ヴィダが胸に刺さり鬼の手の中で死亡するクローネ

約束のネバーランド謎の儀程グプナとは一体何?用いられる花の意味は?

週刊少年ジャンプにて連載中の「約束のネバーランド」は孤児院だと思って長年育ってきた施設が、実は子どもたちを鬼の餌として飼育している農園だったことが判明したことから、子どもたちは自由を求めて外の世界へ飛び出します。

生まれて初めて目の当たりにする外の世界は、自分たち食用児を食べようとする鬼で溢れていて危険が付きまといますが、それでも主人公エマたちは笑って暮らせる世界を目指して生き抜こうとしていくのです。

動物を捕って食べる方法

大人に飼育されるのではなく、みんなで笑って暮らせるようになるためにエマは自分で動物を捕って食べる方法を学ぼうとします。

旅の道中で出会った鬼のソンジュに、エマは狩りの方法を習うことにしました。

儀程(グプナ)

ソンジュのグプナの説明
引用元:原作6巻126ページより

他の子どもたちより高い運動能力と学習能力を持つエマは、すぐに鳥を仕留めることができるようになるのですが、仕留めた鳥を食べる前に「グプナ」(儀程)と呼ばれる儀式が必要だとソンジュから教わります。

グプナとは鬼の伝統的な肉の屠り方であり、どこにでも生えているヴィダという吸血植物を獲物の胸に刺し、神に糧を捧げます。神が受け取ったらヴィダが開くので、開いたらその肉は食べてもいいとされているそうです。

グプナは血抜きを兼ねていて、グプナをおこなうことで肉が長くもつとされており、獲物が生きているうちにヴィダを刺すことにエマは躊躇いを見せますが、血抜きも兼ねているため体温がある生きているうちでなければなりません。

しかしソンジュはグプナに苦痛はなく、神への感謝であり敬意になしには成立しないと教え、エマは「食べなければ生きていけない」ことを学びます。

グプナに使うヴィダとは

グプナに使用されるヴィダ
引用元:原作6巻130ページより

グプナをおこなう際に獲物の胸に突き刺すヴィダという花は、真っ赤な花ををつけ、血を吸い上げると花が開きます。

ヴィダは吸血植物であり、残念ながら約ネバ独自の架空の植物のようです。

どこにでも自生する植物ですが、神への感謝の祈りを捧げるために用いられるので神聖で美しい花であることがわかります。

血を吸いあげることで開花する不気味な花ではありますが、鬼たちの中では伝統的なグプナの花であり、エマに食物連鎖の摂理を教えてくれた大切な存在となっていますね。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

実際のグプナ

鬼たちが伝統的におこなうグプナ。狩りのたびにおこなわれていると思われますが、食用児であるエマたちはもちろん見たことがありませんでした。

実はエマはグプナを知る前にヴィダを見たことが過去にもあったのですが、それはエマが農園の真実を知るきっかけとなったコニーの出荷時です。

コニーの死

胸にヴィダが刺さるコニーの死体
引用元:原作1巻42ページより

農園を出て行くことになったコニーは、鬼の餌となるため農園から出荷されたのですが、大切にしていたぬいぐるみリトルバーニーを忘れたまま出発してしまいます。

コニーに届けようとエマとノーマンはこっそり農園を抜け出すのですが、農園の外で見たものはヴィダが胸に刺さりすでに死亡しているコニーの姿でした。

幼いコニーの無残な死体に呆然とするエマとノーマンですが、すぐに鬼が姿を現したため慌てて車の下へと身を隠し鬼と監視監イザベラの会話を聞いてしまい、農園の真実を知ることになります。

このときエマはコニーの胸の花は何なのか、鬼とはどういう存在なのか、まだはっきりと知らず、ソンジュから狩りを習ったことでヴィダを再度目にすることとなったのです。

クローネの死

ヴィダが胸に刺さり鬼の手の中で死亡するクローネ
引用元:原作3巻154ページ

エマたちは直接目にしていませんが、エマたちがまだ農園にいる間に殺された人物として飼育監補佐であるクローネがいます。

クローネは監視監イザベラの補佐(シスター)として、ある日突然エマたちがいるグレイス・フィールド農園へやってきました。

大きな体格で優しいクローネは、農園にきてまもなくイザベラの秘密を知ることとなるのですが、それはイザベラがエマたちに農園の秘密を知られながら上層部へ報告をしていないことです。

イザベラは、エマたちが脱走計画を練っていることに見当がついていることから出荷できる年齢まで制御できばれ良いとの意見でクローネに見張りを頼みます。

クローネはイザベラの指示通り子どもたちの見張りを始めますが、ずば抜けた頭脳を持つエマ・ノーマン・レイが脱走計画を企てる子どもだとだんだんと気づき始め、イザベラの規則違反、そしてエマたちの農園を脱走計画を知ったクローネは、イザベラを飼育監の座から引きずり下ろし自分がその座へ座ることを夢見るのですが、すぐにイザベラに脱走計画に加担していることを勘づかれ農園から排除

クローネはイザベラの高級農園の飼育監というポジションを諦めきれず、イザベラのおこないとエマたちが脱走計画を練っていることを上層部へ密告しますが、上層部は「制御できていれば良い」とのイザベラと同じ見解でクローネを受け入れず、そのまま殺してしまうのです。

利益のためにいとも簡単にクローネを犠牲にした上層部は非常に残酷ですが、クローネを直接殺した鬼はこのときも神に感謝を捧げるグプナをおこなっていますね。

ヴィダが刺され死にゆくクローネは「ああ 空がキレイ」とつぶやいたことから、ソンジュの言う通りグプナが苦痛を与える可能性は少ないと思われます。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

まとめ

グプナは、鬼が狩りの際ヴィダという吸血植物を用いて神に糧を捧げ花が開いたら食べることができるという伝統的な儀式でした。

ヴィダは残念ながら架空の植物のため私たちは目にすることができませんが、自分たちが生きるために食することに感謝と敬意を捧げるために使用する神聖な植物を1度は見てみたいものですね。