ヒロアカでナルシストキャラとして描かれている青山優雅(あおやまゆうが)ですが、青山の言動には不可解な点が多くあります。
今回はそんな青山について、彼の奇行を紹介しながら何故そのような行動を取ったのか見て行きましょう。
何やら内通者が誰なのかを青山が知っているのではないかという噂もあるようです。
青山の不可解な言動
まずは青山が取った怪しい言動から振り返ります。
青山がデクの部屋のベランダに侵入
青山の奇行はオーバーホール編の後インターンも終わり10月に入った頃から始まるのですが、その内容がどれも常人とはかけ離れたものでした。
その一つが、夜中にデクの部屋のベランダに入り「ぼくはしってるよ」という意味深なことをチーズを並べた文字で書いていたというものです。
これだけでも十分不気味な行動ですが、なんとこの時青山はチーズを置く前か後かは分かりませんが、デクのベランダの窓を開けようとしています。
つまりデクの部屋に入るつもりでいたということになりますから、何かをしようとしていたと考えられるでしょう。
青山が知っているのはデクの個性?
青山の奇行があった翌日にデクは青山と話す機会を得るのですが、その時に青山はデクの個性が体に合っていないという指摘をします。
この会話では青山はデクの個性『ワン・フォー・オール』の存在に気付いているという訳ではなく、ただ単純に青山自身も個性と体が合っていないためデクの境遇に共感し、励まそうとしているというのが表面上の印象でした。
しかし、彼にはデクの個性が体に合っていないということの他に知っていることがありそうなんです。
青山は内通者を知ってる?
青山が知っていそうなこと、それは長らく雄英の教師陣の間で警戒されている謎である、内通者の存在という可能性があります。
青山が個性で書いた文字
これは青山がデクに個性を使った技を披露する時に書いたもので、フランス語で「眠っている水には気を付ける必要がある」という意味のことわざであり、つまり「一見大人しそうな人ほど油断ならない」という意味です。
青山はこの文字をデクには見せておらず、どのような意図で書いたのかは不明ですがことわざの意味から推測するに、何かまたは誰かの比喩としてこのことわざを書いたのではないでしょうか?
恐らくデクにフランス語は分からないので書いたところで意味はありませんが、岩に文字を書くというこの行動は、何かしら伝えたいことがあり自分の中にあったものを吐き出したかった、デクに話そうとしたが勇気が出ずにフランス語で書くに留まった、などの動機があったと考えられます。
青山は内通者を知っているがそれを口にする勇気が出なかった?
普段はナルシスト全開の青山ですが、デクとの会話で彼は個性と体が合っていない苦労人であるということが分かりました。
その際一瞬だけ青山の顔が陰り、実は腹痛で漏らしてしまいそのような表情になっているという流れがあるのですが、私はこの表情はただの腹痛から来ているものでは無いと考えています。
青山は雄英入試の頃から登場しており自信家として描かれて来ましたが、対ヴィラン戦闘ではほとんど活躍しておらず臆病な性格だということが分かっていて、恐らくそんな自分と周りを比べて自信を無くしている。
そんな思いから上記の画像のように「辛いことと向き合ってるだけじゃきっとキラメけないのさ」という言葉が出ているのだと推測され、そこから実は内通者を知ってはいるがその件に首を突っ込むことをためらっているのではないかと考えました。
それならば、彼の一連の奇行はヒーロー志望として正しいことをしようとしている部分と、臆病な部分とが解離した結果であると説明することが出来ます。
青山が内通者を知ったタイミングはいつ?
ここまで青山の奇行の謎を見て、実は内通者を知っているのではないかという考えに至った訳ですが、青山はいつ内通者に気付いたのでしょうか?
そもそも青山は麗日(うららか)がデクに好意を寄せていることや、奇行に走った原因でもあるデクの強くならなければならないという焦りに気付くなど、他者の心情を読み取ることに長けているようです。
そのため今までの活動の中で内通者が誰であるか勘付いてしまったと考えられるのですが、恐らくそのタイミングは、
- USJ襲撃事件の前後
- 林間合宿編の前後
の二つではないかと考えられます。この二つの期間は内通者とヴィラン側の交流が多くなっていると予測出来ますし、対ヴィラン戦闘から身を隠して来た青山は他の人が見ていない場面を見ている可能性があるからです。
もしこのタイミングで青山が内通者を知ってしまっていたとすると、彼は長い間自分の中だけにしまい込んで耐えていたということになるので、扱い辛い個性と生きて来た分我慢強い性格ではあるかも知れませんね。
まとめ
今回は青山の奇行から実は内通者を知っているのではないかという立場から考察して来ました。
その結果、
- 青山の奇行はデクに内通者を知っていることを教えようとしたための行動だった
- 内通者は一見大人しい人物である
ということが言えそうです。
内通者問題についてはまだ明かされていませんが、物語の重要なキーワードであることは間違いありません。そこに今後青山は一体どのようにして関わって来るのでしょうか?
今後の青山の行動に注目です。