ハンターハンターでもその圧倒的な強さとミステリアスなキャラクターから人気を博す奇術師ヒソカと、幻影旅団団長クロロとの命がけのガチバトルがついに実現しました。
ただクロロの作戦内容が難しすぎるため、単行本でじっくりヒソカとクロロの戦いを見ても何が起きて何が原因で勝敗が付いたのか分からない人が続出しています。
そこで今回は面白いけど理解が追い付かなかったヒソカとクロロの戦いを、団長クロロの念能力についても、誰でも分かるように簡単に解説していきましょう。
ヒソカ対クロロは何巻で見れる?
ヒソカ対クロロ戦が見られるのは原作第34巻です。
戦いの舞台はゴンとキルアが念能力を初めて取得した天空闘技場で行われ、ここの選手紹介で初めてヒソカのフルネームが公開されています。
ヒソカの本名は「ヒソカ⁼モロウ」第1巻から登場し続け、ここで初めて明らかになりました。
謎多きヒソカの情報を知ることができるのは、なんだか嬉しいですね。
ヒソカとクロロのプロフィール
かなりの頻度で登場している2人ですが、実は知られていないことも多くあるため、戦いの解説の前に2人のプロフィールから見ていきましょう。
ヒソカのプロフィール
- 名前:ヒソカ⁼モロウ
- 年齢:不明
- 誕生日:6月6日
- 身長:187cm
- 体重:91㎏
- 血液型:B型
- 系統:変化系
- 念能力:伸縮自在の愛(バンジーガム) 薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)
- 性格:気まぐれで嘘つき
トリッキーな戦闘方法が特徴で、圧倒的な戦闘能力の持ち主です。
その精神力も非常に強く、カストロ戦で自身の腕が切断された時でさえ、顔色一つ変えずにむしろ楽しんでいる節までありました。
さらに強い相手であればあるほど興奮を覚え、絶頂を迎える姿は狂気的という他ありません。
そんなサイコパスともいえる言動がヒソカの魅力の一つでもあります。
ヒソカが考えているのは「とにかく強い相手と戦いたい」ただそれだけです。
クロロのプロフィール
- 名前:クロロ⁼ルシルフル
- 年齢:26歳
- 誕生日:不明
- 身長:177cm
- 体重:68㎏
- 血液型:AB型
- 系統:特質系
- 念能力:盗賊の極意(スキルハンター)
- 性格:冷徹で博識
高レベルの念能力者で構成された盗賊集団である幻影旅団の創始者にして、団長。
鋭い考察力と高い戦闘能力の持つ主で、そのカリスマ性で荒くれものばかりの幻影旅団を統率しています。
仲間以外の人間の命を軽んじている言動は作品内でも多々見られ、非常に冷徹な性格と言えそうです。
その反面、団員に対しては強い仲間意識を持っており、団員であるウボォーキンがクラピカに殺された時は涙を流すシーンもありました。
ヒソカ対クロロの戦いが実現するまでの経緯
ヒソカが団長との対戦するまでは色々な遍歴を重ねて実現に至っており、読者も待ちに待った展開です。
ここでは天空闘技場での2人のバトルまでに起こった出来事の流れをまとめていきます。
ヒソカが幻影旅団に入団
団長に近づく為、ヒソカは幻影旅団に入団し団員ナンバーは4番ですが、ヒソカは自分以外の誰にも属さないため、あくまで入団をしたふりをします。
また、旅団のルールに団員同士のマジ切れ禁止とあるため、実際には入団していないというのはポイントです。
ちなみに入団の証である蜘蛛の入れ墨はヒソカの念能力、薄っぺらな噓(ドッキリテクスチャー)で張り付けています。
団長の除念のためにグリードアイランドへ
幻影旅団に同胞を殺され復讐を誓ったクラピカの念能力により、クロロは念能力を使えなくなってしまいます。
念能力が使えないクロロと戦っても何の面白みのないヒソカは、クロロの徐念に協力することになりました。
グリードアイランドで除念師のスカウト
徐念師がグリードアイランドにいる情報得た幻影旅団とヒソカは、グリードアイランドに乗り込みます。
その後、無事徐念師であるアベンガネをスカウトし、団長にかけられたクラピカの念を消してもらうことに成功したのです。
徐念後に能力をそろえ戦闘準備
ヒソカは自分よりも強いかもしれない相手と戦いたいと常に思っていますが、クロロは勝てる戦いしかしません。
そのため除念後もヒソカに確実に勝てるよう、念能力を集めていくために一定時間期間がありました。
ヒソカとの対戦に確実に勝利するため、全てのカードがそろって初めて天空闘技場での戦いが実現したのです。
ヒソカ対クロロのバトル開始
バトルが始まりクロロの能力を解説するシーン
この戦い、本当に漫画?というくらい文字数が多いです。
バトル開始時では団長自身が自分の能力についての解説を行います。
また、シャルナークの能力携帯する他人の運命(ブラックボイス)を所持していることを伝え、最悪ヒソカにアンテナを指せば一発で勝負がついてしまうというプレッシャーをかけていきました。
序盤戦能力を駆使してコピー人形で攻撃
携帯する他人の運命(ブラックボイス)で2人の人間を操作して時間稼ぎをしている間、クロロは観客席に紛れ込みます。
そして、神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)でコピー人形を作成、番いの破壊者(サンアンドムーン)で太陽の刻印を押し、消えないコピー人形を大量に生成。
生成した人形を人間の証明(オーダースタンプ)で操作しヒソカに攻撃をしつつ、ヒットアンドアウェイでクロロ自身もヒソカに直接攻撃をしかけます。
また、ヒソカが使用している人間の頭部の胴体部分にも番いの破壊者(サンアンドムーン)の太陽の刻印を仕込こんでいるんです。
偽クロロとの交戦に追われるヒソカ
次に転校生(コンバートハンズ)を使って偽クロロを生成、携帯する他人の運命(ブラックボイス)で偽クロロを操作し、ヒソカと交戦。
その間、より複雑な攻撃をしかけるために携帯する他人の運命(ブラックボイス)のアンテナを一定の人間にさして、ヒソカに決定的ダメージ(左手の破壊)を与える下準備も行っています。
終盤はヒソカの左手を破壊し爆弾人形で総攻撃
序盤で生成したコピー人形に番いの破壊者(サンアンドムーン)で月の刻印を押し、爆弾人形を生成。
そして、ヒソカが戦いで使用していた人間の頭部とセットの刻印済みの体部分を携帯する他人の運命(ブラックボイス)で操作し、ヒソカの左手を破壊します。
その後爆弾人形を一斉操作しヒソカに総攻撃、結果、ヒソカは命を落とします。
ヒソカ対クロロの勝者はどっち?
この戦いに勝ったのは、団長クロロ=ルシルフルです。
ヒソカの狂気的な強さはいろんなシーンで見てきたから知っていたけど、やっぱり団長って強いということが分かりました。
でもヒソカ死んじゃった、、、もう見れないのか、、、なんかさみしい。
と思われたヒソカですが、死後さらに強まる念として、ヒソカの能力伸縮自在の愛(バンジーガム)で心肺蘇生をし復活するのです。
ヒソカファンは一安心ですね。そしてこのマチの一言から、
団長との闘いがタイマンではなく、旅団との共闘であったことを察したヒソカは旅団は見つけ次第殺すことを宣言し、その後マチを拘束し、コルトピ、シャルナークと次々手をかけていくんです。
ここで2人もあっさりと幻影旅団が死んでしまうのは衝撃を受けました。
ヒソカ戦で見せたクロロの5つの念能力
何回読んでもヒソカ対クロロの戦いは理解しづらく、クロロの念能力の使い方が非常に複雑でした。
結局のところ、クロロが様々な念能力を駆使してヒソカに作戦勝ち。
正直これだけ分かっていれば、その後のストーリーを追うことは十分可能です。
ここでは複雑な作戦内容の詳細な説明については一旦置いておき、この戦いで使用された団長の5つ念能力とはどのようなものなのか簡単に解説します。
基本となる2つの念能力
- 盗賊の極意(スキルハンター)
念能力を盗み、自分の能力として使用することができます。
盗んだ能力は具現化した本に封じ込められており、右手で使用する能力のページを開いたままにしなくては使用できません。
まさに盗賊団長の能力、という感じです。
- 栞のテーマ(ダブルフェイス)
盗賊の極意の補完能力で、栞を挟んだページの念能力は本を閉じても使えます。
要は右手が使えるようになるということです。
さらに栞を挟んだ上で多の能力のページを開くと両方の能力が使えます。
このせいでだいぶ内容が複雑になりました。
これが難しい!ヒソカ戦で使用した他人から盗んだ3つの念能力
- 携帯する他人の運命(ブラックボイス)
幻影旅団団員シャルナークの能力です。
アンテナを生き物に刺すことで携帯で操作可能になり、この能力で会場の生きている人間を操作してヒソカを攻撃させていました。
- 神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)
幻影旅団団員コルトピの能力で、コピーを作る能力です。
人間のコピーは人形となり、この人形を人間の証明(オーダースタンプ)を使ってヒソカに攻撃させています。
- 番いの破壊者(サンアンドムーン)
流星街の長老の能力。
太陽と月の刻印を押し、刻印が重なると爆発する能力です。
会場内のたくさんの人間にこの刻印を押すことで爆弾としています。
- 人間の証明(オーダースタンプ)
能力持ち主不明。(フィギュアコレクターのキルアの兄、ミルキという説あり)
人形を操作することが可能。
- 転校生(コンバートハンズ)
左手で人に触れると自分が相手の姿に変わり、右手で人に触れると相手の姿が自分の姿に変わります。
両手で触ることで自分と相手の姿を入れ替えることも可能になり、今回の戦いでは右手を使うことで偽クロロを作ってヒソカと戦わせていました。
これら5つの能力を駆使して複雑な作戦を練り、クロロはヒソカとの戦いに勝利したわけです。
詳細な作戦内容については、何度も本編を読み返して理解を深めていきましょう。
ヒソカ対クロロは原作何巻?その結末は?のまとめ
原作第34巻のヒソカ対クロロは非常に濃い内容となっていましたね。
「挑発する訳ではなく、100パーセントオレが勝つ。」この言葉の通り、今回の勝敗はクロロの勝利となりました。
さすが団長、有言実行でかっこいいです。
ただ、ヒソカが死んでいなかったとなると、今後再戦なども考えられますし、またこの戦いから更に気になる点もでてきました。
- 旅団や団長の今後は?
- ヒソカのこれからは?
- 団員は全員殺されるの?
- クラピカとの関係は?
またしても休載になってしまたハンターハンターですが、新大陸編でもヒソカ、クロロどちらもまだまだ活躍の予感です。
今後の展開にも期待大ですね。