主人公・塚本天満の想い人で、もう一人の主人公・播磨拳児の恋のライバルでもある烏丸大路は、初登場時からずっと謎に包まれた人物でした。
物語の最終局面で判明した烏丸の秘密は天満たちの恋路にどのように影響を与えたのでしょうか。
烏丸大路の身長・誕生日・プロフィール
まずは烏丸のプロフィールを見ていきましょう
- ジョブ:芸術家
- 身長:175㎝
- 体重:不明
- 誕生日:10月28日
- 血液型:O型
- 所属:2-C、バンド軍
- 課外活動:なし
- 家族:両親
- 仕事:漫画家
- 好きなもの:カレーライス、河童
- 声優:小西大樹
売れっ子漫画家の顔を持つ烏丸
烏丸は15歳で新人漫画賞を受賞し、代表作「元禄自衛隊」などで人気になりました。
学生の間は月刊誌の連載を行っており、締め切り前になると学校に「アメリカに行ってくる」と言いビルの「アメリカの間」に缶詰めにされています。
サラリーマンを超える収入を得ていながら、月末になると金欠でお昼に水をがぶ飲みすることもありました。
バンド軍で大奮闘する烏丸
クラスの文化部メンバーでバンドを結成し、烏丸はギター担当となりました。
文化祭の舞台で落選しましたが、なんとか披露するためにクラスの出し物を決定するサバゲーに乱入し、麻生と沢近を瞬殺するなど奮闘します。
演劇軍の本部を守る天満が烏丸のために自決しようとする覚悟を見て、第三勢力であるバンド軍は降参しました。
カレーライスが何よりも大好きな烏丸
作るのも食べるのも大好きなカレーは、様々なスパイスなどを試しているうちに辛さに耐性が付くほど研究しています。
カレーと天満を比べてカレーを選び、天満を泣かせるほどの好物です。
烏丸の声優は俳優・小西大樹
現在は小西遼生名義で活動される小西大樹さんは、舞台やミュージカルで活躍される実力派イケメン俳優です。
テレビドラマでは牙狼シリーズで主演の冴島鋼牙役の他、多くのドラマや舞台に出演されています。
烏丸の謎に満ちた生態
天満の想い人として登場した烏丸ですが、元々口数が少なく話数を重ねるごとに登場回数も減っていきます。
しかし基本何でもできる烏丸は散々苦労する播磨のオチに使われたり、突拍子もないところで登場してりしました。
謎に満ちた私服の数々
どこにいても学ランを着ている烏丸はおしゃれをするときも独特です。
合羽が河童
雨が降って天満が相合傘で帰ろうとした時、河童の皿や甲羅を付けて雨の中帰っていきました。
天満と仲良くなってきてからは、傘の無い天満に河童セットを貸し出して、自分は濡れて帰るという男らしいこともやっています。
裏地に気を使ったおしゃれな学ラン
基本学生服を着ている烏丸は、出版社に出向くときも学ランを着ています。
私服登校OKになったときも学ランを着てきましたが、本人曰く「勝負服」であり立派な私服でした。
謎に満ちた技能の数々
人生に苦労する播磨をあっさり追い抜き、欲しいものを何でも手にする烏丸は高校生とは思えない様々な技能を習得しています。
漫画家なので当然絵が上手い
烏丸は人気漫画家ということもありとても絵が上手いですが、美術の時間に歌舞伎絵を描いたり、鳥獣戯画を描いたりとふざけています。
漫画家という職業に情熱を持っており、悩める播磨にアドバイスをしたり、渡米するために慌てて畳んだ連載に未練を残していました。
高2でバスの運転をする烏丸
学校行事の遠足で、バス酔いした運転手の代わりになぜかバスを運転してます。
さすがに担任の谷先生から注意されていました。
当然のように審判をする烏丸
烏丸は、プールの清掃をしているうちに突如始まったホッケーバトルで、感動のゴールを決めた播磨に対して「オフサイド」を宣告していました。
また体育の授業でソフトボールをやった際にはなぜか監督をやっており、代打に向かう天満に対してアドバイスをするなど、職務を全うしています。
天満と烏丸は結ばれた?衝撃の最終回とは?
初期の頃と違い烏丸にぐいぐい行く天満のおかげで二人の仲はとても接近していました。
しかし三年生になったら転校すること、烏丸の転校の理由などが最後のイベント歩行祭で明らかになり、物語は急展開していきます。
烏丸は重病を患っていた
烏丸は重度の記憶障害を抱えており、考える力が失われ記憶がどんどんなくなってしまうという恐ろしい症状が出ることが分かっていました。
治療のために渡米することが決まっていた烏丸は、日本に未練を残さないようにひっそりと消える覚悟でいたのです。
烏丸は天満を振って渡米した
烏丸は天満の気持ちに気付いており、烏丸自身も天満に好意を持っていました。
しかし烏丸は自分の病気が進行しており、そのうちに天満を認識できなくなることに気付いていたので、渡米する直前に天満を振り、自分を忘れてもらおうとします。
自分では天満を幸せにすることはできないという怒りを播磨にぶつけ、同じく天満のことが好きな播磨なら天満を幸せにできると託してアメリカに行ってしまいました。
天満は烏丸のために後を追って渡米し積極的に介護をした
烏丸に振られて絶望の天満でしたが、烏丸の対応に納得のいかない播磨が天満を空港まで送り届け、天満は烏丸にもう一度会うためにアメリカに行きます。
二人は烏丸の病気が悪化する前にもう一度会いたいと願っていましたが、時すでに遅し、天満が病室に着いた時には烏丸の全ての記憶はなくなっていた後でした。
天満は悲しみに暮れる暇はないと立ち上がり、なんとアメリカの高校に編入し、烏丸の介護をしながら、病気を治すために医療の道に進むことにしました。
天満は2-Cの思い出を語りながら烏丸に愛を注ぎ、病気が良くなっていくように懸命に努力しながらアメリカで充実した生活を送っていきます。
烏丸は病状を少しだけ回復することができた
最終回は大人になった2-Cのメンバーがアメリカの烏丸に会いに来る話です。
元々クラスメイトの印象に残らないように口数少なく表情も抑えていましたが、2-Cのメンバーは烏丸も大事なクラスメイトと認識していました。
天満との日々が烏丸に良い影響を与えており、記憶も所々思い出すことができるようになっていた烏丸はみんなとの再会を少しだけ懐かしんでいるようでした。
また本編終了後の番外編では、烏丸は大人になった播磨と沢近が良くいくバーでバーテンダーをしていたりするので、病気は完治し日本に戻ってくることができたと言えます。
謎の登場人物・烏丸大路とは?どんな最終回を迎えた?のまとめ
無口で無表情でつかみどころのない男の子でしたが、周りの濃すぎるキャラに埋もれることなく最後まで存在感を出しています。
両思いがほとんどいない本編で、烏丸と天満は困難があろうともハッピーエンドを迎えたカップルになることができました。