リライフの日代千鶴の過去と正体とは?海崎新太とはその後どうなった?

2013年に漫画アプリcomicoで連載が開始し、2016年にはアニメ化もされた人気作品ReLIFE(リライフ)は、2014年にはcomico初の単行本化された作品になりました。

  • 日代千鶴の本当の正体とその過去
  • 日代千鶴と海崎新太はその後どうなったのか

今回は、物語の核でもある以下の2点について客観的な意見も交えながら、解説していきたいと思います。

リライフの日代千鶴の正体は被験者001だった

日代の正体も主人公の海崎と同じように大人であり、またリライフ実験の被験者でした。

海崎と同じようにリライフ研究所の夜明了にスカウトされていて、日代もまた薬を飲んで高校生に戻り、リライフ実験を送っていたのです。

日代千鶴の本当の年齢

実際の日代千鶴の年齢は28歳です。

私も日代が大人で年齢が28歳だと知った時は驚きました。

  • ものすごい不器用
  • 極度のコミュニケーション音痴
  • 周囲に全く興味がない
  • 恋愛感情自体を理解していない
  • 思ったことをそのまま言ってしまう

などなど、そういった面で精神の幼さを感じてたので、高校生でも違和感がなかったのでしょう。

日代千鶴の過去

日代は中学、高校、大学と優秀な成績を残し続けましたが、日代は幼少期に転校を繰り返していたことにより徐々に感情を失ってしまっていったのです。

社会人になったとき仕事は出来ましたがコミュニケーション能力に難点があり、周りと連携を取らずに一人で何もかもをやろうとしていたので、周りと頻繁に衝突していました。

結果的には自主退職をすることになり、それを何回も繰り返していたのです。

就職活動も書類選考の段階で通らなくなり行き詰っていたところ、リライフ研究所の職員である夜明了にスカウトされ被験者としてリライフ実験に参加しました。

日代千鶴が被験者を卒業できなかった理由

海崎が被験者NO.002だという事で、前年に日代は被験者NO.001としてリライフ実験を行っていました。

学校には1年間通いましたが普段の休み時間や昼休みや夏休み、文化祭など人に壁を作りずっと一人で過ごしたり、夜明了自身もリライフ研究所の上層部から、被験者の成長が見受けられないとの事で叱られる日々。

結果として夜明了がサポートした日代千鶴に対するリライフ実験は失敗に終わってしまいました。

日代の担当だった夜明了は日代に対してもう1年続ける事を提案し、日代もまた変わりたいという強い意志を持っていたため、もう1年被験者としてリライフ実験を続行することに。

夜明自身もまた、もう一度日代の可能性に賭けてみたのでしょう。

そして2年目のリライフ生活で日代千鶴は海崎新太に出会ったことにより、大きく変わっていきます。

日代千鶴と海崎新太の関係

主人公の海崎新太もリライフ実験の被験者なので実年齢は27歳

転入してきて間もない海崎と話している内に、友達になって欲しいと感じた日代は海崎に連絡先を聞きます。

成長するため日代なりに精一杯勇気を出して聞いたのでしょう。

日代の被験者実験2年目に対する意気込みを感じました。

その後クラスメイトの大神(おおがみ)や狩生(かりゅう)を中心とした、男女関係や友人関係などの悩みやトラブルを、海崎と二人で協力して解決することで仲を深めていく中で日代は海崎以外にも友達ができ、壊滅的だったコミュニケーション能力もどんどん上達していきました。

順調に事が進んでいく中での夏休みに友人たちと花火大会に行く事になるのですが、この花火大会をきっかけに日代千鶴と海崎新太の関係性は別の形へ変わっていくのです。

花火の時に海崎新太は日代千鶴に告白しても良かった

友人たちと花火大会に行った際、日代と海崎は二人きりで花火を見ながら話す場面があります。

このとき海崎は自分の日代に対する本当の想いに気付き告白しようとしますが、

  • 自身が被験者
  • 相手の日代は高校生
  • 実験終了後に自分に関する記憶がすべて消えてしまう

ということから、日代を抱きしめたい気持ちをぐっとこらえて気持ちを伝えることはありませんでした

自分以外ともっと接して高校生活の思い出をたくさん作ってほしいという海崎なりの気遣いなのかもしれませんが、リライフの目的は心の傷を負う前の本当の自分を取り戻すことなので、たとえ相手の記憶が消えてしまうとしても青春を謳歌することが海崎、もっと言えば日代のためになる。

結果論ですが、この花火の時に海崎が日代に告白していればもっと早く2人の関係が縮まった、そう考えると2人で花火を見たこの時が大きなターニングポイントだったのでしょう。

ですが海崎は自分自身の気持ちに嘘はつけませんでした。

この、どこにもやり場のない気持ちは読んだ時は私自身も胸が痛くなってきました。

海崎の気持ちが報われる日は来るのでしょうか。

日代の海崎に対する想い

一方、日代は花火大会の後日に学校で海崎の正体もリライフ被験者ではないのかと夜明に問いかけますが、夜明はもちろん答えません。

実験の事が他者にバレたらそこで実験は終了しますし、仮に実験が成功したとしても卒業したら自分の事を周りは忘れます。(記憶から消去される)

海崎もリライフ被験者の日代もリライフ被験者なのでお互いの事は忘れてしまうのですが、その日の夜に日代も海崎に対する想いに気付きます

夜明に問いかけた件といい、日代もまた海崎が高校生だという事に葛藤しているのでしょう。

海崎新太と日代千鶴はその後どうなった?

そして、月日は流れ二人は無事に実験を卒業しそれぞれ元の大人だった頃に戻ったのですが、日代と海崎はお互いに思いを伝える事が出来ないまま大人に戻りました。

大人に戻る前の最後の会話シーンは表情にもお互いへの想いが溢れ出ていて切なく、このシーンを何回見ても涙腺に熱いものがこみ上げてきます

大人になった日代千鶴

大人になった日代千鶴はリライフ研究所に就職。

実は海崎新太もリライフ研究所に就職していて、海崎は就職場所を決める際に自分みたいな人を救いたいという理由で夜明了にリライフ研究所への就職を希望しました。

夜明了の粋な計らいで就職先を決めあぐねていた日代にもリライフ研究所への就職を薦めて、2人は新入社員歓迎会で再び顔を合わせることになったのですが、お互いの事は忘れている状態

新入社員歓迎会後に店の外で海崎と日代2人きりで会話する場面があって、海崎は日代の「携帯をくれませんか」というセリフに既視感を覚え、そして会話の最中、被験者だった際に日代と連絡先を交換した時の記憶がフラッシュバックし、次々に日代との記憶を思い出していきまし

そして、今話している相手が  ”日代千鶴”だと確信

海崎は日代に対して「日代さん……」と問いかけますが、一方の日代は相手が海崎だという事にまだ気づいていません。

日代千鶴の記憶はどうなった?

「日代さん……」と問いかけられた日代千鶴もこの呼び方にデジャビュを覚え、日代も同じように被験者時代だった際の記憶がフラッシュバックし、次々に海崎との記憶を思い出していきました。

そして、今話している相手が ”海崎新太”だと確信し日代は海崎に対して「海崎さん………」と問いかけて、こうしてお互いの事を完全に思い出した二人は熱い抱擁を交わします。

今までの葛藤や辛い思いが全て払拭し、二人が抱擁するシーンを見て私は素晴らしい物を見れたと感動しました。

2人はその後、公園で話します。

海崎が日代に告白し、日代はそれを受け入れ海崎と日代は被験者時代の時を超え結ばれました

お似合いの2人なので、いつまでも幸せでいて欲しいです。

まとめ

  • 日代は大人に戻った後リライフ研究所に就職
  • 海崎も大人に戻った後リライフ研究所に就職
  • 日代と海崎はお互い被験者時代だった頃の記憶を取り戻し、日代と海崎は結ばれる事となった

大人になってもお互いに対しての記憶を取り戻すという事は、相手に対する想いが相当強かったのでしょうね。

何はともあれ、こっちまで幸せになれるハッピーエンドで良かったですし、結末を知っている状態で最初から漫画やアニメをみると、また違った視点で見れたりするのでオススメです。