【鬼滅の刃】伊之助の親は猪?マスクの下に隠された素顔は女の子?

鬼滅の刃に登場する鬼殺隊の1人であり主人公の竈門炭治郎と同期である嘴平伊之助(はしびらいのすけ)は、上半身は裸に頭は猪を被っているので素顔があまり出てこないキャラクターです。

初めて登場したときのインパクトに同じ鬼殺隊である炭治郎と善逸に切りかかったりと、本当に味方なのか不安に思った方や伊之助の素顔が気になった方もいるのではないでしょうか。

伊之助が猪に育てられることになった過去や戦闘能力はもちろん、普段から隠している伊之助の素顔について紹介していきます。

嘴平伊之助(はしびらいのすけ)とは?

主人公の竈門炭治郎も受けた鬼殺隊の最終選抜をクリアした同期の1人です。

イノシシの被り物に上半身は裸という第一印象から怪しげな見た目が一際目を引きますよね。

そんな伊之助の基本情報は、

  • 年齢:15歳
  • 身長:164cm
  • 好きな食べ物:天ぷら

性格は一言で表すと「獣」。人間に育てられたわけではないので、抑えきれない闘争心を大声出したり木に体当たりすることで発散させています。

また、言葉を喋ることはできても文字の読み書きはできないなど常識が通じないこともしばしば。さらに、人の名前を覚えることが苦手なので、炭治郎のことを「かまぼこ権八郎」と呼んだことも。この後ファンの間ではよく一緒に行動する炭治郎、善逸、伊之助3人合わせて「かまぼこ隊」という愛称で親しまれています。

育ての親が猪であることから、幼い頃から弱肉強食の世界で生きてきたこともあって、敵味方関係なく自分よりも強いと認識した相手には容赦なく襲い掛かりますが、善逸のような自分で戦える力は持っているのに、勝負に乗らない相手に対しては「弱味噌!」と怒鳴ることも。

また、口癖である「猪突猛進!」の意味の通り、真っ直ぐ進むことが得意で曲がり角が苦手だと自身で述べています。

伊之助の戦闘能力

伊之助は炭治郎や善逸たちとは違い師匠がおらず、自身の縄張りに侵入してきた鬼殺隊の剣士を負かした挙句、鬼殺隊になるための最終選抜があることや鬼の存在をすべて教えてもらい、その剣士の装備を奪った上で最終選抜に参加しました。

猪に育てられたこと、今まで森の中で生活してきたこともあって人よりも触覚が優れているので、遠く離れた距離にいる鬼の居場所を突き止めることができます。鍛え上げられた身体であるため、修行した炭治郎たちとほぼ変わらない身体能力の高さを誇っていることも伊之助の長所です。

装備である日輪刀は、負かした鬼殺隊剣士から奪ったものであり、刃こぼれが激しい刀を二刀流で使用していましたが、那田蜘蛛山での戦闘にて破損。新たに伊之助のために打ってもらった刀を受け取りますが、これも自らの手で刃こぼれをさせ、刀匠である鉄穴森(かなもり)は思わず激怒。

我流でありながらも全集中の呼吸が使えるため、風の呼吸に近いと言われる「獣(ケダモノ)の呼吸」を扱っており、壱ノ牙から陸ノ牙までの型を使えます。

伊之助の過去

おじいさんに本を読んでもらっているがヴーッっと唸って拳を前後させる幼少期の伊之助引用元:鬼滅の刃

猪に育てられた伊之助ですが、生まれてすぐに山に捨てられてしまいます。捨てられたというよりも伊之助の母親が伊之助だけでも助けるために崖から投げ落としたのです。

捨てられた山で出会ったのが、子供を亡くした猪であり、猪は伊之助を自分の子供のように接し、伊之助も猪を自分の母親だと認識するようになります。猪から生きる術を教えてもらった伊之助ですが、言葉は「ヴー」しか話せませんでした。

伊之助に言葉を教えたのは同じ山に住んでいた"たかはる"という青年とそのお祖父さんでした。たかはるが家を留守にしている間に伊之助はたまたま見つけた家を訪れ、家にいたお祖父さんから餌付けられます。幼い頃から猪の頭を被っていた伊之助を見たたかはるは、伊之助を人間だと思わず罵倒して家から追い返しますが、次の日またも伊之助はたかはるの家へやってきたのです。

家に遊びに来る度に、お祖父さんに百人一首を読み聞かせてもらいながら徐々に言葉を始めた伊之助は、自分がふんどしとして利用していた布に自分の名前が書いてあることを知り、そこで自分の名前が「伊之助」であることを知ります。しかし、たかはるやお祖父さんから教えてもらったのは言葉だけで文字の書き方は教えてもらわなかったため、今でも伊之助は文字を書くことはできません。

伊之助の口調が乱暴なのは、たかはるの喋り方をそのまま覚えたのが原因で、当初はたかはるに対しても家に来る度におかきを要求するなど関係は良好であったことが分かります。

伊之助の素顔は?

引用元:https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/kimetsu.html

伊之助の素顔はアニメ14話、コミックス4巻26話で公開されています。伊之助が登場して間もなく素顔も公開され、整った素顔と鍛え上げられた筋肉質な身体のギャップに驚いた方もいるのではないでしょうか。

大きな瞳にスッと伸びた睫毛、色白の肌に初めて素顔を見た炭治郎は女の子だと勘違いし、善逸は「ムキムキなのに女の子みたいな顔が乗っかってる」と気味悪がりました。また、十二鬼月の上弦の鬼である堕姫からは「美しいから」という理由で狙われてしまうほど整った顔をしています。

この顔の良さは母親譲りで、伊之助本人としては自身の顔を不満に思っていて、ご飯を食べるとき以外起きてようと寝てようと関係なく常時猪の頭を被っているのですが、この頭の正体は伊之助の育ての親である母猪です。

まとめ

誰よりも先に山に入り、誰よりも早く下山して見事最終選抜をクリアし鬼殺隊に入隊することが認められた伊之助。山育ちで培った身体能力の高さから「野生児」と言われていますが、持ち前の素顔の良さから任務で女装をさせられることも。

同期である炭治郎たちとの関わりを経て、野生児から徐々に人間らしくなっていく伊之助が愛らしく感じるため、ファンの中でも人気が高いキャラクターの1人です。

アニメ続編も2020年に映画館にて上映が決まり、原作漫画もさらに目が離せない展開ばかりで、これからますます盛り上がりが期待されています。伊之助なりの「本当の強さとは」の答えを見つけながらどんな成長を遂げていくのか楽しみですね。