ヴェネツィアの露伴

発売を間近に控えた『岸辺露伴は動かない 懺悔室』

アニメを楽しむその前に、基本情報及び原作を軽く復習しておきましょう。

『岸辺露伴は動かない』シリーズの中でも猟奇色の極めて高い本作品は、97年の作品でありながらまったく古臭さを感じさせず、圧倒的なパワーと勢いを持っています。5部『黄金の風』の掲載期間と被るので当然ですね!

アニメ【岸辺露伴は動かない】懺悔室の作品情報

首を持つ男©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

露伴先生ファンならば既にご存知でしょうが――

発売日 2020年3月25日

価格 7,800円(税込み)アニメイトなどで予約受付中

CV
岸辺露伴 櫻井孝宏
若い男  高橋広樹
橋本陽馬 内山昴輝  

同時収録作品 『ザ・ラン』

尚、現在日本各地において先行上映会実施中櫻井さんが舞台挨拶をする豪華なイベントです。

【岸辺露伴は動かない】懺悔室のあらすじ

イタリアの空の下露伴©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

売れっ子漫画家の露伴先生だが、※とある事故によるちょっとした負傷のため、執筆をひと夏中断。仕事熱心な先生は時間を無駄にすることなく、取材のためイタリアに飛びヴェネツィア(ベニスと呼ぶとギアッチョが発狂するから注意)に8日間も滞在。

今回の物語は、その取材中に露伴が『実際にこの耳で聞いた』恐怖の出来事

露伴が取材にむかったのは教会禁止されているにも関わらず、神父のいない隙に写真を撮りまくる先生。

更には、ちょっと経験のために神父に告白してみるかと、『懺悔室』に入ってみる。ちなみに、先生的には自分には犯した罪などないと断言。ある意味サイコである。

露伴が『懺悔室』に入ってほどなく、向かいのボックスに誰か―男が入ってきた。そして、あろうことか男は告解を始めたのだ!

懺悔室イン露伴©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

この件に関して、珍しく露伴に悪趣味な好奇心はなかった。ただシンプルに、本来ならば神父が入るべきカーテンのある方のボックスに間違えて入ってしまったのだ。露伴を神父と信じ込んでいる男は、殺人と裏切りと恨みのエピソードを語り始める。

以下、男の告解(懺悔室での告白を『告解』と呼びます)

当時24歳だった男はトウモロコシの食品市場に勤め、肉体労働をしていた。

ホームレス登場©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

そこに一人のホームレスが現れ、食べ物をくれと頼み込む。男は働きもせずに食べ物を要求してくるホームレスに対し、酷く腹が立った。そこで彼は『食べ物が欲しければ労働しろ』とホームレスに命じる。だが、5日も食べていないホームレスは重いトウモロコシの袋を運んでいる内に袋の下敷きになって死んでしまう。

ホームレス亡霊©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

そして速攻化けて出た!

ホームレスは少しの食べ物すらわけてくれなかった男に呪詛を吐く。

『オレは戻って来るッ!おまえが幸せの絶頂の時必ずッ!おまえを迎えに戻って来るぜッ!』

男の奇妙な話に驚く露伴。彼の話が客観的にも事実だとすれば、ホームレスは死んだ後に喋ったことになるからだ。しかし、これは男の『恐怖の物語』の序章にすぎなかった。

ホームレスとの一件以来、男の運気は怖いほどの勢いで急上昇。とんとん拍子に大金が手に入り大金持ちになり、元スーパーモデルの美しい妻を娶り、母親にの可愛い娘にも恵まれた。

そんなある日、男は公園で無邪気に遊ぶ娘の姿を見て思う。

『なんて私は幸せなんだろう』

それは、その瞬間に起きた。

娘からホームレス生えた©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

可愛らしい娘の顔がグロテスクに歪み、舌にはあのホームレスの顔が浮かび上がる。彼の娘はホームレスの霊に憑依されてしまったのだ。男が怖いほどにツイていたのは、幸福の絶頂から絶望のドン底に叩き落とすために、ホームレスの霊が裏から操作していたからだった。

『逆恨みはやめてくれ』と怯える男に、ホームレスは『運試し』のゲームを持ちかける。もし『運命』が男に味方するのであれば、ホームレスはこのまま消えると約束。『運命』に『審判』を下してもらうというわけだ。

運試しゲーム©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

ルールは簡単。ホームレスの合図でポップコーンをランプより高く投げ、三回連続口でキャッチすること。

  • ランプより低かったら殺す。
  • 合図により遅れても殺す。

ルールは簡単だが、難易度の高いゲーム。だが、男に断るという選択肢は与えられていない。断れば、直ちに首が吹っ飛ぶからだ。

燃えるポップコーン©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

太陽光、群がる鳩に脅かされながらも、なんとか二度のキャッチに成功する男。
しかし、三度目のキャッチに彼はあえなく失敗、ホームレスに首をはねられ死んでしまう。

以上、ここまでが男の最初の告解
そしてここからが荒木先生ならではの捻りの利いたラスト。

死んだハズの男が何故懺悔室で告解しているのか?読者の抱く疑問の答えこそが男の真の告白だったのだ。

身代わり召使©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

ホームレスのおかげで大金持ちになっていた男は、金の力で言いなりになる召使を雇い整形手術を受けさせ、自身の身代わりに仕立て上げた。

結果、男は生き延び何も知らずに身代わりになった召使が命を落とした。召使は呪詛の言葉を吐く。

『旦那様の娘が幸せの絶頂の時、必ずあんたを迎えに来ます』

と。ホームレスと召使、悪霊化した二人から激しく恨まれながら男は孤独に教会から出ていく。

【岸辺露伴は動かない】懺悔室の感想と考察

これまでにも繰り返し読んできた『懺悔室』への感想と考察をアニメ化の前に少しまとめてみます。

懺悔室という特殊な空間

まず本作に置いて特筆すべきは、懺悔室という日本では馴染みのない舞台でしょう。イタリアの教会に常設されているというそれは、電話ボックス程度の小さな部屋が二つ向かい合う形で建てられています。

カーテンのある方に神父、ない方に信者(キリスト教徒でなくても神を信じる心があれば良し)が入り、信者は心に溜まっている悩みや後悔、犯した罪をプライバシー保護を約束された状態で告白できるのです。

つまり、ここで口にしたことはそれがどれほど非人道的なことであっても社会的に糾弾されることはありません。もし仮に『俺は人を今そこで殺してきた』と告白しても、警察に通報されることはないのです。ある意味治外法権と言えるでしょう。

この究極のプライベート空間で告白された猟奇的で奇妙で孤独な男の物語が『懺悔室』でした。

しかし――これはまったくもって個人的な興味なのですが。

懺悔室で不問とされるのはあくまで『やっちまったコト』に関してです。もし、『これから俺は心を鬼にして信念のため空港を爆破するぜ!』と言ったらどうなるのでしょう?
教義的なことはひとまず置いておいて、ぶん殴ってでも止めるべきではないでしょうか?

ホームレスに対する男の態度

作中で男はホームレスに対し冷酷な態度を取り、ホームレスはトウモロコシの袋の下敷きになって死にました。

その結果、男はホームレスの怨念に取りつかれトンデモナイ目に会うのですが…果たしてこれ、本当に男だけが『悪』ですか?

確かに男の態度は人として褒められたものではありませんでした。もしあの場にいたのがジョナサンやエリナであれば喜んで自分の弁当を差し出し、何ならその後の生活の心配までしてあげたことでしょう。

しかし、そんな人間は現実世界を見てもごく少数。ほとんどの人間は男寄りの行動を取るのでは?

食べ物をくれと懇願するホームレスに男は言います。

『俺は働いて金を貰いそれで食べ物を買っている。何故おまえもそうしないんだ?』

冷たいようですが、間違ったことは言ってません。実際この理論にのっとり、ホームレスを社会的落伍者として嫌悪する風潮は昔からあります。

『この荷を全部倉庫にしまったら食べさせてやろうじゃあないか!!』

見ず知らずの人間にただでモノをタカるな。欲しけりゃ働け。これまた社会のルールに沿った正論です。むしろホームレスを無視したり、不審者として通報せずに『働けば食わせる』と対話しているのですから、ある意味優しいかもしれません。

『賃金ってのは終わってから貰うもんなんだぜッ!』

先に何か食わせてくれというホームレスに、男はぴしゃりと言い放ちました。はい、これもまったくもって仰る通り!
仕事の報酬は仕事をキチンとこなしてから頂くものです。男は何一つ間違ったことは言ってません。

『ナマケくせがついてるなありゃ!ちょっぴり根性を鍛え直してやるか~ッ』

このあたりからちょっと雲行きが怪しくなります。男はホームレスを見下しいくらかの優越感に浸り始めました

朝から晩まで忙しい底辺労働者の自分でも、飢えて物乞いするホームレスよりはずっと上等でまっとうな人間なんだ!

そんな気持ちが誌面から伝わってくるようです。そして、熱心なJOJOファンの皆さんは既にご存知かと思われますが、JOJOワールドにおいて『人を見下す』『侮辱する』ことは非常に大きな罪となります。

正論に正論を重ねてきた男は、最後の最後にJOJOワールド最大のタブーを犯してしまったのです。

男は真に邪悪か?

露伴に懺悔をした男、彼は果たして邪悪か否か?

もしこう聞かれたならば――

ひょんなことからホームレスの死に関わってしまった肉体労働青年はいたって普通の男で邪悪ではない。しかし、富を得て旦那様となった男は利己的で冷酷である。

と答えます。

朝から晩まで肉体労働に明け暮れていた青年がホームレスに対してとった態度は、前述の通り概ね『普通』なのです。際立って残忍なことはしていません。少しばかり相手を見下し下らない優越感に浸っていましたが、それもぶっちゃけ『あるある』の範疇。

むしろ男にしてみれば、一日の仕事終わりにやたら執念深いホームレスに絡まれるなど交通事故のようなモノでした。

男が真に冷酷に躊躇いのない利己性=邪悪さを発揮するのは、彼が旦那様になってから。

使いきれないほどの金、立派な家、美しい妻、可愛い娘。たくさんの素晴らしいモノを手い入れた男は、それらを守るためには手段を選ばなくなります。

金の力にモノを言わせ、かつての自分のように貧しい召使に事情も話さず整形手術を受けさせ、自分の身代わりに仕立て上げる。

ホームレスの件が事故だったのに対し、これは完全に確信犯です。

妙に真面目なホームレス

本作の化け物ポジであるホームレス、彼はちょっと異常なくらい執念深い男です。その恨み方も『気持ちはわからなくはないけどさ、逆恨みっぽくもあるよね』が大多数が抱く客観的意見ではないでしょうか?

しかし、その一方で彼は奇妙に律儀というか生真面目でもあるのです。自分を見下し弁当を分けてくれなかった男がそんなにも憎いのならば、有無を言わさずさっさと首を飛ばせば話はすぐに済みました。

けれども彼はそれをしませんでした。
理由は――

『俺は自分の魂を救うためにおまえに恨みを晴らす!おまえに逆恨みと思われたまま死なれるのは後味の悪いもの残す!

から。

そこで彼が提案したのが件のポップコーンゲーム。男の技術・胆力・運。全てが揃わなければ達成できない高難易度のゲームを持ち掛け、もし『運命』が男に味方するならば己の恨みは逆恨みであると認め消えると約束します。

見かけのグロテスクさに対し、結構紳士的ではないでしょうか?憎くて仕方のない男の『逆恨みだ!』という主張を、一応は聞く姿勢を示しているのですから。

このホームレスの拘りの強さは実にJOJO的であると言えるでしょう。JOJOキャラ達は善悪とは別に何らかの強い拘りを持っています。

『ザ・ラン』の陽馬は勝負における『曖昧さ』を決して許さず『公正』であることに拘り抜きました。四部の吉良は爆殺前に康一の靴下が裏返しであることが無性に許せず、わざわざ履き直させてます(時間的余裕がないのに)。
三部のDIO様など悪役でありながら『生きるとは恐怖を克服すること』という崇高なテーマを持って吸血鬼ライフを送っていました。こういう他者からしたら良くわからないけれど、本人的には譲れない何かを持っていることが、JOJOキャラ達をよりリアルで魅力的な人間にしているように思えます。

『懺悔室』の怖さは普遍性

この作品の一番の怖さは、誰もが主人公の若い男になり得るということ。

前述したので詳細は省きますが、出来るだけリアルに想像してみてください。

あなたは一日中しんどい仕事を頑張りました。後少し残った仕事を早く片付け家に帰り休みたい。お腹も減ったな…そういえば昼の弁当食べてないや。

そんなタイミングで、見るからに汚らしく不審な様子のホームレスが近づいてきて、あなたの弁当を物欲しげに見ながら話しかけて来た!

優しく紳士的にジョナサンの如く対応できるぜ!という方、どのくらいいますか?

もしあなたが無理!と思ったなら、あなたにも本編主人公になる可能性はあるってことです。

もっとも、その後更なる呪いを食らう覚悟で召使犠牲に出来る人間もまた少数でしょう…

【懺悔室】アニメ化に求めること

うっかりするとタダの傍観者、良くてナビゲーターになってしまうような物語の中にあっても決して埋没しないのが露伴先生の個性です。JOJOアニメのクオリティの高さはテレビシリーズを通して充分に理解しているので、求めることただひとつ!

露伴先生の魅力を余すところなく表現しきること!これだけです。

せっかくなので、原作に溢れる露伴の名場面・名シーンをご紹介します。

懺悔室横顔露伴©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

ちょっとした負傷

冒頭露伴は『ちょっとした負傷』でひと夏執筆できなくなったから取材旅行に出かけたと言っています。しかしこれ、実際はちょっとしたどころじゃありません。

ボコられ露伴
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・岸辺露伴は動かない製作委員会

仗助にドラドラされました。ちなみに、この後更に追撃されています。これ、絶対『ちょっとした負傷』じゃない!むしろ『ちょっとした交通事故』にあったレベルですよ?!これだけボロボロにされても、漫画のためならばイタリアまで取材に行くプロ根性はお見事!

歴史に敬意は払えど怯えない

露伴は歴史や人の叡智に対し常に深い敬意を持った態度を取ります。しかし一方で、良い漫画を描くためならば禁止されていても教会内で写真撮りまくり。

さすが日常的に人のプライバシーをガン無視するスタンドを好奇心の赴くままに使っている男です。この姿勢、私は嫌いじゃぁない!

さらに、特に神様信じてもいないのに『ちょっと経験のために実際に神父に告白してみるのも悪くない』といったノリで懺悔ボックスにも入ります。

敬虔なクリスチャンからすればとんでもない行動かもしれませんが、露伴に悪意はありません。悪ふざけでも冷やかしでもなく、本気で『リアリティのある漫画を描く』ためだけに行動しているのです。

僕に犯した『罪』なんかあるわけない

懺悔ボックスに入ったものの、これと言って懺悔することがない露伴先生。

『もちろん こと僕に犯した罪なんてあるわけないから 禁止なのに教会で写真撮りましたって告白でもしようかと』

考えておいでです。
……この人、本当に人のプライバシーを『ヘブンズ・ドアー』で盗み読みすることに罪悪感ないんだなぁと感心します。
彼にとって盗み読みは私利私欲のためではなく、あくまで良い漫画を描くための資料。とはいえ、読まれる側の気持ちにまるで頓着しないのは若干サイコパス気質、もしくはアスペルガー傾向かもしれません。

善悪は別として、ここまで堂々と『僕は罪を犯していない』と言い切れる人生に憧れます。

体験はリアリティを作品に生む!

終始一貫した露伴先生の漫画理論がこちら。

彼はそのためならばたやすく倫理の壁を乗り越えます。本作においては間違って神父が入る側の懺悔ボックスに入ってしまった時にこの思考が炸裂しました。

普通の人間ならば――

ヤバイ間違えた!→どうしよう?→出て行って謝ろう・そのままそっと出て行こう・耳を塞いで謝ろう。。

となりそうな局面で、

こいつの話を聞いちまうのも悪くはない(相手の意向無視)→『体験はリアリティを作品に生む』(漫画の事しか考えない)正直ラッキー(割とヒトデナシ)→そのまま神父のフリをして男の話を聞く

これが先生の思考と行動です。
ただ、この時ばかりはさすがに良心が咎めたのか、珍しく言い訳じみたことも考えているのが少し可愛い。

『せっかく決心している相手に 僕は神父じゃないもーんって表に出ていくのも 逆に悪いことではないのかッ!?』

『結局のところ 神父に話したって思うことが この男にとって大切なのだから』

出ていくにしても、その出て行き方は酷いです先生。悪意しか感じません。刺されますよ、アナタ?

ただし、客観的事実よりも主観的真実が大きな意味を持つケースもあるという分析は鋭いです。

他者へ敬意を払う理由が独特

まっとうな人間は他人の美徳を素直に尊敬するものです。こうした感覚は変人の露伴先生にもちゃんとあります。しかし、彼の場合そのポイントがやはり一般人とはそこはかとなくズレていました。

『悪霊に取り憑かれても諦めず、孤独に人生を前向きに生きる男…彼は悪人だと思うが、そこのところは尊敬できる…そう思うのは僕だけかもしれないが…』

ラスト去っていく男を見ながら露伴はこう思うのです。己の都合だけで何も知らない召使を身代わりにして生き延びた男は、普通に考えて悪人です。三部の承太郎ならば『自分自身のためだけに弱者を利用する吐き気を催す邪悪!』と断じるかもしれません。

ところが露伴は、男の何が何でも生き延びてやろうとする執念にある種の尊敬の念を抱くのです。呪われ恨まれ憎まれ、誰にも言えない罪を懺悔室で告白しながらも自殺という選択をしない男。善悪を超えた生きる意思

ハスに構えた印象のある露伴ですが、その実誰よりも人生に対する前向きさを高く評価しているのかもしれません。これもまたJOJOを通してのテーマである『人間賛歌』のひとつの形でしょう。

岸辺露伴関係のお勧めグッズ

JOJOは人気作品だけあって様々なグッズが発売されていますが、ここでは露伴先生関係のお勧めグッズを何点かご紹介します。

死刑執行中脱獄脱獄進行中

荒木先生の奇妙な短編集が詰まった一冊。この中に『懺悔室』も収録されています。

前後の作品と併せて読むと、『懺悔室』がJOJOという枠組みを外れても一短編として秀逸な作品であることが分かります。なお、当書籍には露伴と同じ四部で人気を博した殺人鬼・吉良のスピンアウト『デッドマンQ』も収録されています。

岸辺露伴は叫ばない・岸辺露伴は戯れない

露伴先生を主役とした短編小説集。
原作者荒木先生の手によるものではなく、JOJOと露伴を愛する作家達が短編を寄稿しました。

それぞれ個性的な露伴を描きながら、どれもが原作の露伴と比べて違和感を与えません。一人一人の作家が露伴というキャラを深く理解しているのがわかり、ファンとして嬉しくなる作品です。

The Book

2007発売の乙一著の小説。
第四部の後日譚として描かれた作品です。

当作は露伴主役ではありませんが、先生はかなり活躍しています。書き手の個性によるものか、こちらの先生は若干繊細な印象です。

ペン先ピアス

https://animeanime.jp/article/2019/08/19/47759.html

作中で露伴がつけているGペンを象ったピアス&イヤリング。お値段も13200円と高めながら、仕様も高級感がありアニメグッズという枠ではなくアクセサリーとして楽しめそうです。

露伴モチーフレザーベルト

https://animeanime.jp/article/2019/08/19/47759.html

パっと見はこちらもアニメグッズとはわからない感じの作りです。お値段は16500円。作りがしっかりとして本革使用。

Tシャツなどの目立つアイテムを普段使いするのはちょっと…というシャイなファンでも身に着けられるのが嬉しい一品です。

まとめ

露伴先生本人は、本当に懺悔室から一歩も動かない物語『懺悔室』。話そのものもある男が犯した罪を告白するという一見地味なものです。

しかし、蓋を開ければそこには荒木作品らしい大胆な構図がこれでもかと現れます。この作品は間違いなくアニメ映えするでしょう。また、絵柄に関しては原作は5部のものですが、アニメの方はPVを見た限り『ザ・ラン』に寄せるようです。

絵柄の違いから受ける印象の違いもまた、原作とアニメを見比べるうえでの楽しみのひとつではないでしょうか?

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