【幽遊白書】雷禅が餓死で最期を迎えた経緯と霊界の仲間たちのその後

雷禅は物語終盤に出てきて、強烈な印象を残したキャラです。

まさに王者というに相応しい貫禄を持ったこのキャラの正体は幽助の先祖という驚きの経歴を持っていました。

その雷禅の晩年はどんなものだったのか、その生き様を見ていきたいと思います。

  • 雷禅の最期はどんなものだったの?
  • 雷禅とはどんな妖怪なの?
  • その生き様はどんなものなの?
  • 雷禅の仲間は?

順に見ていきましょう。

雷禅の最期

雷禅は魔界三大勢力の一人で、軀、黄泉と共にその名を馳せていた大妖怪です。

そんな雷禅ですがその最期の死因は「餓死」というイメージと掛け離れたものでした。

雷禅が餓死に至る経緯

幽助に食い付いてしまった雷禅

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅は本来、人間をエネルギー源として食するタイプの妖怪ですが、七百年近く前に出会った人間の女の生き様に惚れ込み、口説いて愛した末、「次に会うまで人は食うまい」と勝手に決めて、以来ずっと人間を食べずに生きてきました。

愛した女の子孫である幽助の存在を知り、出会い、約一年に渡り壮絶な親子喧嘩を繰り返しますが、とうとう空腹の限界に達し我を忘れて大暴れした雷禅は幽助の身を少し食べてしまい、その味で我に返り、嘔吐してしまいます。

そこで幽助に人を食べる事を絶った理由を話し、最期は国と国民の事を託し腰掛けたまま眠るように息を引き取りました。

雷禅とはどういう妖怪なの?

雷禅は謎を多く残している妖怪です。

幽助にとっては切っても切れない間柄で、魔界編を読み進めるに当たって重要なキャラとなっているのでここでそのキャラ性を知っていきたいと思います。

雷禅のプロフィール

雷禅の顔のアップ

引用元:幽☆遊☆白書

  • 名前:雷禅(らいぜん)
  • 性別:男
  • 誕生日:不明
  • 年齢:不明(1500歳以上である事は、痩傑(そうけつ)がアニメ107話で「1500年以上前に雷禅と戦った」と言っているので間違いない。三大妖怪の中では一番の年長者)
  • 身長:不明
  • 容姿:無造作に伸ばされた金髪(アニメでは白髪)と左目の下に独特な模様が刻まれています。
  • 戦力データ
    TP(妖力値)  1322000
    HP(体力)    460000
    OP(攻撃力)   424000
    DP(守備力)   352000
    SP(特殊能力)    86000
  • 名前の由来:音から先にイメージされました。
  • 声の出演:菅生隆之

雷禅の魅力

雷禅の事を語る煙鬼と聞く幽助

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅は戦闘シーンは幽助との喧嘩以外は描かれていないにも関わらず「魔界最強キャラ」として噂されています。

人間を食べなくなり七百年が過ぎ、飢餓により弱り切っているにも関わらず魔界三大勢力の一人に君臨しているのですから強さは相当なものと考察できるでしょう。

言動は荒くワイルドな印象を受ける外見でありながら、部下や旧友からは絶対的な信頼を得ている事から人を惹き付ける魅力があるのだと分かります。

単行本十八巻、『来訪者たち』で煙鬼(えんき)が語ったように「皆、雷禅が好き」だという事が集まった面子の嘆き方からも分かりました。

雷禅と幽助の関係

父親の事について聞き入る幽助

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅は幽助の先祖(妖怪の遺伝子上)で、妖怪としての父親に当たる存在です。

幽助には人間としての父親が存在していますが、雷禅は幽助を「息子」と呼び幽助は雷禅を「くそオヤジ」と呼びました。

初対面を果たした時、雷禅は後一年くらいの命にも関わらずケンカをしても台座から動かす事ができないくらいで、力の差は歴然としていたのですが「いつでも命をとりに来い」と挑発までする凄い父親です。

ちゃんと親子として認め合っている描写があるにも関わらず、「どうして人間食うのやめたんだ?」という質問に「オシメが取れたら教えてやるよ」と答える辺り、子供扱いどころか赤ん坊扱いをするお茶目な一面も知る事ができました。

雷禅の部下たち

雷禅の死に集まる部下たち

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅を慕い弱った今も仕え続け雷禅の意志に従い、いずれは自分たちも人間を食べる事を絶つと決めている忠実な臣下たちで容姿は全員、スキンヘッドの男たちです。

優秀なS級、A級妖怪が勢揃いしている中でも選りすぐりの部下を紹介します。

北神(ほくしん)

魔界の事について話す北神

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅配下では一番の実力者で実質ナンバーツーの実力を持つS級妖怪です。

魔界一柔軟な身体を持ち、20km離れたところにあるものでも手を伸ばすだけで取る事ができ、生真面目で紳士的な態度を崩さない忠臣として人間界にいる幽助を迎えに行きました。

幽助の破天荒な性格と行動に振り回される苦労人でもあります。

東王(とうおう)

バカにした態度をとって北神にたしなめられる

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅に仕えるA級妖怪です。

幽助を訪ねて人間界に行った時、失礼な態度を取り北神に叱られていたキャラで、尊大で思慮の浅い性格をしていると考察できます。

魔界統一トーナメントで黄泉と息子の修羅が同じブロックになった時、「これでかなり有利になりましたね」と発言して幽助の怒りを買ってしまいました。

西山(せいざん) ※アニメでは西帝

優しい口調で話す西山

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅に仕えるA級妖怪です。

南海(なんかい)

雷禅に仕えるA級妖怪で、唯一人間界に迎えにいかなかったキャラです。

雷禅の生き様

雷禅の事が描かれているのは単行本十七巻の後半と単行本十八巻の僅かばかりです。

人間を断った経緯となる過去が描かれているのが単行本十八巻、『雷禅の遺言』ですが、そこで語られる雷禅の一途な気持ちには誰もが驚き、心惹かれる内容となりました。

では、そこを中心に雷禅が幽助と出会うまでの事を見ていきたいと思います。

雷禅が運命の女性と出会う

食人鬼について話す雷禅

引用元:幽☆遊☆白書

今から七百年ほど前の魔界と人間界に隔てのない時代(アニメでは平安時代)、妖怪は自由に人間界に行き魑魅魍魎として過ごしている時代の事です。

雷禅は人間を糧とする食人鬼(しょくじんき)として腹がすけば好きなだけ人間を食べる日々を過ごしていました。

そこで雷禅は一人の女と出会うことになります。

アニメではこの出会いのシーンが強く描かれて、アニメ103話、「父の遺言・遠い日の想い」では手負いになった雷禅が水を求めて飛び込んだ先がこの女の家だった、という設定になりました。

原作者曰く「恋愛をメインに描きたかった」に合わせた話しになったのだと考察できますね。

そのアニメで女(名はない)はの雷禅の手当てをするという描写まで描かれました。

食脱医師(くだくすし)の女

惚れた女について話す雷禅

引用元:幽☆遊☆白書

名はない幽助の先祖(CV:土井美香)で、妖怪としての(遺伝子上の)母親に当たります。

青白くガリガリで術士特有のイヤな香をまとう醜女(しこめ)、というのが雷禅の感想ですが次いで「だが、目が気に入った」と褒めもしている事から相当惚れ込んでいる事が見て取れました。

食脱医師(くだくすし)は、病死した人間の腐肉を食し体内で免役を作った後、自ら血肉を薬として同じ病に苦しむ人に分け与える一種の医者に当たる職業になります。

食人鬼である雷禅を恐れぬばかりか毅然とした態度で接したせいで雷禅に惚れられてしまいました。

惚れた挙げ句の一夜

雷禅の惚気を聞く幽助

引用元:幽☆遊☆白書

軽い気持ちで近付いた女に手を伸ばしたところで、雷禅は女に「我が体内は数知れぬ死病に冒されし人の肉をおさめた毒の壷じゃ。お前の腹など夜明けを待たず、ただれ落ちるぞ」と言われ怯んでしまいました。

食えば死ぬ、それ以上に女に気押された雷禅は「この女しかいねぇ」と思い口説きます。

単行本では一晩かけて拝み倒した、とあるだけでしたがアニメ103話では示唆させるために雷禅との性描写が軽く描かとれました。

アニメで女の事を思い出すように空を見上げて「いい女だった」という雷禅の声と言い方が凄く印象に残る場面としてジーンときた事もここに明記します。

翌朝、雷禅は勝手に女に再び会うまで「人を食うまい」と勝手に決めました。

隠居と人間絶ち

煙鬼が語る雷禅の事

引用元:幽☆遊☆白書

魔界に戻った雷禅が人間を食べる事をやめて隠居すると発表した時、友人である煙鬼たちは納得できませんでした。

血の気が多いケンカ仲間の集まりで、どうしても和解できなかったのです。

そんな煙鬼たちもいつしか気が抜けてケンカする事もなく平穏に暮らしていました。

女のその後

女が産んだ子について語る雷禅

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅が口説いた女は一夜で子を身籠もりました。

女は子を産んですぐに死んだそうで、その遺伝の集大成が幽助という事になります。

雷禅は魔族なので、生きてさえいればいつか生まれ変わりに会う事があると思っているものの、あれほどの女は度々生まれるものではない、とかなりの惚れっぷりを幽助に話し惚気ました。

腹の音が時計変わり

国中に響く雷禅の腹の音

引用元:幽☆遊☆白書

人間を食べなくなった雷禅は弱り、塔の最上階で座って過ごす事が多くなりました。

単行本十七巻、『親父との再会!!』で、ゴゴゴと国中に響き渡るほど腹をすかせても人間を食べずにいる雷禅の純愛が凄いと思えます。

命を削って栄養失調になって、弱くなってもその誓いを護る一途な愛は妖怪も人間も変わりないのだと思えました。

遺言となる息子への言葉

雷禅の最期を見る幽助

引用元:幽☆遊☆白書

自分がもう長くないと知った雷禅は最期の時間を幽助と話す事にしました。

母親の事を話し、これからの事を話し軀、黄泉との事を話していきます。

軀とは気が合うかも知れない、黄泉には気を付けろ、手を組むなら軀にしろ、北神たちについてはお前に任せる、と一方的に言った後、「あー…、ハラへったな」とそれが最期の言葉になりました。

幽助は目の前で静かに息を引き取る父親を看取った事になりますが、雷禅からしたら唯一愛した女の子孫に見送られて天寿を全うした事になります。

雷禅の死後

雷禅の死後、幽助は黄泉の国に赴き、魔界統一トーナメントの提案をします。

この提案をした半日で雷禅の死、軀・黄泉の国家解散の報せが魔界全土に知れ渡りました。

軀からの手向け

幽助に花を渡して一言言う軀

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅の死を知って軀は花一輪を「バカめ」という言葉と共に墓前に生けてくれ、と告げ去ったのです。

幽助はそんな軀を見て信じられる、と判断しました。

旧友たちの弔い方

墓前で酒盛りする旧友たち

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅の死後、ゾクゾクとかつての旧友たちが集まってきました。

最初にやってきたのは煙鬼・孤光夫婦で酒に酔っ払った状態でありながらも泣き、本気で雷禅の死を悲しんでいる事が分かり幽助は嬉しくなります。

そして他のケンカ仲間も集まり、沢山の花束を手向け皆で酒盛りをしてケンカ仲間らしいおくり方をしました。

雷禅のケンカ仲間たち

人を食べる事をやめ、隠居する事を決めた雷禅とケンカ別れするものの、死後には飛んでくるくらいに情のある仲間たちを紹介していきます。

煙鬼(えんき)

荷物背負った煙鬼の正面から

引用元:幽☆遊☆白書

温厚そうな巨漢の鬼で、いつも笑顔でいる。

魔界統一トーナメントでは優勝して三年間、魔界の王として君臨した。

妖力放出シーンはあるものの戦闘シーンはなく、魔界の王になった後は「人間界に迷惑をかけない事」という絶対的なルールを作って魔界の治安維持に努めました。

孤光(ここう)

酒瓶を引っ提げている孤光

引用元:幽☆遊☆白書

黄緑色の長髪で煙鬼の妻で、常に飲酒している酔っ払い。

雷禅にケンカを仕掛けながらも惚れていたが振られて自暴自棄になり煙鬼と結婚したとの事(夫婦仲はいい)。

痩傑(そうけつ)

トーナメントで挑発している痩傑

引用元:幽☆遊☆白書

ハンチング帽をかぶった妖怪だが、周には似合っていないと言われているようです。

アニメ107話、『激闘!夢に賭けた男たち』では陣と対決して格の差を見せ付けて完全勝利しました。

周 (しゅう)

挑発を受けて返している周

引用元:幽☆遊☆白書

小柄なメタル族の戦士です。

魔界統一トーナメントではアニメ110話、『俺の力・これが全てだ!』で黄泉vs幽助戦が行われている時、痩傑(そうけつ)と伯仲の戦いを繰り広げました。

棗 (なつめ)

酎の相手をして感想を言う棗

引用元:幽☆遊☆白書

単行本では本戦一回戦(アニメでは予選)で酎相手に完勝しました。

二回戦では軀と善戦するも敗退、この魔界統一トーナメントで対戦した酎に惚れられるという場面がありますが、単行本十九巻、『平和の群像』格闘愛で、コテンパンにするも向かってくる酎の根性に憎からずも思っているような描写が描かれています。

九浄(くじょう)

棗の趣味を茶化す九浄

引用元:幽☆遊☆白書

棗の双子の兄で(アニメ107話で酎に話していますが、原作では言及なし)で、孤光を下したものの才蔵に敗退しました。

同じくアニメ107話、『激闘!夢に賭けた男たち』で凍矢相手に辛勝して次に進む事ができたのです。

才蔵(さいぞう)

雷禅の旧友、才蔵は右下

引用元:幽☆遊☆白書

背中に翼の生えた魔神で、トーナメント準優勝者なのにセリフはありませんでした。

※右下にいるのが才蔵。

電鳳(でんほう)

雷禅の旧友、電鳳は左下

引用元:幽☆遊☆白書

雷禅旧友仲間の九人の中で一番の巨体、セリフはありませんでした。

左下にいるのが電鳳。

鉄山(てつざん)

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雷禅の旧友、鉄山は中央

引用元:幽☆遊☆白書

ヘルメットを被っていてセリフはありませんが、トーナメント二回戦で才蔵に敗退しました。

中央にいるのが鉄山。

雷禅の最期と生き様のまとめ

雷禅の生き方を振り返ると、自分の意志をしっかり持っていて、一度決めた事は何があっても曲げない男なのだな、と思いました。

そして一人の女を文字通り死ぬほど愛し抜いて、約束を守って逝く生き方は素直に恰好いいのだと分かります。

それでいて息子にも分かりにくい愛情を持っている事も分かるし、信頼できると感じて国民を託すという器の大きさまで分かる凄い男で、皆に慕われているのも納得というものでした。

出番は少なかったにも関わらず、ファンの心に深くその生き様を残す強烈さで、旧友や国民たちと一緒に冥福を祈りたくなるキャラだと思います。

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