ミネルヴァの顔を隠すフクロウ

週刊少年ジャンプにて連載中の「約束のネバーランド」にて物語の鍵となるであろうウィリアム・ミネルヴァという人物の存在がありますが、物語の序盤からミネルヴァという名前は登場しているものの、はっきりとした姿はいまだ公開されていません。

謎に今回はそんな包まれたミネルヴァをおさらいしつつ、約束のネバーランドを考察していきたいと思います。

エマの希望ミネルヴァという人物

ミネルヴァの顔を隠すフクロウ
引用元:原作14巻表紙より

主人公エマが食用として飼育される農園から逃げ出し外の世界で家族と笑って暮らしたいという希望を見つけることができた理由は、ミネルヴァの存在があったからです。

エマは顔どころか性別・姿かたちもわからない相手ミネルヴァが残したわずかなヒントを頼り農園から脱走しますが、エマがそこまで信頼を置き会いたがったミネルヴァとはいったい誰なのか?

本当に信用できる人物なのでしょうか?

農園の外の世界を教え導いてくれたのはミネルヴァ

レイにペンを見せるエマ
引用元:原作5巻87ページより

農園で1番の頭脳を持つ天才・ノーマンがエマへ渡したミネルヴァのペンには仕掛けがあり、ある地点を目指すようにヒントが隠されていて、鬼に追われず物資もある世界へ子どもたちを無事送り届けるためにエマはペンを頼りにミネルヴァを探すしか他に方法がありません。

最初は藁にもすがる思いで一か八か農園から脱走しミネルヴァを追うエマでしたが、エマは希望を持てるアイテムを二つ所持していました。

  • 目指すべき方向を示してくれる仕掛けのあるペン
  • 冒険の書

ペンは暗号を入力すると進むべき道を示してくれる仕掛けがしてあり、「冒険の書」は農園から脱走したエマたちに外の世界のことを教えるガイドブックとなっており、エマたちはペンと冒険の書に命を救われたことからますますミネルヴァへの信用を高め、尋ねることを決意します。

ペンが示す場所にあったもの

机の上に足を組むユウゴ
引用元:原作7巻8ページより

ミネルヴァであれば自分の望む明るい未来を叶えられるかもしれないと思ったエマは、とにかくミネルヴァを探しペンが示す安息の地であろう場所にたどり着きますが、そこで待っていたものはエマたちと同じ食用児でシェルターで孤独に暮らす中年の男性ユウゴでした。

ユウゴはエマ同様ミネルヴァを探してここへ来た人物でしたが、ユウゴのおかげでエマたちはミネルヴァのヒントを得て支援者と名乗る人物との接触に成功。エマたちはふたたびミネルヴァを目指します。

導かれた先にいたのは親友・ノーマン

机に手をつくノーマン
引用元:原作14巻67ページより

ユウゴたちと別れたあと道中出会った少年に連れられてエマは予期せずミネルヴァと対面することになりますが、目の前にいたのは食用として出荷され死亡したと思っていた親友のノーマンでした。

ノーマンはその天才的な頭脳からすぐには食用にされずラムダという食用児の実験場へ連れていかれていたのですが、スミーというミネルヴァの支援者の力を借りてラムダから脱走し子どもたちが安心して暮らせる楽園を造りながらエマとの再会をずっと望んでいたのです。

なぜノーマンはエマを騙すようなことをしてまでミネルヴァに成りきったのでしょうか?

  • 子どもたちを住まわせる楽園を造るためリーダーになった
  • ミネルヴァの持つ人脈を利用したかった
  • 邪魔な食用児を殺そうとするラートリー家への牽制
  • 鬼たちと交渉をするため

上記の理由からノーマンはミネルヴァに成りきり、自分の最大の目的である「鬼の絶滅」を達成するためにラムダ脱走のあとからずっとミネルヴァとして生きていたのです。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

本物のミネルヴァは誰なのか?生死は?

ミネルヴァの地位を借りるためノーマンはミネルヴァを演じエマを導いていましたが、では本物のミネルヴァとはいったい誰なのかをご説明していきます。

ジェイムズ・ラートリーこそが真のミネルヴァ

電話を受けるピーター
引用元:原作9巻51ページ

ラートリー家35代目当主ジェイムズ・ラートリーこそが、エマを導いたミネルヴァの正体であることが明かされています。

ラートリー家とは1000年前に「あの方」と約束を結び現在まで代々人間と鬼の調停役を担っており、鬼との約束を忠実に守ることで世界の均衡を保っていた一族ですが、一族の末裔ジェイムズ・ラートリーは食用児を助けたいという思いからミネルヴァという名前を使いペンや冒険の書やシェルターを食用児に残して生きる希望・選択肢を伝えていました。

ジェイムズの弟ピーターは兄ジェイムズが食用児の手助けをすることが、世界の平和を乱す行為だと懸念してジェイムズを殺害していますが、ジェイムズの死体は見つかっていないようです。

ジェイムズ(ミネルヴァ)はすでに死亡している

時計を見ながら電話するミネルヴァ
引用元:原作9巻38ページより

ミネルヴァ自身が録音した電話でミネルヴァは裏切りにあっていて命を狙われていることがわかっており、その数か月後に弟ピーターがミネルヴァ殺害報告を受けています。

ピーターによって食用児を支援する者たちは全員一掃されている点や、ノーマンが最後の支援者として接触をしたスミーという人物も死亡している点から、ミネルヴァの死は濃厚ですが死体が出てきていないのが気になるところであり深読みしてしまいますね。

殺害はしたが死体がないということはミネルヴァは再生したか、肉体だけ誰かに持ち出されたかでしょうか?

鬼は再生能力があることや、食用児の実験場ラムダで人間ではありえない能力を備えた子どもが誕生していることからも、死体を見ていなければ死亡したことがなかなか信じられないですね。

エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

まとめ

エマを導いてきたウィリアム・ミネルヴァの正体は、食用児たちを助けたいと願うジェイムズ・ラートリーで彼はすでに死亡しておりエマはミネルヴァ本人と対面することが叶いませんでした。

しかしミネルヴァの死体は発見されておらず、まだどこかで生きている可能性もゼロではないので、常に希望を与えてきたミネルヴァがどんな姿であろうとエマと対面できるといいなぁと願ってしまいます。

余談ですが「ミネルヴァ」という名前はローマ神話の中で知恵を司る女神として登場しているので、女神ということは女性が関係してくるのでは?エマがミネルヴァの役割を担っていく可能性もあるかもしれません。

1000年に渡る鬼と人間の憎しみ合いがエマたちによっていよいよ終止符が打たれようとしていますが、ミネルヴァの意志はどこまで反映され受け継がれていくのでしょうか。

おすすめの記事