桂馬の元に突然挑発的なメールを送り、エルシィを派遣した駆け魂隊の室長のドクロウはガイコツの体をマントで覆っており不気味な存在ですが、性格はかなりお茶目でエルシィやハクアを何かと気にかけてくれる優しい上司です。
見た目も含めて謎の多いドクロウの正体について見ていきましょう。
ドクロウの誕生日は?スリーサイズは?声優は?
ドクロウのプロフィールです。
- 本名:ドクロウ・スカール
- ジョブ:駆け魂隊室長
- 年齢:不明
- 誕生日:7月1日
- 職業:冥界府法治省極東支局亡霊対策室長
- 血液型:不明
- 身長:140cm-180cm
- 体重:不明
- スリーサイズ:不明
- 利き手:右利き
- 声優:くじら
ドクロウは地獄の英雄
ドクロウはアルマゲキナという地獄の戦いで、自身の体を失いながらも大きな戦果を上げ英雄となりましたが、地獄の地表は生物の住めるところではなくなり、生まれてくる子供の魂まで使ってしまったため未来を失いました。
そんな地獄の現状を案じたドクロウは、アルマゲキナを起こしたサテュロスという組織の中枢に入り込むために英雄という立場を利用し出世していきます。
ドクロウは以前からサテュロスに疎まれており、ヴィンテージの起こした事件が明るみに出たのをきっかけに、ヴィンテージの統率をしていたという罪を着せられて暗殺されました。
過去編で桂馬の協力者として活躍したドクロウ
セカイの未来を危惧していたドクロウは、人間界に自分の分身を送り女神救出とセカイ平和を実現した未来から連絡をもらえるように計画していました。
桂馬は「攻略編」「女神編」を通してセカイを救えたので、天理と女神たちによって過去に飛ばされ、そこで出会ったドクロウの分身で中学生くらいの女の子「ドクロウ」が、桂馬と共に過去と未来が繋がるように細工します。
ドクロウは桂馬が関与していることがヴィンテージにバレない様に追っ手を一人で撃退し、桂馬を陰ながら守ることを誓って、桂馬を未来へ帰します。
ドクロウの正体は二階堂先生?
ドクロウの「ずっとそばで、守ってあげるからね」という言葉で過去編最大の伏線を理解した桂馬を見守り、駆け魂隊の活動を陰ながら支援していたのは、10年経って大人に成長したドクロウこと二階堂由梨先生だったのです。
連載当初からキャラが立ちすぎるわりに謎の多い二階堂先生はどんな人でしょうか。
二階堂先生の誕生日は?スリーサイズは?声優は?
- 本名:二階堂由梨
- ジョブ:サド国語教師
- 年齢:23歳
- 誕生日:6月30日
- 職業:舞島学園高校2-B担任・担当科目は国語
- 血液型:AB型
- 身長:168cm
- 体重:55kg
- スリーサイズ:B89-W58-H85
- 利き手:右利き
- 特殊能力:教師キック
- 声優:田中敦子
教師としての二階堂先生
地元の有力者である白鳥のおじいさんによって戸籍を獲得し、教師となったドクロウは二階堂由梨と名前を変えました。
桂馬や不良生徒たちを容赦なくボコボコにするほどの体罰上等教師で、桂馬が授業中にゲームをやっているのを快く思わず、結果的に段ボール一杯になるほど没収します。
後輩の長瀬純が教育実習に来て駆け魂に入られた際、女子バスケ部で全国制覇をしていたことも判明しています。
二階堂先生は地獄関係者
二階堂先生は結攻略と檜攻略の10巻と11巻で羽衣と駆け魂センサーを使用したり、魂度4の駆け魂を拘留ビンで捕獲しています。
ハクアやノーラのことも小娘たちと呼んでいるので、この時点では他の悪魔の協力者の人間ではなく、かなりベテランの悪魔であることが読み取れますが、正体が判明するのは終盤の25巻です。
過去編で桂馬から事の顛末を聞いていた二階堂先生は、時代や桂馬が間違った方向に逸れないように桂馬たちの動向を陰ながら見守っていました。
リミュエルとも仲良し
ドクロウは人間界で倉川灯として生活しているリミュエルと一緒に行動することが多いです。
リミュエルはエルシィが育った救命院の首長の娘であり、新地獄の英雄であるドクロウとも古い付き合いですので、エルシィがラスボスの生まれ変わりであることも知っているでしょう。
二人はセカイを救うために、女神たちの保護と信頼できる悪魔を見出す活動を人間界でしていました。
二階堂先生はドクロウの分身
23巻223話,224話で地獄のドクロウが少女のドクロウに「わが分身」と話しかけていました。
地獄の英雄であるドクロウの分身ですので、ドクロウほどというわけではないですが、魔力や戦闘力は桁違いです。
戦闘力は英雄級
二階堂先生はドクロウの分身としてある程度の戦闘力を引き継いでおり、過去編では白鳥のおじいさんの私兵が敵わなかったヴィンテージをたった一人でせん滅するほどの戦闘力を持っています。
人間界で10年生活し身体がほぼ人間になってしまいましたが、ハクアが敵わなかったリューネと互角に戦い、その時に負った傷も翌日にはほとんどよくなっていました。
桂馬おにいちゃんが大好き
過去編で出会ったときは中学生くらいの見た目だったドクロウですが、生まれたばかりですので字も書けないしトイレの仕方も分かりません。
成り行きで仕方なく世話をする桂馬を見て、母の麻里は「桂馬がお兄ちゃんをやってる!」と大喜びします。
ドクロウも桂馬のことを「お兄ちゃん」と呼ぶようになり、桂馬に対する信頼と好意をどんどん強めていきますが、愛情表現はエルシィが嫉妬するほどでした。
教師と生徒という関係でそっけなかった二階堂先生でしたが、リューネとの戦いで渡航機が破壊された際は「お兄ちゃん」呼びがとっさに出ています。
桂馬を不快に思うようなしかめっ面も、桂馬と話せるのが嬉しくて仕方がないのを押し殺した表情だと思えばとても可愛いです。
天理は裏で会っていた?
20巻198話で、桂馬を過去に送った後、天理が二階堂先生と話しているシーンがあります。
天理は10年前に桂馬からもらった手紙に忠実に従うために、白鳥のおじいさんや二階堂先生と密に連絡を取り合いながら計画を進めてきました。
引っ込み思案だった天理が「ドーちゃん」と呼び、強い悪魔として信頼するほど、二人はとても仲良く10年過ごしてきたことでしょう。
ドクロウのエンディングは?
天理が10年間桂馬を想い続けたのと同じく、少女だったドクロウもセカイを救う活動をする傍ら、桂馬のことを想い続けていました。
セカイを救うカギである桂馬がサテュロスからマークされないように、想いを募らせながらも近付き過ぎないように努力していたのです。
セカイが救われたのを見届けて二階堂先生は教師を辞め、桂馬の前から去っていきます。
ドクロウとしての最後の笑顔は、戦いが起こらなかったこと、最愛の桂馬が幸せを見つけることができたことに対する喜びを表しています。
ドクロウの正体のまとめ
地獄の英雄であり駆け魂隊の室長であるドクロウは、人間界に分身を送り、セカイを救うために未来から救世主を呼ぶという作戦を考えました。
自身は地獄で暗殺されますが、人間界で二階堂由梨として駆け魂隊のサポートをしていて、ドクロウの望んでいた戦いの無い平和なセカイで、今度こそ婚期を逃す前に幸せをつかんで欲しいです。