東京リベンジャーズで、花垣武道は、ヒナや仲間が死んでしまう未来をなんとか変えようと何度も過去と未来を行き来するのですが、最悪の未来を変えようとするたびに、武道の前に立ちはだかる黒幕が稀咲鉄太です。
この記事では稀咲が事件を起こした目的について、そして稀咲の正体について考察していきます。
稀咲鉄太が死亡したのは何巻?
稀咲が死亡したのは21巻、185話での出来事です。
では稀咲鉄太が死亡するまでの経緯はどのようなものがあったのでしょうか?
稀咲鉄太プロフィール
- 名前:稀咲鉄太
- 身長 : 164cm
- 体重 : 58kg
- 誕生日 : 1992年1月20日
- 所属 : 愛美愛主 幹部
- 東京卍會 三番隊 隊長
- 天竺 総参謀
- 特技 : 勉強
- 能力 : 頭脳派 人の心に取り入るのが上手い
- 強さ : D
声優は森久保祥太郎
森久保祥太郎の他出演作品と人物
- NARUTO(奈良シカマル)
- 弱虫ペダル(巻島祐介)
- 薄桜鬼(沖田総司)
- テニスの王子様(切原赤也)
他出演作品多数
稀咲は何巻でどうやって死亡したのか
天竺と東卍の抗争である関東事変で稀咲が黒川イザナを撃ち殺す事で収束を迎えた後、その場から逃走した全ての黒幕である稀咲鉄太を花垣武道は追いかけます。
いくら過去を改変してもさらに改変され、武道が過去を変えているように、誰かが過去を改変していると睨んだ武道はもう一人のタイムリーパーは稀咲鉄太であると予想を立てていました。
「ここで稀咲を逃がせば、またヒナが死ぬ現在になってしまう」そう思った武道は稀咲を絶対に逃がすまいとドラケンと共に稀咲を追い詰めて稀咲と共に逃走していた半間をドラケンに任せ、武道は稀咲と一騎打ちで決着をつける流れになり、この時、武道は自分がタイムリープをしていることを稀咲に告げることになります。
稀咲の喧嘩実力は武道と同じ程度かそれ以下。
一対一で武道と喧嘩した稀咲は劣勢になり、自分が持っていた銃を武道に奪われ、撃たれそうになるが、さらに逃亡します。
「お前を未来に返すわけにはいかない」逃走中、武道にそう声を掛けられた稀咲は立ち止まり、自分はタイムリーパーではないことを告げ、横断歩道の真ん中で立ち止まっていた稀咲はトラックに撥ねられ死亡することになりました。
黒幕として動いた計画
稀咲は1巻から死亡するまでの21巻までは物語の黒幕として描かれていて、稀咲の計画は一貫してマイキーを組織の顔にし、自分はその組織のナンバー2になるというものでした。
巨大な犯罪組織のブレーンとなることで日本一の不良になろうとしていたのです。
彼がこれまで用意した計画は3つ
- ドラケンを殺し、ナンバー2の座を奪い、裏から東卍を操る
- 芭流覇羅を作り、東卍を潰し、マイキーを頭にし、自分はナンバー2の座に着く
- 天竺を作り、東卍を潰し、マイキーを天竺の総長にして裏から操る
これらは全て、武道の活躍とその仲間の活躍によ阻止されることになります。
目的はヒナと添い遂げること
数々の事件を起こした稀咲の真の目的はヒナと添い遂げるといものだったのです。
当時から頭がよく神童と呼ばれた稀咲は橘日向と同じ塾のクラスメイトで、稀咲は密かにヒナに想いを寄せ、ヒナも当然神童である自分を好きになるものだと思い込んでいたのですが、ヒナが好きになったのは日本一の不良を目指す武道でした。
ヒナに自分を認めさせるため、自らも不良となって練り上げた計画を実行していくことになり、そして、実際に日本一の犯罪組織のナンバー2になった稀咲はヒナにプロポーズしていますが、ヒナは武道に思いを寄せていたので振られてしまい、その振られた腹いせにヒナを殺していたと武道は考えていますが、本当に稀咲が殺していたのかは実際はまだはっきりと判断はできません。
稀咲の涙は武道に対するリスペクト
稀咲鉄太はヒナと同じくらい武道の魅力に気づいていた人物だったのかもしれません。
武道がタイムリープをして過去を変え始めた段階からかも知れませんが、ライバルとして認め、リスペクトしていたのではないでしょうか。
武道を未来で射殺する時に稀咲は涙を流していますが、これは自分が必死になって越えようとした人物の最後に、稀咲なりに思うところがあったのでしょう。
ちなみに、稀咲の涙は右半分のみに流れています。
稀咲は自分の事を205話にて、主役になれない道化だと言っていますが、片方だけに流れる涙は、道化の涙を表しているのかもしれません。
稀咲はタイムリープしていた?「オレは、」の意味を考察
死亡する間際、稀咲がタイムリーパーだと考えている武道に対し、「お前、まだ俺がタイムリーパーだと思っているのか」「オレは、」というセリフの残しています。
このセリフの意味としてありそうなのは、
- 俺は、タイムリープなんかしていない
- 俺は、ただの道化だ
- 俺は、トリガーだよ
このあたりが妥当ではないでしょうか。
①の場合はあまり意味がない発言なり、②の場合も稀咲も誰かに踊らされた道化だったということになるので、真の黒幕は別にいることになりますね。
③だった場合はもう一人のタイムリーパーの存在が確定します。
全て考察ですが、可能性はありそうではないでしょうか。
真の黒幕
稀咲が真の黒幕だったかどうかはまだ定かではなく、「自分は舞台の主役にはなれないと」本人も割り切っているような節があります。
道化(ピエロ)という言葉の意味は、
- 他人にいいように利用されている
- 馬鹿馬鹿しい真似をしている
- 滑稽者
- 人から嘲笑される
- 笑いものになるだけの人
皮肉が込められた意味が多く、黒幕に使われるような表現方法とは異なっています。
武道がタイムリープしているのではないかと考えたのは、既にタイムリーパーである誰かと接触していたからだという可能性も捨てきれません。
稀咲は復活する?
今のところ、稀咲が復活するような内容は最新刊までありませんが、もう一人のタイムリーパーがいるとしたらどこかのタイミングで稀咲が復活してくることは十分にあり得る話です。
現に、作中で何度も殺されているヒナが生きて現代にいるのですから。
死ぬ間際、何度だってやり直し、ヒナをいつか絶対に自分の物にすると宣言しているので、そのまま死んで終わりにはならないのではないでしょう。
武道も、稀咲の死後、もっと稀咲と向き合いたかったと言っているので、もう一度稀咲が登場し、今度こそ分かりあうような展開がもしあるならそれも楽しみですね。
稀咲が死亡するのは何巻?のまとめ
稀咲が死亡したのは21巻185話です。
稀咲は死ぬ直前の関東事変まで3度の事件を起こし、東卍を裏から操ろうとしましたが、その目的は武道を超えヒナと添い遂げることでした。
その正体については、終章に至るまでの黒幕だったのか、それとも真の黒幕を知る人物だったのかはまだ分かりません。
もう一人のタイムリーパー説も濃厚なため、復活の線もまだ完全になくなったわけではないと思うので今後の展開が楽しみですね。