【デートアライブ】時崎狂三の知られざる過去と軌跡のネタバレ

デート・ア・ライブの原作第三巻から主人公の前に現れる最狂の精霊時崎狂三。

他の精霊とは違う雰囲気の彼女に引きつけられた方は多いでしょう。

作中でも、様々な策謀を巡らせてきた彼女の魅力を紹介していきます。

時崎狂三とは

時崎狂三とはどのような人物なのでしょうか?

時崎狂三のプロフィール

  • 本名:時崎狂三
  • 識別名称:ナイトメア
  • 誕生日:6月10日
  • スリーサイズ:B85/W59/H87/
  • 好きな動物:猫
  • 嫌いなもの:人間
  • 声優:真田アサミ

黒髪を左右非対称のツインテールに括り、赤と黒を基調としたドレスの霊装「神威霊装・三番(エロヒム)』」を纏う。

普段は前髪で隠しているが、左眼が金色の時計の文字盤となっており、針も動いています。

常に『〜ですわ』等のゆったりとしたお嬢様口調で会話し、感情が昂ると自分の言葉を繰り返す悪癖があって壊れたヤンデレ気質があり、いろいろな意味で危ない言動が多く、興奮する時に行う『きひひひひ』と狂気的な笑いが印象的です。

時崎狂三は人を殺す第3の精霊

時崎狂三は、他の精霊とは違い自らの意思で人間を殺める危険な存在とされており、作中でも初登場時の頃は五河士道を殺めて、その身体に封印された精霊の霊力を奪おうと画策していました。

編入生は精霊

ある目的の為に霊力を集めようとしていた狂三は、始源の精霊からの情報で三人の精霊の霊力を持つ五河士道の存在を知り、学校に転入してクラスメイトとして接触しました。

士道と直接接する事で情報が事実だと確信すると、彼の霊力を喰らおうと暗躍します。

目的の為なら手段を選ばない

霊力を封印する為の夜刀神十香と鳶一折紙を巻き込んだ三つ巴の士道のデートの最中、公園で彼が戻ってくるのを待つ狂三の前に、野良猫を的してエアガンで遊ぶ不良達と遭遇します。

士道が公園に戻る頃には、野良猫にした所業を、そのままやり返すやり方で不良達を虐殺していました。

最難関のヒロイン

精霊としての本性を見せた狂三は士道を捉えようするも、士道の実の妹である崇宮真那に介入されて失敗してしまいます。

最終的に学校内で天使を顕現させ、真那、折紙、十香を圧倒して士道に手をかけようとするが、精霊化した五河琴里の乱入により、返り討ちにあい撤退を余儀なくされてしまいました。

時崎狂三のその後

時崎狂三はその後も要所要所で単身暗躍する傍ら、士道がピンチになった際には『ここで死んで貰っては困る』と助太刀をするポジションに定着しました。

当初は目的を果たす為の道具程度しか感じてなかったが、真っ直ぐな彼と交流を重ねる内に好意の対象として見る様になり、大切な存在として根付く様になります。

時崎狂三の精霊化の過去と目的

彼女の目的は、多くの精霊と死者を生み出した原因である始原の精霊をこの手で始末し、過去を改変させて己を含めた全ての精霊をこの世から消し去ることです。

元々は正義感のある善良な良家の令嬢で、正義の味方に憧れる唯の人間でしたが、ある時、始原の精霊と出会い、彼女から霊結晶を与えられ精霊になりました。

そして、正体が霊結晶を与えられた人間とは知らぬまま、他の精霊を倒す手伝いをしていたそんなある日、その事実に気付き、自分が討った異形の精霊が親友である山打紗和であったことに気付き、反転しかけてしまいます。

反転するその寸前に(四の弾)を自身に撃ち反転を防ぎますが、その後、始原の精霊に記憶を消されて隣界で眠りにつき、空間振と共に現界し(十の弾)を自身に使い記憶を取り戻します。

そして狂三は、いかなる犠牲を払おうとも、始原の精霊を殺して歴史をやり直す決意するのです。

因み、この出来事が原因で、精霊達が存在する隣界を揺るがす大事件が引き起こされる事となります。

時崎狂三の天使としての能力

次に時崎狂三の天使としての能力を見てみましょう。

刻々帝(ザフキエル)

身の丈の倍はあろうかという巨大な時計の形をしているのが特徴です。

長針と短針が其々古式な拳銃であり、二丁拳銃による中距離戦闘を得意とし、これに刻々帝の能力を込めて弾として発射させ、効果は時計の数字によって次のように異なります。

  • 一の弾(アレフ)対象を加速させる。
  • 二の弾(ベート)時間の進み方を遅くする。
  • 三の弾(ギレム)対象を成長させる。
  • 四の弾(ダレット)時間を巻き戻して傷などを復元させる。
  • 五の弾(へー)僅か先の未来を見通す。
  • 六の弾(ヴァヴ)意識のみを過去の肉体に飛ばす。
  • 七の弾(ザイン)対象の時を止める。
  • 八の弾(ヘット)自身の過去の再現体を出現させる。
  • 九の弾(テット)異なる時間軸にいる人間と意識を繋げる。
  • 十の弾(ユット)〉撃ち抜いた対象の過去の記憶を知る事が出来る。
  • 十一の弾(ユット・アレフ)霊力を直接食らって対象を未来へ送る。
  • 十二の弾(ユット・ベート)霊力を直接食らって対象を過去へ送る。

その能力と引き換えに狂三の寿命を大量に消費し、その中でも(十一の弾)と(十二の弾)は消費が高く最悪、自身が消滅するリスクが伴うのが難点でしょう。

時喰みの城

周囲に影を張り巡らせ、影を踏み込んでいる人間の時間を吸い上げます。

その間、身体が重く動けない状態となり、常人であればたちまち昏倒して死ぬまで時間を吸い上げられてしまうという恐ろしいもの

内部は真っ暗な異空間となっており、移動や潜伏、特定の人物を引き摺り込んでの捕獲や保護も可能です。

スピンオフ作品で主人公!反転体との遭遇

時崎狂三を主人公とした『デート・ア・ライブ』のスピンオフ作品の一つです。

本作の概要 

デート・ア・ライブ本編では語られなかった隣界を舞台とするスピンオフ作品『デート・ア・ライブフラグメント:デート・ア・バレット』では、時崎狂三が主人公として活躍します。

何故か傷つき、記憶を失った状態で隣界へと堕ちてきた狂三は、愛しい人と再会を果たす為、元の世界へと戻る波乱の旅路が描かれていて、その過程に於いて、

  • アイドル化
  • 幼女化
  • バニーガール
  • 探偵
  • 水着
  • ビキニアーマー
  • 悪役令嬢

と、本編では見れない新たな一面を目にする事ができます。

この作品に登場する時崎狂三は、本人ではなく、分身体の一人であることが、作中で明らかとされており、推察となりますが、この時点の時崎狂三は、短編集『デート・ア・ライブアンコール』に登場し、七夕の日に五河士道とデートをした分身体ではないかとされているのです。

反転体との遭遇

旅路の際、隣界に存在する準精霊の一人である緋衣響と行動を共にしていた彼女の前に、時崎狂三の反転体【白の女王(クイーン)】と出会いました。

本来であれば絶対に出会うはずの無い、コインの表裏の様な存在です。

白の女王(クイーン)

狂三とは対照的に、白い髪に白い軍服、左目は青い文字盤の時計の瞳になっています。

明らかに精神の破綻が見える言動をしており、作中でも自身の狂信者達である準精霊エンプティの少女達を使って様々な人体実験を行う事で新しい存在を生み出すなど、狂気に満ちた行為を行なっている事が判明しました。

顕現される魔王は【狂々帝(ルキフグス)】です。

軍刀と歯車仕掛けの短銃の形状をして空間を支配する能力を有しており、

  • 空間内部の因果を逆転させる【天秤の弾(モズニーム)】
  • 対象に自身の刻印を刻み自らの手駒とする【蠍の弾(アグラウ)】
  • 高い自己修復を授ける【水瓶の弾(ドゥリ)】
  • 空間を切り裂く【巨蟹の剣(サルタン)】
  • 空間を削り取る【獅子の弾(アリエ)】
  • 劣化版の自身を作成する【双子の弾(テオニーム)】

等の能力が明らかとなっています。

白の女王の正体

女王の正体は、(八の弾)によって生み出した分身体が変容した姿であり、更に多重人格者の様で、普段は現場で指揮を取る戦闘担当の将軍(ジェネラル)と作戦の立案などを担当する参謀役の令嬢(レディ)という人格に任せ、主人格である自身が滅多に出る事はありません。

しかし、その実態はかつて狂三が気付かずに殺害してしまった親友の山打紗和でした。

誕生の真相は、親友を殺害した事による絶望で反転した瞬間、分身体と山打沙和の魂が、偶然にも隣界で同じ空間、同じ時間で落ちた事で出会い、同じ本体の狂三への憎しみから契約を交わして融合した事で生まれた存在だったのです。

多重人格者となった原因も、親友である狂三に殺された事による強烈なストレスによる物では無いかとされています。

彼女の目的は、囚われの身となっていた別の時崎狂三の分身体から語られており、隣界を犠牲にして彼方の世界へと向かい、あの人、五河士道を王として向かい入れる事で有り、自身を殺した狂三を含め、有象無象の輩となる準精霊達を皆殺しにしようと画策していました。

時崎狂三のネタバレのまとめ

霊力を失った後、以前に拠点としていた古めかしい洋館風の一軒家に住み着く様になります。

純粋な精霊であった始源の精霊と夜刀神十香が消滅してから一年後に訪れた五河士道を伴い、山内沙和の墓参りに付き合わせた後、今でも全てをやり直す為に精霊術の研究をしている事を冗談混じりに語りました。

高校卒業後は士道達と同じ大学生になりしたが、精霊術の研究を続けていて、あまり大学に通っていないようで、いつかはその願いが報われる事を期待しています。