【はじめの一歩】青木と彼女のトミ子のギャグシーンの振り返り!

はじめの一歩の登場人物の青木はギャグパートを担当することが多いです。

中でも特に青木の彼女のトミ子との掛け合いがギャグパートをより華やかにしてくれて、物語を全体的に明るい雰囲気にしてくれています。

今回は青木と彼女トミ子との掛け合いのギャグシーンを今回振り返っていきましょう。

青木と彼女のトミ子との出会い

トミ子との出会いは鴨川ジムメンバーとの合コンの時です。

その時の合コンの女性のメンバーがトミ子以外はかなり美人揃いで、その合コンで鴨川ジムメンバーが勝った人からその中の女の子を選べるというルールでボウリング大会をします。

そして、圧倒的な強さでボウリング大会で勝った青木は誰でも選べる状況で、他の美人の女性メンバーを選ばずにトミ子を選んだのでした。

この時に青木の女性の趣味がかなり特殊なことを一歩や読者は知ることになります。

ただこれには理由があって、青木がバリバリにとがっていた学生時代に美人な彼女と付き合っていたのですが、浮気の現場を目撃してしまい、それ以来「美人は信用できない」との理由で女性を選ぶ価値観が変化してしまったようです。

彼女のトミ子も青木が大好きなので、作品の中で幸せなのはこの二人だけといっても過言であありません。

青木とその彼女のギャグセンスが面白い

はじめの一歩で主人公一歩の所属している鴨川ジムの青木勝は作中のギャグシーンを担当することが多く練習シーンやトレーニングシーンの多いこの作品を明るくて華やかな雰囲気にしてくれる大事な存在です。

そして、その彼女であるトミ子の存在も青木との夫婦漫才のような掛け合いではじめの一歩作中の明るい雰囲気の大切なアクセントになっています。

青木と彼女の夫婦漫才

青木とトミ子はとてつもないバカップルで2人の掛け合いがいつも面白おかしく描かれます。

釣り堀にトミ子と青木と一緒に釣りをしに行った時も、釣りをしながらイチャイチャしすぎたためにそこの釣り堀を出入り禁止になってしまったりバカップルすぎて周りが見えなくなってしまうこともよくある関係性です。

青木単独の面白いシーン

青木単独でも面白いシーンがたくさんあり、有名で人気なエピソードを振り返っていきたいと思います。

髪型を無理やり変えられた青木

青木の再起戦でインドネシア王者のパパイヤ・ダウチと対戦した時に、対戦相手のダウチは特徴的な髪型をしていて鷹村とダウチにもし勝てなかったらダウチと同じ髪型になってもらうという約束をしてしまいました。

試合結果は引き分けとなり、鷹村に無理やり髪型を変えられることになってしまいます。

しかし、ハサミを握る鷹村は何度も青木の髪の微調整をしていくうちにどんどん切りすぎてしまい、結果、頭の真ん中にちょこんとブロッコリーが乗ったような髪型になってしまったのです。

その後、青木はその髪型でしばらく暮らすことになり、その特徴的な見た目から子供たちの人気者になってしまい、なんと最終的にはブロッコマンという名前でテレビCMに出るようになってしまうというなんとも無茶苦茶なエピソードになります。

青木の試合は必ず泥沼の試合になる

青木は日本ランク7位というかなり高いランクの選手であるにもかかわらず、どんな対戦相手でもなぜかほとんどの試合が泥試合になり、試合時間が長くなり試合終わりには対戦相手もヘトヘトになってしまい締まりがない試合になってしまうことが多いです。

青木の最強の必殺技『カエルパンチ』

青木の必殺技の中で特に威力が高く、代名詞と言えるのが『カエルパンチ』でしょう。

これはカエルのように両足でしゃがみ込み相手の顎に両手で飛ぶようにパンチする技です。

ふざけているように見えるパンチですが、この技は体重が全てのったとてつもない威力をもったパンチで、これを当てることで並のボクサーならKOすることができるという恐ろしい威力を持っています。

今江克孝と青木の泥試合のギャグシーン

青木がライト級日本王者である今江克孝と対戦した時が、青木の真骨頂が一番はっきされた試合でした。

日本王者との一戦でも青木はいつも通り真剣にふざけた技で相手を翻弄していきます。

死んだフリで相手を翻弄する青木

圧倒的な実力を持った今江に序盤、青木は圧倒されダウンも取られてしまいボロボロの青木に今江はとどめを刺そうとラッシュを仕掛けます。

そして、そろそろ倒れそうと思ったタイミングでなんと青木が急に元気になりました。

これは青木の作戦で、今江の体力を削るためにわざと倒れそうなふりをして、相手の全力攻撃を誘いそれを全部ガードして耐えることで相手の体力を絞るとるものだったのです。

これが青木の必殺技の死んだふりです。

青木の隠された必殺技の『よそ見』

『よそ見』は今江戦で初めて使った技で、はじめの一歩のようなリアリティのあるボクシング漫画では考えられないような必殺技です。

よそ見とは青木が真剣な顔でよそ見をすると、対戦相手も釣られてそっちを見てしまい、相手に隙ができるという馬鹿馬鹿しいながら、とても強力な必殺技になります。

これはコンビネーションで使われることが多く、よそ見をして相手を作ったタイミングでカエルパンチを当てるというのが青木の必勝パターンでした。

この真剣勝負の場所で、こんな奇妙な技を秘策として出して日本王者を翻弄することができるのは青木だけでしょう。

今江戦終了後に青木が引退かと思われたが撤回

今江戦終了後にこの試合に勝てなかったら引退すると言っていた青木でしたが、結果引き分けてしまい、引退宣言をするかもと鴨川ジムメンバーが青木を探しにいきます。

しかし、そこにはトミ子と抱き合い上機嫌の青木がいて、もう引退の心配はないだろうと鴨川ジムメンバーはみんな帰ってしまいました。

今江対青木の試合はアニメ版がおすすめ

この試合は、はじめの一歩屈指のギャグ要素満載の試合で臨場感だけでなく、青木とセコンドの掛け合いや青木の変則的な技がアニメ版で見るとよりいっそう魅力的です。

もし、時間がある方はアニメ版でこの試合をもう一度見返してみることおすすめします。

PR

青木のギャグに欠かせない仲間たち

彼女のトミ子以外も青木の周りの人たちは青木を巻き込んで面白おかしく盛り上げてくれます。

鷹村・青木・木村のコントと悪ノリをして一歩との腕相撲対決

鴨川ジムの一歩の先輩たちの、鷹村、青木、木村の三人が集まるといつも悪ふざけが始まります。

中でも人気なエピソードは、一歩との腕相撲対決です。

クミちゃんにいつになっても告白しない一歩に対して、鷹村、木村、青木の三人で無理やり告白させようとするんですが、それに対して一歩が全力で嫌がったために、腕相撲で木村、青木、そしてもう一人ジム生の三人に勝つことを条件に告白をすると言う対決をすることになりました。

一歩はボクサーとしての実力もある木村とバイトの配達で鍛えられた筋力を持つ青木をあっさり撃破して、最後のジム生との決戦のタイミングで急に鷹村が自分が代わりにやると言い出し、一歩と鷹村の腕相撲勝負が行われます。

結果、鷹村の腕っぷしに負けてしまい告白しなきゃいけない空気感になったところで鴨川会長が帰ってきて、みんなが怒られてその場が収まるというエピソードです。

この三人はボクシング以外のどうでもいいことに対しても本気で取り組み、そのおかげで常に鴨川ジムは明るい雰囲気になっています。

青木の弟子の青木組の2人

青木と今江の試合を見ていて感動した赤松と黄桜が青木に弟子入りを志願、お調子者の青木がこの志願を断るわけもなく、青木は2人の弟子を持つこととなり、この二人が通称「青木組」と呼ばれる2人です。

彼らも青木の意思を強く受けていてこの二人のモットーは「楽して勝ちたい」であり、師匠である青木の技だけを熱心に研究するような2人でした。

この青木組の二人は、他のジムの有名選手に対して先輩風を吹かせて怒られたりと、青木同様、天然で面白いことをしてしまうようなギャグ要員のキャラクターです。

青木の弟の泰平もいつの間にか面白いキャラに

青木の弟である泰平の初登場は河川敷でクラスメイトをいじめている時です。

クラスメイトをいじめている泰平をたまたま一歩が見つけて、その喧嘩を辞めさせたことをきっかけに鴨川ジムに所属することになります。

しかし、泰平はジムに所属してるのに暴力を振るったことがバレて反省のために坊主頭にさせられてしまいました。

それから、というもの一歩も坊主頭になり、鴨川ジムメンバーがお寺の住職さんような見た目になり見た目から面白い感じになります。

青木の声優さんは高木渉さん

とても、ギャグパートの多い青木ですが、アニメで担当されている声優さんは高木渉さんなんです。

高木さんは他の作品だと、『名探偵コナン』の元太くんや『ゲゲゲの鬼太郎』のネズミ男などかなり低くて太い声が特徴の方ですね。

高木さんの演じる青木のギャグは真剣にふざけたことを言っている感じがしてついついクスッと笑ってしまいます。

青木と彼女のトミ子のギャグシーンのまとめ

青木自身の存在がとても面白く、トレーニングや減量などストイックなシーンが多いこの作品を明るくしてくれる大切な存在です。

そして、彼女のトミ子をはじめ青木の周りにいる人も青木と一緒に面白い事件をたくさん起こしてくれるので、彼らもまたこの作品の大事な要素になってくれています。

そして、いつか青木が奇抜な技を使って面白おかしく日本王者になってくれることを皆さんで待っていましょう。

【最新刊】はじめの一歩
created by Rinker
1989年から「週刊少年マガジン」で連載の森川ジョージによるボクシング漫画。2013年実写ドラマ化。第15回講談社漫画賞少年部門受賞。