ここでは、2019年7月から9月にかけて放送された、アニメ「ギヴン」のあらすじや感想をまとめていきます。
前回までのあらすじでは、ライブ本番になっても歌詞が完成せず、終いには真冬と立夏で言い合いになってしまいました。もう出番はすぐなのに、どうするみんな────??!!
今回はライブ本番、第9話の紹介です。
ギヴン 第9話 あらすじ&メインキャスト
© キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
まずはあらすじとメインキャストの紹介です。
あらすじ
立夏は真冬のギターを直すため、弦を買いに走る。
そしてとうとう真冬たちの出番が!
真冬は舞台で歌うことができるのか────?
メインキャスト
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- 佐藤真冬 (CV 矢野奨吾)
- 上ノ山立夏 (CV 内田雄馬)
- 中山春樹 (CV 中澤まさとも)
- 梶秋彦 (CV 江口拓也)
- 鹿島柊 (CV 今井文也)
- 村田雨月 (CV 浅沼晋太郎)
- 吉田由紀 (CV 新祐樹)
ギヴン 第9話「冬のはなし」感想&考察
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本番前、真冬と立夏が言い合いになり、ギターの弦が切れてしまいました。
しかーし!こんなときに頼りになるのは、やっぱり我らが春樹お兄さん。
春樹「切れたら直せばいいだろ」
春樹「最初もそうやってお前が直してあげたんじゃないの?」
深い……!なんてありがたいお言葉でしょうか!!
そう、切れたら直せばいいんです。生きてさえいれば、相手と向き合う勇気さえあれば、何度でもやり直せるんです。
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春樹の言葉を受け、必死に弦を買いに走る立夏。
立夏「バカか俺は!俺があいつに歌えって言った……あいつは分かりにくいけど、いつも応えようとして努力してた……!」
そうだよ、立夏!真冬は偉かったよ!
だから今度は、立夏が頑張る番。
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立夏は弦を買って戻ってきたあと、自分に弦を張らせてくれと頼みます。
立夏「真冬、俺はお前の音が好きだよ」
立夏「お前が来てから俺の音は跳ねて途切れてひずんでめちゃくちゃなんだ」
アアアア!!!こんなんもう告白やん……!!!
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そしてついに────
みんなの番がきた!!!!!!!!
もう歌なしでもラララ戦法でもいいから、ライブがきっと成功しますように……!!!!
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真冬「まだ♪」
!!!!!?????
真冬「溶けきれずに残った♪」
う、歌ったーーーーーーーー!!!!!!!!
真冬がぶっつけ本番で歌っています!!!!!!!!もうこの時点で筆者泣きそうなんですけど(´;ω;`)
(以下、歌詞を中略しながらの感想&考察になります)
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真冬「あなたのすべてが♪明日を失くして♪永遠の中を彷徨っているよ♪」
真冬「さよならできずに♪立ち止まったままの♪僕と一緒に♪」
由紀がいなくなったあの日から、真冬にとっての明日は来なくなり、ずっと時間は止まったまま。
さよならもできずに死んだ由紀と一緒に、自分をあの日に置き去りにしたまま。
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そしてここで入ってくる回想。泣かせにきてます。
真冬「じゃあ……俺のために死ねるの!?」
この、他愛もない、恋人同士の喧嘩らしい一言で、由紀は本当に死んでしまいました。
真冬が過去と向き合えなかったのは、自分の言葉にどうしようもない後悔と無念と、もしかしたら怒りも、あったからなのかもしれません。
こんなの、トラウマどころの騒ぎじゃないです。
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真冬「どこに行っても君がいるんだ」
真冬「景色の中に君がいるんだ」
真冬「君がいたにおいと景色があるんだ」
真冬はいつも、由紀と通った道や建物を見るたびに、由紀の姿を思い出していたんですね。
記憶の中の由紀は真冬と一緒で、楽しそうに笑っていて、そんな光景ばかりが目に浮かんで……
筆者も書きながら目尻に涙が浮かんでしまいました……。
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真冬「あなたのすべてが♪かたちを失くしても♪永遠に僕の中で生きてくよ♪」
真冬「さよならできずに♪歩き出す僕と♪ずっと一緒に♪」
さきほどの、「あなたのすべてが♪明日を失くして♪永遠の中を彷徨っているよ♪さよならできずに♪立ち止まったままの♪僕と一緒に♪」とリンクしています。比べてみると、前向きな歌詞になっていますね。
真冬の心の中で、由紀はまだ生きている。これがどれだけ支えになることか。
後悔はまだある。だけど、由紀が真冬の中でちゃんと生きていることがわかったから、真冬は由紀と一緒に歩き出すことを決めたんですね。
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そして歩き出した先には────
立夏がいます。
秋彦や春樹や柊だっています。
真冬。もう、寂しがらなくていいんだよ。今、真冬は1人じゃないもの。
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ライブ後、立夏に寄りかかるように退場していった真冬。
真冬「ありがとう、ここまで…連れてきてくれて」
真冬「ありが……」
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!!!!!!!!
まさかの立夏からの熱烈キス〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!♡♡♡♡♡
もうだめ……この回お腹いっぱいだよぉ〜〜〜〜!!!!
立夏「お前はよく頑張った」
ほんとにだよ!ぶっつけ本番でよくぞここまで歌ってくれました!!
真冬もこれで前を向けたし、これからは立夏と思う存分幸せになって!!
余談ですが、タイトルが今回だけ日本語だったのって、「冬のはなし」が歌のタイトルだからだったんですね。
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真冬「さみしくないよ、楽しくやってるよ」
真冬が何回か繰り返してきた、この「さみしくないよ」というセリフ。
今までは自分に言い聞かせていたような印象が拭えませんでしたが、今回だけは、心の底からそう思っていることが伝わってきます。
真冬「好きな音楽、楽しい昼休み、新しい好きな人」
新しい好きな人、あたらしいすきなひと、アタラシイスキナヒト………
………はっ!?あまりの破壊力に思考が停止してました……。ここでやっと、真冬の気持ちが聞けて良かったです!!
真冬「君にもう一度話せたら……」
うん……うん。そうだね……。きっと由紀も見守ってくれてたよ!
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柊「由紀はお前のために歌を作ってやりたかったんだよ」
だから真冬にも会えないくらい、必死に練習とバイトを繰り返してたんだ……。また泣けてきちゃいます……。
柊「でもお前は一緒にやろうって言葉が欲しかったんだな」
「一緒にやろう」、すごくシンプルで、たくさんの人が当たり前に使う言葉。でも当時の真冬には、すごく欲しかった言葉。
2人とも、お互いのことが大切過ぎて、周りが見えなくなってしまってただけなんですね。
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さて、ここからはED後のエクストラシーン。真冬と由紀の過去回想になります。
ここにきて初めて由紀に声が入りました!何かを口ずさんでいます。
真冬「何?その変な歌」
これ、真冬たちの曲のメロディーだ!!
由紀「変な歌ってお前…こないだ真冬がふんふん歌ってたやつだぞ」
由紀は真冬が口ずさんでいた歌をつくろうとした→真冬は由紀が口ずさんだそのメロディー覚えていた→立夏がその曲を完成させ、真冬が歌詞をつけ歌った
これ、考えてみると凄くないですか?もう運命ですよね。
由紀の意思を、意図せず立夏は受け継ぐかたちになったというわけです。
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バスに乗って着いたのは、海。真冬が前の話で行った海です。
やっぱり、この海は由紀との思い出の場所だったんですね。
真冬「この日降りたバス停の名前を、この日着ていたセーターの色を、このとき2人の間ではやっていた言葉を、きっと少しずつ忘れるのだろう」
真冬「それをさみしいというのだと、燃えるような…まぶしい舞台の上で、いつか知る」
なんだこの感動的な終わり方……キヅナツキ先生、まじ天才……。
まとめ
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- 真冬が歌った!!!!
本日のまとめは以上です……。もうこれ以上、何もありません。
さて、勢いに任せてチューをかました立夏ですが、真冬との関係はそれからどう変わっていくんでしょうか?楽しみですね!