【はじめの一歩】一歩と沢村の試合は何巻の何話?試合内容と一緒にを振り返り!

はじめの一歩の主人公一歩が日本王者になり4度の防衛を達成した後、当時フェザー級3位の沢村との試合が組まれることになります。

この対戦相手である沢村は主人公の一歩を極限まで追い詰めた数少ないボクサーであり、一歩が日本王者になってからの対戦相手の中でも頭ひとつ抜けた強さを持っていました。

そんな沢村と一歩の試合が何巻の何話から試合が始まったのか、試合内容と一緒に振り返っていきましょう。

一歩と沢村の試合は何巻で行われた?

一歩と沢村の日本タイトルマッチは53巻のRound481『英雄と奸雄』から始まり55巻のRound501『凶悪なカウンター潰し』で一歩が沢村に勝利するところで終わります。

何度も一歩が負けそうになるシーンがありましたが、苦しいところを何度も耐えて、一歩の必殺技のデンプシーロールで沢村をノックアウトして勝利しました。

アニメで放送された話数

アニメ版のはじめの一歩で沢村戦は第3シリーズの『はじめの一歩 Rising』Round11からRound13の間になります。

沢村の強さと凶悪さがアニメ版だとより際立つような作りになっているので漫画派の人もおすすめです。

挑戦者の沢村のプロフィールと性格

まず最初に、挑戦者である沢村のプロフィールと性格を見ていきましょう。

沢村のプロフィールと性格にはかなり問題があり、作中屈指の問題児でした。

沢村竜平の身長とその他プロフィール

  • 名前:沢村竜平(さわむら りゅうへい)
  • 身長:170cm
  • 所属:鬼槍留(キャリル)ボクシングジム
  • ランキング:日本フェザー級3位
  • 戦歴:11戦9勝2敗4KO

沢村の戦績の2敗は2つとも反則負けであり、相手選手の肘が意図的でなく当たってしまった際にそれに対して腹をたてて思いっきり肘打ちでノックアウトしたため反則負けになりました。

新人王決定戦でも同様の反則負けをしてしまったっため一年間の謹慎をいい渡されていて、そのため沢村は長い間、試合に出ていない期間があり、の悪名は広く認知はされていません。

沢村竜平の性格

沢村は非常に気性が荒く試合中に凶悪な面を見せますが、日常生活でも一般の人に対しても暴力を振るうことがあります。

待ち中で喧嘩を売られた際だけでなく、ただ肩がぶつかっただけ、ただ気が触っただけでその相手を殴ってしまうほどで、そのため、沢村は常にトラブルを引き起こしていました。

負けず嫌いの沢村竜平

沢村の性格には大きな問題がありさらに並外れた才能もあるため、その凶悪さで今まで多くの対戦相手に勝利してきました。

しかし、そのような沢村もその見た目によらず負けず嫌いの努力家です。

勝利のためには努力は惜しまず、さらに対戦相手の研究を欠かさず試合前の調整なども欠かさないような性格で、一歩との試合の前も一歩と類似のスパーリング相手を細かく希望したり、体力で負けないように基礎練習を欠かさず行っていました。

沢村竜平のファイトスタイル

沢村はカウンターを得意とするボクサーで、その才能は宮田と同じくらいの能力を持っています。

しかし、カウンターの種類は宮田のものとは別で相手のリズムを序盤で把握してしまい、相手がパンチを出す前の段階でカウンターを入れるといった沢村の特筆した直感とハンドスピードを生かした戦い方です。

さらに、沢村は多くの試合で余裕を感じて相手を弄んでしまうため、KOで決着がつく試合数が少なく判定になるまで相手を少しづつ痛めつけるような戦い方をすることが多いです。

沢村竜平のトレーナー

沢村は高校時代かなりの不良でかなりの暴力沙汰を起こしていました。

それを見ていた沢村の恩師が暴力沙汰をやめさせるためにボクシングを沢村に勧め、その時の沢村を預かった人物が現在のトレーナーです。

沢村のトレーナーは沢村の性格にかなり手を煩わされていて、沢村がすぐスパーリング相手をボコボコにしてしまうため、試合前になると沢村のスパーリング相手を探すのに苦労していました。

しかし、沢村の才能と凶悪さ、そして努力を惜しまない姿を見て、沢村がいつか日本王者になれるとトレーナーは確信していたのです。

なぜ一歩が沢村の挑戦を受けたのか?

日本王者の一歩の元に四通の挑戦状が届きました。

その時にはすでに4度も防衛をしていたのにまだ挑戦状が四通も届く理由は、一歩が周りのボクサーからまだ舐められているからだと考えられます。

しかし、一歩はなぜこの中から対戦相手を沢村を選択したのでしょうか?

一歩に対してデンプシーが無様と言ったから

一歩と沢村が初めて会ったのは51巻の千堂の再起戦の後でした。

その時、沢村は1ラウンドで勝った千堂に対して甘いと厳しいコメントをしています。

そして、その時偶然居合わせた一歩に対してはデンプシーロールは無様な技で、そのような技は簡単に攻略できると言い放ち、それがきっかけで一歩のデンプシーロールの弱点克服のために沢村の挑戦を受けることにしたのです。

沢村のカウンターと一歩の対策

一歩のデンプシーロールはリズムがわかれば簡単にカウンターを取れるもので、カウンターが得意な沢村にとってデンプシーロールは容易に対策できるもので、一歩は、その時たまたたまジムに遊びにきていたヴォルグにも手伝ってもらい沢村のカウンター対策をしていました。

一歩VS沢村の試合展開と結果

日本王者として沢村に挑んだ一歩ですが、この試合では一歩がかなり苦戦を強いられることになります

序盤は一歩のペース

序盤は一歩のスピードとパワーに沢村が圧倒されて一歩のペースで試合が進みます。

ずっと沢村を休ませることなく追い回し、追い詰めたら一歩の得意のリバーブローを入れ、カウンター対策の練習通りに沢村のカウンターをきちんとかわして相手に確実にダメージを入れていきました。

沢村の弾丸(バレット)に苦戦する一歩

沢村にはカウンターだけでなくガードを貫通してダメージを与える「弾丸(バレット)」というジャブもありました。

この弾丸はノックダウンさせるほどの威力はないものの、確実に相手にダメージを与える力を持っており、同時に相手の攻撃を抑制する力があります。

そして、沢村の弾丸に焦り一歩は強引に沢村の懐に入り込み、パンチを入れようとしたところ沢村のカウンターの餌食になってしまいました。

デンプシーロールがカウンターで返されて苦戦する一歩

その後も一歩は沢村のカウンターに苦しみ続け、一歩はジリ貧を脱するために一か八かでデンプシーロールを使用することになりますが、そのデンプシーロールも沢村のカウンターの餌食となり一歩は致命的なダメージを負うことになります。

余裕を見せる沢村

一歩の渾身のデンプシーロールに対してカウンターを取り、KO寸前まで追い詰められた一歩の姿を見て沢村は勝利を確信し沢村は余裕を見せ始めます。

明らかに勝利できるような状況でも勝利を決めきりに行かなかったり、一歩の苦しむ姿を見て楽しんでいたりしていて沢村は余裕を見せながら戦っていました。

デンプシーロールの進化により一歩が勝利する

デンプシーロールが沢村に破られてしまい致命的なダメージを受けてしまった一歩の勝利は絶望的になります。

そして、一歩は今まで隠していた新型のデンプシーロールを初めて沢村に対して使用しました。

この新型のデンプシーロールはリズム通りに右左のパンチを殴打するデンプシーロールの最中に、突然停止してフェイントをかけると言うもので、使用すると体に大きな負担をかけるため今の一歩では体がもたないほどの問題を抱えた必殺技です。

その新型のデンプシーロールのフェイントに沢村は対応できず、一歩の新型のデンプシーロールをモロに受けてしまい沢村は気絶によるノックダウンで一歩の逆転勝利をもぎとったのでした。

一歩と沢村の試合内容と収録巻数のまとめ

凶悪さ、センス、そして努力を惜しまない姿勢を併せ持つ沢村は今までの一歩の対戦相手の中でも格別の強さを持っていたものの、最終的には一歩の正義の鉄拳が沢村を倒すこととなります。

沢村は今回は完全な悪役として登場しましたが、沢村の努力している姿や沢村の周りの人との関係性を見るとどうしても嫌いになれないような魅力を感じさせるようなボクサーです。

自分のためだけに努力できる悪役である沢村が、いつか大活躍してくれる日は来るのでしょうか?

今後の沢村の活躍がとても楽しみですね。

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1989年から「週刊少年マガジン」で連載の森川ジョージによるボクシング漫画。2013年実写ドラマ化。第15回講談社漫画賞少年部門受賞。