【ヒロアカ】イレイザーヘッドの個性に矛盾があるのか?検証してみた

視た対象の個性を一時的に消すことが出来る『抹消』の個性を持つ、相澤消太ことイレイザーヘッドですが、どうやら彼の個性には矛盾があると指摘されているようです。

そこで今回は、イレイザーヘッドの個性に矛盾があるのか今までの場面を振り返りながら検証して行きたいと思います。

イレイザーヘッドの個性の抹消について

イレイザーヘッドの個性の抹消は視た対象の個性を一時的に消すと前述しましたが、この個性にはいくつかの特徴があり、作中で言及されているのは主に以下の三つです。

  • 対象の一部分さえ見れば個性は消せる
  • 瞬きをすると『抹消』の個性が解除される、つまり相手は個性が使えるようになる
  • 異形型(多数の腕を持つ、翼が生えているなど常に表出されている個性)には効果が無い

瞬きをしたとしても、もう一度対象を見れば再び個性を消すことが出来ます。つまり、瞬きをした瞬間に隙が生まれてしまうということです。

この弱点に加えて、イレイザーヘッドはドライアイであるらしく常人よりも目を開け続けていることが辛いはずなので、彼にとって抹消は扱い辛い個性と言えますね。

このような弱点はありますが、総合的に見て攻撃にも支援にも生かせる抹消は極めて強力な個性と言えるでしょう。

イレイザーヘッドの個性の矛盾はどこ?

イレイザーヘッドは個性の矛盾があると言われているようですが、読者はどの場面を見てそのように思ったのでしょうか?

USJ襲撃事件でのイレイザーヘッドの矛盾

まずはUSJ襲撃事件でのイレイザーヘッドを振り返ってみます。

この事件では、死柄木弔(しがらきとむら)率いるヴィラン連合の足止めをイレイザーヘッドが引き受けるのですが、その際イレイザーヘッドは目元の隠れるゴーグルを着けており、誰を見ているのか悟られない(誰の個性を消しているのか分からない)ようにして相手が攻め辛い状況を作るという作戦を取っていました。

この作戦は見事に功を奏し、ヴィラン達が不用意に近づけない間にイレイザーヘッドが攻勢に出ます。

この場面を通して考えると、イレイザーヘッドは目元を隠して誰の個性を消しているのか分からない状況を作っているのだから、抹消の個性を発動するためには対象を見続けている必要があるのだと思い込んでしまいそうですよね。

個性の説明にそのような条件は無かったのですが、私も含め多くの読者が抹消は相手を見続けなければ個性が消せないと考えてしまいました

オーバーホール編でのイレイザーヘッドの矛盾

オーバーホール編でのイレイザーヘッドの三人を見といた効果がある間に動きを止めろという台詞と、イレイザーヘッドがいなくても抹消の効果が持続している描写から、新たな疑問が生まれてきます。

それは、抹消の個性は対象を見続けていなくても効果があるのかということです。

オーバーホール編以前でも複数人の個性を同時に消すという描写はありましたが、それは視界に留まる範囲であり、イレイザーヘッドがその場にいなくても個性が発動するかどうかという点については触れられていませんでした。

もし対象を見続けていなければならないという個性の発動条件があるとしても、体の一部分さえ見ることが出来れば抹消は発動できるので、一度に複数人の一部分へ焦点を合わせれば理論上は複数の個性を消すことが出来ます。

しかしオーバーホール編の描写を見る限り、そもそも前提が間違っていたということになりますね。つまり、イレイザーヘッドの個性『抹消』は一度見た対象の個性を次の瞬きまでの間消すことが出来るということです。

この条件でUSJ襲撃事件について考えてみても、特に不自然な描写は見当たらないことからイレイザーヘッドの個性『抹消』には矛盾点は無いと言えるでしょう

イレイザーヘッドは前線に出なくても良いのでは?

現在進行中である、パワーアップした死柄木弔とヒーロー達の戦闘においてイレイザーヘッドは最も重要な戦力となっており、プロヒーローのマニュアルの個性によって瞬きをしなくても目が乾かないように保湿され、常に抹消を発動出来る状態になっています。

ここでイレイザーヘッドは最前線にいる訳ですが、一度対象を見ることが出来れば個性を消せるのだから、双眼鏡などを駆使して遠距離から対象を見れば良いのではないかという考えや、鏡で反射させた対象を見て個性を消すことも出来るのではないかという考えも出て来るでしょう。

これらについてはまだ言及されていませんが、対象との距離も個性発動の条件にあるのかも知れませんね。

まとめ

今回はイレイザーヘッドの個性に矛盾する所は無いのか検証して来ました。

  • 相手を見続けなくても抹消の効果はある
  • 抹消の効果が切れるのは瞬きをした時のみ

物語を振り返ってみてもこのルールと辻褄が合わない場面は無く、思い込みから生じた矛盾だったと考えられます。

これからイレイザーヘッドの個性が不可欠になる展開になって来ますが、彼はその真価を発揮できるのでしょうか?

今後のイレイザーヘッドの活躍に期待です。

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