【スクールランブル】旗派とおにぎり派とは?ラブコメ史上最大の派閥争い

2000年代に大ヒットしたラブコメ漫画であるスクールランブルは、各キャラクターの絶妙な距離感から誰と誰がくっつくのか論争が巻き起こり続けていました。

その中でも播磨を巡った女子たちの派閥争いは、誰が勝つのか最終話が発表された後も議論が続けられています。

播磨を巡る愛理と八雲の争いは旗派とおにぎり派と呼ばれていますが、作中でどのような戦いが繰り広げられたのでしょうか。

沢近愛理の旗派とは

播磨のクラスメイトでイベントごとでは何かと縁のある愛理の陣営は旗派と呼ばれています。

旗派の名前の由来

旗派と呼ばれている理由は、ラブコメでよく使われる仲を深めるイベントが二人の間でどんどん起こり、フラグ(旗)が立つことからです。

作中で二人は多くのフラグを立てていきました。

どのようなフラグを立てていったのか

旗派はどのようなフラグを立ててきたのでしょうか。

主なイベントを紹介していきます。

天満と間違えて愛理に告白する播磨

誤爆告白は定番のフラグの一つですが、第3巻33話は二人の関係がクラスメイトから気になる人に一気に変わった回で、天満が烏丸と仲良く昼食をとっているシーンを目撃してしまい不登校になった播磨が、下校中の烏丸と喧嘩になります。

その後天満を追いかける播磨は街中で思いっきり転びますが、手を差し伸べてくれた愛理を天満と勘違いして熱烈な告白をするのです。

愛理は情熱的な告白が初めてで動揺してしまい、播磨も相手を間違えて固まってしまいました。

夏休みの海水浴でハプニング

告白がうやむやになってしまい播磨と愛理はお互い気まずいままですが、クラスメイトの奈良が企画した海水浴にみんなで行くことになりました。

海辺の旅館の大部屋を借りていたため着替えもそこでしていた播磨でしたが、全裸になったタイミングで愛理が入ってきてしまいます。

叫ばれると自分が悪者になってしまうととっさに体が動いた播磨は、あろうことか愛理の口をふさぎ拘束してしまいました。

全裸の播磨に力づくで抑えられパニックになる愛理と、とっさに抑え込んでしまいこの後どうしたらいいか分からない播磨は、晶の到着により誤解は解けるものの遺恨を残すことになりますが、ラブコメのフラグを見事立てていきます。

体育祭で愛理のために男気を見せる播磨

基本的に天満のためにしか行動しない播磨ですが、自分のために怪我をしてリレーで戦犯となってしまった愛理のためにリレーで勝つことを宣言しました。

播磨はリレーの勝利と引き換えにハゲを晒してしまいますが、後夜祭のダンスでは愛理が播磨の手を取ってみんなの前で踊り、これ以降播磨と愛理がいい雰囲気だと学校中から認識されるようになります。

父親から指定された相手とのお見合いを破談させる

冬休みの播磨と愛理には混浴やお見合いの破談など定番フラグが満載です。

第12巻149話から帰る家がない播磨が美琴の家に招かれ、そこに愛理も泊まりに来ました。

正体を隠している播磨に興味津々の愛理が、美琴がお風呂に入ってると思って一緒に入りに来たり、愛理のお見合いを破談させるために播磨が一肌脱いだりとどんどんイベントが起こり、一人静かに原稿が書きたい播磨を困らせていきます。

この後も修学旅行実行委員を一緒にやったり、東京でデートして朝帰りしたりと次々にフラグを立てていき、愛理と播磨は仲を深めていくのです。

愛理の転校を阻止し許婚になった播磨

第22巻271話272話で播磨の怪我の手当てをし気持ちをぶつけあった二人は、今までいがみ合っていたことが嘘のように仲直りしました。

その後ショーンと結婚させられる愛理を日本に留めるために、二人は許婚となり公認の仲となりました。

播磨の中に天満がまだ残っていましたが、それでも愛理と一緒にいることを播磨は選び、愛理を受け入れたのです。

塚本八雲のおにぎり派とは

播磨の想い人である天満の妹で、播磨の良き理解者でもある八雲は、播磨と接するうちに片想いをするようになります。

しかし自分に対して好意を持つ人の心が読める八雲は、自分が眼中にないことを突き付けられながらも播磨と共にいる選択をしました。

おにぎり派の名前の由来

塚本家のクーラーの修理にバイトで訪れた播磨を見て、なぜか心が読めず、動物と心を通わせることのできる播磨に興味を持つようになります。

その時の差し入れでおにぎりを振る舞ったことからおにぎり派と呼ばれるようになりました。

播磨にとって癒しとなり続けた

播磨の失恋の傷を癒したり、ピンチに助けたりと、ただ八雲が優しいからという以上に播磨に尽くしてきた八雲は、播磨からどんどん信頼されるようになります。

八雲と一緒にいることで誤解を生むことに気付きながらも八雲に頼り続けた播磨は、どのように八雲を信頼するようになったのでしょうか。

播磨のアシスタントに就任した八雲

第5巻67話で、播磨は編集者から友達に漫画を読んでもらうことを勧められました。

しかし不良で友達もおらず、同級生には見せられないと悩んでしまいます。

そこへ喫茶店でバイト中の八雲が現れ原稿をチラッと見てしまったことをきっかけに、播磨は自分の描いた漫画を八雲に読んでもらうことにしました。

八雲もお礼に万石のサインがもらえたので、手伝うことにします。

学校中の噂になった八雲と播磨

体育祭で愛理と播磨が噂になってすぐ、漫画のことで八雲と播磨がこっそり会っていることが天満にバレます。

なぜか播磨と仲のいい八雲が気に食わない愛理は、播磨とラブラブだと茶化された際「それは八雲よ」と否定し、天満もクラス中に言いふらしてしまいました。

否定をしなければならない二人でしたが、漫画のことを伏せたまま否定するのは難しく、さらに新人賞が迫っていたこともあり、八雲を家まで連れて帰って作業に没頭します。

テスト期間中徹夜で作業し、二人でバイク登校を繰り返すうちにどんどん否定できない関係になっていくのでした。

播磨に想いを伝える八雲

八雲は、播磨が天満のことを好きなこと、愛理が播磨のことを好きなことに気付いていて、そして自分が、天満のために一生懸命な播磨のことを好きなことにも気付いていきます。

歩行祭で播磨と一晩中一緒に行動した八雲は想いを伝えようとしますが、播磨の勘違いからうやむやにされてしまいました。

その時八雲は「播磨の目に自分が写っていないこと」を悟り、身を引く決意をします。

とはいえ納得しない八雲の友人たちは協力して播磨を塚本家の居候にし、進級してからは一緒に生活することになるのです。

旗派VSおにぎり派の直接対決

愛理も八雲も播磨との関係を進めていき、どちらも学校中の噂になりましたが、肝心の播磨が天満一筋だったため、最終的に誰とくっつくか最後まで分かりませんでした。

とはいえ好戦的な愛理が幾度となく八雲をライバル視してきたため、直接対決も何度かあります。

嫉妬して好戦的な愛理と、あくまでビジネスパートナーを貫き通す八雲

愛理は播磨が様々な女性と噂になるたびに機嫌が悪くなり、嫉妬心からついキツイ言い方をしてしまいます。

多くの人の噂は誤解でしたが、八雲だけは播磨から信頼されているので愛理も気が気ではありません。

大抵は愛理が八雲に突っかかって八雲が困るというものでしたが、八雲も播磨のことを気遣い播磨を守るために愛理に立ち向かうこともありました。

体操服のネームの縫い付けでライバル認定

最初の対決があったのは第7巻86話で、体育祭で播磨に助けてもらいお礼をしようと考えた愛理が借りていた体操服のネームが取れかかってることに気付き、不器用ながらも縫い直し播磨の机の上に置いて帰ります。

そこへ播磨から「修正しないといけないから漫画のネームを持ってきてほしい」と言われた八雲が現れ、不器用に縫い付けられている体操服のネームを修正するんだと勘違いし、善意で手直しをしてしまいました。

自分の縫い付けたネームを修正されたところを見てしまった愛理は八雲に嫉妬しライバル心を向けるようになります。

文化祭で2-Cの劇に乱入した八雲

愛理と八雲と播磨の三角関係が学校中で噂されているので、愛理にとっては面白くありません。

そんな中、第10巻122話から、漫画の執筆で寝不足だった播磨が眠り姫が寝ていないといけないベットで寝てしまい、そのまま舞台に出てしまいました。

王子様役の愛理たちは唖然としますがなんとか劇を進めていき、キスをして眠りから覚ますところまでやってきます。

しかしなぜか一緒にベットに潜り込んでいた八雲がどうしても愛理とキスできない播磨を察知して、悪い魔法使いとして愛理の前に立ちはだかり、ストーリを捻じ曲げてまで播磨を守ってしまいました。

八雲は劇に乱入してしまったこと、愛理の播磨に対する気持ちを知っていながらキスシーンを奪ってしまったことを反省しながらも、何とか愛理と和解し許してもらいます。

天満のために愛理に立ち向かった八雲

第17巻206話では塚本家で海鮮鍋パーティが開かれます。

播磨がエビを食べられないのに天満に会うためにやってきたことを嬉しく思い、播磨を気遣って食べられる食材を提供し、愛理は播磨が自分といる時より天満といる時の方が楽しそうだと薄々感じており、この鍋パーティ自体面白くなく八雲に突っかかったりしていりました。

播磨の気持ちなど何も知らない天満は、愛理に「播磨君とラブラブなんだね」と茶化して愛理をキレさせてしまいます。

天満は愛理に謝るために家の前で待っていましたが、愛理は播磨と東京までデートをして朝帰りをしたため朝まで帰ってきませんでした。

さらに愛理は朝まで家の前で待っていた天満に悪態をついてしまい、その様子を見た八雲はカッとなって愛理の頬を叩き天満を連れて帰ります。

しかし八雲は、天満に対する愛理の態度にカッとなっただけでなく、嫉妬して手を出したことを反省し、愛理が播磨に好意を向けていることが嫌なんだとはっきり認識するようになるのです。

頑固な播磨と頑固な愛理を応援する八雲

八雲は播磨に対する気持ちに正直になりますが、播磨が天満のことを好きだということも知っています。

そこに向かっていくことができないので、あくまでビジネスパートナーとして一緒にいる道を選び、家の無い播磨を塚本家に招いたり、社会人になってからは出版社に就職し播磨の漫画家としての道を応援していくのです。

愛理は播磨と許婚になりますが、八雲との関係は認めており、播磨を振り向かせるために自分のできることをしながら成長していきます。

番外編では最終的に愛理と播磨が結婚した描写もあり、子供を天満と八雲の元に連れてくるシーンははこの論争に決着を付けるものとなりました。

旗派とおにぎり派のまとめ

旗派と言われる愛理の陣営と、おにぎり派と呼ばれる八雲の陣営は、終始どちらの勢力が優勢か分かりづらく、そもそも主人公の播磨が二人に対して恋愛感情を抱いていないので、とても難しい議題であり続けました。

紆余曲折あり旗派が勝利を収めたとはいえ、おにぎり派の人たちからも納得の終結だったのではないでしょうか。

【完結済み】School Rumble
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恋する乙女、塚本天満16歳。恋のお相手は烏丸大路、同級生。運命のクラス替えの日、天満の祈りが届いたのか、二人は同じクラスに!!しかし喜びも束の間、烏丸君が「明後日、転校する」と衝撃発言!すったもんだの挙げ句、烏丸の転校が1年延期に!チャンスだ!天満ちゃん!!