大人しさの裏に驚異的な暗殺能力を秘めた渚と、天才的な頭脳に闘争力を兼ね揃えながらも、努力家な一面を見せるカルマ。
「暗殺教室」3年E組に欠かせない、2人の過去や対立、その後の関係性について詳しく解説していきます。
渚とカルマのプロフィール
まずは、渚とカルマについて簡単にご紹介します。
渚の年齢・誕生日・身長・体重
- 名前:潮田渚(しおた なぎさ)
- 年齢:15歳
- 誕生日:7月20日
- 身長:159cm
- 体重 :48kg
- 血液型:A型
- 得意科目:英語
- 苦手科目:理科
- 好きなこと: 情報収集
- 将来の夢:教師
小動物のように大人しい性格のE組の生徒ですが、警戒心を与えさせない穏やかな笑顔の裏に、「暗殺」という特異な才能が潜んでいます。
必殺技は「猫だまし」です。
赤羽業の年齢・誕生日・身長・体重
- 名前:赤羽業(あかばね かるま)
- 年齢:15歳
- 誕生日:12月25日
- 身長:175cm
- 体重 : 60kg
- 血液型:AB型
- 得意科目:数学
- 苦手科目:国語
- 好きなこと: 挑発、いたずら、嫌がらせ
- 将来の夢:官僚
E組ピカイチの頭脳を持っているものの喧嘩癖があり、初めて殺せんせーにダメージを与えた生徒です。
しかし、殺せんせーから努力と仲間の大切さを学びます。
渚とカルマの過去
3年間ずっとクラスメイトだったにも関わらず、お互い「渚くん」「カルマくん」と呼び合うどこか他人行儀な関係の2人ですが、渚とカルマの過去に何があったのか、詳しく見ていきましょう。
渚の憧れだったカルマ
勝手気ままで怖いもの知らず、さらに喧嘩も強くて成績優秀だったカルマは、中学1年生の頃から渚の憧れでした。
なんでもスマートにこなすカルマを見て、「あんな風になれたらいいな」と渚は思っていて、映画の話がきっかけで、中学1年生の後半からつるむようになっていきます。
しかし、性格も何もかも正反対の2人が友達でいられる時間は、長くは続きませんでした。
「1人で勝てる強さ」があるからこそ上がれる、喧嘩や勉強の舞台に立つカルマは、渚にとって遠い存在であることを悟ってしまうのです。
そんな渚をつまらなく感じたカルマも、徐々に遊びに誘ってこなくなり、カルマが暴力事件を起こしたことで停学処分となる頃には、2人はただのクラスメイトに戻ってしまいました。
カルマにとって得体の知れない存在だった渚
勉強も喧嘩も天才肌のカルマですが、渚に対して「得体の知れない何か」を感じていました。
最初は無害な小動物的存在として渚を見ていたカルマですが、一緒に行動するうちに、「油断していると寝首をかかれるかもしれない」と思わせる何かを渚が持っていることに気がつきます。
自分が持つ学力や闘争力では勝つことができない、というやりにくさや、心のざわめきを渚に覚えたカルマは、気がつくと渚から距離をとるようになっていました。
カルマにとって渚は、「引きずり降ろしておきたいけれど、なんだか怖い」と感じさせる存在だったのです。
渚とカルマの対立
お互いに対し、どこか距離を置いていた2人が、ついに真っ正面からぶつかり合う瞬間が訪れます。
殺す?殺さない?対立する2人
殺せんせーの過去を知り、E組に動揺が広がります。
暗殺者とターゲットという関係を超えた絆を築き上げ、「本当にそんな先生を殺すべきなのか」という疑問が生まれるクラスメイトたちに、一番に召集をかけ、思いを伝えたのは渚でした。
「殺せんせーを救いたい」と告げた渚に、賛成意見が上がる一方で、命を懸けて自分たちを変えてくれた殺せんせーのためにも、礼儀を持って「殺すべき」という反対派も現れます。
反論する渚に、鋭い言葉を投げかけたのがカルマでした。
「才能あるやつってさ、なんでも自分の思い通りになるって勘違いするよね」
E組で一番暗殺の才能があるのは渚である、と知っていたカルマは、その張本人が暗殺を投げ出すことが自体、才能がないのに努力してきた仲間をバカにする行為だとして許せなかったのです。
みんなの前で2人はつかみ合いの喧嘩になります。
そんなクラスを見て、殺せんせーが提案したのが、先生を「殺すか殺さないか」を賭けたサバイバルゲームでした。
「ねじ伏せてやる!」勝負はついに一騎打ちへ
「殺す派」「殺さない派」それぞれサバイバルゲームの最後の1人になったカルマと渚に、クラス全員の思いが託されます。
「勝たなければ自分の意見は通らない」そんな局面でついに、今までくすぶっていたお互いの感情を、2人は思い切りぶつけ合い、それぞれが渾身の力を込めて繰り出す攻撃に込められる、相手に伝えたい気持ち。
渚とカルマの間にそびえ立っていた壁が、互いの力によってなぎ倒されたのでした。
渚とカルマ争いの結末
2人の争いは、素手勝負にもつれ込み喧嘩が苦手なはずだった背の小さい渚が、自分の最大の武器だった「暗殺力」を象徴するナイフを投げ捨て、カルマの得意分野の格闘技で勝負を決めようとする姿に、クラス中が息を飲みます。
倒れ込んだカルマに鮮やかな寝技を決める渚でしたが、手の届く距離にナイフを見つけ、渚に当ててしまえば勝てる事に気付いたカルマは気がつきますが、がむしゃらに自分の首にしがみつく渚を見てカルマは降参を決めたのでした。
「素手で根性を見せた相手に、ナイフを使ったところで誰も納得しない」と分かっていたのです。
「ギブ。俺の負けだよ、渚」というカルマの言葉で、渚が率いた「殺さない派」の勝利が決まりました。
和解した渚とカルマの絆が深まった2人
お互いを「カルマ」「渚」と呼び捨てる事に決め、手を取り合った2人を筆頭に、クラス一丸となって殺せんせーを助ける方法を探すことを決意し、そのカギが国際宇宙ステーション(ISS)にあることを知ります。
E組を代表して、ISSをハイジャックする事になった渚とカルマは、互いの持ち味を活かした暗殺者コンビとしてロケットに乗り込み宇宙を目指し、その後も、数々の試練が3年E組を待ち受けますが、深まった絆と熱い想いを武器に、2人は「暗殺教室」を支えていく事になるのです。
渚とカルマの関係性のまとめ
- 最初は、「自分とは違う何かを持った存在」としてお互いを敬遠
- 一騎打ちの素手勝負になり、カルマが降参した事で渚の率いる「殺さない派」が勝利
- お互いの感情を心からぶつけあった事で、絆が深まる
性格も戦い方も全然違う渚とカルマですが、魂のぶつかり合った争いを経て、最も信頼できる戦友になっていきます。
ぜひ2人の関係性や性格の変化に注目しながら、物語を楽しんでみてください。
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