【進撃の巨人】ウーリ・レイスってどんな人物?ケニーとはどういう関係?

進撃の巨人において、人気キャラであるリヴァイにとってケニーは因縁の人物でしたが、そのケニーにとって人生の大きな転機になったのがウーリ・レイスとの出会いでした。
今回はそのウーリ・レイスについてと、その2人の関係性について紹介します。

ウーリ・レイスの人物像

そもそもウーリ・レイスとは一体どんな人物だったのでしょうか。

ウーリの年齢、身長、体重、性格など

  • 年齢:不明(能力を継承した13年後に次の継承者へ捕食され死亡。)
  • 身長:不明
  • 誕生日:12月31日
  • 体重:不明
  • 性格:温厚

元始祖の巨人の継承者とウーリの能力

ウーリ・レイスは始祖の巨人の継承者ですが、前任者はウーリ・レイスの父親でした。

兄ロッド・レイスの代わりに、九つの巨人の一つにして全ての巨人の根源に位置する始祖の巨人を継承。

ウーリはそれまで先祖と同様に始祖の巨人の能力を継承し、人の記憶を変える力を有していました。

ウーリ・レイスは何年くらい巨人の力を宿していたのか

巨人の力を得るとその後の寿命が13年と確定します。

ウーリの父親も、ウーリも、寿命を迎える13年後に次の者(ロッドレイスの娘フリーダ)へと継承されました。

ウーリ・レイスが元始祖の巨人の能力を持ちながら巨人を野放しにした理由

始祖の巨人の能力の継承と同時に、記憶や思想も継承することが判明しています。

ウーリ・レイスも能力を継承する以前は始祖の巨人の「不戦の契り」に対抗し、始祖の巨人の力で他の巨人を打ち倒そうとする考えでしたが、継承後は歴代の継承者と同じように初代レイス王の思想に支配されることに。

初代レイス王の目的は、人類がいずれ絶滅することを受け入れ、壁の中に一時的な楽園を築くことにあったため、壁の外の巨人を放置し、万一壁内に入ってきたとしても放置する方針でした。

【完結済み】進撃の巨人
created by Rinker
第35回講談社漫画賞。シリーズ累計1億部突破!2013年アニメ化、2015年実写映画化。2009年「別冊少年マガジン」で連載を開始し、2021年完結

ウーリ・レイスの始祖の巨人の能力は誰に継承されたのか

ウーリ・レイスの始祖の巨人の力は、それまでの決まり通り継承されていきました。

その流れを整理していきましょう。

ウーリ・レイスの前の継承者と引き継ぎ方

前任者はウーリ・レイスの父親でした。

引き継ぎは、巨人化の薬で一旦無垢の巨人になって継承者を捕食することによって成立します。

前述の通り、兄ロッド・レイスの代わりにウーリ・レイスが継承しました。

始祖の巨人の能力はウーリの娘のフリーダへと継承

始祖の巨人の能力は、ロッド・レイスの娘であるフリーダ・レイスへと継承されました。

この時のウーリ・レイスの表情はとても穏やかなもので、全てを受け入れていたのだと想像できます。

仮に記憶や意志が引き継がれることが分かっていても「捕食=激痛を伴う死」が待っていたとしても、それを受け入れられるだけの強い意志がウーリ・レイスにはあったんですね。

フリーダに受け継がれた能力や思想

フリーダもウーリと同様に、人々の記憶を変える能力と初代のレイス王の思想を受け継ぎました。

腹違いの妹であるクリスタに対しても普段は温厚なフリーダですが、クリスタが柵の外に出た時に激昂

これは壁内の平和を保とうとする初代王の思想が現れた瞬間と思われます。

最終的にエレンに受け継がれた始祖の巨人の能力と座標の力

始祖の巨人の能力は、フリーダから当時進撃の巨人であったエレンの父親グリシャ・イェーガーに渡り、その直後にエレンへと継承されました。

しかしエレンは王族の血縁者ではなかったため、始祖の巨人の能力と座標の力だけを受け継ぎ初代レイス王の思想に支配されずに済んだのですが、ただ座標の力の発現には王家の血を引く者との接触が必要になるので、エレンが明確な意思を持って王家と関わらない限りこの力が行使されることはありません。今のところですが。

ウーリとケニーとの関係

ケニーは、過去に王族と人々から迫害を受けていたアッカーマン一族でした。

貪欲に力を欲し殺し屋として生きる日々でしたが、ウーリと出会うことによってその後の人生が大きく変わることになります。

ウーリとケニーの出会い

アッカーマン一族の特異な力もあり自分が一番強いと確信していたケニーは、始祖の巨人の力を持つウーリを殺して力を奪おうとしますが、巨人の力はケニーの想像を超え、逆に捉えられることになりました。

しかし、ケニーがアッカーマン一族の者であると知ったウーリは、ケニーを許します。それどころか壁の中に楽園を築けなかった私を許してほしいと土下座までする始末

これはケニーにとって衝撃的で、ケニーはウーリ達への協力を申し出ます。ウーリはケニーを王政側に引き入れ、ケニーは中央憲兵団に入り、これ以降2人は友人関係となりました。

ケニーとの友情関係と信じていたウーリ。

ケニーも、本人の前ではあまり感情を表さなかったものの、ウーリ亡き後ロッドの発言に激昂している様子から、ウーリを大事に想っていたことが分かります。

ウーリとの出会いでケニーにその後与えた影響

絶対的な力を持つにも関わらず人類の安寧を祈り続けるウーリに出会ったことで、その力が手に入ればどんな奴でも平和を祈るようになるのか、自分でも可能なのかと野望を抱くようになりました。

ケニーは妹の孤児であるリヴァイに生き抜く力を教える

ケニーは、妹クシェルの孤児であったリヴァイを引き取り、リヴァイに闇の世界で生き抜く力を教えたものの、殺し屋であるケニーは人の親にはなれないと感じており、リヴァイが生きていけるほどの強さを得た時点で、リヴァイの前から姿を消しました。

作中で言及はないですが、おそらくウーリとの出会いで心境が変わり、リヴァイを助けたのではないでしょうか。

ケニーが巨人化の力を得たかったのはウーリと同じ景色を見たかったから

力を求め続けたケニーは、人々を蹂躙する絶対的な始祖の巨人の力を得たにも関わらずなぜそこまで慈悲深くなれるのか、かつて友人と認めたウーリと同じ景色を見たいと思うようになり、その目的のため邁進。

しかしケニーはその後、ロッド・レイス巨人化による洞窟の崩落によって瀕死の重傷を負います。

同時に巨人化の薬を入手していたので一時的に巨人となって延命することも可能でしたが、みな何かの奴隷であったことを悟り、ウーリの見ていた景色の一端を理解し、結局ケニーは薬を自分には打ちませんでした

自身を見つけたリヴァイに巨人化の薬を託し、ケニーは亡くなりました。

まとめ

最初はエレンと同様に巨人を打ち倒す思考だったのに、始祖の巨人の力と初代レイス王の思想を受け継いで考えを変えたウーリは、代々の継承者としてその役目を全うするも、その力はフリーダの代でグリシャ、エレンへと継承されることとなりました。

一方、ケニーはウーリとの出会いによって、生き方を変え、活躍するリヴァイに大きく影響を与えた存在となる、こうした過去の回想でも感動的なのが進撃の巨人の魅力だと思います。

現在物語はウーリが有していた始祖の巨人の力でエレンが世界を破滅させようとし、アルミン達が阻もうとする場面ですが、ウーリ達と同様、暴力の先に何かを見つけることができるのか、非常に楽しみですね。

【完結済み】進撃の巨人
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第35回講談社漫画賞。シリーズ累計1億部突破!2013年アニメ化、2015年実写映画化。2009年「別冊少年マガジン」で連載を開始し、2021年完結