鬼滅の刃に登場した可愛らしい三毛猫の「茶々丸」。
出番は少ないのですが癒し要因として人気なキャラクターではありますが、なんと茶々丸は無惨にとって死んでしまいます。
また。鬼殺隊には一人一人に鎹鴉という隊士を繋ぐ伝達係の役割をもつ鴉がいます。
今回は、
- 茶々丸について
- 茶々丸は死んだの?生きているの?
- 最後はどうなったの?
- 鎹鴉や鏑丸など鬼殺隊を支えた動物たち
など、茶々丸をはじめとする動物たちについて紹介します。
茶々丸は何者?かわいすぎるシーンと共に解説!
- 名前:茶々丸(ちゃちゃまる)
- 珠世の使い猫
- 三毛猫
頸にぶら下がっているのは愈史郎の血鬼術が生み出した札で、鳴くまで姿が視えずもう「ニャー」と一度鳴くと視えなくなるという力が込められています。
この血鬼術のおかげで、鬼や人に狙われることなく、珠世の代わりに血液を運ぶ仕事が可能となったのです。
珠世と竈門炭治郎が結んだ契約により炭治郎が鬼舞辻無惨により近い鬼の血を採ることができた際には、その血を収めた短刀を珠世の所まで運ぶ役を務めていて、遊郭での戦いで負傷し意識不明となった炭治郎を心配しながら傍に寄り添っていました。
炭治郎に懐く茶々丸!使い魔だけど感情はある
茶々丸は使い猫であるため感情がないのではと思わる点が多かったのですが、炭治郎が響凱との戦いで勝利を収めた際に現れたこの場面では少なくとも炭治郎を「心配した」という思いがみられます。
また、猫は嬉しいという感情になったときにしっぽをピンと立てる仕草をしますが、彼が目覚めた時もそうなっていたのでかなり嬉しかったようです。
茶々丸にも感情はあり、珠世や愈史郎と同様に炭治郎のことも大切な仲間だと認めているのではないでしょうか。
茶々丸が初めて登場したシーン
茶々丸が初めて登場したのは、25話、「鼓屋敷」の主である鬼・響凱を倒した時です。
妹の禰豆子を人間に戻すため鬼でありながら医者でもある珠世と協力し、無惨の血により近い鬼の血液を採取することになった炭治郎は、響凱の血をもらう為、愈史郎が作った特殊な「採血の短刀」を使用。
短刀の性能に関心していたところに「ニャー」と鳴いて登場したのが茶々丸でした。
炭治郎が採決した血液は茶々丸の背中にある鞄に収納され、珠世のもとまで運ばれるようです。
持ち帰った短刀は鬼に対する特効薬や鬼から人間に戻すための薬の開発に使われており、茶々丸は珠世が外の正解に行くことができない代わりに自らが足となって血液を運ぶ重要な存在になっています。
茶々丸の最後は?無惨に殺され死んでしまった?
鬼舞辻無惨との最終決戦の場となった無限城編で、強すぎる無惨の前に一人また一人と倒れていく鬼滅隊の隊士と柱。防戦一方の戦いの中で茶々丸が登場し、珠世の開発した解毒薬を使ったことで鬼滅隊を回復させた茶々丸ですが、このことに苛立った無惨によって胴体を真っ二つにされてしまいます。
茶々丸の体が斬られてしまった光景はなんともショッキングで、多くの読者が茶々丸の死を悲しみました。
誰もが茶々丸はもう帰ってこないと思ったところ、なんと茶々丸は生きていたのです。
茶々丸が鬼化した理由は珠代の優しさ
珠世はしのぶと共に無惨の対抗するため薬の共同開発を行っている最中、最終決戦前のギリギリで使い魔であった茶々丸を鬼化することに成功します。
茶々丸は猫であったことからも自身の意志で鬼になるかを選べないので、珠世は申し訳ないと思っていましたが、これは近い将来無惨との接触のなかで自分は死ぬであろうことを予見し、愈史郎が独りぼっちで寂しくならないようにと、珠代の優しさからの行動でもあったのです。
茶々丸本人は「惚れた女(珠世)の頼みなら構わない」という男前の一面を見せてくれます。
茶々丸の登場回は他にもある?
茶々丸の登場回は何話だったのか、また茶々丸が死んでいなかった経緯や茶々丸の活躍などと一緒に紹介していきます。
189話で茶々丸が大活躍
鬼滅の刃189話にて、無惨との最終決戦を迎えていました。
鬼の始祖である無惨の強さはチート級のもので頸を斬っても殺すことはおろか自身の血液すらも猛毒と化す能力を持っており、この毒によって次第に鬼殺隊は壊滅状態にまで追い込まれます。
そんな絶望的な状況に茶々丸が登場、背中に入っていた薬は無惨の毒を解毒する作用があるものだったため、毒に侵された隊士たちを回復させたのです。
これによって多くの隊士たちの命が救われましたが、これをよく思わなかった無惨によって茶々丸は切り刻まれてしまったのです。
自身の命をかけて隊士たちを救った茶々丸の活躍は非常に大きいものだと言えますね。
茶々丸は鬼化していて死んでいなかった
前述した通り、茶々丸は無惨によって胴体を斬られ死んでしまったのですが、完全に息の根が途絶えてしまった訳ではありませんでした。
ではなぜ、茶々丸は生きていたのかというと、それは愈史郎と同じく鬼となったからです。
愈史郎は不治の病を患っており珠世には人外になる事を知らされた上で、自ら望んで彼女に鬼へと変異させてもらった過去がありましたが、茶々丸も無惨との決戦前に珠世の力によって鬼となり、普通の使い魔としてではなく不死の力を宿した存在となりました。
愈史郎は無惨に斬られてしまった茶々丸の元へ駆けつけ、その身体を再生させることに成功、これによって茶々丸は無事に復活を果たすことができたのです。
しかし、茶々丸は完全な鬼と言えない存在であるため、失った体を再生する能力ないので、愈史郎と同様に誰かの助けがなくては元に戻ることはできません。
茶々丸は愈史郎と共に現代まで生きていた
無惨との戦いが終わり、本誌では現代編が描かれました。
鬼滅の刃に登場した人物の転生や子孫が描かれ、その中には愈史郎の肩にのる茶々丸がいます。
鬼である愈史郎と茶々丸は日にあたることがない限り死ぬことはないため、大正時代から二人で生き残っており、現代では亡き珠世を想い絵を描き続ける謎の画家「山本愈史郎」として茶々丸と共にひっそりと暮らしているようです。
茶々丸以外にも活躍している動物たち
鬼滅の刃には茶々丸以外にも多くの動物たちが鬼狩りの面々を支えています。今回は、大活躍している動物たちを紹介します。
鎹鴉(かすがいがらす)とは?どんな役割があるの?
鬼殺隊の隊士に本部からの通達を伝える役割を持った伝令係の鴉のこと。
隊士一人一人につけられており、人の言葉を理解し話すことができるため頭がとても良く、どこからか現れては隊士に行先やその地で起きている怪異の詳細、また上からの指令や伝令を伝える役割を持っています。
鬼殺隊で活躍する鎹鴉の一覧
鬼殺隊で活躍する鎹鴉を紹介!
天王寺松右衛門(てんのうじまつえもん)
- 竈門炭治郎の鎹鴉
- 雄の鴉
- CV:山崎たくみ
優秀ですがとても口が悪いため、滅多に怒る事のない炭治郎に付けられたようで、炭治郎の事は子分もしくは弟子だと思っています。
口数が多く、任務と無関係の事も話そうとするらしい。
どんぐり丸
- 嘴平伊之助の鴉
- 雄の鴉
伊之助の鴉は口数は少ないものの優秀なのですが、これまで18回くらい食べられそうになったことから姿を隠すようになってしまった経緯が大正コソコソ噂話で明らかになり、ボロボロに憔悴している様が描かれています。
チュン太郎(うこぎ)
- 我妻善逸につけられている雀
- 雄の雀
- CV:石見舞菜香
本名は「うこぎ」なのですが、人語を話す事ができない為に善逸は本名を知らないようです。
なぜか炭治郎にはチュン太郎の言っていることが分かるのだとか。
善逸に振り回されるも、禰豆子のことを本気で心配している様子を見て「こういうところがあるから憎めないんだよなぁ」と思っています。
五十鈴(いすず)
- 栗花落カナヲの鴉
- 雌の鴉
優しくて面倒見の良い性格で、自分の感情を出さないカナヲの事を心配しています。
榛 (はしばみ)
- 不死川玄弥の鴉
- 雄の鴉
松衛門と同じく口が悪いようで、彼とは仲が悪いらしい。
寛三郎(かんざぶろう)
- 冨岡義勇の鴉
- 年老いた雄の鴉
歳であるため、伝令を聞き間違えて伝えたり、伝令が無いにも関わらずボケて戦闘中にトコトコ現れるなど、義勇や松衛門をハラハラさせています。
銀子(ぎんこ)
- 時透無一郎の鴉
- 雌の鴉
パートナーである無一郎を深く溺愛しており、他の動物を飼おうとすると嫉妬してしまうほど。
無一郎が「始まりの呼吸の剣士の子孫」だということも知っており、他の剣士を見下すこともありますが、それも愛故の行動でした。
天王寺松衛門とは仲がよろしくない様子でしたが、無一郎の死後悲しみに沈んでいたところを松衛門に慰められて、後に二羽は夫婦となったようです。
麗 (うらら)
- 甘露寺蜜璃の鴉
- 雌の鴉
恥ずかしがり屋の一面があり、パートナーの蜜璃と似て、もじもじとしています。
蜜璃の影響で甘党になりつつあるのだとか。
虹丸(にじまる)
- 宇髄天元の鴉
- 雄の鴉
オシャレ好きな鴉で、鴉界のファッションリーダーです。
要 (かなめ)
- 煉獄杏寿郎の鴉
- 雄の鴉
活発でしっかりものな性格をしており、お互いがお互いを尊敬し合う関係であり、煉獄の事は「杏寿郎様」と敬称で呼んでいます。
艶 (えん)
- 胡蝶しのぶの鴉
- 雌の鴉
大人しい性格で、しのぶの命を受け炭治郎の為に杏寿郎に連絡を届けます。
夕庵(ゆうあん)
- 伊黒小芭内の鴉
- 雄の鴉
真面目で礼儀正しい鴉。
最終決戦の際に黒死牟戦での様子を最後まで見届けて、それを伊黒に細かく報告したことで、伊黒は、赫刀の発動条件を特定する事に成功しました。
爽籟(そうらい)
- 不死川実弥の鴉
- 雄の鴉
爽やかで冷静な性格の持ち主。
鬼舞辻無惨により産屋敷邸が襲撃に遭ったとき、誰よりも早く柱を連れて来たのが実弥の「爽籟」でした。
絶佳(ぜっか)
- 悲鳴嶼行冥の鴉
- 雄の鴉
厳格な性格。
悲鳴嶼の鴉は、盲目の彼には見ることのできない情報を戦況を逐一報告していたそうです。
お館様の『鴉』
- 性別・名称不明
- 一人称は「吾輩」
鎹鴉の中で唯一人のような丁寧な口調で話す鴉。
作中で登場した鬼殺隊の全キャラの中で、たった一人お館様の事を「産屋敷」と苗字で呼ぶ存在です。
伊黒小芭内の相棒 鏑丸(かぶらまる)
伊黒が屋敷に住んでいた頃に出会った蛇。鏑丸が家の中に忍び込むようになった以降は、親友のようにお互いを信頼し合い唯一の相手です。
オス蛇なだけあって美女の前だと露骨にデレデレするなど知能が高くなっています。
ただ伊黒に懐くだけでなく、右目が弱視であった彼のサポートとして戦闘時などには彼の右眼として伊黒に警告を与えていました。
宇髄天元の使い 忍獣「ムキムキねずみ」
特殊な訓練を受けたねずみで、知能も高く一匹で刀を持ててしまうなど優秀な使いです。
公式ファンブックによるとねずみの選出は宇髄自ら行っており、過酷な訓練にも耐えられる忍耐力がある他にも自分の肉体に心酔できるかといったナルシシズムの面も評価されるのだとか。
茶々丸と鎹鴉のまとめ
- 茶々丸は無惨によってバラバラにされるも鬼となっていたため生きていた
- 最後は愈史郎と共に現代まで生きており、画家として活躍する愈史郎に寄り添っていた
- 鎹鴉は鬼殺隊になくてはならない存在である
- 茶々丸以外にも鏑丸やムキムキねずみなどが鬼殺隊を支えていた。
茶々丸の出番は少なく活躍があまり見れなったのが残念ですが、茶々丸が無惨のもとに解毒剤を届けられていなければ彼を倒すことができず最終的には全員が死んでしまうという最悪の結末になっていたかもしれません。
しかし、茶々丸の必死の覚悟が多くの命を繋いだ重要な存在であることに変わりはないですし、最後は愈史郎と共にひっそりと暮らす様子で終わってしまいましたが、争いのない世界で生きていて欲しいですよね。
また、鬼殺隊を支える多くの動物たちの貢献もあり、愈史郎を除くの鬼がこの世から消すことができました。彼らの支えがなければ鬼殺隊の連携もできなかったことから影の立役者とも言えます。