鬼滅の刃に登場する、手のひらに目があるといった特徴を持つ鬼「矢琶羽(やはば)」は炭治郎と激しい戦闘を繰り広げました。
- 矢琶羽の能力と正体について
- 矢琶羽が十二鬼月と名乗るのはなぜか
- 矢琶羽と朱紗丸の関係は?ずっと一緒だった?
今回は、矢琶羽がどんな人物であるのか、血鬼術などの能力も含めて紹介します。
矢琶羽の能力や正体について
- 矢琶羽(やはば)
- 潔癖症
- 一人称は「儂」
- CV:福山潤
首からは大きな数珠を下げ、盲目のように見える鬼で、手のひらの動向には各方向を向いた矢印が記された瞳孔が、両手についており、その眼から様々なものを読み取ることができます。
本人はかなりの潔癖症らしく、少しのホコリが付いただけでも気にしてしまうようです。
矢琶羽が十二鬼月を名乗る理由
「自称」十二鬼月を名乗っている矢琶羽と朱紗丸ですが、真相は無惨に嘘を吹き込まれてそう思い込まされていただけだったのです。
実際のところ彼等は十二鬼月ではなく、本来であれば十二鬼月の一員になった際には眼球に数字が刻まれますが、その数字はありませんでした。
また、「十二鬼月は眼に数字が刻まれている」ということさえも知らずに自称していた事から、そもそも十二鬼月には会った事がないのだと思われます。
ただし無惨は将来性があると判断した者にしか血を分け与えないので、それなりに気に入られてはいたようです。
頸を斬られた際にも、炭治郎の頸を持っていけば無惨さまに認められたと言っていることからも、炭治郎たちを倒せていたら十二鬼月の一員となっていたかもしれません。
血鬼術「紅潔(こうけつ)の矢」が強い
- 様々な物体の力を自在に操作することができる
- 掌の目を開閉させる事によって出現する紅い矢印を使って操る
両手を地面にかざすことで、足跡の持ち主を特定したり、持ち物や人数に加えて、彼らがどこへ向かうのかまで見る事ができるなど、追跡にも利用できる応用性のある便利な血鬼術です。
朱紗丸の血鬼術「毬」に付与することで、とんでもない動きの軌道に変更したり、攻撃してきた炭治郎に付与する事で体勢を崩す・上空に飛ばす・日輪刀の方向をずらすなど、非常に攻撃がしにくいことに加えて、矢印そのものは日輪刀では斬って消滅させることができません。
また視覚、嗅覚から矢印を認識することができないので、愈史郎の血鬼術が無ければ見抜く事は不可能です。
しかし、矢印の方向の先に攻撃すれば衝撃を相殺できたり、操作された人物が矢印と同じ方向に動けば巻き取る事ができたりと決して弱点が無い訳ではありません。
矢琶羽の過去
矢琶羽の過去は明確に描かれておらず、どういった経緯で鬼になったのかも判明していません。
本誌の中では、矢琶羽がかなりの潔癖症であることが描かれているため、人間だった頃に潔癖症になってしまう程のトラウマとなる出来事があったのではないかと考えれます。
ほとんど顔にある目を閉じているので、盲目の鬼と思われがちですが、実際には掌にある目の方が使い勝手が良いという理由からだそうです。
矢琶羽と朱紗丸の関係は?
鬼滅の刃に登場した際、最初から二人でいたのでセットの印象がありますが、無惨からの命を受けて招集したときに初めて会ってようで、お互い初対面でした。
診療所を襲撃する前にお話しをして仲良くなって、登場時は朱紗丸に「着物が汚れた」と文句を言っていましたが、案外気の合う関係だったらしく、初対面だったにもかかわらず戦闘の際にも息の合った連携攻撃を繰り出します。
無惨がお互いの相性の良さを考慮してのことだと思いますが、かなり手強いコンビでした。
矢琶羽の登場回
矢琶羽はアニメ8話「幻惑の血の香り」で登場します。
浅草で家族が殺された時に残っていた匂いの主がいると分かった炭治郎はすぐに人混みの中に駆け込み、そこで人の姿をしている無惨と出会いました。
炭治郎の付けていた耳飾りを怪訝そうな顔で見ると、すぐに近くにいた男性を鬼に変え、逃げるための時間稼ぎをします。
その後、矢琶羽と朱紗丸を呼び出し、「耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りの首を持ってこい。いいな」と命令を出しました。
戦いの始まり
矢琶羽が戦いを始めるのはアニメ9話「手毬鬼と矢印鬼」です。
鬼となってしまった男性をなんと落ち着かせようとする炭治郎の前に、珠世と愈史郎が現れ、珠世の血鬼術によってこの場を終息させることができました。
その後、愈史郎の案内のもと、彼らの隠れ家へと案内され、鬼を人に戻す方法についての話をきき希望を見出すことができた炭治郎ですが、その頃、矢琶羽は炭治郎の足跡を探知し、愈史郎の血鬼術によって隠されていた珠世の屋敷を見つけ出します。
そして隠れ家の壁をけ破り、矢琶羽と朱紗丸との戦闘が始まりました。
矢琶羽の敗北
矢琶羽が敗北したのはアニメ10話「ずっと一緒にいる」です。
当初は朱紗丸の血鬼術の鞠を矢印で操作した変幻自在な軌道により炭治郎を遠隔から翻弄していましたが、禰豆子が復帰した事で朱紗丸と交戦を始めた事で、炭治郎との一騎打ちになります。
自身の血鬼術で、炭治郎の攻撃をかわし続けていた矢琶羽は愈史郎の協力も入った炭治郎によって頸を斬られてしまい、「許さぬ 許さぬ 許さぬ許さぬ 汚い土に俺の顔をつけおって お前も道づれじゃ!!!」追い込まれた矢琶羽は、血鬼術で炭治郎を四方に飛ばし道連れにしようとしますが、水の型によってことごとく防がれてしまうのです。
頸を斬られ消滅していく中でも、潔癖症である性格が伺える最後でした。
矢琶羽の強さの秘密と朱紗丸との出会いのまとめ
- 血鬼術は、矢印を用いて変幻自在の攻撃を出せる他に、探索能力も備わっている
- かなりの潔癖症
- 朱紗丸とは初対面だった
- 最初は炭治郎を翻弄することに成功していたが、愈史郎の協力も加わり首を斬られた
十二鬼月ではなかった二人ですが、その実力はかなりものであり、もし炭治郎が一人であれば勝つことは出来なかったと思われます。
あまり情報が明かされないまま退場してしまいましたが、鬼滅の刃のアニメの中でも、かっこいい戦闘シーンが見られた場面でした。