【らんま1/2】最強キャラの八宝斎は若い頃から迷惑な存在だった?

乱馬や父の玄馬の師匠であり作中最強キャラでもある八宝斎は、その理不尽な強さや邪悪な思考故に他のキャラから恐れられています。

八宝斎がいかに強力な存在か、そしていかに迷惑をかけてきたかを見ていきましょう。

八宝斎の年齢は?声優は?

まず八宝斎のプロフィールです。

八宝斎の年齢は118歳

100年前に18歳だったという描写があるので、現在118歳です。

コロンや楽京斎も同じくらいの年齢でしょう。

身長はまさかの30㎝

漫画やアニメでの描写を見るととても小さく描かれています。

乱馬やあかねに片手でつままれたり、小動物のPちゃんとやり合ったりと、普通の人間サイズではありません。

昔の記憶を美化している節がありますが、若い頃から小柄でした。

八宝斎の必殺技

八宝斎は身体能力の高さだけでなく、人体の構造に対する知識や悪知恵によって多くの面倒を起こしてきました。

闘気の扱いにも精通しており、闘気で相手を金縛りにしたり、巨大化して制圧したりすることもできます。

闘気を吸引する技をひな子先生に伝授し、後にその技で返り討ちに遭いました。

性格はとても邪悪

基本的に意地が悪く、男相手なら相手の嫌がることをワザと行い困っていても気にしません。

年配の頑固さというより子供じみた性格をしており、銭湯に行ったときはおもちゃで遊んだり、わがままからのカンシャクというコンボで周りに迷惑をかけ続けます。

かまってちゃんな面もあり迷惑で人目を引き付けることもありますが、それでも無視すると本気で泣き出すこともありました。

また極度のスケベで、下着やブルマ泥棒をしたり、女になったらんまにセクハラしたり、女湯を覗いたりと、体型や身体能力の高さを生かしてやりたい放題です。

しかし、純粋な子供の夢を壊さないように努力したり、病弱だった二ノ宮ひな子に健康体操を仕込んで元気になるように鍛えたりと、人情派な一面もあります。

八宝斎の声優は永井一郎

サザエさんの波平や、うる星やつらの錯乱坊、スターウォーズのヨーダやハリー・ポッターのダンブルドア校長など数多くの代表作を持ち2014年に亡くなった永井一郎さんが八宝菜の声優も務めています。

ガンダムのナレーターなど渋い声でダンディに演じるだけでなく、コミカルな老人役もこなされました。

若い頃の八宝斎はデビュー当時の子安武人さんが演じており、乱馬の友人・大介などその他大勢の脇役ばかりでしたが、今では進撃の巨人のジーク、銀魂の高杉晋作などイケボ声優として第一線で活躍しておられます。

八宝斎の強さ

八宝斎はとてつもない強さを発揮しており、メインキャラが束になっても敵いません。

その最悪なチート的能力を紹介します。

飛騨の山奥に十数年封印されていたがピンピンしている

修行という名のあまりの悪行三昧に若い頃の玄馬と早雲が耐えられなくなり、酒に酔いつぶれたところを鎖で縛り、飛騨の山奥の洞窟にダイナマイトと一緒に放り込みました。

その後二人は家庭に戻り幸せに暮らしていましたが、落雷で封印が解かれるとあっさり出てきます。

封印されたのはあかねが生まれたあとのはずなので、15年近く飲まず食わずだったのに生きているあたり、すさまじい生命力です。

八宝斎の代名詞、奥義・八宝大華輪

どこに隠し持っているのか、手榴弾のようにさっと出して爆風で何もかも吹き飛ばします。

ただの爆弾なので打ち返すなど処理はしやすいですが、狭いところや混雑しているところで急に持ち出してくるので、非常に迷惑です。

感情的に八宝大華輪を出してくるので、自分が巻き添えを食らうこともしょっちゅうでした。

貧力虚脱灸で天道家やコロンも巻き込んだ大騒動

八宝斎最大の迷惑の一つ貧力虚脱灸は、据えられたものが力を発揮できなくなるという恐ろしいお灸です。

弟子であるはずの乱馬の困っている態度にご満悦の八宝斎は、とても性格が悪く子供じみていて読者からの好感度を下げる要因になりました。

極秘で習得したはずの奥義の弱点を知っているなど見聞も広く、このまま一生治らないのではないかという絶望感も強烈です。

乱馬は破灸点の書かれた人体図を奪おうと大苦戦しますが、力だけに頼らない奥義の習得や戦術のひらめきなど最終的に一段階パワーアップしました。

パンスト太郎の受難の原因である八宝菜

八宝斎最大の被害者ではないかと言われているのがパンスト太郎です。

パンスト太郎自身怒りに任せて暴れまわるなど迷惑な存在ですが、パンスト太郎の性格が卑屈になってしまった要因は間違いなく八宝斎ですので、周りも少し大目に見ている節があります。

パンスト太郎からの改名が済んで中国に戻る際、結局パンスト太郎に名前を戻すあたり、やっぱり性格が悪いなと思い知らされると同時に、日本海のど真ん中に落とされても普通に帰ってくるあたり、しぶとい爺さんだと思わされました。

八宝菜にも弱点はある

傍若無人、迷惑の塊である八宝菜にも弱点はあり、深刻な影響を与えます。

それは、女性に避けられることと、若い女性以外の裸や下着、そしてひな子先生です。

女嫌香は効果絶大

女性に嫌がられながらも相手をしてもらえることは八宝斎にとって活力になりますが、女嫌香により近づく前に逃げられることを繰り返した結果、力が出なくなってしまいました。

期待を裏切られると大ダメージ

らんまは自ら誘い出して罠を仕掛けたりしますが、八宝菜にはとても効果が高く、脊髄反射のように反応してしまい捕まってボコボコになります。

スケベなことにエネルギーを注いでいる時やスケベなことを期待している時に、見たくないものを見て一気に崩壊してしまうこともありました。

無差別格闘流最大の敵・二ノ宮ひな子

世にある格闘家の中でも特に元祖無差別格闘流は闘気に重点を置いており、その闘気が奪われることは格闘家としてひな子に対峙することができないということになります。

実際に八宝斎だけでなく、乱馬や九能先輩、校長やシャンプー、右京や小太刀までもが返り討ちにされ、格闘家にとって相性の悪さを覆すことはできませんでした。

八宝斎は若い頃から強かった?

八宝斎は118歳ですが、若い頃から衰えることなく最強で最悪の格闘家でした。

八宝斎の過去が分かる二つのストーリーを紹介します。

コロンとの若い頃の思い出、中国でのラブストーリー

海水浴場で海の家を営んでいたコロンとばったり会ったことにより過去が明らかになる八宝斎でしたが、八宝斎とコロンの思い出は少々異なるものでした。

100年前に中国で愛し合い別れの時に家宝の腕輪を託されたと語る八宝斎に対して、コロンは女傑族の村中の女性に声をかけ皆から袖にされた腹いせに秘宝を盗み出してトンずらした大悪党がいたと説明します。

他にも、100年前は長身で目がぱっちりしたロングヘアーのコロンにご執心だった八宝斎のしつこいアプローチに嫌気がさして、コロンが飛竜昇天破をぶちかましたこともありました。

女傑族の女性は強いものを本能的に好きになるようですが、八宝斎が村の誰からも選ばれなかったあたり、若い頃は弱かったのか、ゲス過ぎて生理的に受け入れられなかったかのどちらかでしょう。

八宝斎の若い頃の親友・楽京斎と100年ぶりの感動的な再会

若い頃からスケベで性格の悪い八宝斎には、同じくスケベで性格の悪い大親友がいました。

中国で修行中の八宝斎は友情の証として「錦の蝶」という墨をプレゼントされたと語っていましたが、楽京斎は不意打ちで奪われたと文句を言っています。

とはいえ100年経っても根っこの性格が変わるわけでもなく、二人して虹色の墨で取った信楽焼の狸の乳拓を貰って喜んでいました。

八宝斎は不人気?嫌いだったりウザいと思われる理由

八宝斎の不人気は群を抜いており、迷惑だが憎めないヤツという域をはるかに超えています。

理由についてネット上の声を調べてみました。

  • 性格悪すぎる
  • 普通に犯罪者
  • 癖の強いトラブルを持ち込んでくる
  • 強すぎて痛い目をみない
  • そのくせピンチに味方に加勢しない

八宝斎の特性そのものが否定されている結果となりました。

トラブルメーカーとしてストーリーを起こす役割のキャラクターは必要ですが、八宝斎の場合は性格の悪さやオチで制裁を受けず反省しないところがスッキリしない原因でしょう。

作中には九能校長やムースなど最終的に制裁されるクズや、九能先輩のようなバカキャラ、家族からも金を毟ろうとするが一応か弱い女性であるなびきなど、弱点もセットになるキャラが多く登場します。

しかし八宝斎はその時その時の自分の感情に素直で空気を読むこともなく場をかき乱し、そのまま去っていくのでフラストレーションが溜まってしまう要因です。

八宝斎の若い頃のまとめ

最強最悪のキャラ八宝斎はその強さ故に傍若無人な態度で周りに迷惑をかけまくります。

抑えられるキャラもおらずイライラすることもしばしばですが、八宝斎がいることでドタバタが引き起こされることを考えれば、なくてはならないキャラの一人なのでしょう。

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乱馬が女の子だったことで、早雲はがっかり。ところが風呂から上がった乱馬は男の子に、パンダは乱馬の父・玄馬に変わっていた。二人は中国で修行中、その水に触れると女になってしまう泉と、パンダになってしまう泉に落ちていたのだった。お湯をかければ元に戻るのだが、男と女、人間とパンダを行き来するやっかいな二人を前に、許嫁候補となったあかねをはじめ、天道家は大混乱になる。