【はじめの一歩】ウォーリーが強すぎる!モデルとなった人物と板垣と似ている理由

はじめの一歩で一歩の強敵として登場したウォーリーは、圧倒的な才能で一歩を苦しめましたが、結果なんとか一歩が勝利することができました。

そんな強敵のウォーリーを紹介していきたいと思います。

ウォーリーはどれくらい強いのか?

当時の一歩は、アジア他の国の選手と次々に対決していましたが、一歩の強さはアジアでも目を見張るもので一歩の持つ強打でアジアの選手たちを圧倒していました。

しかし、その後に戦ったウォーリーとの試合で一歩が苦戦をすることになります。

ウォーリーはわずか3戦でインドネシアの国内王者になったほどの天才で、特に身体能力がずば抜けていてジャングルの動物たちに引けを取らないほどの運動神経を持っていたのです。

この才能に名コーチと言われるミゲルがついたおかげでウォーリーは若くして最強のボクサーとして育て上げられたといっても過言ではないでしょう。

ウォーリーのプロフィール

ウォーリーは天才的なセンスで一歩と戦うまでフィリピン国内の相手を圧倒してきましたが、ボクサーとしての経歴はまだ浅いものだったのです。

ウォーリーの経歴と世界ランキング

ウォーリーが一歩と対決するまでプロとして試合をした数はたったの3戦でしたが、その3戦でインドネシア王者になってしまうというとんでもないセンスを持ち合わせていたのです。

ウォーリーの世界ランクは作中には出ていないものの、実力的には10位前後の実力を持っていると考えられるでしょう。

ウォーリーの強さの秘訣

ウォーリーはインドネシアの小さな島出身で、小さな頃から近くのジャングルで遊んでいて、そのおかげで猿と仲良くなり一緒に遊んでいたため、猿と同じくらいの握力や跳躍力、俊敏性が身についたのでした。

ボクシングのリングの中で縦横無尽に移動して攻撃を繰り返せるような体力と身体能力を身につけています。

ウォーリーのコーチ

ウォーリーのコーチはミゲルというアメリカ人のコーチで、ミゲルは過去にブライアンホークをも育てたような優秀なコーチで、ミゲルのコーチングの才能も抜群で、今まで六人もの世界王者を育てていました。

さらにスカウトの技術にも長けており、ブライアンホークやウォーリーといった才能豊かな選手をどこからともなく見つけ出してきます。

しかも、ミゲルは過去に一歩のコーチの鴨川と直接戦ったことがあるので因縁の相手と言ってもいいでしょう。

ウォーリーのモデル

ウォーリーのモデルが誰かは明示されていませんが、ウォーリーのファイトスタイルからの推測すると、ナジーム・ハメドがモデルになっていると考えられます。

ウォーリーの変則的な動きをしたり、相手の攻撃を体全体を逸らすようなスウェーで避けたりする動きが、ナジーム・ハメドのファイトスタイルと酷似していました。

ウォーリーのファイトスタイルは板垣に似ている

ウォーリーのファイトスタイルは相手の攻撃を見切って持ち前の運動神経で避け切り、そして手数で相手を責めていくスタイルで、直感的に一番効果的なパンチを使い分けて相手を追い詰めるようなスタイルです。

このスタイルは一歩の後輩の板垣ののファイトスタイルに似ていて、板垣はウォーリーを自分に例えて一歩をどのように圧倒していくのか期待しながら見ていました。

世界ランク1位のヴォルグ・ザンギエフをも追い詰める

一歩と戦う直前にある程度実力のある選手とスパーリングをするためにニューヨークに行ったのですが、その時たまたま相手してくれる選手が当時Jr.ライト級世界ランクイン1位のヴォルグ・ザンギエフしかいませんでした。

ウォーリーがそのヴォルグと対決するのですが、そのスパーリングでは階級が上のヴォルグに対してもウォーリーは互角に勝負していて、もう少し続けていたらヴォルグを追い詰めていたほどいい勝負を展開したのです。

一歩VSウォーリー試合は漫画では何巻?

この試合は原作コミックの90巻のRound 865『最上級のイメージ』から収録されていて、この試合を読みたいという方は、90巻から93巻を購入すれば読むことができます。

幕之内一歩VSウォーリーの試合展開

ウォーリーと一歩の試合では、一歩が完全にパワーで勝っていたのですが、ウォーリーの圧倒的なボクシングのセンスに一歩は苦戦を強いられることになります。

最初は一歩が有利かと思わせた

序盤は今まで3戦経験していないウォーリーが経験不足で一歩のスピードとパワーに圧倒されて、瞬く間にウォーリーがダウンを奪われしまいます。

あまりの一歩のスピード感に、一歩がこのまま勝ってしまうのではないかという勢いでした。

センスで一歩を圧倒するウォーリー

序盤押していた一歩でしたが、コーチのミゲルから自由に動いても良いという指示を受けた途端ウォーリーはリングの中を自由自在に動き回り一歩に変則的な攻撃を仕掛け始め、そして、序盤優勢だった一歩を押し返し始め、最終的には一歩の攻撃を一発ももらわないほどになってしまいます。

ウォーリーの柔軟であまりにも不規則な動きのせいで一歩はウォーリーにパンチを当てることすらできず、一方的に打たれ続ける形となってしまったのです。

最後に一歩に勝利を引き寄せた腹打ち

一方的にやられていた一歩は、打たれながらも必死に弱いパンチを何発も腹に入れていきますが、そのパンチは何発打たれても致命傷にならに程度のパンチだったので、気にせずウォーリーは一歩にパンチを打ち続けていました。

しかし、その何度も弱いパンチを受け続けた結果、ウォーリーの呼吸に影響を出し始め、次第に足の動きが止まり始めたのです。

この状態になったウォーリーは一歩と足を止めて打ち合わなければいけなくなってしまい、パワーで勝る一歩に押され始めそのままウォーリーは負けてしまったのでした。

ウォーリーの敗因は経験不足

コーチのミゲルはウォーリーのこの敗因を『経験不足』と言いました。

ウォーリー自身も足が動かなくなってきているのに気づかなかったし、一歩の腹打ちにも警戒していなかったので、もしウォーリーが試合経験が豊富であったら一歩にはなす術がなかったでしょう。

ウォーリーはその後どのようになっていくのか?

ウォーリーは一歩との試合後もっと強くなりたいとミゲルにいい、アメリカについて行きました。

試合数が4戦の状態でこれほどの実力を持っていたので、アメリカで経験をこれから積んだらどのようなどのようになってしまうのでしょうか?

ヴォルグは世界ランキングで近い将来名前を聞くことになると発言

スパーリングをしたヴォルグは階級がうえでさらに世界ランキングが1位であるにもかかわらずウォーリーと実力が互角でした。

そのヴォルグがウォーリーが今後世界ランキングで名前を聞くことになると明言したので、アメリカで経験を積んだらとんでもない実力のボクサーになることも考えられます。

ウォーリーはいつか世界王者リカルドとの対戦もあるか?

今後の成長次第では、今のところ無敗の世界王者のリカルドとウォーリーの対戦も今後あり得るかもしれません。

しかしそのためには、宮田や千堂といった日本のフェザー級の有力選手に勝利しなければいけないので簡単な道のりではないと思われます。

特に宮田はスピードを武器としているのでウォーリーの変則的な動きについてくる可能性があるでしょう。

そうなると、ウォーリーの世界戦はまだまだ先でしょうか。

ウォーリーと一歩の激戦のまとめ

一歩との試合でずば抜けた才能を発揮したウォーリーでしたが経験不足によりウォーリーは負けてしまいましたが、ウォーリーの強さは圧倒的であることには変わりはありません。

今後はじめの一歩でどのような形で再登場するかは分かりませんが、この強さとアメリカでの修行で得た経験でまた日本のフェザー級のボクサーの脅威として帰ってくることを期待して待ちましょう。

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1989年から「週刊少年マガジン」で連載の森川ジョージによるボクシング漫画。2013年実写ドラマ化。第15回講談社漫画賞少年部門受賞。