学校、職場、いつの時代もいじめはなくなりません。
イジメは犯罪です。暴行罪、傷害罪、侮辱罪、それが分かっていても、いじめが無くなることは無いでしょう。
今回は「壮絶ないじめを題材にした漫画」についてまとめてみました。
壮絶ないじめを題材にした漫画
壮絶ないじめを題材にしたおすすめの漫画を見ていきましょう。
ミスミソウ
【おすすめポイント】
主人公の女子中学生が壮絶ないじめを受けていいて、卒業までの辛抱と耐え忍ぶ彼女でしたが、ある日、自宅が火災に遭い、両親は焼死し、妹が全身火傷という不幸に見舞われます。実はこれが、いじめっ子たちによる放火だったというから恐ろしい。
作者の、どことなく不気味さが漂う画風と相まって、全体的に薄ら怖い雰囲気の漫画です。都会から来た主人公をいじめのターゲットにする、排他的な、田舎特有のイメージがリアルに感じました。
イジメカエシ。-復讐の31(カランドリエ)-
【おすすめポイント】
学校のクラスメイトたちから陰湿ないじめを受けている主人公に、容姿端麗なお嬢様の転校生が友達になろうと近づいてきます。ある時、主人公がいじめを受けているのを目の当たりにした転校生は「ねえ、イジメ返ししない?」と、クラスメイトたちへの復讐をほのめかしてきて。。。
登場人物の心情がリアルな表情に出ていたり、転校生の外面とサイコパスな一面がうまく描かれているので、グロテスクなシーンが多いものの内容に引き込まれて読むのを止められません。
ビタミン
【おすすめポイント】
とある高校に通う主人公が、彼氏とのほんの些細なトラブルをきっかけにクラスでいじめられてしまうお話です。
最初は冗談半分だったのが徐々にエスカレートしていきました。
それに伴っていじめに加担する人数も増えていくという描写が10代の女の子の陰湿な特徴をリアルに捉えており、被害者である主人公の少しずつ暗くなっていく表情なども、マンガとはいえ当時小学生だった私は読んでいて怖いなと感じたのを覚えています。絵はとても可愛いです。
くにはちぶ
【おすすめポイント】
通称「くにはちぶ」と呼ばれる法律の対象になった主人公は、全国民から無視されるという日々をある日突然送らなければならなくなり、無視をしなくてはいけないのは家族でも同様で、その法律を破れば粛清されてしまいます。話しかけたクラスメイトは連れ去られ、そこからひたすら無視され続ける日々。
味方はおらず、敵は国民全員というあまりにも怖い法律に、前のくにはちぶの対象者は自殺を試みました。あり得ないと分かっていながらも、こんなことが実際に起きたら耐えられるわけがないと思う漫画です。
傷だらけの悪魔
【おすすめポイント】
いじめには主犯格だけでなく、主犯格をサポートしたり、見て見ぬフリをする人がいて、本作では、主犯格ではない人物にフォーカスしていて、心の奥にある陰湿さが非常にリアルに描かれています。周囲の環境次第では、私も同じように人を傷つけ、トラブルに巻き込まれていたかもしれないと考えさせられる内容です。
同時に、こうした場面に遭遇した時、自分はどうすれば良いのだろうとも思いました。特に、主人公の母親のキャラクターが強烈で、小さな子どもを育てる身として、あんな母親になりたくないと思う一方で、子どもが主人公と同じ立場になった時、どんな言葉をかけてあげれば良いのか、完結まで読み切った今も、私の中でまだ答えはでていません。
悪魔とラブソング
【おすすめポイント】
舞台は十塚学園と呼ばれる偏差値の低い学校に県で有名な聖カトリア、女子から退学になり転入してくる主人公がいるのですが、とても正義感が強い彼女はクラスから陰湿ないじめなどを受けて孤立していきます。
読んだ感想は私もいじめにあったことがあるのでいじめの描写がリアルで怖い印象を受けましたが、それでもなお、いじめに立ち向かっていく主人公の姿はとてもかっこよかったです。いじめを中心に物語は進んでいきますが、彼女に味方する登場人物が増えて恋愛要素もあるので、そちらも楽しめます。
壮絶ないじめを題材にした漫画のまとめ
いじめがやんだり、復讐を果たしたとしても一度傷ついた心が癒されるまでには相当な時間がかかります。
イジメ漫画を通して作者が伝えたかったことを感じ取り、現実世界でいじめが無くなることを切に願わざる負えません。