電話をする支援者の背中

約束のネバーランドミネルヴァの最後の支援者スミーについて解説まとめ

週刊少年ジャンプにて連載中の「約束のネバーランド」は孤児院だと思って生活していた施設が、実は子どもたちを鬼の餌として飼育するための施設であり、そこから主人公エマたちは脱走を企て、新しい世界を目指す物語です。

今回は、エマたちの農園脱走を手助けした謎の人物・スミーについて調べたいと思います。

ミネルヴァの支援者・スミー

エマたちとグレイス・フィールド農園で育ったノーマンは、エマたちより一足早く「出荷」されることになるのですが、この「出荷」とは鬼の餌となることで、つまり死を意味します。

誰もがノーマンは出荷され死亡したと思っていましたが、実はノーマンは別の農園へ移されて生き延びていたのです。

ノーマンの行き先

胸の刻印を見せるノーマン
引用元:原作14巻85ページより

ノーマンが連れて行かれたのはラムダ7214と呼ばれる食用児の実験場で、ラムダでは人間への投薬や品種改良がおこなわれ、食用となる人間を量産していました。

より上質な人肉を食べたいという欲のために、人間を実験材料とし傷つける「試験農園」だったラムダ。そこで人間の人権はなく、管に繋がれ無理やり生かされている子どもが多くいました。

ノーマンは高い頭脳を持っており高級食用児だったことから、ラムダで研究材料とされ殺されずにいたのです。

ノーマンは研究材料としてラムダで利用されながらも、家族も仲間も全食用児が笑って暮らせる未来を作りたい、エマたちに再会したいと願い、ラムダ内で共犯者を見つけて脱獄します。

この脱獄の際に手助けをしてくれた人物こそが、スミーだとノーマンは語りました。

クローネに渡したペン

ミネルヴァのペンを発見するクローネ
引用元:原作3巻150ページ

まだノーマンがグレイス・フィールドに居た頃、ノーマンはウィリアム・ミネルヴァのペンを手に入れているのですが、このペンは農園の飼育監補佐・クローネが託したものでした。

ミネルヴァのペンには細工があり、ミネルヴァが食用児のために用意した支援へと導いてくれるもので、ノーマンからエマの手へと渡り、エマはペンを頼りにミネルヴァを探します。

この重要なミネルヴァのペンを、飼育監補佐・クローネに渡したのは、スミーであることがノーマンから明かされました。

クローネはエマたち同様食用児だった過去があり、自分たちが鬼の餌として飼育されていることを知り、人間が生き残るためには支配者側に加担するしかないことを察します。

農園という小さな社会から脱出する術を知らず、鬼たちに反撃することもできず、仕方なく飼育監となったクローネにスミーはミネルヴァのペンを託し、外の世界があるという希望を与えたのです。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

スミーの持つ情報網

ノーマンが作ったアジトを見上げるエマ
引用元:原作14巻56ページより

エマがハヤトたちに連れられてたどり着いた先には、大勢の子どもたちが笑顔で楽しそうに暮らす「アジト」と呼ばれる隠れ家がありました。

アジトは鬼たちに気づかれておらず安全で、衣食住も安定、大勢でコミュニティを築いていたのですが、なんとこのアジトはミネルヴァの名前を借りて、ノーマンが作ったものです。

アジトはノーマン1人で作ったわけではなく、スミーの持つ情報と関係網があったからこそだとノーマンは発言しており、スミーはノーマンの脱獄を手助けするとともに、ノーマンにスミーが持つ情報と関係網を受け継いだのです。

大勢の子どもが暮らせる大規模な集落を作れるほどのスミーの情報と関係網は、ノーマンの大きな力となったのは間違いないでしょう。

スミーの生死

ノーマンを試験農園ラムダから脱獄させ、莫大な情報とネットワークを託したスミー。

ミネルヴァがいない今、エマの強力な支援者となりえる存在ですが、エマはスミーと対面することはできませんでした。

一掃された支援者

最後の支援者スミーの左手とそれを掴もうとするノーマン
引用元:原作14巻87ページより

スミーはラートリー家の中に潜んでいた支う援者の一人でしたが、当主であるピーター・ラートリーが支援者を一掃したため、スミーは殺されてしまいました

ノーマンの語りぶりからも、食用児を支援していた人物は何名もいたようですね。

エマたちのように「この世界はおかしい」と異議を唱える者は、確実に存在していました。

農園という小さな社会に閉じ込められていると何もかもが当たり前となり、人権を無視したおこないも従うしかできませんが、やはり自由を求める者はエマたち以外にもいたのです。

最後の支援者

電話をする支援者の背中
引用元:原作12巻27ページより

エマたちがペンを頼りにたどり着いたシェルターで、エマたちは電話によるモールス信号を受信するのですが、このとき電話の人物が「生き残っておくれよ 少年少女達」と発言していることから、この電話の人物がスミーなのではと考えます。

ミネルヴァ本人の声は録音であり死亡していると思われ、電話の人物は「支援者」だとレイは考えますが、ミネルヴァの正体であるノーマンが同い年のエマやレイに対して「少年少女」と語るのは少し考えにくいことから、最後の支援者であるスミーがエマたちに接触したのではと想像しました。

まとめ

食用児を助けるミネルヴァを支援する最後の生き残りだったスミーは、ノーマンの脱獄を手助けしクローネやエマたち食用児に数々の道しるべを残しますが、ラートリー家によって殺害されていました。

ノーマンはスミーから受け継いだ情報や人脈を使って、楽園と呼ばれるアジトを設立。立派なリーダーとして食用児たちを守っていましたね。

私は、実はミネルヴァという人物は存在せずそれぞれの時代に食用児を助けたいと思う人物がミネルヴァを名乗っていたのではと思いました。ノーマンがミネルヴァの名前を借りてアジトを作ったように、スミーもまたミネルヴァの名前を借りて食用児の脱獄をアシストしたのではないでしょうか。

男性であること以外、顔も年齢もまったくわからないスミー。

謎に包まれているスミーの正体は、今後明かされることはあるのでしょうか。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?