼灯丸は発動後すぐは霊圧が眠った状態となっており、敵との戦闘で刃が壊れる度に背中の刃に彫られた龍の紋が赤く染まっていき、最大に達する事で最大火力の攻撃を放つ事が可能です。

  • 攻撃力:80点

黒縄天譴明王には劣るものの、龍紋鬼灯丸の攻撃力も高いものとなっていますが、最大火力に達するには時間が掛かる為、戦闘では少ない数しか最大火力を発揮する事ができません。

最大火力の攻撃は対峙したエドラス・リオネスを一撃で倒す程のものとなっていますが、狛村左陣の卍解よりは劣っている点からも80点にしています。

  • 扱いやすさ:30点

卍解を発動しても、最大攻撃力に達するまでに時間が掛かる龍紋鬼灯丸は扱いにくい卍解で、自分より力を持った相手と対峙した際には、最大火力に到達する前にやられてしまう可能性も存在しているため、30点をつけさせていただきました。

  • 卍解のデメリット:100点

龍紋鬼灯丸は大きすぎるデメリットを持っていますが、その他にも霊圧を攻撃に全振りしている為、防御力がかなり低くなっています。

破壊されると真価を発揮するという能力が防御力が低い原因となっており、作中でも刃にヒビが入っていました。

しかし、破壊されると修復できないという事実も判明しているので、防御力が低い事は決定的な欠陥ですね。

  • 総評

龍紋鬼灯丸は、壊れる事で真価を発揮する卍解となっていますが、単行本58巻にて「破壊された卍解は修復不可能」という事実が涅マユリの口から明かされており、壊れる事で真価を発揮するという能力はデメリットでしかないという事になります。

攻撃力は優れているもののデメリットの方が大きい卍解なので、こうした設定から見ても最弱な卍解だといえるでしょう。

番外編・味方がいると使用できない平子真子の卍解

ここでは最弱ではないのですが、味方が近くにいる場合には発動する事ができないというデメリット効果を持った平子真子の卍解を紹介していきたいと思います。

平子真子の卍解・逆様邪発宝塞(さかしまよこしまはっぽうふさがり)

平子真子の卍解はBLEACH本編では登場していないものの、小説版で初登場を果たしました。

逆様邪発宝塞の能力は「敵と味方の認識を倒(さかさま)に流転させる」ものとなっており、対象となった相手は「自分の味方だった者を突然敵として認識してしまう」という強力なものとなっています。

小説内では無数の敵に対して使用していました。

無数の敵と対峙した際に真価を発揮する卍解となっていますが、範囲内にいる全員が対象となってしまうので味方が範囲内にいてしまうと、その味方も対象となってしまうので味方が近くにいると使用できません。

決して弱くはないのですが、

  • 自分が一人でいる
  • 敵が少なくとも二人は必要

といった条件が必要となっていますので、能力自体は優れているものの弱い部類に入ってしまう卍解となっています。

平子真子本人も始解が強敵用で卍解は雑魚用と言っていました。

卍解最弱ランキングのまとめ

  • 白霞罸
  • 雀蜂雷公鞭
  • 鐵拳断風
  • 黒縄天譴明王
  • 龍紋鬼灯丸

数多くの卍解が登場し、その強さを存分に発揮したキャラが多い中、どうしても弱く見えてしまう卍解も存在しています。

今回ランキングで紹介した卍解は、能力に欠点があるものや使用者依存、使用者との相性が悪いなどの理由で選ばせていただきました。

生身の人間からあすれば刀を持っている時点で強者となりうるものの、強者揃いの尸魂界においては龍紋鬼灯丸が最弱の卍解でしょう。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?