くっつきそうでくっつかない、でもようやく付き合うことになったかぐや様は告らせたい。
お互い好きなくせに素直になれない二人が付き合ったとなればキスだってず~っと先の話、だと思っていたらなんと白銀会長とかぐやがキスをしてしまったんです。それもかなり大胆な感じで。
そこで今回はかぐや様は告らせたいで白銀会長とかぐやがキスをしたのは何話で、どういった経緯でキスをしてその後の展開はどうなるのかを調べてみました。
かぐやと白銀のキスは何話?
かぐやと白銀の印象的なキスシーンはコミック20巻の時点で3回。
それでは、これらのキスについてさらにじっくりと紹介していきましょう。
文化祭編でファーストキス
- 文化祭編は単行本では14巻。
- 話数では第126話。単行本だと136話。
付き合ってから特に進展のなかったのですが、白銀会長の「文化祭編でどうしても決めたい」とあらゆる準備を整えました。
藤原や伊井野など障害になりそうなメンバーは近寄らないように工作した上で、文化祭のクライマックスであるキャンプファイヤー中というタイミングにかぐやを屋上へ誘い出すことに成功。
ここで告白ができればよいのですが、白銀は自分から告白するとかぐやと対等になれなくなってしまうという思いからどうしても自分から告白することができません。
そこで白銀は大量のハートをばらまくことで言葉にできない思いを伝えました。
その思いはかぐやにちゃんと伝わります。
かぐやが自分から告白できない理由は白銀の思いが図れない以上断られる可能性があったからで、つまりかぐや的には白銀の思いさえ分かればOK。
お互いに好きという言葉こそ発していませんが思いを伝えあうことに成功した後に、飛び交うハートの中という最高にロマンティックなシチュエーションでかぐやは白銀にキスをします。
やっと、キスをしました。
ですが、この感動的なシーンで終わらせないのがかぐや様は告らせたいの面白いところです。
実はこのとき性知識の乏しいかぐやがやらかしていました。
キスシーンだけを見ると初々しいファーストキスなのですが、実はかぐやの方から舌を「れっ」と入れ込んでいた、まさかのハートに隠れてディープキス。
これには早坂でなくてもツッコミますよ。
ですが、こんなかぐやのやらかしにもきちんとした理由があります。
それはかぐやの恋愛相談相手でもある柏木由紀の存在です。
そもそもかぐやは「初体験=キス」と思っていたほどの初心で、そんなかぐやに悪いお手本を示したのは柏木さん。
彼氏である翼の浮気疑惑が解消されたこととサプライズプレゼントによる喜びのあまり、人目もはばからずキスをしてしまいました。
それを目の当たりにしたかぐやにはこれが好きな人にするキスなんだとインプットされてしまったというのが、かぐやディープキス事件のあらまし。
一応一般的な高校生男子程度の性知識を持つ白銀は突然のディープキスの意図を考えて困惑していまいます。
健全な男子なら当然の反応でしょう。
氷かぐや編で2回目のキス(氷かぐやとは初キス?)
- 氷かぐや編は単行本だと15巻。
- 話数では第140話。
第140話で突然かぐやの脳内会議が勃発。
そこで、氷かぐやは軽率な行動に出た自分自身を戒めるとともに自分からキスをするのではなく、白銀にキスをしてほしかったと暴露します。
暴走した氷かぐやは他の意識を追いやって表に出て、思わせぶりな態度でぐいぐいと氷かぐやがせめた結果、白銀は心労で倒れてしまいました。
そんな混乱の中クリスマスの日がやってきます。
藤原家のパーティはクリスマスとお正月がコラボした奇祭となっており、もはやロマンティックのかけらもありません。
それでも会はなんとか進行し、かぐやは白銀に特別に用意したプレゼントをこっそり渡します。
当然白銀も用意しているのですが、直前になって渡すのを躊躇いその場から逃走。
それもこれも白銀が自分の弱さをかぐやに見せたくないという思いからでしたが、かぐやはそんな白銀のあり方も受け入れたいと告白し、かぐやの言葉に心を動かされた白銀はありのままの自分でキスをします。
- 月は半分
- 雪もない
- タイミングもめちゃくちゃ
- おまけにプレゼントはけん玉
文化祭編の見開きとの対比でとても小さく描かれていますが、かえってとても印象に残るキスシーン。
かぐやと対等であるために睡眠時間を削ってひたすら勉強をし生徒会長になり、藤原と特訓をし完璧を求めてきたのが白銀という男です。
そんな白銀の弱い部分も全部ひっくるめて受け入れること、それがかぐやなりのロマンティックでした。
文化祭編での完璧を渡す白銀に対して、不完全な白銀も含めて受け入れたいというかぐやの思いがこのときのキスシーンで描写されています。
交際が決まった時のキス
- 単行本だと16巻
- 話数では第150話
冬休みの1日白銀とかぐやはショッピングモールで2人きりのラブラブデートをしていたと思ったら、続々と生徒会メンバーと白銀父が集結。
早坂の協力や白銀の機転で藤原たちを巻いた2人はショッピングモールの連絡通路に行き、そこでかぐやは白銀に告白しようとしますが、なぜかここで、白銀とかぐやの方はセリフがなくなり代わりに白銀父の言葉が二人の様子を表現します。
なんやかんやありつつ、かぐやの告白は無事成功しかぐやは白銀にキスをしました。
この時の白銀父の言葉はこの物語の根幹に関わるような重要な内容になっています。本当は全文載せたいのですが、あまりに長くなってしまうため特に重要な部分を抜粋します。
白銀父『人を好きになり告白し結ばれる。それはとても素晴らしい事だと誰もが言う。だけどそれは間違いだ。ある程度気持ちが高まったらあとはもうずっと堕ちるだけ。それが恋愛の正体だ。永遠の愛なんて存在しない。・・・・・だが。』
『頭悪くなる位人を好きになれるのは幸せな事だよ』『ドキドキして頭ワケ分からなくなって。今日は言えずじまいで終わるのかと思い始めた頃』『ぽろっと溢れ出たりしてな。返事を待つ時の静寂とか。イエスの言葉を貰った瞬間。言葉に出来ない嬉しさとか。恋愛はそこからがスタートだ』
引用元:かぐや様は告らせたい第150話
ここでやっと2人の交際が本格的にスタートします。
あえて話の区切りをつけるとしたら「かぐや様は告らせたい第1部完」といったところでしょう。
ちなみにこの後作者は取材旅行でお休みで、151話の四条眞妃インド旅行編に生かされます。
かぐやと白銀のキスシーンはアニメでいつ放送される?
気になるアニメでのキスシーンは2期の時点ではまだありませんが、話数から推測すると3期で文化祭編に突入するので、そこで2人の関係に何らかの進展はあり得るので当然かぐやが「れっ」と舌を入れてしまったシーンにも期待が高まります。
先ほど説明したように文化祭編でのキスと氷かぐや編でのキスは対になっていることから、そこまで3期に入る可能性も十分あります。
もしくは、OVAで氷かぐや編をして、第3期では文化祭編後に百貨店での告白をするという流れも。その場合オチとなる最終話は四条眞妃とその双子の弟である四条帝とのインド旅行になりそうですね。それはそれで面白そうです。
記事作成時はまだ情報が出ていませんので、完全な推測ということはご承知おきください。
いずれにしても第3期にしてやっと二人がキスするシーンを見ることができます。
これまで散々コップの間接キスだの、指を介した間接キスだのでお茶を濁されてきたキスシーンがどのような演出で描かれるのか非常に楽しみですね。
まとめ
連載3年目にしてやっとのキスシーン。白銀とかぐやという不器用な2人がじっくりと手繰り寄せた愛のカタチです。
3回もがっつりキスをしているのに、本格的に付き合いだしたのが3回目のキスの後って、恋愛に奥手なのか積極的なのか。。
このまま二人の関係は落ち着くのか、と思いきや。やや不穏な雰囲気が流れています。
※ネタバレ注意
かぐやは四宮家長男の黄光によって政略結婚を言い渡され、またスタンフォードへ行くのであれば早坂に何らかの処罰が下ると脅しをかけてきました。
それに対抗するためにかぐやは日本に残って四宮家での地位を得るために奮闘することを決意し、これによって二人の仲がどうなるかまた分からなくなってしまいました。
予想としては、
- 白銀の策略によって、四宮家からかぐやを奪うことに成功する。
- このまま二人は一度離れ離れになって、それぞれの大学生活編が始まる。
- 何年か一気に時間が経ち社会人編が始まる。
どれも見てみたい気もしますが、これまで丁寧に二人の関係を描写してきた本作ですので、できれば時間は飛ばさずにじっくりと残りの高校生活編や大学生編も描いてほしいですね。
なんにせよ次の印象的なキスが別れのキスにならないことを祈るばかりです。