【進撃の巨人】リヴァイ班が全滅したのは何話?生存ルートはあり得た?

漫画進撃の巨人にて人気がありながらも非業の死を遂げたリヴァイ班。

今回は、

  • リヴァイ班が死亡したのは何話なのか
  • リヴァイ班が死亡するまでの経緯
  • リヴァイ班の生存ルートはあったのか
  • リヴァイ班死亡によるエレンへの影響

など、リヴァイ班が全滅したのは何話?生存ルートはあり得た?についてまとめました。

進撃の巨人で初期のリヴァイ班が全滅したのは何話?

リヴァイ班が死亡したのは何話なのでしょうか。

その答えは、

  • 原作では7巻第28話「選択と結果」
  • アニメでは21話「鉄槌~第57回壁外調査⑤~」

にあります。

リヴァイ班の初期メンバー

エレン、リヴァイ以外のリヴァイ班のメンバーはどんな人物なのでしょうか。

ペトラ・ラル

  • 身長:158cm
  • 体重:55kg
  • 年齢:不明(同期のような関係性のオルオが19歳のため同年代だと思われる)
  • 誕生日:12月6日
  • 討伐数:10体
  • 討伐補佐数:48体

チームの紅一点。エレンが班に馴染むために自ら会話を尽くして信頼を得ようとしていました。

オルオ・ボザド

  • 身長:173cm
  • 体重:61kg
  • 年齢:19歳
  • 誕生日:1月6日
  • 討伐:39体
  • 討伐補佐:9体

喋る最中に舌を噛むなどコメディな側面が描写されていますが、リヴァイ班の中でも圧倒的な巨人討伐数記録を持ちます。

エルド・ジン

  • 身長:182cm
  • 体重:75kg
  • 年齢:不明(ペトラ・オルオより先輩兵士である描写あり)
  • 誕生日:1月30日
  • 討伐:14体
  • 討伐補佐:32体

リヴァイに次ぐ班の副リーダー的存在で、リヴァイ不在時には彼が指揮を執っていました。

【完結済み】進撃の巨人
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第35回講談社漫画賞。シリーズ累計1億部突破!2013年アニメ化、2015年実写映画化。2009年「別冊少年マガジン」で連載を開始し、2021年完結

グンタ・シュルツ

  • 身長:183cm
  • 体重:82kg
  • 年齢:不明(ペトラ・オルオより先輩兵士である描写あり)
  • 誕生日:7月30日
  • 討伐:7体
  • 討伐補佐:40体

寡黙で真面目な性格のためにリヴァイからの連絡だと勘違いして敵に合図を送り、リヴァイ班の中で最初に殺されてしまいます。

リヴァイ班の強さ

ペトラはエレンに語ります。「一人の力じゃ大したことはできない」

「だから私達は組織で活動する」「私達はあなたを頼るし私達を頼ってほしい」「私達を信じて」

ペトラのその言葉通り、女型の巨人戦ではエルドが囮になった隙にオルオとペトラが女型の両目を潰すという見事な連携プレーを見せてくれます。

リヴァイ班の強さは個々人の力量だけではなく、調査兵団の仲間・班の仲間を信じて戦うこと=強い信頼関係にあったのです。

進撃の巨人でリヴァイ班が全員死亡した経緯

強い信頼関係で結ばれ、少数精鋭の兵士達が揃うリヴァイ班。

エレン、リヴァイを除くメンバーは一体どういう経緯で全滅してしまったのでしょうか。

エルヴィンら調査兵団が巨大樹の森で女型を取り逃がす

調査兵団は女型の巨人を一時捕獲しますが、女型(アニ)が自らの肉体を無垢の巨人に食わせることでその場を脱出。

この時リヴァイはエルヴィン達のもとへ合流するため、班の指揮をエルドに任せリヴァイ班を離れています

女型の捕獲が失敗したことを知らないリヴァイ班は帰還信号を見つけ団長らと合流を図りますが、団員の服装で変装したアニにより奇襲を受けてしまうのです。

リヴァイ班が全滅した経緯と死亡シーン

調査兵団の拘束から逃れた女型の巨人(アニ)は兵士の姿でエレン達のいる場所まで追いつき、仲間が来たと油断していたグンタの首を一瞬にして切り殺します

それでもエレンは仲間を信じることを選択。

エルド・ペトラ・オルオは人類を救うカギであるエレンを逃がし、たった3人で女型の巨人に立ち向かうことを決意。

エレンも仲間の力を信じて女型の巨人から離れます。

残されたリヴァイ班の3名は凄まじい攻撃のラッシュ、ラッシュ、ラッシュ、女型に反撃の隙を一切与えず両目の視界を奪うことに成功。

オルオとペトラによって両目を潰された女型の巨人ですが、通常両目の再生には1分かかるため攻撃を続けていたものの、女型は片目だけに再生力を集中させていたため片目だけ30秒で回復し、向かってきたエルドを噛み千切ります

女型の予想外の能力に驚くペトラに対し女型の巨人は、

ペトラは体勢を立て直す暇もなく木に踏みつけられ潰され即死

ペトラを殺されたすぐ後にも関わらず、女型の巨人の首筋(=巨人の弱点)を切りにかかるオルオでしたが、彼も知らなかった女型の巨人の硬質化能力によりその刃は弾き返されてしまい、そのままオルオは女型の蹴りを背中に食らい死亡

これでエレン・リヴァイを除くリヴァイ班の四人は全滅することになりました。

エレンはリヴァイ班を信じて逃げたことを後悔する

リヴァイ班が全滅していく様を目撃したエレンは自らの選択(=仲間を信じて逃げたこと)を悔やみます

仲間を殺した女型への怒りと仲間を信じる選択をしてむざむざ仲間を殺されてしまった自分への怒り

感情を爆発させたままエレンは巨人化して女型の巨人に挑みます。

この第28話のサブタイトル「選択と結果」はエレンが仲間を信じる選択をして、仲間が全滅するという結果を招いたという意味でした。

一般的には良いこととされる仲間を信じることが最悪の結果を招いたというのが、進撃の巨人らしいむごたらしさを感じさせます。

女型に殺されたペトラ達を見つめるリヴァイの表情が泣ける

女型とエレンが巨人化したことを知ったリヴァイは急いで仲間の元へ向かいますが、そこにあったのはさっきまで話をし絆で結ばれていたグンタ、エルド、オルオ、ペトラの4人の死体。

それぞれの死体を静かに見つめるリヴァイの無表情でも仲間を失った悲愴感に溢れていて読者の涙を誘います。

リヴァイは言葉にはしませんでしたが、「もし自分が班を離れなかったらリヴァイ班を助けられたかもしれない」という思いがあったのかもしれません。

特にペトラは後に帰還した際、ペトラの父親が娘が自分の全てをリヴァイに捧げると言ったことを不安に思って、リヴァイ本人にそのことを告げるシーンがありました。

  • 大事な仲間を失ったこと
  • 家族にその事実を告げなければならないこと
  • 遺体を持ってこられなかったこと

など、リヴァイの気持ちを考えると切ないの一言では済まされない、それがあの表情に出ていたように感じます。

リヴァイ班が生存するルートはあったのか?

エレンがどのような選択をしていればリヴァイ班は生存できていたのでしょうか。

生存ルート①女型に追われている時にエレンが変身して班員全員で女型をしとめる

エレンが班員の静止を押し切って巨人化した場合、エレンを守るためにリヴァイ含めた班員全員で女型の巨人と戦うことになっていたでしょう。

調査兵団の最強戦力であるリヴァイがいれば、女型の巨人をしとめるもしくは撤退させて班員の命を守ることができたかもしれません。

生存ルート②グンタは助けられないが残りのリヴァイ班三人とエレンが巨人化して共闘する

リヴァイが離れた後でも女型が再来した時にエレンが巨人化していれば、グンタは先に殺されてしまっていたとしてもエルド・ペトラ・オルオの三人の命は守ることができたかもしれません。

奇しくも原作7巻の表紙絵はエルド・ペトラ・オルオが生きていて、エレンも巨人化して女型と戦っているというシーンです。

原作の内容と反したこの表紙絵はもしもエレンが戦う選択をしていたらルートを描いていた可能性もあります。

生存ルートを選択した場合の代償

生存ルート①もしくは②をエレンが選択していた場合、リヴァイ班のメンバーは生き残っていたかもしれません。

しかしそれと同時に彼らが最も大事にしている仲間を信じることをエレンはしなかったということになります。

もしエレンが仲間を信じずに自分の力を信じて戦ってしまっていたら、生存していたリヴァイ班と信頼関係を結ぶことはできなかったと言えますし、「仲間を信じて仲間を殺される」か「仲間を信じずに仲間の信頼を失う」しか選択肢がなかったというのがエレンの運命の残酷さを際立させますね。

リヴァイ班死亡によるその後のエレンへの影響

エレンの選択によりリヴァイ班は全滅してしまいましたが、この出来事はその後のエレンにどのような影響を及ぼしたのでしょうか。

エレンは新リヴァイ班を見て旧リヴァイ班を回顧する

旧リヴァイ班亡き後、エレンとヒストリアを守る目的で選ばれた新リヴァイ班はミカサ・アルミンなどエレンの同期達で構成されていてエレンは104期生の仲間達を見ながら、旧リヴァイ班メンバーの姿を思い返します。

旧リヴァイ班全滅はエレンの心に深い傷を残したのです。

この時のエレンには、「もう絶対に仲間を死なせたくない」という思いがあったのかもしれません。

4年後エレンは単独行動し大事な幼なじみのミカサ・アルミンを罵倒する

以前の仲間達と離れ単独行動に出たエレンは、アルミンを「『話し合おう』だ…クソの役にも立っちゃいねえ」「敵に操られているのはお前だろうが」と、ミカサを「奴隷だ」「お前がずっと嫌いだった」と罵倒します。

まるで二人にあえて嫌われるような言動です。

エレンにとって大切な人だったはずのミカサ・アルミンになぜこのような仕打ちをわざわざしたのでしょうか?

エレンの真意

以前ヒストリアやジークとした会話の中で、エレンは今までの思い出を回想します。

エレンが「俺が死んだ後もずっと…幸せに生きていけるように」と願ったのは、ミカサ・アルミン・104期生を含む調査兵団の仲間達のこと。

このことからエレンは旧リヴァイ班のように仲間を信じて仲間を殺されることよりも、仲間を信じずに一人で戦って仲間の信頼を失うことを選択したことが分かります。

エレンがあえて単独行動に出たり、大事な仲間を罵倒したりしたのは「ミカサやアルミンを守りたい」「仲間を死なせたくない」という思いだったと読み取れるために仲間の信頼をあえて失うことも辞さなかったのでしょう。

まとめ

  • リヴァイ班が死亡したのは原作7巻第28話、アニメ21話
  • リヴァイ班は女型の巨人(アニ)により無残に殺された
  • リヴァイ班生存ルートの場合、エレンは仲間と信頼関係を結ぶことはできなかった
  • リヴァイ班死亡の影響によりエレンは仲間を信じず単独行動する選択をした

リヴァイ班全滅は進撃の巨人の中でもトラウマとなっている読者も多いエピソードですが、それは主人公エレンにとっても同様でエレンのその後の行動に大きな影響を及ぼしました。

エレンはこのまま仲間を信じずに突き進むのか、ミカサやアルミンはエレンを救うことができるのか、それぞれの選択がどんな結果をもたらすのか先の読めない進撃の巨人は今後の展開も楽しみですね。

【完結済み】進撃の巨人
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第35回講談社漫画賞。シリーズ累計1億部突破!2013年アニメ化、2015年実写映画化。2009年「別冊少年マガジン」で連載を開始し、2021年完結