ヨコハマディビジョンが教えてくれる『生きるのに大切な9つのこと』

突然ですが、あなたはヨコハマディビジョンについてどのような印象をお持ちですか?

ヤクザ、汚職警官、元軍人……この設定だけ聞くと、闇社会を覗いてしまうドキドキ感がありますよね。

でもそんな彼らだからこそ教えられる、本当に大切なことがあると私は考えました。

  • ヨコハマディビジョンが好きな方
  • ヒプノシスマイクの魅力をもっと知りたい方

そんなあなたに、ぜひお届けしたい記事がこちらです。

ヨコハマディビジョンのキャラクター一覧

ヨコハマディビジョンの魅力をお伝えする前に、まずは各キャラクターの詳細な情報から。

碧棺左馬刻(あおひつぎ さまとき)

MTCのリーダー、ヨコハマ界隈を仕切るヤクザ。
MCネーム『Mr.Hc(ミスターハードコア)』年齢/25歳 身長/186cm
性格は硬派で、喧嘩っぱやいが女性には絶対に手を出さない。
(声:浅沼晋太郎)

入間銃兎(いるま じゅうと)

MTCのメンバー、現役の警官。
MCネーム『45 Rabbit(フォーティファイブ ラビット)』
年齢/29歳 身長/181cm
面倒見が良く、ヨコハマディビジョンのまとめ役に回ることが多い。
(声:駒田 航)

毒島メイソン理鶯(ぶすじま めいそん りおう)

MTCのメンバー、元海軍の一等軍曹。
MCネーム『Crazy M(クレイジーエム)』
年齢/28歳 身長/191cm
性格は穏やかだが、敵に対しては容赦しない。
(声:神尾晋一郎)

ヨコハマディビジョンの新曲に学ぶ大切なこと

2020年1月29日にリリースされた、ヨコハマディビジョンのニューアルバム「MAD TRIGGER CREW-Before The 2nd D.R.B-」。皆さんはもうお聞きになりましたか?まずはこちらの楽曲から、3人の「大切にしていること」を読み解いていきましょう。

「Gangsta’s Paradise」(碧棺左馬刻ソロ曲)

「力任せにのさばる正義」……印象的なワードから始まるこの曲、『Gangsta’s Paradise』。タイトルの意味は直訳すると「ギャングたちの楽園」ですが、「ギャングの世界」と訳したほうが歌詞上の意図に近いかもしれません。初め聞いたときの印象では、「力任せにのさばる正義」は中央区のことを指しているのかと考えたのですが、もう少し深掘りしてみると、さらにいくつもの意味が織り込まれているのです。

まず「のさばる」と聞くと私は思わず「悪」という言葉を思い浮かべてしまうのですが、ここでは真逆の「正義」という言葉が使われていました。これは左馬刻の立場、「ヤクザ」の視点に立ってみると、世間一般で言われる「悪」に該当する存在が、彼らの間では「正義」と呼ばれていると分かります。

しかし、この楽曲の中では同じく一般人や社会、ヤクザに対しても強いアンチテーゼが歌われています。たった一人でヨコハマの街を生きる、そんな立場の彼だからこそ、誰よりも公平な目で世の中を見つめることができるのかもしれませんね。そしてそれこそが人としての強さの証であり、生き抜くことの厳しさ、生々しいリアルを切実に歌った歌詞にも非常に説得力があります。

「Uncrushable」(入間銃兎ソロ曲)

「本当はお前が居ればなーなんて思う事だってあるけど そっちの分までこっちでやるから任せとけ。銃兎のソロ楽曲は、今回も寂寥とした雰囲気を漂わせていました。ドラッグにより命を絶つことになった両親、そして親友への、冥福を祈る深い悲しみとリスペクトがこうした楽曲を奏でているのでしょう。

彼は作中で汚職警官と揶揄されていますが、公式のキャラクター紹介などを見ても分かる通り、実際のところ悪事に手を染めることもしばしばあるようです。それもすべてドラッグを根絶するという強い情熱からの行動ですので、「そっちの分までこっちでやるから任せとけ」という歌詞から感じられるように、彼の中には非常に強く、曲げられない信念があるのです。

その信念は、保身に走っているばかりでは達成できない大いなる野望、すなわちドラッグの根絶を指すのですが、私は考えてしまいます。どれほど途方もない野望を抱いたとして、果たして彼ほどのリスクを冒すことが、そうそうできるものでしょうか?

「そっちの分までこっちでやるから任せとけ」。私はこの一言に、彼のクールな見た目からは想像もできないような強い感情、過去を過去として泣き寝入りしないという、誰よりも強い正義感を感じてしまうのです。

「2DIE4」(毒島メイソン理鶯ソロ曲)

「そのために死ねる何か 見つけてない人間は、生きるのにふさわしくない」。理鶯の穏やかな性格とは裏腹に、あまりにも衝撃的な言葉から始まるこの楽曲。しかし彼の軍人という生き様を貫き続ける姿を見ていると、心の底から納得してしまうのがこの言葉です。

ここでふと、疑問がわいてきました。ここでいう「そのために死ねる何か」とは、いったい何のことを指すのか。国家の未来?己の信念?もちろん、いろいろな受け取り方があると思いますし、答えは決して一つではないことも承知しています。そんな数ある中の一つとして、私なりの答えを探してみました。

上のトレーラーでは聴くことができませんが、この曲は歌詞の後半に、「ヨコハマの間柄 裏切らない仲間」というフレーズが出てきます。言われてみれば、「2DIE4 ヨコハマがNo.1 MTCがNo.1」という歌詞からもそれは明らかでした。つまり彼は、ヨコハマ、MTCのためになら死ねると歌っているのです。彼はそれほどに仲間を大切に考えている、ということですね。

ヨコハマディビジョンが教えてくれる、生きるのに大切な9つのこと

次にヨコハマディビジョンが教えてくれる、生きるのに大切な9つのことをご紹介します。

左馬刻サマに学ぶ3つのこと

碧棺左馬刻メインビジュアル引用元:http://hypnosismic.com/

①肉親を大切にすること

左馬刻と言えば、妹の合歓(ねむ)です。宿敵・山田一郎に「シスコン」と呼ばれても、「兄貴だったら当然だろ」と言わんばかりの良いお兄さんぶりには、頭が下がってしまいます。

今回のドラマトラックでは、音信不通の妹との再会、そして戸惑い、断絶。それらのすべてに対し、左馬刻ならではの真摯な姿勢が予断なく発揮されていて、肉親とはどうあるべきか、真に思いやるとはどういうことか、真剣に考えさせられました。そして、彼のとった行動のすべてが正解そのものだったように思います。これ以上はネタバレになるので言えませんが、「シスコン」と呼ばれようが「当然だろ」と言い張れるほど、真摯に肉親と向き合うことの大切さを学びました。

②立場や見た目で他人を評価しないこと

これもよく言われることではありますが、ヤクザという立場の左馬刻が言うことで全く意味が変わってきます。立場や見た目に左右されず、「冷静に」他人を見定めることが重要だということなのです。

例えば、左馬刻は今回のソロ曲『Gangsta’s Paradise』で「力任せにのさばる正義」と正義を揶揄していますが、その一方では現役警官である入間銃兎とチームを組んでD.R.Bに参加しています。または逆に、『Enter the Hypnosis Microphone』Drama Track盤で帳兄弟と敵対したり、そのほかのドラマトラックでもゴロツキやチンピラと称される相手を容赦なく倒したりしています。このことから、彼が相手の肩書きには左右されず、本質だけを見抜いていることが読み取れるのです。

③本音で話すこと

左馬刻というキャラクターを見ていて感じるのは、彼が常に本音で相手と会話している、ということです。

実際に、相手を問わず本音で話すことができる人が、世の中にどれくらい居るのでしょうか。かくいう私も、すべての人に本音で会話しているか、と問われれば、とてもとても、と首を横に振ることしかできません。それは非常に勇気と覚悟が必要な行為だからです。

傷ついたり、何かを失ったりすることは、とても恐ろしいものです。だからこそ、私は左馬刻の「本音で話す」姿に感銘を受けざるを得ません。それは同時に、とても真摯で潔い姿だからです。

入間銃兎巡査部長に学ぶ3つのこと

入間銃兎メインビジュアル引用元:http://hypnosismic.com/

④親、友人をリスペクトすること

前述のとおり、銃兎はドラッグによる辛い過去を胸に抱いたまま生きています。そもそも警官になったのも薬物を排除するためとのことですので、両親に対する尊敬の念は多大なものがあるのでしょう。

また、今回のドラマトラックでは仲間である左馬刻・理鶯のために、上官の命令に逆らう姿も垣間見えました。彼は汚職警官かもしれませんが、仲間や家族、大切だと認識した相手を、決して裏切らないでしょう。

⑤達成するためには自らが行動すること

各ドラマトラックで読み取れる銃兎の人柄は、面倒見がよく、何事も主導して行動する傾向にあります。それぞれが独断的な行動をとるMTCをまとめられるのは、銃兎以外に居ないでしょう。MTCにとって必要不可欠な存在である一方で、彼は組織犯罪対策部巡査部長という、警官として重要な役職についています。その彼が大物ヤクザである左馬刻と組んで行動することは、自分の地位を失いかねない大きなリスクとも言えるでしょう。それでも銃兎は、己の手を汚すこと、自ら進んで動くことに何のためらいも見せません。達成したい目標があるのなら、容易でない決断をする必要があるのです。

⑥何があってもくじけない情熱を持つこと

銃兎のソロ曲『Uncrushable』とは、直訳で「くじけない」。歌詞の中でも繰り返し歌われていますが、銃兎の心はくじけないのです。

親友を失ったときに、折れていても不思議ではなかった「薬物を根絶する」という信念。しかし彼の心は更に強固になって、目的へ向かい進み始めました。誰もが真似できることではありませんが、彼の周りの人間は、だからこそ彼を応援したいと思うのではないでしょうか。

サバイバー理鶯に学ぶ2つのこと

毒島メイソン理鶯メインビジュアル引用元:http://hypnosismic.com/

⑦己の信念を貫くこと

言わずもがな、理鶯は「軍人」です。一部では住所不定無職、ニートなどとも呼ばれていますが、武力行為が禁止され軍が解体されたにもかかわらず、体制の復活を信じ、迷うことなく「軍人」として生きています。いったいどうしてそんな選択を?彼が変わり者だからでしょうか?それとも、現実を直視していないのでしょうか。私は、そのどちらも当てはまらないと考えます。理由は、彼がMTCに加わった経緯によるものです。

チームメンバーに加わるとき、彼は左馬刻を敵だと認識し、容赦のない攻撃を仕掛けました。銃兎がどれほど止めようと、自らに敵意を向ける「左馬刻という未知の存在」を敵と断じることに、何の躊躇もなかったのです。このことから、理鶯はあくまで「自らの判断」を重要視していることが分かります。そしてその後、左馬刻と和解するときも、一度は敵と判断した左馬刻の本性を見極めて、「自分の判断で」左馬刻を仲間と認めました。

それ以来、性格は極めて穏やかながらも、彼は終始徹底して「己で判断したこと」にのみ従い、帝統にお金を貸そうとしたり、あらゆる人においしい料理を振舞ったりしています。それほどまでに自分の判断を信じ切れる人間だからこそ、彼は今も己の信念を曲げず、彼の信じる未来のために「軍人」を続けているのです。周囲から変わり者だと思われても、自分らしい生き方を貫くことができるこれはMTCの3人全員に共通することかもしれませんが、中でもひときわその特徴が強いメンバー、それが理鶯なのです。

⑧他人を思いやること

先ほども述べましたが、公式キャラ紹介にもあるように、理鶯は穏やかで人に尽くすことが好きという、人情味の深い性格をしています。MTCが集まると必ず手料理でもてなしますし、観音坂独歩と会ったときは、彼の体調を心配し、特製ドリンクを差し出していました。有栖川帝統にもよく食事を振舞っているようです。そんなとき、理鶯は相手に対して何の見返りも求めたことがありません。

推測するに、彼の考える「軍人」の在り方とは、「人を助け、守る」というものなのではないでしょうか。そして、そのために必要ならば「敵」と判断した相手には容赦してはならない、裏を返せば「油断しては何も守れない」と考えているということかもしれません。

ヨコハマディビジョンに学ぶ最も大切なこと

MAD TRIGGER CREW -Before The 2nd D.R.B- ジャケット引用元:http://hypnosismic.com/

⑨仲間を大切にすること

左馬刻、銃兎、理鶯の3人に共通して言えるのは、3人とも仲間をとても大切に考えている、ということです。『MAD TRIGGER CREW -Before The 2nd D.R.B-』のドラマトラックの中では、ひときわ顕著にその様子が描かれています。一人一人がバラバラに行動しているヨコハマディビジョンだからこそ、人間は一人で生きているわけではないということを、どのディビジョンより強く感じているのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?血も涙もない裏社会、シビアな現実を連想させるヨコハマディビジョンですが、彼らのテーマはズバリ「仲間」なのです!もしもこちらの記事が気に入っていただけたなら、ヨコハマディビジョンの「仲間」というテーマにも、ぜひ注目してみてくださいね。

最後までお読みいただき有難うございました。