雪村螢子は主人公・幽助の幼馴染(幼稚園の頃からの腐れ縁)で幽助の通う皿屋敷中学の同級生に当たる本作のヒロイン的存在です。
少年漫画には付き物の幼馴染ヒロインの螢子ですが、矢張り人気は賛否両論のようで、
- 雪村螢子はウザい?
- 雪村螢子は可愛い?
- 雪村螢子とは何者なの?
など、雪村螢子は可愛いのか?うざいのか?両方からの意見をそれぞれ見ていきましょう。
ちなみに「前半部分はうざい検証」「後半部分は可愛い検証」となっています。
雪村螢子とは何者なのか
まず、螢子の事を知っていきたいと思います。
バトル漫画において主人公の傍に寄り添うのはヒロインではなく、戦友が殆どですので螢子の情報は二の次になっている事が大半といえるでしょう。
ですが、主人公である幽助の原動力にもなり得るのが螢子というキャラなので基本的な事を知っておきたいと思います。
螢子のプロフィール
- 名前:雪村螢子(ゆきむらけいこ)
- 性別:女
- 誕生日:一月三十一日
- 年齢:十四歳(連載当初)
- 血液型:A型
- 趣味:料理と掃除
- 特技:ビンタ
- 好きな色:青
- 声の出演:天野 由梨
- 初登場したのは:単行本1巻
螢子の髪型について
元は長髪だったもの幽助の肉体を火事から助けた時、髪を焼いてしまったため桑原の姉である静流に髪を切ってもらい短髪になりました。
髪は螢子が火事で火に巻かれた時、命が危うかったものを助けるための代償だったのですが、アニメでは霊界獣の卵と引き換えだったために代償とはなりませんでした。
螢子の進学先
高校(第一女子)入学後は再び髪を伸ばし始め、高校卒業後は四谷大学の教育学部に進学、将来は教師志望だと決めています。
桑原には「教師では得意のビンタは出せないな」と言われ、「やんないわよ」と答えました。
螢子の声を担当している声優
螢子の声を担当している声優は天野 由梨さんです。
有名アニメの脇役を演じる事が多く、2000年に声優業から一旦引退しますが、2003年8月より復帰し、活動を再開しました。
雪村螢子の声を担当している天野 由梨さんが担当している他アニメキャラ
- 魔法騎士レイアース(1994年 アルシオーネ)
- 名探偵コナン(1996年~2020年 沖野ヨーコ[初代]・倉橋恵子・門奈道子・楓優子・他)
- ポケットモンスター(1999年 ヒイラギ)
雪村螢子は本当にウザいのか
この世には数多くの少年漫画が存在していますが、主人公男子の幼馴染というポジションに付いている女の子もそれなりに存在しています。
ファンの間でも「幽☆遊☆白書内でウザいと思うキャラを教えて下さい」と聞くと、名前が挙がるくらいには螢子をウザいと思っているファンが一定数は存在しているようですね。
意見としては「可愛いけど好きになれない」とか「見た目はいいけど中身がダメ」という声が挙がっています。
原作者である冨樫義博氏は一番嫌いなキャラだと言っている事から、漫画としてありがちなキャラはファンには不人気となる要因なのかもしれません。
ヒロインはアンチされるのも宿命ですが、その意見はファンたちの間で熱く語られるものです。
読み手の好きなタイプでなければウザく見えてしまうし、好みのタイプならどんな事も可愛く見えてしまうのは必至。
まずは、アンチな意見を探っていきましょう。
原作で迷惑を掛けまくっているから嫌い
バトル漫画において主人公の幼馴染が人質に取られるのは最早、運命というものです。
螢子も例に漏れず、何度も人質にされました。
最初の人質事件
後の戦友となる蔵馬、飛影との出会いが描かれた単行本3巻に掲載されている、闇の三大秘宝編で飛影に捕まって妖怪化されそうになりました。
ぼたんがいなければ危なかった事件です。
速さが自慢の飛影相手とはいえ、簡単に捕まり人質にされたのに、何も知らずにケロッとしているところがファンのアンチを誘ってしまいました。
二度目の人質事件
二度目は四聖獣を相手にした時、朱雀の操る魔回虫によって操られた人間に襲われるという形で人質になりました。
この時もぼたんが身体を張って螢子を護りつつ、幽助と連絡を取り朱雀撃破に貢献したのですが全部終わって戻ってみれば、何も知らなかったとはいえ螢子に睨まれるという理不尽に幽助のファンに怒りを買ったようです。
巻き込まれたと言われればそうかもしれませんが、あまりな態度だというのがアンチファンの言葉でした。
肝心なとこで全く動けない
誘われてもいないのに暗黒武術会まで乗り込んできたにも関わらず、いざという時に失神してぼたんたちまで危険に巻き込んだ事で反感を買いました。
ドームが爆破されて崩れる中、足手纏いになったというのに目覚めさせてくれた幽助を張り倒して、気絶させたのに謝りもしない態度は良くなかったのではないでしょうか。
食事を奢ってもらう時の態度が悪い
働いている幽助の屋台でラーメンを奢ってもらっているのに態度が悪すぎる、との声が上がっています。
何があったとしても作ってくれたのにあんな態度は酷すぎる、と一部のファンから声が挙がりました。
すぐに暴力を振るう
螢子は幽助に対してすぐに手が出ます。
ビンタで殴り飛ばす事は多々ありますが、大怪我をしていても関係なしに殴っては更に怪我を悪化させる事が何回もありました。
自分の力を理解していない以前の問題で、やりすぎ感がありすぎです。
アニメのオリジナル版で感じるウザさとは
人質になった一件は不可抗力と呼べるので仕方ありませんが、アニメではたびたび自ら首を突っ込んで危険な目に合ったり、迷惑を掛けたりしているから嫌だという意見もあります。
勝ち気な分、突っ走ってしまう性格を好きになれない人には合わないのかもしれませんね。
- アニメ3話『追いつめられた桑原!男の誓い』
カツアゲにあった螢子を通りかかった桑原が救出するも、礼も言わずに立ち去ってしまった螢子に反感を持ったファンも多いようです。
- アニメ73話『忍び寄るドクターの魔の手』
プーを追い掛けて大凶病院に入った螢子と静流でしたが、飛んできたウィルス虫に気付かず危うく刺されるところを静流に助けられています。
見えない、防御できないにも関わらず首を突っ込んでしまい皆に迷惑を掛けてしまうところがウザがられる要因となっているのかもしれません。
- アニメ74話、『テリトリーを打ち破れ!!』
前回に引き続き、静流に助けられ護られていたのにウィルスを刺され、完全な足手纏いになります。
玄海にも助けられているのに「幽助」としか言わない螢子に付き添う静流は、エレベーターに乗り込んできた虫にも一人で対峙する事になりました。
蔵馬が間に合わなければ大変な事になっていたでしょう。
神谷を倒してウィルスが消えた後、散々足手纏いになったのに「来てあげたのよ」と上から目線で言った事もマイナス要因となりました。
- アニメ78話『出撃!ダークエンジェル』
幽助に下がっていろ、と言われたにも関わらずあっちこっちに動き回って刃霧の攻撃を向けられ蔵馬の邪魔になりました。
しかも螢子を庇ってプーは攻撃を受けてしまったのです。
失神しているプーを上下に激しく揺するなど怪我をしている生物に対する行動ではない事も、螢子に不信感を抱く要素になりました。
雪村螢子が女の子から嫌われる要因
ヒロインキャラには男の子に好かれるキャラ、女の子に好かれるキャラがいる一方で、男の子に嫌われるキャラ、女の子に嫌われるキャラが存在します。
螢子は間違いなく、女の子に嫌われるキャラ、でしょう。
勝ち気なところ
勝ち気な性格を長所と捉えるか短所と捉えるかはファンの心理次第になります。
アンチなファンから見ると、自分の力を過信して無謀に首を突っ込み巻き込まれた挙げ句に幽助たちの足を引っ張っている、と捉えられるようですね。
すぐに手が出るところ
螢子はカッとなりやすい一面があります。
被害者は悪人が主なのですが、単行本9巻、『霊界獣出現!!』で幽助は螢子の尻を突っつくというセクハラをして往復ビンタをくらい、その威力は陣以上だと評価するほどに威力のあるものを連戦したばかりの幽助にお見舞いするなど思慮の浅さも見られました。
品行方正な優等生なところ
いつの世でも人が羨むものを沢山持っている人はウザがられます、螢子はまさにそれに当てはまるキャラといえるのでしょう。
不良で成績も悪い幽助とは逆に品行方正でスポーツ万能、優等生で学級委員長という肩書きは天は一物も二物も与えた人間と思われてもおかしくありません。
しかも螢子は可愛いと周囲からの評判も良く、正義感もある事から、頼られる事が当然と思っている節もあるので何でも持っている螢子を好きになれない子もいて当然なのかもしれません。
雪村螢子の可愛いところ
アンチな意見も多いですが、逆に熱狂的な螢子ファンも一定数存在しています。
不良で素行もよくない幽助をどんな時でも、何があっても信じているところは健気で可愛いと思われる要因のひとつといえるでしょう。
幽助の幼馴染というだけあって、幽助が凄んできても引く事なく真っ向に意見を言い、逆に頭が上がらないくらいに強く出られるところなど「恰好いい」と憧れるファンもいるようです。
幽助死亡時に泣いて悲しんでいたところ
幽助が子供を庇って死亡した時、クラスの皆で焼香に行った際は笑っているクラスメイトの中で一人泣き崩れていました。
仲のいい友人に慰められても心から哀しんでいる姿に涙を貰ったファンもいるはずです。
そんな螢子を見て慰めたい、護ってあげたい、と思わせてくれるところが螢子の可愛さ故の事だと思われました。
成績優秀、スポーツ万能、人望も厚い三拍子なところ
螢子は通う皿屋敷中学でも成績は常にトップでスポーツも万能、しかも先生・生徒からの人望もあります。
それでいて可愛い容姿をしているとなれば男は放っておくはずはないでしょう。
告白される事もありますが、「好きな人がいる」と幽助を思い断わる健気なところが可愛いとファンの声は高いです。
幽助を助けに火の中に飛び込んだところ
幽助が生き返るまでの僅かな間に、住んでいる長屋に放火魔が火を付けて身体が焼けてしまうという時、周囲が止める野も聞かずに飛び込んでいきました。
そういう一生懸命なところが凄い!という意見が出ました。
女の命ともいえる髪をばっさり失う事になっても、幽助の無事を迷わず選択した愛に、憧れたファンもいるはずです。
幽助蘇生時に駆け付けたところ
幽助が完全に蘇生できる唯一の日、この日は螢子の母親も倒れて付き添っていたというのに、時間がないと知れると迷わず駆け付けてくれました。
自分の母親も大切だけど、幽助のために行動できるその一途な思いにファンは心を撃ち抜かれました。
暗黒武術会・初戦終了後に「邪魔したくない」と微笑んだところ
暗黒武術会に幽助が参戦が決まった時、螢子が首縊島(くびくくりとう)まで乗り込んで「ぶっとばす」と言っていたのですが、初戦を観戦した後、「ジャマしたくないから会わない」と決めました。
泣きそうな顔をして「黙って見ていたい」と言った螢子の儚い表情が可愛いと思ったファンは絶対にいるのではないでしょうか。
幽助が魔族になった時の反応
単行本17巻で魔族へと転生した幽助がその事を螢子に話した時、「今までと変わっていないないならいい」と即答できる心の強さが凄いです。
そしてこの後、幽助にプロポーズされて「待つ」と言った深い絆に羨ましがったファンは後を絶たなかった事でしょう。
幽助の言葉に対する返事が可愛かったところ
単行本19巻で身体を張って霊界を護った幽助は、その運命を決めるスイッチを螢子の好きな色だから、という理由で決めていました。
螢子は女神だから、と言ったと聞いた螢子は迷わず幽助に駆け寄り、背後から飛びついて一緒に海にダイブして声を上げて笑います。
ずっと好きでいる相手への、螢子なりの返事にキュンとしたシーンでした。
「雪村螢子はウザい?それとも可愛い?女性ウケが悪い理由」についてのまとめ
螢子は真面目で優しい子なのは確かです。
漫画のヒロインらしく真っ当で真っ直ぐに前を見て歩いて行ける強さを持っている女の子ですが、そういう子は得てして反感を買ってしまうのも事実で螢子は大人気漫画のヒロインだったため当たりもキツかったものと推察できました。
成績優秀でスポーツ万能で可愛い子ときたら誰もが羨むもので出来すぎなほどですが、やっかみも多く買ってしまったのも想像できます。
螢子というキャラをどう捕らえるかは結局、ファンの心理によるものでどう感じるかもファンの気持ちひとつなのだと結論できるでしょう。