スクランの主人公・天満の妹で才色兼備のスーパーヒロイン・八雲は、愛理と並んで人気のあるキャラでした。
播磨たちの所属する2-Cの生徒たちとも仲が良く騒動にもよく巻き込まれますが、八雲の魅力が詰まった登場回を見ていきましょう。
塚本八雲の身長・血液型・声優
まずは八雲のプロフィールです。
- ジョブ:妹
- 身長:166㎝
- 体重:不明
- 誕生日:3月23日
- 血液型:AB型
- 所属:1-D、衛生兵
- 課外活動:茶道部
- 家族:姉、猫
- 親友:サラ
- バイト:喫茶店メルカド
- 好きなもの:姉、時代劇
- 好きな芸能人:万石、さだまさし
- 苦手なもの:男性、犬
- 声優:能登麻美子
八雲の家族は天満だけ?
理由は不明ですが、広い家に住んでいながら両親は一切出ておらず、子供の頃から姉妹で家事を分担し、二人でたくましく生活しています。
家事全般は八雲が担当しており、不器用な天満はほとんど何もしていませんが、妹の前で笑顔を絶やすことのない天満の存在は、八雲の精神的な支えとなってきました。
ちなみに八雲は料理をするときは髪を後ろで縛ります。
八雲のバイトは怪しいカフェ
八雲は喫茶店「メルカド」でバイトしており、風変わりなマスターの趣味で服装はほぼコスプレです。
巫女服やメイド服が似合う八雲ですが、仕事の合間にそのまま店外へ出てしまうこともあります。
ちなみに風変わりなマスター・飯田橋はオネエ言葉で話すノリの良い中年男性で、腕相撲用のカウンターを即座に出してくれました。
八雲は不思議ちゃん?性格も魅力的
感情を表に出したり口数が少なかったり、優等生で学校の成績も良いため、とてもモテます。
美人で大人しい性格に見えますが筋の通った頑固者でもあり、昔は口調も天満への当たりもキツイ子供でした。
身体が大人になるにつれて、自分に好意を持つ人の心が視えるようになったり、どこでも寝てしまうようになったりと体質によって苦労しています。
思春期に特異体質になってしまったゆえに、男性だけでなく人付き合いも苦手になってしまいました。
八雲の友達も美女ばかり
野良犬から助けてくれたサラや、さだまさしの歌を通じて仲良くなった東郷榛名、稲葉美樹や俵屋さつきなどのクラスメイトと茶道部で楽しくおしゃべりしています。
暴走する美樹やさつきにツッコミを入れたり、播磨との仲でイジられたりととても仲良しです。
八雲以外の子たちは先輩に物怖じせずに行動するタイプのため、八雲が花井などに絡まれて困っている時は誰かが助けてくれたりします。
はまり役だった八雲の声優
学校一の美女という設定の八雲は、透明感のあるウィスパーボイスが魅力的な能登麻美子さんが演じ、そのはまり役っぷりは当時のスクラン人気に拍車をかけました。
能登さんはこれまで、
- 犬夜叉の「りん」
- いちご100%の「東城綾」
- ねぎまの「宮崎のどか」
- 君に届けの「黒沼爽子」
など物静かでも芯のある女の子を演じておられます。
八雲名義のキャラソンもとても魅力的で、その癒し系ソングは一聞の価値ありです。
能登さんを含めスクランに出演した多くの方が今もトップ声優として活躍しています。
読者をも魅了する美しい登場回
八雲は感情を表現するのが苦手ですが、それでも人並みに驚いたり照れたりします。
そんな可愛い表情の八雲が見られるストーリーを見ていきましょう。
人の心が読める八雲の苦悩と
第1巻♭1話で八雲に人の心を読むことのできる能力があることについて描かれています。
この能力がかなり厄介で、八雲にとって知らなくてもいいことまで分かってしまうので、男性に対して苦手意識を持つ要因になってしまいました。
特に話が通じないくせに自分の気持ちはストレートにぶつけてくる花井に対する恐怖心は大きく、あまり2-Cの教室に近付こうとしません
始めて興味を持った男性は姉に片想いをしている先輩だった
八雲は自分に好意を持つ相手の気持ちを読むことができますが、そうでない相手の気持ちは読めません。
八雲自身が容姿端麗なこともあり、初対面でも大抵の男性の気持ちが読めてしまいますが、天満一筋の播磨の気持ちが全く読めず、初めは戸惑ってしまいました。
しかし相手の気持ちを一方的に知ることができない播磨との関係は八雲に安心感を与え、気を許すようになっていきます。
付き合っているらしい
播磨の描いている漫画にアドバイスをしてるうちに仲良くなった八雲は、第7巻87話で播磨と良い雰囲気になりかけていた愛理のやっかみから播磨と付き合っていると誤解されるようになります。
学校の屋上などでこそこそ会っているのを天満に見つかりますが、漫画のことは秘密にしているため上手く誤解を解くことができません。
第7巻91話の、この状況を何とかしなければと思った播磨が現状確認のために八雲に告げた「俺たちは付き合っている…らしい」の言葉に少し赤面する八雲がとても可愛いです。
第7巻92話では二人は付き合っているという誤解を解かなければならないのに、漫画の新人賞のために播磨に家に泊まり込みで作業をすることになり、ますます噂が広がってしまいます。
播磨の家とは言っても絃子の家に居候しているので、八雲を連れ込んだことでまた大きな誤解が生じますが、新人賞しか眼中にない播磨はそこまで頭が回りません。
誤解を生じさせる説明不足な発言は八雲をかなり驚かせますが、有無を言わさず漫画を描かせうやむやにしてしまいました。
歩行祭で播磨と同伴
第19巻240話から、天満が考案した学年イベントの歩行祭が始まります。
1年生の有志がお手伝いとして参加し、そこに八雲の姿もありました。
播磨のうっかりで手錠につながれ、播磨と共に行動しなければならなくなったので散々な目に遭いましたが、それでも八雲は常に播磨のために行動しています。
歩行祭の最終盤では八雲から播磨に告白をしますが、やはり天満しか眼中にない播磨には告白を気付かれず、八雲の精一杯の勇気が届くことはありませんでした。
姉の天満が大好き
子供の頃の八雲はど天然でとろくさい天満が好きではありませんでしたが、成長するにつれて精神的に支えてくれる姉の存在の大きさに気付くようになり、いつしか天満なしでの生活が考えられないほどになります。
それゆえ姉の悪口を言う人は先輩であろうと容赦せず第2巻では花井が投げられていました。
天満に悪態をつく愛理に対して頬に平手打ちをかまし、毅然とした態度を示すこともあり、姉のために体を張る八雲は美しいです。
八雲のコスプレや可愛い一瞬の表情
八雲は基本的に人の頼みを断るのが苦手で、その場の雰囲気に流されることが多々あります。
八雲のコスプレ
第4巻57話のキャンプで雨に打たれ服を乾かしている間、旧校舎のカーテンをまとい森の妖精になりました。
第5巻62話ではサラの教会の結婚式のパンフレット制作のため、ウェディングドレスを着ます。
新郎役を麻生に頼むつもりでしたが、麻生に断られたため花井が来てしまい、誤解した播磨の乱入などトラブルに巻き込まれました。
第7巻87話で巫女服姿でバイトをしていた際、播磨と仲良くしていることを問い詰められてしまいます。
第9巻119話では茶道部が文化祭の出し物のコスプレ喫茶で婦警と漫画家をやりました。
漫画を描く情熱を失っていた播磨は、八雲のアドバイスもあり再び漫画を描き始めることになります。
第10巻122話の文化祭の2-Cの劇に、自分のクラスの出し物のコスプレである魔女の格好で舞台に上がってしまいました。
劇を台無しにしたと愛理に叱責されますが、八雲も播磨を守ろうと必死に行動した結果だったのでのちに和解します。
第16巻♭43話は八雲と猫の伊織が入れ替わってしまい、街中で苦労する話です。
播磨と愛理が一緒に下校している場面に出くわし、播磨に抱き抱えられ満足そうでした。
伊織に変わった八雲の本体は家で暴れ回ったらしく、天満が「反抗期になっちゃった」と心配していました。
第19巻♭53話で喫茶店の宣伝のためになぜかアザラシの着ぐるみを着て買い物に行かされます。
買い物の帰りに橋の下で昼寝をしてしまい、矢神川のヤガちゃんとしてニュースに取り上げられるなど大変なことになりました。
八雲の百面相
第13巻156話では、冬休みの旧校舎で傷んだ床にハマり抜けなくなった八雲たちがどうやって脱出するか案を出し合っていました。
サラが「八雲がいる限り絶対来る人を念じて呼んでみよう」と言い、八雲も一応その案に乗っかります。
サラは花井のことを思い浮かべていましたが、八雲はどうやら違う人が頭に浮かんでいたようで、顔を真っ赤にしてしまいました。
第19巻232話では天文部に入り浸っている1-Dメンバーが部長の結城とやおい本について熱く語っています。
みんなは矢追さんのUFO関連の本のことをやおい本と言っていますが、漫画について勉強している八雲は違う想像をしてしまったみたいです。
スクランZ♮09話ではアメリカにいる天満の元に八雲が遊びに行くお話です。
本編最終回直前に塚本家にサラと共に居候となった播磨の様子を根掘り葉掘り聞いてくる天満に八雲はタジタジでした。
本編にはこの他にもストーリーとは直接関係のないパラレルワールドにみんなが出てくるシリーズがたくさんあります。
八雲の他にも可愛い登場人物が出てくるのでそちらもご覧ください。
塚本八雲の声優や登場回のまとめ
八雲は天満や播磨に振り回され様々な経験をしますが、常に相手を想い、相手のために行動してきました。
そんな八雲は先輩や友人に愛され、読者に愛されるキャラとなっていったのです。