【らんま1/2】最終回は結婚式?乱馬のあかねへの告白の軌跡とは?

らんま1/2は格闘ラブコメというジャンルの漫画で、冒険や成長もありますが、乱馬とあかねの恋模様を中心に描かれた作品です。

最終回も乱馬とあかねがこの恋に決着をつけるまでの非常に長い道のりが焦点になっています。

乱馬はあかねに告白して決着をつけることはできたのでしょうか。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

らんまとあかねが互いへの気持ちを再確認した呪泉洞の戦い

最終話までのストーリーは第37巻1話から第38巻9話の全19話の長編です。

まず呪泉郷ガイドが謎の鳥人間たちに襲われるところから始まります。

白無垢姿のあかねに目を奪われる乱馬

天道道場では、母親とも無事に再開し残るは乱馬とあかねの祝言だと早乙女、天道両家の親たちは乱馬を説得してきました。

気絶させている間に着替えさせた白無垢姿のあかねを見せ、乱馬に首を縦に振らせて既成事実を作ろうとします。

すんでのところであかねが気を取り戻しその場は収まりますが、乱馬はあかねの美しい花嫁衣裳に目を奪われてしまいました。

呪泉郷を守るために中国へ

あかねの姿が頭から離れない乱馬が屋根の上でボーっとしていると、鳥の集団に襲われている女の子を発見し、良牙と一緒に助けます。

女の子は呪泉郷ガイドの娘で、呪泉郷の危機を知らせカギとなる地図を奪われないように日本へやってきたのです。

ところが鳳凰山の住人である鳥人間たちの罠によってシャンプーと地図が敵の手に落ちてしまい、乱馬たちは呪泉郷を守るため中国へ旅立つことになります。

中国に攫われたあかね

中国に到着した乱馬たちは温泉で生意気な子供サフランと遭遇し、暴れまわるサフランを成敗しました。

サフランは無礼だと怒り罠にはめて乱馬たちを懲らしめようとしますが、乱馬はとっさにサフランの得物の金蛇環を奪います。

金蛇環を使いこなす乱馬に部下のキーマは焦りますが、サフランは良牙の持ってきたあかねの写真を見つけ、日本からあかねを拉致してくるよう命じました。

中国に連れてこられたあかねを呪泉郷の新しい泉に溺れさせ茜溺泉を作ったキーマは、茜溺泉に自ら入りあかねに成りすまして金蛇環を奪い返したのです。

乱馬を守るために命を懸けたあかね

あかねを巻き込んだことに激怒する乱馬は今度こそサフランを倒そうとしますが、サフランは奪い返した金蛇環によって呪泉のお湯を浴び、襲ってきた乱馬ごと卵に籠って変態を開始しようとしました。

そこへ脱走してきたあかねが飛び出し、卵に取り込まれそうになる乱馬を助けるために金蛇環を握り蛇口を閉めます。

あかねが湯を止めたことにより乱馬は卵から逃れることができましたが、握った金蛇環が高温だったため一瞬で蒸発し、着ていた服だけになってしまいました。

あかねの為にサフランと対峙する乱馬

自分を助けるためにあかねが命を落としたと思った乱馬は呆然としてしまいます。

しかしいなくなってしまったと思っていたあかねは、着ていた服の中から小さな人形のような姿で発見されました。

体中の水分が蒸発した状態のあかねは、呪泉の水につけると戻ると知り乱馬たちはホッとしますが、そのためには卵に注ぐ呪泉のお湯を止め、呪泉の水を出さなければなりません。

乱馬たちはお湯を止めるため金蛇環の付いた蛇口ごと給湯口を破壊、十分なお湯を浴びせずサフランの変態を途中で止めることに成功します。

不完全変態のサフランは怒りと強大な力で乱馬を追い詰めますが、小さくなったあかねの助けにより何とかサフランを撃退、あかねに呪泉の水を浴びさせることができました。

目を覚まさないあかねに乱馬が語った言葉

乱馬は手遅れにならないよう必死に戦いましたが、あかねは体のサイズが戻っただけで息を吹き返しませんでした。

「お前に言いたいことがあるんだ、あかね!」と呼びかけ続ける乱馬は、心の中で「好きだと言わせてくれよ!」と叫びます。

すると乱馬の涙に答えるようにあかねが目を覚まし、二人は再会することができました。

呪泉郷の水が戻ったときは「自分のことなんかどうでもよかった、あかねの為だけに呪泉の水が欲しかった」とも語り、呪泉洞での経験は乱馬にとってあかねの大切さをかみしめる機会となったのです。

乱馬とあかねの結婚式

中国までわざわざ行ったのに誰一人元の人間に戻ることができないまま帰ってきた一行には日常が戻ってきます。

ウェディングドレスで乱馬を迎えるあかね

冒頭とは逆に、乱馬が気絶させられ白のタキシードを着せられます。

玄馬と早雲は、あかねが祝言を上げてもいいというので結婚式の披露宴の準備をしているとのことです。

勝手なことをしてと怒る乱馬はあかねの部屋に行きますが、綺麗なウェディングドレスに包まれたあかねを見てギシッと固まります。

ドギマギしながら「なんで祝言上げる気になったんだ?」と聞く乱馬に、あかねは笑顔で「だって、乱馬あたしのこと好きなんでしょ?」と想定外の返事を返します。

「そんなこと言ってねぇ」と否定する乱馬ですが、確かに呪泉洞では「お前に言いたいことがある」とまでしか言っていません。

言ったも同然だと不服なあかねはですが、余裕たっぷりに「無理に祝言上げなくてもいいけど後悔するからね」と不敵に宣言をしました。

お約束の大団円

早雲は呪泉郷から男溺泉の水が届いていたのを利用し、あかねを説得して祝言を上げさせようとしていました。

その水を見つけた玄馬、良牙、ムースが奪い合うところへ八宝菜が登場し、酒だと勘違いして飲み干してしまいます。

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涙ながらに吐かせようとする面々を八宝菜は八宝大華輪で爆破、そこへあかねを再起不能にしようと爆弾入り肉まんと爆弾入りモダン焼きを持って現れたシャンプーと右京、花嫁と花婿を強奪しようと九能兄妹まで現れ、結婚式場は滅茶苦茶になってしまいました。

結局、式は延期になり、身辺整理をしっかりしてからということに落ち着きます

これからもこんな日常が続いていくというエンディングで最終話は幕を閉じました。

らんま1/2最終回は結婚式?乱馬のあかねへの告白の軌跡とは?のまとめ

全38巻のストーリーの中で2巻3巻辺りではすでにお互いを意識しだしていた二人ですが、結局告白どころかキスすらしないまま作品は終了してしまいました。

最初から許婚だったということもあり、告白はしないものの相手が自分以外を見るとやきもちはしっかり焼くという関係がずっと続きます。

とはいえ口に出していないだけで、相手のことを想い、相手のために命を懸けられる二人が相思相愛であることは明白ですね。

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乱馬が女の子だったことで、早雲はがっかり。ところが風呂から上がった乱馬は男の子に、パンダは乱馬の父・玄馬に変わっていた。二人は中国で修行中、その水に触れると女になってしまう泉と、パンダになってしまう泉に落ちていたのだった。お湯をかければ元に戻るのだが、男と女、人間とパンダを行き来するやっかいな二人を前に、許嫁候補となったあかねをはじめ、天道家は大混乱になる。