バスケット漫画「スラムダンク」の人気キャラと言えば、やはり湘北のシューター三井寿の名が真っ先に上がるのではないでしょうか。
そこで今回は、
- 三井寿がかっこいいとモテる理由
- 三井寿の過去とバスケ部復帰について
- 三井寿の髪型の変遷
- 三井寿と安西先生の関係
- 三井寿の友達
- 三井寿の声優の情報
など、三井寿の背景について紹介したいと思います。
三井寿がかっこいいとモテる理由は何?
【名前】 | 三井寿(みつい ひさし) |
【あだ名】 | 三っちゃん、ミッチー |
【年齢】 | 17~18歳(高校3年) |
【学校】 | 湘北高等学校3年3組 |
【身長】 | 184㎝(高校1年時176㎝) |
【体重】 | 70㎏(高校1年時63㎏) |
【ポジション】 | SG(シューティングガード)、GF(ガードフォワード) |
【背番号】 | 14番 |
【出身中学】 | 武石中学 |
【実績】 | 中学MPVシューター |
【初登場】 | 単行本6巻#51「スーパー問題児」 |
【声優】 | 置鮎龍太郎 / 笠間淳(THE FIRST SLAM DUNK) |
三井寿と言えば、初登場時は湘北バスケ部を潰そうとしていた不良グループの一人でしたが、どういうわけか男女問わず読者から「かっこいい」と大人気のキャラクターです。
ではどうして読者にモテるのかと言えば、
- ルックス
- プレースキル・プレースタイル
- 挫折と復活
- 人間臭さ
これらの要素が合わさり幅広い層に人気が出たからでしょう。
ルックスは言うまでも無く180㎝近い理想的なスポーツマン体系で顔立ちも悪くないため、当時の流行もありますが不良時代の髪型を除けば男女ともに読者から見た三井はカッコいいに分類されます。(入院時には看護師からかわいいと評価されている)
バスケット選手としては中学MVPを獲得するほどの実力を持ち、シューターとしてはブランクありで全国レベルです。
そして、高校入学時の怪我が原因で疎外感を覚え、焦りから怪我を悪化させたばかりにバスケから遠ざかると非行に走りますが、二年後、三年生となって再びバスケへの情熱を取り戻すと短髪に戻して復帰しました。
復帰後は、中学時代の経験値に頼りながらもスタミナの少なさを自責し無駄な二年間を後悔する姿が描かれており、失った時間を取り戻そうとバスケに打ち込む姿は思わず応援したくなるようです。
三井が男女ともに好かれているのには、バスケットプレイヤーとしては優秀かつシューターとしては全国レベルの実力を持ちながら怪我が原因でバスケを離れ非行に、そして二年のブランクを悔やみながら湘北バスケを勝利に導くために全力で試合に興じる姿が熱い!という背景があるからでしょう。
また、意外と後輩の面倒見がいいのも人気の理由かもしれません。
本人はブランクのせいで当時の実力に及んでいないと思い込んでいますが、プレースキルとしては格段に上達しているという点を恩師と仰ぐ安済先生が気づいているのがジーンときますね。
三井の不良時代はアレですが、復活後のあきらめの悪い男はカッコいいのでモテる理由は良く分かります。
三井寿は漫画内では男にモテる
三井は読者に、特に女性人気が高いようですが、劇中ではプレーで歓声は上がるもののイケメン設定の流川楓や藤真健司のような黄色い歓声はあまりありません。
しかし、中学時代は優秀なプレーヤーだったため味方のバスケ部をまとめ上げるカリスマ性があり信頼されていたことから、男に好かれる(尊敬の意味で)素質があることがうかがえます。
そのモテ度合いは、バスケ部復帰後も不良仲間だった堀田徳男が三井応援団を結成し応援に駆け付けるほどである他、あの鉄男が素直に従うということは三井には人を引き寄せる何かがあるのでしょう。
三井寿の過去
三井は元々武石中を県大会優勝に導く最優秀選手でしたが、怪我が理由でぐれてしまいました。
中学卒業後は湘北高校に入学し同じ武石中から進学したバスケ部仲間と湘北バスケ部に入部し、全国制覇を目標に掲げます。
ですが、1年生同士の練習試合中、素人に毛が生えた程度の赤木剛憲のデカさに次第に抑え込まれると苦悶の表情を浮かべ、高さで敵わない分スピードとテクニックで翻弄しようとしたところ、膝を故障しました。
退院後、インターハイ予選に間に合わせるため松葉杖をつきながらも部内に顔を出すと、上半身のトレーニングをしながら練習風景を眺めますが、成長していく赤木剛憲を見て満足気な笑みを浮かべる安西先生を見て対抗心を覚えます。
負けん気から完治前には松葉杖を手放してバスケの練習を影で行っており、痛みが無いと分かるや否や部に復帰しプレーを再開するも、無理をしたために再び膝を痛め入院することになりました。
以後、試合で活躍する赤木剛憲を遠くから見ては自分が居なくても大丈夫なことを確認し喪失感を覚え自らバスケに距離を置くと、非行に走り不良になってしまいます。
しかし、不良になっても煙草を一度も吸う事をしなかったのは、バスケットへの未練からでした。
三井寿のバスケ部襲撃から復帰まで
三井は怪我と赤木への嫉妬から自らバスケ部を去りぐれてしまいましたが、単行本6~8巻収録のバスケ部襲撃事件を引き起こした後に9巻で復帰しています。
不良時代の三井が宮城リョータに絡んだ理由は、昨年宮城がバスケ部期待の新人で自分が怪我で失ったモノを持っていたからだと考えられており、本心ではバスケを続けたいと思っていました。
バスケ部を襲撃した際には、1年生の頃に湘北を日本一にするために強くして全国大会を目指すと豪語した三井に対し、木暮公延から「夢見させることを言うな!」と告げられると心が揺れ動き、登場した安西先生を前にすると忘れようとしていた熱を思い出しバスケがしたいと号泣します。
そして、意地もプライドも捨ててバスケ部に戻った三井は、2年間のブランクを埋めるために猛特訓を始めるのでした。
三井はロン毛から短髪に
不良時代の三井はロン毛でしたが、単行本9巻#72「START」からは髪を切って短髪に変わっています。
三井寿と安西先生の関係
中学時代、武石中でプレーしていた三井は県大会優勝を経験していますが、優勝に至ったのは安西先生に励まされたからです。
武石中対横田中の一戦、ラスト12秒で1点差で負けていた武石中は相手ボールで始まるという苦境に立たされていましたが、三井は絶対的な自信を前にチームを鼓舞し続けていました。
しかし、相手チームから無理してボールを奪い取るために来賓席に衝突すると、時間のロスに完全に勝ちを諦めて絶望します。
すると下を向いていた三井の許に来賓席にいた安済先生が近づき「最後まで希望を捨てちゃいかん、あきらめたらそこで試合終了だよ」と激励の言葉を投げかけると、塞ぎ込んでいた三井は面を上げて安西先生を見据えました。
希望を捨てたらいけない──安西先生から受けた言葉が三井の動力源になると、三井は相手チームからボールを奪い3Pシュートで逆転勝ちを決めます。
そして、この時三井は安西先生の下でバスケットがしたいと思うようになり、安西先生がいる湘北高校に進学を決意しました。
三井にとって武石中県大会優勝は、安西先生あってこその結果であり、その安西先生に恩返しするために湘北バスケ部を全国大会に導こうと決起したのです。
三井寿の友達・堀田徳男と鉄男
三井にはバスケ時代の仲間と不良時代の仲間がいますが、バスケ部に復帰した三井を最後まで応援したのが堀田徳男率いる三井応援団の友達です。(取り巻きの名前は不明)
■堀田徳男
湘北高校では番長の立ち位置で周囲を威圧していましたが、三井がバスケに未練があると知ると本当はバスケ部に戻りたいのではと歩み寄るなど、三井のバスケ部復帰を後押ししました。
その後は三井の応援団を結成し三井の試合には必ずと言っていいほど駆け付け全力で三井の応援をしています。
付き合いは三井がぐれた高校2年からですが、堀田は三井の活躍を心から応援し、シュートを決めると涙ながら雄叫びを上げました。
■鉄男
そして、三井を応援する影の友達が不良仲間の鉄男です。
彼は実際のところ友達と呼んでいいのかは分かりませんが、バスケ部襲撃時には三井に力添えをする他、三井が元々湘北高校バスケ部であることが語られた際には黙って話を聞いています。
また、三井がバスケ部に復帰後、膝の検査のために病院から出てきた際に再会すると、髪を切った三井に対しスポーツマンみたいだと述べつつ「そっちの方が似合ってるよおめーには」と笑みを浮かべてエールを贈りました。
三井と鉄男の関係は深掘りされていませんが、不良時代の三井とは馬が合ったのでしょうか。
三井寿の声優
三井の声優はアニメ版は置鮎龍太郎さん、2023年の映画版は笠間淳さんが務めました。
【名前】 | 置鮎龍太郎(おきあゆ りょうたろう) |
【所属】 | 青二プロダクション |
【誕生日】 | 1969年11月17日 |
【代表作】 |
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【来歴】 | 福岡県北九州市生まれ、大阪府大阪市育ちの声優・舞台俳優で、劇団ヘロヘロQカムパニーにも所属しています。
既婚者で奥さんは声優の前田愛さん。
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【名前】 | 笠間淳(かさま じゅん) |
【所属】 | 東京俳優生活協同組合 |
【誕生日】 | 4月10日 |
【代表作】 |
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【来歴】 | 広島県出身の男性声優で、中2の頃に新世紀エヴァンゲリオンを見て声優を意識し中国新聞社に就職後、2011年に俳協ボイスアクターズスタジオに入所し2013年に俳協所属しました。
趣味はバスケットボールだそうです。 |
三井寿がかっこいいとモテる理由のまとめ
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三井は全国レベルのプレースキルを持っていながらも対抗心・焦燥感から怪我をしバスケ部を去ると、自分が捨てたものを持っている宮城に嫉妬するなど、不良時代はどうしようもない人間でした。
しかし、バスケを続けたい思いを解放した後は、意地もプライドも捨ててバスケに打ち込むスポーツマンとして心を入れ替えており、技術の高さはもちろん、チームの育成にも尽力する理想的な選手に成長しています。
スタミナの無さだけが唯一の欠点でありながら、疲弊後の諦めの悪さや、終盤の3Pシュート精度の高さはもはや主人公を差し置いて主人公をしており、三井無しでは敗戦していた試合ばかりでした。
そういった活躍も三井の人気の理由であり、かっこいいと言われる所以でしょうし、不良からスポーツマンに移行したギャップが読者にモテるのだと思います。
やっぱり、三井の3Pシュートは盛り上がりますからね。